JPS5828788Y2 - 合成樹脂製の刃物等の柄 - Google Patents
合成樹脂製の刃物等の柄Info
- Publication number
- JPS5828788Y2 JPS5828788Y2 JP1069279U JP1069279U JPS5828788Y2 JP S5828788 Y2 JPS5828788 Y2 JP S5828788Y2 JP 1069279 U JP1069279 U JP 1069279U JP 1069279 U JP1069279 U JP 1069279U JP S5828788 Y2 JPS5828788 Y2 JP S5828788Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- synthetic resin
- locking
- knives
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Knives (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、一般家庭でもよくみられる鋸、鎌、包丁等
の柄の改良に関し、この考案においては安価に製造でき
て、永年使用しても弛むことのない柄を提供せんとする
ものである。
の柄の改良に関し、この考案においては安価に製造でき
て、永年使用しても弛むことのない柄を提供せんとする
ものである。
従来、上述の刃物等の柄としては木製のもの、合成樹脂
製のものがよく知られている。
製のものがよく知られている。
然しなから、前者の木製のものは永年使用することによ
って刃体の挿入部分が錆等によって腐蝕して抜けるよう
になり、また、後者のものは挿入する刃体と柄とを固定
するのに手数がかかり、確実に固定するには目釘とか加
熱して圧入する手段を用いている。
って刃体の挿入部分が錆等によって腐蝕して抜けるよう
になり、また、後者のものは挿入する刃体と柄とを固定
するのに手数がかかり、確実に固定するには目釘とか加
熱して圧入する手段を用いている。
この考案は、上述のような従来の難点を悉く解消したも
のであって、すなわち、合成樹脂を用いることによって
木製の柄の腐蝕による柄のがたつきを解消すると同時に
硬軟2種の合成樹脂材を用いることによって、従来の合
成樹脂製の柄と刃体との合着を容易にしたものである。
のであって、すなわち、合成樹脂を用いることによって
木製の柄の腐蝕による柄のがたつきを解消すると同時に
硬軟2種の合成樹脂材を用いることによって、従来の合
成樹脂製の柄と刃体との合着を容易にしたものである。
以下、図面に基づいてこの考案を具体的に説明すれば、
先ず、その構成は図に示すように、内孔3を有する柄4
を硬質の合成樹脂材で形成し、上記内孔3に、軟質の合
成樹脂材で構成した刃体係止用の係止部材5を挿入する
と共に、係止部材5に設けた係止孔6には刃体1の柄部
2を嵌着したものである。
先ず、その構成は図に示すように、内孔3を有する柄4
を硬質の合成樹脂材で形成し、上記内孔3に、軟質の合
成樹脂材で構成した刃体係止用の係止部材5を挿入する
と共に、係止部材5に設けた係止孔6には刃体1の柄部
2を嵌着したものである。
すなわち、この考案に係る柄は、硬軟2種の合成樹脂材
を内外に重合して構成したもので、外側に硬質で剛性を
有する樹脂材を用い、内側には軟質で弾力性を有する係
止部材を用いて刃体の柄を挿入した場合に、軟質の合成
樹脂で柄部を弾力的に抱持するようにしたものである。
を内外に重合して構成したもので、外側に硬質で剛性を
有する樹脂材を用い、内側には軟質で弾力性を有する係
止部材を用いて刃体の柄を挿入した場合に、軟質の合成
樹脂で柄部を弾力的に抱持するようにしたものである。
従って、こり考案に係る柄4は、常に水等に晒して使用
しても従来の木製の柄のように朽ちたり、刃体1の挿入
部が弛んでがたついたりしないはもとより、従来の合成
樹脂製の柄に比較しても刃体1の柄4を挿入する部分が
軟質の合成樹脂材で構成しであるので、これに挿入され
た刃体1の柄部2を強力に抱持して永年使用しても弛ま
ず、抜けることもないものである。
しても従来の木製の柄のように朽ちたり、刃体1の挿入
部が弛んでがたついたりしないはもとより、従来の合成
樹脂製の柄に比較しても刃体1の柄4を挿入する部分が
軟質の合成樹脂材で構成しであるので、これに挿入され
た刃体1の柄部2を強力に抱持して永年使用しても弛ま
ず、抜けることもないものである。
すなわち、従来のこの種の柄において刃体を取付けるに
は、木製樹脂製を問わずドリル等を用いて下孔を穿けて
おいて、この下孔に刃体の柄部を挿入するものであり、
従って、刃体の柄部と下孔の形状を合致させることがむ
つかしく、これらの間には、どうしても隙間が生じ、こ
こに水等が溜って鉄部から朽ちがたつきの原因となるの
であるが、この考案に係る柄4においては斯る届書は全
くないものである。
は、木製樹脂製を問わずドリル等を用いて下孔を穿けて
おいて、この下孔に刃体の柄部を挿入するものであり、
従って、刃体の柄部と下孔の形状を合致させることがむ
つかしく、これらの間には、どうしても隙間が生じ、こ
こに水等が溜って鉄部から朽ちがたつきの原因となるの
であるが、この考案に係る柄4においては斯る届書は全
くないものである。
また、この柄4に刃体1の柄部2を挿入するに当っても
、係止部材5が弾力性を有するので従来のもののように
加熱して圧入する等の操作を必要とせず、また、刃体と
一体成型したりする必要もなく、軽く押し込むだけで充
分である。
、係止部材5が弾力性を有するので従来のもののように
加熱して圧入する等の操作を必要とせず、また、刃体と
一体成型したりする必要もなく、軽く押し込むだけで充
分である。
尚、厚手の出刃包丁、なた等の如く使用時に柄4に強大
な力がかかるものに対しては、図に示すように柄部2に
アンカー状に段部7を付しておけばよい。
な力がかかるものに対しては、図に示すように柄部2に
アンカー状に段部7を付しておけばよい。
更に、使用時に柄4のがたつきが懸念される場合には、
第2図及び第4図に示すように柄部2の入口部分を硬質
の樹脂で形威し、係止孔6の入口部の上下壁面を互に平
行に構成しておけばよい。
第2図及び第4図に示すように柄部2の入口部分を硬質
の樹脂で形威し、係止孔6の入口部の上下壁面を互に平
行に構成しておけばよい。
以上、詳述したように、この考案に係る柄は従来の木製
、合成樹脂材の柄の難点を悉く解消したものであり、実
用的に得る利益は著大なるものである。
、合成樹脂材の柄の難点を悉く解消したものであり、実
用的に得る利益は著大なるものである。
尚、以上説明した実施例では、これを製作するに当って
、外側に位置する硬質の合成樹脂の柄4と内側に位置す
る軟質の合成樹脂で構成した係止部材5とを各別に製造
したのち、外側の柄4に係止部材5を挿入するようにし
ているが、この考案に係る柄は、これに限定されること
なく第4図に示すように、柄4を横方向に分割して製作
しておいて、これらを順次接着してもよい。
、外側に位置する硬質の合成樹脂の柄4と内側に位置す
る軟質の合成樹脂で構成した係止部材5とを各別に製造
したのち、外側の柄4に係止部材5を挿入するようにし
ているが、この考案に係る柄は、これに限定されること
なく第4図に示すように、柄4を横方向に分割して製作
しておいて、これらを順次接着してもよい。
この場合、接着には超音波を用いれば能率的である。
また、このように分割して製作すると、それぞれの色彩
を変えて製作することも可能である。
を変えて製作することも可能である。
更に、前述の実施例は包丁のみであったが、この考案は
、鋸、鎌、なた、ナイフ等、一般家庭でよくみられる刃
物類はもとより、のみ、はさみ等にも応用できるは勿論
である。
、鋸、鎌、なた、ナイフ等、一般家庭でよくみられる刃
物類はもとより、のみ、はさみ等にも応用できるは勿論
である。
第1図は、従来の各種の包丁の側面図を示し、第1図イ
は木製の柄を鋲止したもの、同じく口は合成樹脂製の柄
を付したもの、同じくハは木製の柄を単に打ち込んだも
のである。 第2図は、この考案に係る包丁の側面図で柄の部分を断
面図として示している。 第3図は第2図のA−A線に沿っての断面図、第4図お
よび第5図は、それぞれこの考案の他の実施例で、内部
構造を解説的に示すために縦断面図としている。 符号の説明、1・・・・・・刃体、2・・・・・・柄部
、3・・・・・・内孔、4・・・・・・柄、5・・・・
・・係止部材、6・・・・・・係止孔、7・・・・・・
段部。
は木製の柄を鋲止したもの、同じく口は合成樹脂製の柄
を付したもの、同じくハは木製の柄を単に打ち込んだも
のである。 第2図は、この考案に係る包丁の側面図で柄の部分を断
面図として示している。 第3図は第2図のA−A線に沿っての断面図、第4図お
よび第5図は、それぞれこの考案の他の実施例で、内部
構造を解説的に示すために縦断面図としている。 符号の説明、1・・・・・・刃体、2・・・・・・柄部
、3・・・・・・内孔、4・・・・・・柄、5・・・・
・・係止部材、6・・・・・・係止孔、7・・・・・・
段部。
Claims (4)
- (1)内孔3を有する柄4を硬質の合成樹脂材で形成し
、上記内孔3に、軟質の合成樹脂材で構成した刃体係止
用の係止部材5を挿入すると共に、係止部材5に設けた
係止孔6に刃体1の柄部2を挿入してなる合成樹脂製の
刃物等の柄。 - (2)上記内孔3の入口部分の相対する上下壁面を互に
平行にしたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
(1)項記載の合成樹脂製の刃物等の柄。 - (3)上記係止孔6に挿入される刃体1の柄部2を先細
り状に形成すると共に、鉄部にアンカー状に小突起7を
付したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1
)項記載の合成樹脂製の刃物等の柄。 - (4)上記外側に位置する硬質の合成樹脂材で形成され
た柄4を少なくとも2種の色彩の合成樹脂材で成型した
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記
載の合成樹脂製の刃物等の柄。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1069279U JPS5828788Y2 (ja) | 1979-01-29 | 1979-01-29 | 合成樹脂製の刃物等の柄 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1069279U JPS5828788Y2 (ja) | 1979-01-29 | 1979-01-29 | 合成樹脂製の刃物等の柄 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55111785U JPS55111785U (ja) | 1980-08-06 |
JPS5828788Y2 true JPS5828788Y2 (ja) | 1983-06-23 |
Family
ID=28823756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1069279U Expired JPS5828788Y2 (ja) | 1979-01-29 | 1979-01-29 | 合成樹脂製の刃物等の柄 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828788Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-01-29 JP JP1069279U patent/JPS5828788Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55111785U (ja) | 1980-08-06 |
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