JPS5827455B2 - 地下洞内の測定方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 地下貯油槽内の圧力は通常０．５〜ｔ、５ｋＰ／ｃＩＩ
ｌゲージの間にあり、サンプリングあるいはレベル測定
を行なう場合、ペーパー漏洩、空気直入等の火災、爆発
の原因を作る危険性がある。

この方法は地上あるいは配管トンネルから、安全、確実
にサンプリング及びレベル測定ができるようにしたもの
である。

今その一実施例を説明すれば、地下貯油槽１の上部の岩
盤２に孔３を穿ち、孔３の内部にビニール管４を内挿し
ビニール管４の上部外周と岩盤２の上面とコンクリート
５で固め、ビニール管４の上部にバルブ６を固定し、且
つバルブ６の上部に脱着用コネクター７を取付支持する
パイプ８を取付け、ビニール管４、バルブ６及びパイプ
８を取付けるに当り、ビニール管４のフランジ４ａとバ
ルブ６の下部７ランジ６ａ間及びパイプ８の下部フラン
ジ８ａとバルブ６の上部フランジ６ｂ間に中央にパイプ
８と同径の孔を穿った支板９を内挿し、フランジ８ａ、
支板９、フランジ６ｂ及びフランジ６ａ、支板９、フラ
ンジ４ａをボルトナツト等で一体に固定する。

そして支板９の一部を突出して舌片９ａを形成し、ガイ
ドバー１０を回動自在に取付ける。

パイプ８の上部に〜・ンドドラム１１の下部垂直管１２
を取付けるものであるが、パイプ８には脱着用コネクタ
ー７を支持片１３にて支持し、パイプ８の上部のフラン
ジ８ｂと垂直管１２の下部フランジ１２ａと重合して脱
着用コネクターγにて強固に一体にする。

垂直管１２はガイドバー１０に連結片１４に一体に固定
されている。

−・ンドドラム１１は垂直管１２の上部のフランジ１２
ｂと〜・ンドドラム１１のパイプ部分１１ａのフランジ
１１ｂとを固定し、且つ−・ンドドラム１１の一箇所に
レベル測定用のテープ１５の巻き取り及び伸長用のドラ
ム１５を回転自在に設けると共にバンドドラム１１の外
側においてドラム１５の回転軸１６に円板１７を固定し
、且つ円板１７に−・ンドル１８を設けるものである。

又、ビニール管４、垂直管１２及びパイプ部分１１ａの
縦軸心線Ｃとドラム１５の回転軸１６の軸心線σと合致
する箇所にお１八て〜・ンドドラム１１にのぞき窓１９
を設けるものである。

２０は〜・ンドドラム１１及び垂直管１２をガイドバー
１０を中心に回転させる時の把柄である。

次にサンプリングシリンダー２１について説明すれば、
サンプリングシリンダー２１は上下を開放した円筒２１
ａによって形成され円筒２１ａの上端部に吊り金具２２
を設け、円筒２１ａ内の上下に上方に回動する弁２３を
設け、弁２３が閉じたとき内容物（油）が漏れないよう
に形成しておくもので、図の場合は中央に支持部材２３
ａを設は半円形の弁２３を取付けるものである。

２４ば弁２３の受は部である。

又円筒２１ａ内に温度計２５を設けるものである。

更に円筒２１ａの下部の適宜な箇所にワイヤー等で吊っ
て水感知器２６を設けるものである。

本願は前記構成よりして、サンプリングの作用を説明す
れば、脱着用コネクター７をゆるめて把柄２０を持って
ガイドバー１０を中心に回動し、バンドル１８を回動し
てレベル測定用のテープ１５を伸長して垂直管１２より
下端を突出して、テープ１５の下端にサンプリングシリ
ンダー２１を取付け（この取付けに当ってはフック或は
ピン等で適宜取付けるものである。

）再び−・ンドル１８を回動してテープ１５を巻き上げ
サンプリングシリンダー２１を垂直管１２内に内挿し、
−・ンドドラム１１及び垂直管１２を元に美し、即ちパ
イプ８のフランジ８ｂとフランジ１２ａを合致させて脱
着用コネクター７を気密に締付はパイプ８と垂直管１２
とを一体にし、その後バルブ６を開いてサンプリングシ
リンダー２１を通過できるようにした後、・・ンドル１
８を回転してテープ１５を伸し徐々にサンプリングシリ
ンダー２１を貯油槽１内に降して行くものである。

１１下中サンプリングシリンダー２１内に設けた弁２３
は非常に鋭敏なので開き続け、液体は自由にサンプリン
グシリンダー２１内を通過することができるので降下に
全く差しつかえないものである。

そして希望する位置で・・ンドル１８を止める。

その時、弁２３は自重により閉じ、サンプルをサンプリ
ングシリンダー２１内に取入れる。

そして停止する位置は窓１９より直読するものである。

その後−・ンドル１８を降下時と逆に回転させて、サン
プリングシリンダー２１を徐々に引上げる。

弁２３は負圧により閉じ続はシリンダー内にサンプルを
完全に確保しているものである。

そしてバルブ６内をサンプリングシリンダー２１が通過
した時にバルブ６を閉じることにより−・ノドドラム１
１側と貯油槽１側と完全に遮断しペーパーの漏洩を防止
し、その後脱着用コネクター７のネジをゆるめ、ガイド
バー１０を中心に・・ンドドラム１１を１８０度回紙回
転・ンドル１８を回転し垂直管１２内からサンプルシリ
ンダー２１を取外しサンプルを取り出す。

レベル測定の方法はサンプリングの方法と同じ方法で行
うが、油面はレベル測定テープ１５に付着した液の切目
で読み取る。

液の切目が明白でない時はテープ１５に油だけに溶ける
ペーストを塗布してテープ１５を上下動すればよいもの
である。

油水境界面のレベル計測は、テープ１５の末端（下端）
に水感知機２６を取付け、サンプリングと同様の方法で
上下動させるものであるが、感知は油と水の導電率の違
いにより検知させるものである。

又はテープ１５に水だけに溶けるペーストを塗布する。

測定用のテープ１５には山単位で深度が刻印されている
ので極めて正確に測定できるものである。

本願は叙上のようにガイドバーを中心に回動することが
できるようにした上部にのぞき窓を有するバンドドラム
の垂直管内にサンプリングシリンダーを内挿し、サンプ
リングシリンダーの上端を・・ンドドラムに巻かれてい
る測定テープと連結した後、バンドドラムをガイドバー
を中心に回動して上端部にバルブを固定した貯油槽内へ
の案内管上に固定し、バルブを開いて・・ンドドラムを
徐々に回転して測定テープを伸すと共にサンプリングシ
リンダーを所望箇所１で下降してサンプリングシリンダ
ーの弁を閉じ、その箇所のサンプルをサンプリングシリ
ンダー内に取入れた後−・ンドドラムを逆回転させてサ
ンプリングシリンダーを−・ンドドラムの垂直管内に引
上げた後バルブを閉じ−・ンドドラムをガイドバーを中
心に回動してサンプリングシリンダーを取り出すと共に
、サンプリングシリンダーの下降中は測定テープはのぞ
き窓によりその下降深さを測定するようにして成るので
次のような特徴を有するものである。

（イ）サンプリング装置は防爆型、密閉構造の為、ペー
パー湯温、空気流入等による火災、爆発の危険がない。

（ロ）機構が非常に簡単なので故障がない。

（ハ）サンプリング位置が高精度で容易に分る。

に）液の動乱を防ぐ構造（形状、弁）なので、正確なサ
ンプリングが出来る、又温度計による温度測定も出来る
。

【図面の簡単な説明】

第１図は地下貯油槽の全体の断面図、第２図はサンプリ
ングシリンダーの断面図、第３図は同一部切欠正面図、
第４図は地上に出ている・・ンドドラム部分の拡大正面
図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ガイドバーを中心に回動することができるようにし
   た上部にのぞき窓を有する・・ンドドラムの垂直管内に
   サンプリングシリンダーを内挿し、サンプリングシリン
   ダーの上端をバンドドラムに巻かれている測定テープと
   連結したのち−・ンドドラムをガイドバーを中心に回動
   して上端部にバルブを固定した貯油槽内への案内管上に
   固定し、バルブを開いて・・ンドドラムを徐々に回転し
   て測定テープを伸すとともにサンプリングシリンダーを
   所望箇所筐で師下してサンプリングシリンダーの弁を閉
   じ、その箇所のサンプルをサンプリングシリンダー内に
   取入れたのち、バンドドラムを逆回転させてサンプリン
   グシリンダーをバンドドラムの垂直管内に引上げた後、
   バルブを閉じ、・・ンドドラムがガイドバーを中心に回
   動してサンプリングシリンダーを取り出すと共に、サン
   プリングシリンダーの下降中は測定テープはのぞき窓に
   よりその下降深さを測定するようにして戒ることを特徴
   とする地下洞内の測定方法。