JPS5829694Y2 - 建設現場において使用する落下物受け装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建設現場において、各種機材等を載置した作業
用エレベータ−からの落下物を受は止め、人身事故の発
生を防止せしめる様にした上下に摺動可能な建設現場に
おいて使用する落下物受は装置に関するものである。

従来建設現場において、高所での作業を行う場合各種機
材を載置した作業用エレベータ−が使用されており、か
かる作業用エレベータ−の下方には落下物を受けるため
に所定の高さ位置にネット等を張設して危険を防止して
いたのであるが、作業用エレベータ−が下降する際には
ネットの高さ位置までしか下降出来ず、機材の積み降ろ
し作業等に不便な点が多かった。

本考案はかかる欠点に鑑み、通常は所定の高さに位置し
、作業用エレベータ−の下降時には作業用エレベータ−
と共に下降して地表面に至ることがあ来る様な落下物受
は装置を提供して上記欠点を解消せんとするものにして
、以下本考案実施の一例を図面に基づいて説明すると、
１は四隅に位置する断面略コ字状のブラケッ） ２．２
’・・・・・及び該ブラケツ） ２．２′・・・・・・
に取付けた枠体３，３′にて構成される落下物受は装置
の本体であって、枠体３，３′は建設現場における作業
用エレベータ−１７の下方対向位置に配設せしめ、各ブ
ラケッ）２．２’・・・・・・の端部には通常使用して
い、るパイプ固定具によって地表から垂設固定せしめた
スライド杆４．４′・・・・・・に摺動自在に挿着せし
めたスライドガイド５，５′・・・・・・を嵌着せしめ
、該スライドガイド５，５′・・・・・・の上方に掛止
杆６，６′・・・・・・を夫々固着せしめ、一端を少な
くとも本体１より重いバランスウェー）７．７’に掛止
せしめたワイヤーロープ８，８′・・・・・・の他端を
適宜個所に固設した滑車９，９′・・・・・・を介して
上方がら前記ブラケツ） ２．２’・・・・・・の掛止
杆６，６′・・・・・・に掛止せしめて枠体３，３′を
所定高さ位置に保持せしめている。

枠体３，３′には金網１０．１０’を固着せしめ、又枠
体３，３′を連結具１１．１１’によって連結せしめて
夫々の両端部をブラケツ） ２．２’・・・・・・の凹
部１２，１２’に嵌合せしめ、ブラケツ） ２．２’・
・・・・・の側壁に形成せしめた長７１１３、１３′・
・・・・・と枠体３，３′に貫設せしめた取付孔１４．
１４’・・・・・・にポル） １５．１５’・・・・・
・を挿通してブラヶツ） ２．２’・・・・・・と枠体
３，３′を堅固に螺着せしめている。

尚スライド杆４，４′・・・・・・の設置個所、枠体３
，３′の大きさ、数量等は各建設現場に合わせて任意に
調整することが出来る。

上述の様な構成より成る本体１は通常はバランスウェー
ドア、７′の自重によってスライド杆４゜４′・・・・
・・上の所定の位置に設けしめたストッパー１６．１６
′・・・・・・の位置に静止しており、本体１上方に位
置する作業用エレベータ−１７がらの落下物を受は止め
て本体１下方の通行者、作業者等の安全を確保している
。

一方作業用エレベーター１７が下降すると、該作業用エ
レベータ−１７がバランスウェー） ７．７’に抗して
枠体３，３′に押圧力を作用せしめ、該枠体３゜３′を
作業用エレベータ−１７と共に下降せしめて地表面に至
らしめる様に威している。

又作業用エレベータ−１７の上昇時にはバランスウェー
ドア。

７′の自重によって本体１は自動的に所定の位置に上昇
復帰することが出来るのである。

要するに本考案は、地表より垂設固定せしめた適宜数本
のスライド杆４．４′・・・・・・に摺動自在に挿着出
来るスライドガイド５．５’・・・・・を嵌着した断面
略コ字状のブラケッ） ２．２’・・・・・・を挿着せ
しめたので、本体１はスライド杆４．４′・・・・・・
上を上下に摺動することが出来、又前記ブラケツ） ２
．２′・・・・・・の上方に固着せしめた掛止杆６．６
′・・・・・・に一端をバランスウェードア、７′に掛
止せしめたワイヤーロープ８．８′・・・・・・の他端
を滑車９，９′・・・・・・を介して上方から掛止せし
めたので、本体１はバランスウェードア。

７′・・・・・・の自重によって通常はスライド杆４，
４′・・・・・・上の所定位置に静止させることが出来
、又ブラケツ） ２．２’・・・・・・の凹部１２，１
２′・・・・・・に金網１０．１０’を固着せしめた枠
体３，３′の両端部を嵌合してボルト１５．１５’・・
・・・・等により螺着せしめたので、落下物を受は止め
ることが出来、本体１を建設現場の作業用エレベータ−
１７の下方に配設せしめれば作業用エレベータ−１７の
下降時には本体１は作業用エレベータ−１７と共に地表
面まで下降するので作業用エレベータ７１７上に載置し
た機材の積み降ろし作業が容易に出来、又作業用エレベ
ータ−１７の上昇時にはバランスウェー） ７．７’の
自重によって本体１は所定の位置まで上昇復帰するので
作業用エレベータ−１７からの落下物を金網１０゜１０
′を有する枠体にて受は止めることが出来る等その実用
的効果甚だ大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案実施の一例を示すものにして、第１図は本考
案にかかる建設現場において使用する落下物受は装置の
正面図、第２図は同上側面図、第３図は同上平面図、第
４図は第２図のＡ−Ａ断面図である。 １・・・・・・本体、２，２′・・・・・・ブラケット
、３，３′・・・・・・枠体、４．４′・・・・・・ス
ライド杆、５．５′・・・・・・スライドガイド、７゜
７′・・・・・・バランスウェー）、１０．１０’・・
・・・・金網、１７・・・・・・作業用エレベーター

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 作業用エレベータ−の下方に金網を固着せしめた枠体を
   配設せしめ、該枠体を地表面より垂設固定せしめた適宜
   数本のスライド杆にブラケットを介して上下摺動自在に
   挿着せしめ、該ブラケットには一端をバランスウェート
   に掛止せしめたワイヤーロープの他端を滑車を介して上
   方がら掛止せしめて枠体を所定高さ位置に保持せしめ、
   作業用エレベータ−の下降時にはバランスウェートニ抗
   して作業用エレベータ−の押圧力により枠体を地表面に
   至らしめる様にしたことを特徴とする建設現場において
   使用する落下物受は装置。