JPS5830576A - 弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は管路内にあって流体の流量を制御する弁に関す
るものである。

この種の弁としては従来から種々の弁が用いられており
、嬉１図はそのうちシートリングとプラグとの間の流路
面積を変化させることによって流量を関節するようにし
た弁の断面図を示してｈる。

図において、上流側管路と下流側管路とにそれぞれ接続
される流Ｎ１および２を備えた弁本体３の中央貫通孔４
内には、円筒状に形成されたグランド筒５が挿嵌されて
おり、このグランド筒５は、弁本体３にボルト６で結合
された上蓋７によって上下のガスケット８および９を介
して固定されている。このグランド筒５には、弁軸１０
を摺動自在−に軸支する軸支孔１１と、弁軸１０のプラ
グ着座面１２と嵌合するテーパ状の着座面１３とが上下
に設けられており、また、弁軸１０を囲む環状の内室１
４と、グランド１５を囲む環状の内室１５との間は複数
個の横孔１６で連結されている。

そして、上流側の流路１から流入した流体は、プラグ着
座面１１す着座面１３とで形成された流路から内室１４
内へ流入し、ざらに横孔１６と内室１５を経て流路２か
ら下流側へ流れるとともに、弁軸１０を進退させること
によって流量がＩＩｔｔｉされる。

このような従来の弁は、上蓋Ｔを弁本体３にボルト６で
固定するときに、内部の軸受兼弁座であるグランド筒５
が同時に圧着挾持されて固定されるので、組立や保守、
点検作業が簡素化されるが、加工面にシいて１Ｑｆｌｉ
ｌがあった。すなわち、上１１７はその段部で上部のガ
スケット８を圧着すると同時にグランド＊Ｓを介して下
部のガスケット９を圧着するので、上下のガスケット８
，９が同厚ノ場合、中央貫通孔４の深さＡが上蓋Ｔの段
部厚みＢとグランド筒５の厚みＣとの合計に等しくない
と、グランド筒５やガスケット８，９が固定されず軸方
向へ遊動する。したがって、弁軸１ｏのプラグによる流
量調節や閉切り精度が低下したり、ガスケット８．９に
よるシール機能が低下したりするという不具合があり、
このため各部の切削加工に高精度が要求され価格の高騰
を招いていた。

本発明は以上のような点に鑑みなされたもので、弁本体
の嵌入孔に上蓋の円筒部を嵌入して組付けることにより
嵌人孔開口端大径韻のシール部材と嵌入孔底部のシー）
９ングとを同時に押圧固定するように構成するとともに
、上蓋円筒部のシートリング押圧端部に合計開口面積の
大きいＩＩ数個の貫通孔を周壁に備えた小径の環状突出
部を設け、これによって付与された弾性シートリングを
弾持させるように構成し、嵌合部相互の寸法差を吸収す
ることを可能ならしめて、高精度の加工を要することな
く流量ＮｔＪ精度と締切り精度の向上を計った弁を提供
するものである３、 以下、本発明の一実施例を図面に基いて詳細に説！する
。

Ｉ２図および第３図は本発明に係る弁の一実施例を示し
、９２図はその断面図、１８３図は環状束　、山部の拡
大正面図である。図において、弁本体２１には、上流側
の管路を接続するためのアダプタ２２と、下流側の管路
を接続するためのアダプタ２３≧がそれぞれ両側から螺
入されており、また、これと直交する方向からは、上蓋
嵌入孔２４が穿設されている。この上蓋嵌入孔２４は、
開目端側から順に、シール部材介挿用の大径部２４ａと
、これよりも小径の嵌合部としての内室２４ｂと、さら
に小径の内室２４ｅとで連続形成されてオ、す、アダプ
タ２２と内室２４ｃ、アダプ★２３と内室２４ｂとは、
流路２５，２６によってそれぞれ連結されている。また
、内室２４ｂの局面にはねじが切られている。

符号２Ｔで示すものは上蓋としてのボンネットであって
、前記上蓋嵌入孔２４の大径部２４ｍと嵌合するガスケ
ット押え部２８と、これに連続して内室２６ｂのねじ部
と螺合する円筒部２９とを備えており、このボンネット
２Ｔは、６角状頭部３０にスパナを掛けて回動させるこ
とにより、大径部２４ｍに介挿されたガスナツト３１を
ガスケット押え部２８で押圧固定しながら弁本体２１に
対して組付けられるように構成されている。さらに、ボ
ンネット２１の中心部には全長を貫通肇る貫ｉ孔３２が
穿設されていて、その中央部には鍔　今への＃動を規制
されて嵌合圧入されており、また、開目端側のねじ部に
は、パツキンフォロア３４が遭遇調節自在に螺入されて
ナラ）３５により調節位置で画定されている。これらガ
イドブツシュ３３とパツキン７オロア３４との間には、
断面半円弧廖の環状に形成された複数個のＶパツキン３
６がグランドスプリング３Ｔによってパッキンフオシ７
３４側へ付勢されて介挿されている。

３８は弁軸であってガイドブツシュ３３にｍ動自在に軸
支されており、そのパツキン７オロア３４から外部への
突出端部がステムコネクタを介して図示しない操作部と
接続されているとともに、貫通孔３２への挿入端部には
、テーパ状の着座面３ｓを有するプラグ４０が一体形成
されている。

一方、前記ボンネット２７の円筒部２９の内室２４ｂの
深部に臨Ｏ・箇所には、１１１３図に拡大して示すよう
に、内室２４ｂよりも充分に小さい外径の環状突出部４
１が形成されており、したがって、内室２４ｂは、この
環状突出部４１を囲む環状のの開口端からは、弁軸３８
の着座部３９と嵌合するテーパ状の着座面を備えた鍔付
きのシートリング４２が嵌合圧入されており、このシー
トリング４２は、前述した弁本体２１に対するボンネッ
ト２γの組付は時に、環状突出部４１によりガスケット
４３とともに上蓋嵌入孔２４の底部へ押圧固定されるよ
うに構成されている。さらに、環状突出部４１の周蓋に
は、合計開口面積の大きい複数個の横孔４４が、弁軸３
８周囲の環状内室４５と内室２４ｂとを連通させるよう
に穿設されている。

このように、環状突出部４１を小径とし横孔４４の合計
開口面積を大きくすることにより、ボンネン）２７の環
状突出部４１に対しては弾性が付与され、シートリング
４３を押圧固定するときに第３図に鎖線で示す状態から
実線で示す状態へ弾性変形してシートリング４２を弾持
するように構成されている。

以上のように構成された弁において、弁軸３８を進退さ
せてそのプラグ４０の着座部とシートリング４２との流
路を調節しながらアダプタ２２側の管路から流体が流入
すると、この流体はアダプタ２２の内孔２５から内室２
４ｃと着座部の流路とな経て環状内室４５へ流入し、さ
らに横孔４４と内室２４ｂおよびアダプタ２３の内孔２
７を経て下流側の管路へ流れる。

そして、この弁な組付けるには、ボンネンＦ２１にガイ
ドブツシュ３３とシートリング４３とを圧入し、弁軸３
８を挿入したのち、■パツキン３６とグランドスプリン
グ３７を挿嵌してこれを押えるパツキンフォロア３４を
ナツト３５で固定することにより、ボンネット２Ｔとト
リ八部品とを一体化する。そして、ガスケット３１と４
３とを大径部２４ｍと上蓋嵌入孔２４底部に装填したの
ち、６角状頭部３０ヘスパナを掛けてボンネン）２７を
上蓋嵌入孔２４へ螺入すると、組付けとｆｉｌｌに、ガ
スケツ）３１と４３およびシートリング４２が、ボンネ
ット２Ｔのガスケット押え部２８と環状突出部４１とに
押圧されて固定される。

この場合、環状突出部４１は、これを小径にしたことと
合計開口面積の大きい横孔４４が穿設されていることに
より弾性が付与されているので、ボンネン）２７の螺入
とともに圧縮されて弾性変形し、シートリング４２を強
固に弾持する。すなわち、円筒部２９と上蓋嵌入孔２４
との間に寸法差があっても環状突出部４１の弾性変形に
よってこ精度を要求されることがない。

マタ、ボンネット２７には、一般に弁軸３８やシートリ
ング４２などのトリ五部品よりも低価格の材料が用いら
れるので耐侵蝕性に劣るが、＃！２図に示す弁の場合に
は、環状突出部４１およびその基部の段部端面等、内室
２４ｂを通る流体に接する接液面のみに例えばニッケル
燐等のメッキを施せば、前記弾性を保持しながら二ロー
ションによる侵蝕を防止することができる、 なお、本実施例においては、弁本体２１に対するボンネ
ット２７の組付けをねじ込み式とした例を示したが、ボ
ルトで固定するようにしてもよい。

以上の説明により明らかなように、本発明によれば、流
体の流量を制御する弁において、弁本体の嵌入孔に上蓋
の円筒部を嵌入して組付けることにより嵌入孔開口端大
径部のシール部材と嵌入孔底部のシートリングとを同時
に押圧固定するように構成するとともに、上蓋円筒部の
シートリング押圧端部に、合計開口面積の大、きい複数
個の貫通孔を周壁に備えた小径の環状突出部を設け、こ
れによって付与された弾性でシートリングを弾持させる
ように構成することにより、弁本体嵌入孔と上蓋嵌入部
との寸法差を環状突出部の弾性変形によって吸収するこ
とができるので、上蓋嵌入部をや＼長目に形成するだけ
でシートリングを強固に保持することができ、加工に高
精度を要しない低価格品によって優れた流量調節と閉切
り機能を確保することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来における弁の断面図、第２図および＠３図
は本発明に係る弁の実施例を示し、第２図はその断面図
、第３図は環状突出部の拡大正面図である。 ２１・・・−弁本体、２４・・・Φ上蓋嵌入也２４ａ・
・・・大径部、２４ｂｌｌ・・・内室、２１・・・・ボ
ンネット、２９ｅ・・・円ｆｌＬ３１・・−・ガスケッ
ト、４１・ψ・・ｍ吠突山部、４２−・・ｅシートリン
グ、４４・・・・横孔。 特許出願人　　山武八不ウエル株式会社代塩入　山川ｆ
＆樹（はか１名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 申開口端のシール部材介挿用大径部とこれに連続する小
   径嵌合部とからなる上蓋嵌入孔を備えた弁本体と、前記
   上蓋嵌入孔へ嵌入する円筒部を備えこれを前記弁本体に
   組付けることにより前記上蓋嵌入孔底部のシートリング
   を同時に押圧固定する上蓋とを設けるとともに、前記円
   筒部のシートリング押圧端部に前記上蓋嵌入孔に比し充
   分小さい外径の環状突出部を形成しその周壁に合計開口
   面積の大きい複数個の貫通孔を穿設することにより前記
   シートリングを弾持する軸方向へ伸縮自在な弾性を前記
   上蓋に付与したことを特徴とする弁。 （２）上蓋の少なくとも環状突出部に表面硬度増大用の
   メッキを施したことを特徴とする特許請求の範囲１１１
   項記載の弁。