JPS5830531Y2 - 衣料ハンガ−用衣料吊具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は衣料ハンガーの横桟に取付けられる衣料吊具
の改良に関するものである。

従来衣料ハンガーに取付けられる衣料吊具としては、横
桟等に一体に取付けられたもの、又はクリップ形態とし
てこれをハンガーの横桟に離脱不能に組込んだもの等が
ある。

このようにハンガーに一体に又は離脱不能に設けられた
ものはその吊具の形態による特殊の吊り方しかできず、
従ってハンガー自体特定用途に限定されることになり兼
ねない。

この考案は上記従来の欠点を解決したもので、その目的
とするところは衣料吊り部はその衣料に適応したものを
選ぶことができ、且つハンガーに着脱可能とし、用途に
応じて所望のハンガーに取付は得る衣料吊具を提供する
にある。

以下この考案の構成を添付図面に基いて説明すれば、第
１図においてＡ、は吊具であり、衣料ハンガーへの挟着
部１とこれに一体の衣料吊り部２ａとからなっている。

挟着部１は短筒体としその周面−ケ所に軸方向の切離し
部３があり、この切離し部における両縁４ ａ 、４
ｂは軸心方向に屈曲され、その先端はほぼ軸心に達して
いる。

そしてこの屈曲部及び筒部に反発弾性を生じさせである
。

衣料吊り部２ａは挟着部１における切離し部３とは対称
側に設けてあり、この吊り部はフック形を呈している。

第２図の衣料吊具Ａ−２はその衣料吊り部２ｂが舌状板
片としてあり、中央部に紐通し孔５が設けである。

第３図の衣料吊具Ａ−３はその衣料吊り部２Ｃが環状枠
ａと環状枠内に嵌込まれ一端のみ枠側に固定された舌片
すとからなり、枠ａと舌片すとで衣料を噛み込む形態と
し、尚舌片すには一面側に突出する鉤状部６が形成して
あって噛込んだ衣料がすべり落ちないようになっている
。

これらの衣料吊具はプラスチックの成形品とすることが
できる。

この考案は上記したような構造であり、この衣料吊具は
第４図に示すようなプラスチック成形で且つ横桟をそな
える衣料ハンガー７用とすると共にその横桟８に取付け
られる。

衣料ハンガーの横桟８は第５図に拡大して示すようにそ
の断面形状が、ズボン等を２つ折り状に掛けて吊下げる
際の受面Ｃを有し且つその重量に耐えるようにほぼ板状
の垂下縁ｄを有し、垂下縁の下端縁には断面円形の膨出
縁９が形成されていて機械的強度が高めである。

衣料吊具をハンガーの横桟に取付けるには、挟着部１の
切離し部３を横桟８の垂下縁ｄに下方から臨ませ圧着す
ることにより、下端膨出縁９が切離し部３における側屈
曲縁を拡開して挟着部１内に完全に入込むと共にこの状
態では切離し部の側屈曲縁４ ａ 、４ ｂの先端縁が
膨出縁９の肩部に乗って膨出縁を抜止めとする。

しがし挟着部１を横桟８の両端側からスライドさせて嵌
込むこともでき、取外しは横桟の両端がら抜き取る。

取付けられた吊具Ａ、にはスカート１０が吊られると共
にウェスト部に設けられた環紐１１を利用して吊り部２
ａに掛けられる。

このように本考案は、衣料吊具の挟着部が、短筒体の周
面−ケ所に軸方向の切離し部を有しこの切離し部側縁は
軸心方向に屈曲させてこの屈曲部及び筒部に反発弾性を
生じさせであるので、この切離し部並に側屈曲縁により
ハンガーの横桟に、反発弾性を利用して強固な取付けと
なすことができるという効果がある。

又、挟着部には所要の吊り部が一体に設けであるので、
吊下げるべき衣料に合わせて必要な吊り部をそなえる吊
具と取替えることができ、吊具もプラスチックの成形に
よれば量産によりきわめて安価に提供し得るなどの幾多
の優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図第２図第３図は本考案衣料吊具の各側の斜視図、
第４図は同上の使用態様における斜視図、第５図は同上
要部の拡大一部切欠側面図である。 Ａ 、、Ａ 、、Ａ 、・・・・・・衣料吊具、１・・
・・・・挟着部、２ａ、２ｂ、２ｃ・・・・・・吊り部
、３・・・・・・切離し部、４ ａ 、４ ｂ・・・・
・・屈曲縁、７・・・・・・衣料ハンガー、８・・・・
・・横桟、９・・・・・・膨出縁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ハンガーへの挟着部とこれに一体の衣料吊り部とからな
   り、前記挟着部は短筒体の周面−ケ所に軸方向の切離し
   部を有し且つこの切離し部面縁は軸心方向に屈曲させて
   この屈曲部及び筒部に反発弾性を生じさせたものとし、
   衣料吊り部は挟着部における切離し部とは対称側に設け
   たことを特徴とする衣料ハンガー用衣料吊具。