JPS5827809B2 - チオ官能性ポリシロキサンポリマ−とその製造方法 - Google Patents

チオ官能性ポリシロキサンポリマ−とその製造方法

Info

Publication number
JPS5827809B2
JPS5827809B2 JP55009240A JP924080A JPS5827809B2 JP S5827809 B2 JPS5827809 B2 JP S5827809B2 JP 55009240 A JP55009240 A JP 55009240A JP 924080 A JP924080 A JP 924080A JP S5827809 B2 JPS5827809 B2 JP S5827809B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
hydrocarbon
parts
organopolysiloxane
thiofunctional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55009240A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56110731A (en
Inventor
ユウジン・レイ・マーテイン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ESU DABURYUU ESU SHIRIKOONZU CORP
Original Assignee
ESU DABURYUU ESU SHIRIKOONZU CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ESU DABURYUU ESU SHIRIKOONZU CORP filed Critical ESU DABURYUU ESU SHIRIKOONZU CORP
Priority to JP55009240A priority Critical patent/JPS5827809B2/ja
Publication of JPS56110731A publication Critical patent/JPS56110731A/ja
Publication of JPS5827809B2 publication Critical patent/JPS5827809B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリシロキサンポリマーに関し、更に詳細には
、チオ官能性ポリシロキサ/ポリマーとその製造方法と
に関する。
従来、イオウ化合物は、酸性白土の存在下でヒドロキシ
ル末端ジメチルポリシロキサン流体ヲメトキシ基を有す
るシラシクロペンタンチオールと反応させて、イオウを
有する該シランと該ジメチルポリシロキサンとの縮合反
応を達成することにより製造されていた。
該縮合反応においては、酸性白土は該イオウ化合物のメ
トキシ基とジメチルポリシロキサンのヒドロキシル基と
の間の縮合全触媒するばかりではなく、ヒドロキシル基
間の縮合をも触媒して化合物の混合物を形成する。
更に該方法では、縮合反応前にヒドロキシル末端ジメチ
ルポリシロキサン流体が製造されることが必要とされる
ヴイヴエンチ(Viventi )はアメリカ特許3.
346,405’:明細書にお・いて、ジメチルホルム
アミドの存在Fで硫水素化すトリウムを、ωクロロアル
キル基を有するオルガノポリシロキサンと反応さぜるこ
とによる、イオウを有するシロキサンの製造方法を開示
している。
又、モートン(Morton )等に付写されたアメリ
カ%許2.960,492号の明細書には、ビニル基を
有するシロキサンをメルカプタンと反応させて、その硫
水素基を該シロキサンの不飽和ビニル基と結合させるこ
とにより該シロキサンと該メルカプタンとの付加体を形
成する、イオウを有するオルガノポリシロキサンの製造
方法が開示されている。
ムフル7 (Musolf )等に付与さhたアメリカ
特許3.388,144号の明細書には、触媒である過
酸化物の存在下で、■珪素原子当たり1個又は2個のメ
ルカプトアルキル基を有するシロキサンを、不飽和であ
るオレフィン基を有する多ヒドロキシル化炭素化合物と
反応させることが開示されている。
上述のチオ官能性シロキサンポリマーの製造方法には数
個の欠点がある。
例えは、長い反応時間カ必要である。
又、クロロアルキル基カビニル型不飽和を有するシロキ
サンが反応体の1つとして必要とされる。
その上、そのクロロアルキル基又はビニル基をチオ官能
基に完全に転化することは非常に困難であり、従って、
上述の方法からは両官能基を有するポリマーが得られる
マーチン(Mart in )に付与されたアメリカ特
許4,046,795号の明細書には、酸触媒の存在下
でジシロキサン及び/又はヒドロキシ基又は炭化水素オ
キシ基を有するシラ/又はシロキサンを環状トリシロキ
サンと反応させることによるチオ官能性ポリシロキサン
ポリマーの製造方法が開示されている(この場合、シラ
ン、シロキサンのうち少くとも1つはチオール基を有す
る)。
しかし、3個より多い炭素原子を有する環状シロキサン
例λ−はオクタメチルシクロテトラシロキサンをヘキザ
メチルシクロトリシロキザンの代わりに使う時には、酸
触媒の存在下で観察される検出白子能の反応は全くない
驚くべきことには、アメリカ特許4.046,795号
発明(こより製造されたチオ官能性ポリシロキサンポリ
マーは更に、酸触媒の存在下で、分子中に3個より多い
炭素原子を有するシロキサンと反応して高分子量チオ官
能性ポリシロキサンポリマーを形成することが発見され
た。
この方’/Lは今や、チオ官能性ポリシロキサンポリマ
ーの製造において、1分子当たり3個より多い珪素原子
を有する環状シロキサンの如きオルガノポリシロキサン
を利用する手段を提供するので商業的に重要である それゆえ、本発明の1つの目的は、ビニル型不飽和もク
ロロアルキル置換器も必要としないチオ官能性ポリシロ
キサンポリマーの製造方法を提供することである。
本発明の第2の目的は、酸触媒の存在下で、1分子当た
り3個より多い珪素原子を有するシロキサンから広スペ
クトルチカ官能性ポリシロキサンを製造する方法を提供
することである。
上述の目的及び、以下の記載から明白となる他目的は本
発明により、一般的に、(1)1分子当たり少くとも4
個の珪素原子を有するオルガノポリシロキサン;と(2
)一般式: (式中、Rは18個1での炭素原子を有する一価炭化水
素基であり、Rば18個1での炭素原子を有する置換さ
れた又は置換されていない二価、三価又は四価の炭化水
素基、炭化水素エーテル基、炭化水素チオニーデル基、
炭化水素エステル基又は炭化水素チオエステル基であり
、R″は一価の炭化水素基又は水素原子であり、fば1
〜3の数字であり、gばO〜1の数字であり、fとgと
の和は1〜3である) で示される単位を少くとも1個を有し、その他の単位が
一般式: R25io、R35iO,)、5 、RO,
)、5(式中、Rは前記定義通りである)から選択され
るチオ官能性ポリシロキサンコポリマー;ト(3)(1
)と(3)との重量を基準として35重量%tでの、1
分子当たり3個1での珪素原子を有するオルガノポリシ
ロキサン・とを含む混合物を酸触媒の存在下で約25℃
から約2008C1での温度で平衡化することによるチ
オ官能性ポリシロキサンポリマーの製造方法を提供する
ことにより達成される。
該チオ官能性ポリシロキサンコポリマーと反応させるこ
とのできるオルガノポリシロキサン(1)は(式中、R
は18個1での炭素原子を有する一価炭化水素基又は・
・ロゲン化−価炭化水素基であり、Zは少くとも4の、
かつ20.0004での数字である) を有する環状又は線状のオルガノポリシロキサンである
Rで表される適当な一価炭化水素基の例は、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチ
ル、デシル、オクタデシル基の様ナアルキル基;フェニ
ル、ジフェニル、ナフチル基の様なアリール基;トリル
、キシリル、エチルフェニル基の様なアルカリール基;
ベンジル、α−フェニルエチル、β−フェニルエチル、
α−フェニルブチル基の様なアラルキル基・シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル基の様なシクロア
ルキル基:及び、クロロメチル、ブロモエチル、テトラ
フルオロエチル、フルオロエチル、トリフルオロトリル
、ヘキサフルオロキシリル基の様な・・ロゲン化炭化水
素基である。
好ましい環状オルガノポリシロキサン(1)の例は、オ
クタメチルシクロテトラシロキサン、オクタエチルシク
ロテトラシロキサン、オクタブチルシクロテトラシロキ
サン デカメチルシクロペンタシロキサン ドデカメチ
ルシクロヘキサシロキザンテトラデカメチルシクロヘプ
タシロキサン、ヘキサデカメチルシクロオクタシロキサ
ン オクタデカメチルシクロノナシロキサン及びエイコ
ザメチルシクロテカシロキサンである。
使用できる他のオルガノポリシロキサンの例は単位式: (式中、各Rは前述と同一に定義され、nは1.95〜
2.01の平均値を有する) により表されるものである。
これらのオルガノポリシロキサンは末端トリオルガノシ
ロキシ単位ヲ有し、珪素原子に結合した平均約2個の有
機基を有する同−又は異った化学結合したシロキシ単位
から本質的になる。
ジオルガノシロキザン単位カかかるポリマーでは主であ
り、存在する単位の50モル係より多くないしそれ以上
を占める。
しかし、有機置換基対珪素の平均比が規定限度内にある
限り、限られた量のモノオルカッシロキサン単位トトリ
オルガノシロキサン単位とが存在しうるにすぎない。
ポリマーの有機置換基の全ては同一でも異ってもよい。
該置換基の少くとも50%がメチル基であることが好捷
しい。
ポリマー及びコポリマーの混合物も用いることができる
有効ポリマーは25℃で5〜500,000 csの範
囲内の、更に好1しくは25℃で約50〜300,00
0csの範囲内の粘度を有する。
本発明で用いることのできる線状又は分校状のオルガノ
ポリシロキサン(1)の適例は、ジメチルシロキシ単位
から本質的になるデカメチルテトラシロギザン テトラ
テ力メチルヘキサシロキサンオクタデ力メチルオクタシ
ロキサン エイコザメチルノニシロキサン及びオルガノ
ポリシロキサン又は、メチルフェニルシロキシ単位トリ
フェニルシロキシ単位の様な化学結合したジメチルシロ
キシ単位とフェニルシロキシ単位との混合物である。
平衡化にむいては、該混合物には(3)分子中に4個未
満の珪素原子を有するシロキサンを、分子中に少くとも
4個の珪素原子を有するオルガノポリシロキサン(1)
と組み合せて含めてもよい。
例えば、シロキサン混合物を用いる場合には、分子中に
4個未満の珪素原子を有するシロキサンは、1分子当た
り4個未満の珪素原子を有するシロキサンと1分子当た
り少くとも4個の珪素原子を有するシロキサンとの重量
を基準としてO〜35重量係の量で存在できる。
いづれの場合にむいても、分子中に少くとも4個の珪素
原子を有するオルガノポリシロキサン(1)は1分子当
たり4個未満の珪素原子を有するシロキサン(3)と1
分子当たり少くとも4個の珪素原子を有するシロキサン
(1)との重量を基準として少くとも65重量係の量で
存在させねばならない。
1分子当たり4個未満の珪素原子を有するシロキサン(
3)の例は、ヘキサメチルジシロキサン、ヘキサプロピ
ルジシロキサン へキサブチルジシロキサンの様なジシ
ロキサン、オクタメチルトリシロキサン、オクタブチル
トリシロキサン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、
ヘキサブチルシクロトリシロキサン、1,2.3−)リ
メチル−1゜2.3−4!Jフエニルシクロトリシロキ
サンの様なトリシロキサンである。
1分子当たり少くとも4個の珪素原子を有するオルガノ
ポリシロキサン(1)と平衡化されるチオ官能性ポリシ
ロキサンコポリマー(2)はマーチン(Martin)
に付与されたアメリカ特許4,046,795号の明細
書に記載の方法で製造される。
該方法では、酸触媒の存在下で環状トリシロキサンをジ
シロキサン及び/又は、ヒドロキシ又は炭化水素オキシ
を有するシラン又はシロキサンと反応させる(上記オル
ガノ珪素化合物のうち少くとも1つはチオール基を有す
る)。
チオ官能性ポリシロキサンコポリマー(2)の製造で用
いられる環状トリシロキサンは次一般式で表されるもの
である。
は脂肪族型不飽和を有しない、1〜18個の炭素原子を
有する置換された又は置換されていない二価、三価又は
四価の炭化水素基、炭化水素エーテル基、炭化水素チオ
エーテル基、炭化水素エステル基、炭化水素チオエステ
ル基であり、この場合にR′は珪素−炭素結合を通じて
珪素に結合しており、R“は水素原子又は1〜18個の
炭素原子を有する一価炭化水素基であり、R′はR″と
同一〇 に定義されるか一般式:R”X(式中、XばHCooC
R,OH又はシアノアルキル基でアリ、R′は脂肪族型
不飽和を有しない、1〜18個の炭素原子を有する二価
炭化水素基である)で表される基であり、yば1〜3の
数字である〕で表される基であり、aはO〜6の数字で
ある)チオ官能性ポリシロキサンコポリマー(2)の製
造に用いることのできるジシロキサンは一般式:(式中
、R,M、aは上記と同一に定義される)により表すこ
とができる。
環状トリシロキサン又は環状トリシロキサンとジシロキ
サンとの混合物と反応させてチオ官能性ポリシロキサン
コポリマー(2)を形成させることのできるシラン又は
シロキサンの適例は一般式:のシロキサンである。
上記2式に釦いて、R,R”、Mは前述と同一にR:!
−e 定義され、Yは一般式:R35iOo、5.(R2O)
eSi〇七の基であり、bはO〜3の数字であり、Cは
O〜3の数字であり、bとCの和は1〜2であり、dば
O〜2の数字であり、eば1〜3の数字であり、mとn
は各々O〜999の数字に等しく、mとnの和は少くと
も1である。
R’、RMで表される適当な二価炭化水素基の例はエチ
レン、トリメチレン、テトラメチレン、ヘキサメチレン
、オクタメチレン及びそれらの同類物である。
三価又は四価の炭化水素基の適例は式:等で表される。
R“で表される一価炭化水素基の適例はメチルエチル、
フロビル、ブチル、ペンチル、ヘキシルオクチル、デシ
ル、オフタテシルの様なアルキル基;フェニル、ジフェ
ニル、ナフチルの様なアリール基;トリル、キシリル、
エチルフェニルノ様なアルカリール基;ベンジル、α−
フェニルエチル、β−フェニルエチル、α−フェニルブ
チルの様なアラルキル基;及び、シクロブチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシルの様なシクロアルキル基;で
ある。
等である。
本発明で用いられるチオ官能性ポリシロキサンコポリマ
ー(2)の製造に使用できる、ヒドロキシ又は炭化水素
オキシを有するシランば、3−メルカプトプロピルトリ
メトキシシラン 2−メルカプトエチルトリエトキシシ
ラン、ω−メルカプドテシルトリエトキシシラン、ω−
メルカプトアミルトリエトギシシラン 2−(トリエト
キシシリル)エチルブチルチオエーテル、3−(トリエ
トキシシリル)プロピルブチルチオエーテル、4−(ト
リエトキシシリル)ブチルメチルチオエーテル、2−(
メチルジェトキシシリル)エチルメチルチオエーテル、
2−(メチルジェトキシシリル)エチルフェニルチオエ
ーテル、2−(メチルジェトキシシリル)エチルドテシ
ルチオエーテル、6(トリメトキシシリル)ヘキシルエ
チルチオニーデル、メチルトリエトキシシラン、ジメチ
ルジェトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、ジメ
チルシランジオール、ジフェニルシランジオール及びそ
れらの同類物の様なシランである。
又、少くとも1個ないしそれ以上のアルコキシ基又はヒ
ドロキシ基を有する対応シロキサン又はそのコポリマー
も該チオ官能性ポリマーの製造に用いることができる。
これらポリシロキサンの適例はモノエトキシで末端ブロ
ックされたβ−メルカプトエチルプロピルポリシロキサ
ン、メチルジェトキシシリルで末端ブロックされたβ−
メルカプトブチルメチルポリシロキサン、モノヒドロキ
シで末端ブロックされたβ−メルカプトエチルメチルポ
リシロキサン、ジヒドロキシで末端ブロックされたジメ
チルポリシロキサン及びジェトキシで末端ブロックされ
たジメチルポリシロキサンである。
これらポリシロキサンはトリアルキルアルコキシシラン
と、 チオールを有するオルガノポリシロキサンとの共加水分
解と縮合によるか、環状チオールを有するオルカッポリ
シロキサンと、 珪素原子を有し、主として珪素結合しているアルコキシ
基との平衡化により製造できる。
環状トリシロキザン又は環状トリシロキサンとジシロキ
サンとの混合物との初期反応体の1つとして用いること
のできる他のヒドロキシ及び/又は炭化水素オキシ珪素
化合物はレグロー(Le Grow)に付与さhたアメ
リカ!#I−許3,655,713号の明細書に開示さ
れているシラシクロペンタンチオール化合物である。
本発明の方法で使用されるチオ官能性ポリマー(2)の
製造に使用できる適当な環状トリシロキザンの例は、ヘ
キサメチルシフcr トリシロキザン へキサエチルト
リシロキサン、ヘキサフェニルトリシロキサン へキサ
エチルトリシロキサン へキサエチルトリシロキサン、
1 、2 、3−1リメチル−1,2,3−トリフェニ
ルシクロトリシロキサン及びそれらの同類物である。
本発明のチオ官能性ポリシロキサンポリマーば(1)1
分子−当たり少くとも4個のrト素原子を有するオルガ
ノポリシロキサン又は、その少くとも65重重量別、1
分子・当たり少くとも4個の珪素原−rを有するオルガ
ノポリシロキサンからなるオルガノポリシロキサン混合
物と(2)チオ官能性ポリシロキサンコポリマーとを酸
触媒の存在下で平衡させることにより製造される。
この平衡化を達成するのに用いることのできる触媒は酸
性白土と、水溶液中で1.0未満、史に好捷しくは0.
7より小さいpK値を示す有機、無機の酸である。
用いることのできる適当な酸触媒はベンゾスルホン酸、
p−トルエンスルホン酸、硫酸、亜硫酸、硝酸、過塩素
酸、塩酸及び、フィルト0 /l/(Filtrol
)Al 3 、Al 4 〔フィルトロール コーポ
レーション(Filtrol Corp。
ration)から入手できる〕の様な酸性白土である
触媒の量は絶対的なものではないが、反応体、即ちオル
ガノポリシロキサン(1)、チオ官能性ポリシロキサン
コポリマー(2)及びオルガノポリシロキサン(3)、
の全重量を基準として約0.003〜約10重量φの触
媒を用いることが好寸しい。
それより多量の触媒も使用できる。
しかし、得られる組成物の官能性を変えない触媒系を提
供することが本発明の目的である。
一般的に、その存在が生成ポリマーの特性に悪影響する
ので触媒は平衡化完了後に除去ないし破壊することが車
重しい。
触媒は例えば水で洗うことにより除去でき、又はそれら
は塩基性試薬で中和することにより破壊できる。
更に、特定の触媒、例えば酸性白土 は反応混合物を沖
過することにより除去できる。
該平衡化は約25°Cから約2000(Jでの範囲のい
ずれかの温度で0.5時間から数8′までの範囲の期間
で、所望ならば炭化水素溶媒の存在下で行なうことがで
きる。
特定条件fにち・いては、例えば無水酸触媒を用いる時
には、触媒量のプロトン化合物が該平衡化の達成に必要
とされる。
用語゛フロトン化合物″ば、アルコール、例エバメタノ
ール エタノール プロパツール ブタノール及び水の
様に反応性水素を有する化合物をさす。
プロトン化合物の量は絶対的なものではなく、シラン反
応体とシロキサン反応体との全重量を基準として約0.
0001〜約10係である。
該平衡化は溶媒の不存在下でも行なうことができる。
しかし、溶媒を用いる時には、それは反応体の重量を基
準として約1〜50重量係の量で用いることができる。
適当な炭化水素溶媒の例はへブタン、ベンゼン トルエ
ン、キシレン及びツレらの同類物である。
更に、反応は不活性雰囲気中で行なうことが好ましい。
本発明のチオ官能性ポリシロキサンポリマーは金属保護
剤として、又、金属基層表面の剥離剤として使用できる
これらの組成物を金属表面に塗付して腐食、高温酸化に
対する金属の抵抗性を向上させることができる。
又、これらの組成物は被覆剤及び剥離剤として複製機に
ち・いて役立つ。
少くとも4個の炭素原子を有するオルガノポリシロキサ
ン(1)との平衡化反応で用いられるチオ官能性ポリシ
ロキサンコポリマー(2)は次の方法(部は全て重量に
よる)で製造された。
(A) 11反応容器に243部のへキサメチルジシロ
キサン、196部の3−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン、196部の水、100部のへブタン及び5部
のフィルトロールA13酸性白土(フィルトロール コ
ーポレーションから入手できる)を加えた。
容器を80°Cに1で加熱し、この温度に3時間維持し
た。
ついで容器内容物を室温に捷で冷却し、沖過した。
揮発分を、150°Cで、1トル未満で2時間加熱する
ことにより除去した。
25℃で871 csの粘度を持つ澄んで透明な液体が
得られた。
核磁気共鳴(NMR)分析により生成物が1.0 :
1.0:2.43のCH25:H8C3H6:5iCH
3モル比を有することが示された。
生成物のSH含量は約14.4%であった。
(B)反応容器に79.7部のへキサメチルシクロトリ
シロキサンと6.2部のへブタンを加えた。
容器を70’Cに1で加熱し、ついで49部の3メルカ
プドブrjピルトリメトキシシラン、4.9部の水、2
.9部のヘキサメチルジシロキサン及び]、5部の酸性
白土(フィルトロール應13)を容器に加えた。
反応体を80℃に寸で加熱し、この湯度に3時間維持し
た。
容器内容物を室温に1で冷却し、わ−ゴ過した。
ついで発揮外を185°Cで1トル未満で除去した。
25℃で97.3csの粘度と、0.975係のSH含
量を有する澄んで透明な液体が得られた。
核磁気共鳴(NMR)分析により、生成物が1:52.
6のCH2S :S l (CHs )2モル比を有す
ることが示された。
本発明の具体例を以下の実施例(特記ない限り部は全て
重量による)により更に例示する。
実施例 1 84.4部の、上記(4)により製造されたチオ官能性
ポリシロキサンコポリマーを含む反応容器に1184部
のオクタメチルシクロテトラシロキサン、215部のへ
キサメチルジシロキサン及び25.8部の酸性白土(フ
ィルトロールA13)を加え、3時間80℃に1で加熱
した。
反応容器内容物を45℃に昔で劣却し、真空耐過した。
ρ液を1トルで185°Cに1で加熱して揮発分を除去
した。
25°Cで71.2csの粘度と1.26%のSH含量
を有する澄んで透明な液体が得られた。
核磁気共鳴(NMR)分析により、生成物が1:0.7
3:2.2のCH2S : CH2: S i (CH
3)2モル比を有することが示された。
実施例 2 200部の、上記、(B)により製造されたチオ官能性
ポリシロキサンコポリマーを含む反応容器に200部の
、25°Cで1000 csの粘度を有するトリメチル
シロキシ末端ジメチルポリシロキサンと8部の酸性白土
(フィルトロール煮13)とを加え、6時間155℃に
1で加熱した。
容器内容物を室温に1で冷却し、真空済過した。
25℃で293 csの粘度と0.44係のSH含量を
有し、わずかな曇りを有する液体が得られた。
実施例 3 200部の、上記(B)により製造されたチオ官能性ポ
リシロキサンコポリマーを含む反応容器に、25℃で6
0,000csの粘度を有する200部のトリメチルシ
ロキシ末端ジメチルポリシロキサンと50部のヘキサメ
チルジシロキサンと8部の酸性白土(フィルトロール應
13)とを加え、6時間155℃に1で加熱した。
容器内容物を室温に1で冷却し、真空済過した。
25℃で400csの粘度と0.39%のSH含量とを
有する澄んで無色の液体生成物が得られた。
生成物の核磁気共鳴分析により1:98というCH25
: Si (CH3)2比が示された。
比較例 1 上記(B)で製造された100部のチオ官能性ポリシロ
キサンコポリマーを100部の、25℃で60.000
csの粘度を有するトリメチルシロキシ末端ジメチルポ
リシロキサン及び25部のへキサメチルジシロキサンと
混合することによりブレンドを製造した。
得られた生成物は25℃で2.354 csの粘度を有
していた。
実施例 4 ヘキサメチルジシロキサンを除いて実施例3の方法をく
り返した。
得られた生成物は25℃で5.681 csの粘度と0
.21係のSH含量を有していた。
生成物の核磁気共鳴分析により、1:83.3というC
H25:5i(CH3)2比が示された。
比較例 2 ヘキサメチルジシロキサンを除いた点以外は比較例1に
記載の方法によりブレンドを製造した。
得られた生成物は25℃で6,488csの粘度を有し
ていた。
実施例 5 25℃で20 csの粘度を有するトリメチルシロキシ
末端ジメチルポリシロキサンを25℃で60.000c
sの粘度を持つトリメチルシロキシ末端ジオルガノポリ
シロキサンの代わりに使った点以外は実施例3の方法を
くり返した。
25°Cで33.4csの粘度と0.436%のSH含
量を有する澄んだ無色生成物が得られた。
生成物の核磁気共鳴分析により1:104.2というC
H25: Sl (CH3)2比が示された。
比較例 3 25℃で20 csの粘度を有するトリメチルシロキシ
末端ジメチルポリシロキサンを25℃で60.000c
sの粘度を有するトリメチルシロキシ末端ジオルガノポ
リシロキサンの代わりに使つた点以外は比較例2と同様
にしてブレンドを製造した。
得られた生成物は25℃で46 csの粘度を有してい
た。
実施例 6 上記(4)により製造された45部のチオ官能性ポリシ
ロキサンコポリマーを含む反応容器に250部のオクタ
メチルシクロテトラシロキサンと6部の酸性白土(フィ
ルトロールA 13 ) ヲ加、t−16時間145°
Cに1で加熱した。
生成物を冷却し、済過し、揮発分を185°Cの温度で
、1トル未満で除去した。
得られた生成物は25℃で90 csの粘度と0.94
%のSH含量を有する無色の曇った流体であった。
比較例 4 415.5部のオクタメチルシクロテトラシロキサンを
含む反応容器に375部のトルエン、285部の2−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン21部の水、15
部のへキサメチルジシロキサン及び9部の酸性白土(フ
ィルトロールA13)を加え、還流温度に1で加熱した
水とメタノールとを共沸で飛ばし、ディーンスターク頂
部内に集めた。
3日後に反応容器内容物は寸だ揮発性であり、粘度はか
なり一定の11であり、平衡化が全く生じなかったこと
が示された。
比較例4ば、分子中に少くとも4個の珪素原子を持つ環
状シロキサンはチオ官能性シランと平衡化しないことを
示している。
しかし、実施例6は、同一の環状シロキサンがチオ官能
性ポリシロキサンコポリマーとは平衡化することを示し
ている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(1)シラン類又はシロキサン類とからなる群から選
    択されたヒl−” oキシ又は炭化水素オキシ基を有す
    るオルガノシリコン化合物を、環状トリシロキサン(こ
    れらオルガノシリコン化合物及び環状トリシロキサンの
    中の1つは少くとも1個のチオール基を有する)とpK
    値が1以下の触媒の存在下で反応させて、一般式 (式中、Rば1〜18個の炭素原子を有する一価の炭化
    水素基であり、R′は脂肪族型不飽和を有しない1〜1
    8個の炭素原子を有する置換された又は置換されていな
    い二価、三価又は四価の炭化水素基、炭化水素エーテル
    基、炭化水素チオエーテル基、炭化水素エステル基又は
    炭化水素チオエステル基であり、R“は−価の炭化水素
    基か水素原子であり、fば1〜3の数字であり、gばO
    〜1の数字であり、fとgとの和は1〜3であり、yは
    1〜3である)、で示される少なくとも1個の単位と、
    一般式R2SiO、R35inO,5及びROo、、か
    ら選択された単位とを有するチオ官能性ポリシロキサン
    共重合体を生成せしめ、 (2)次いで、該チオ官能性ポリシロキサン共重合体と
    、1分子当り少なくとも4個の珪素原子を有するオルガ
    ノポリシロキサンとを水溶液中で、1以下のpK値を有
    する酸触媒の存在下で平衡させることを特徴とするチオ
    官能性ポリシロキサンポリマーの製造方法。 2 e触媒がオルガノポリシロキサンとチオ官能性ポ
    リシロキサンコポリマーとの重量を基準との重量を基準
    として0.003重量係から約10重量係捷での量で存
    在する、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 平衡化を触媒量の酸性白土の存在下で行なう、特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 4 平衡化を25°Cから約2000(、tでの湿度で
    行なう、特許請求の範囲第1項記載の方法。 51分子当り少なくとも4個の珪素原子を有するオルガ
    ノポリシロキサンが少くとも4個の炭素原子を有する環
    状シロキサンである、特許請求の範囲第1項記載方法。 61分子当り少なくとつ4個の珪素原子を有するオルガ
    ノポリシロキサンが線状オルガノポリシロキサンである
    、特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP55009240A 1980-01-29 1980-01-29 チオ官能性ポリシロキサンポリマ−とその製造方法 Expired JPS5827809B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55009240A JPS5827809B2 (ja) 1980-01-29 1980-01-29 チオ官能性ポリシロキサンポリマ−とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55009240A JPS5827809B2 (ja) 1980-01-29 1980-01-29 チオ官能性ポリシロキサンポリマ−とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56110731A JPS56110731A (en) 1981-09-02
JPS5827809B2 true JPS5827809B2 (ja) 1983-06-11

Family

ID=11714874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55009240A Expired JPS5827809B2 (ja) 1980-01-29 1980-01-29 チオ官能性ポリシロキサンポリマ−とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5827809B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5282956A (en) * 1975-12-29 1977-07-11 Sws Silicones Corp Thio functional polysiloxane contained composition

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5282956A (en) * 1975-12-29 1977-07-11 Sws Silicones Corp Thio functional polysiloxane contained composition

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56110731A (en) 1981-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4046795A (en) Process for preparing thiofunctional polysiloxane polymers
EP0131163B1 (en) Coating compositions
US3294737A (en) Organopolysiloxanes
US5276123A (en) Alkoxy endblocked polydiorganosiloxane and room temperature vulcanizable silicone elastomers made therefrom
US5384383A (en) Pristine phenylpropylalkylsiloxanes
JPH02281041A (ja) オルガノシロキサン樹脂の製造方法
US3317460A (en) Hydroxyorganosiloxanes and copolymers
US5015717A (en) Sulfur-containing organopolysiloxane waxes and a method for preparing the same
EP0628589B1 (en) Process for the preparation of organopolysiloxanes
JP3355227B2 (ja) 有機官能シロキサンを製造するための縮合方法
US4230816A (en) Thiofunctional polysiloxane polymers
JPH03170530A (ja) 片末端分岐状アミノアルキル基封鎖オルガノポリシロキサン及びその製造方法
US4612055A (en) Stabilized blends of thiofunctional polysiloxane fluids and organopolysiloxane fluids and a process for stabilizing the same
US5110967A (en) Crosslinkers and chain extenders for room temperature vulcanization or crosslinking of polymers
US4230632A (en) Preparation of heat stable silicone fluids
US5378789A (en) Phenol-modified silicones
EP0455385B1 (en) Process of curing methylhydrosiloxanes
USRE32504E (en) Room temperature stable organopolysiloxane compositions
JPH01193323A (ja) フルオロシリコーンポリマー製造用触媒
JP2544033B2 (ja) カルボキシ官能性シリコ―ンの製造方法
JPS5827809B2 (ja) チオ官能性ポリシロキサンポリマ−とその製造方法
CA1127344A (en) Thiofunctional polysiloxane polymers
US4588771A (en) Stabilized thiofunctional polysiloxane fluids and a process for stabilizing the same
EP0570208A2 (en) Phenol-modified silicones
JPS63168434A (ja) 硫黄含有オルガノポリシロキサンワツクス及びその調製法