JPS5826629Y2 - 線香立て

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【考案の詳細な説明】本考案は、容器と固体と容器の底面に設けた穴の構成に
よる、墓前の線香立てに関するものである。

従来の線香立ては、（イ）構造が複雑で、部品数が多く、量産に適さない。

（ロ）排水構造が悪く、灰等が固着して目づまりする。

←→ 滑層時に要部を分解しなければならず、とくに水
洗いの場合、線香に湿気が生じるため、水洗直後の使用
ができない。

に）通風装置がなく、線香そのものが、効率よく燃焼す
ることがない。

（（１）火山灰による降灰地域にフヘいては、降雨時の
水分と火山灰が混成され、容器の内面や垂直孔に固着し
て除去作業が困難。

（へ）外部の形状に、従来の香炉としての印象がなく、
異和感が生じる。

（ト）線香立ての中心部に起立または突設した形状物を
設けても、本案のつまみにこれを応用することができな
い。

等の欠点があった。

本案は、その欠点を除去するため提供するものである。

以下これを図面について説明する。（１）主として
陶磁器製で形成された容器１の底筒に円形状の穴３を設
は外部に貫通する。

（２）円形状の穴３は固体２に設けたつまみ４の外部の
形状に対応せしめる。

（３）主として陶磁器製で形成された固体２を垂直に貫
通して犬・」・複数の垂直孔５，６を設ける。

（４）固体２０片面の中心部に、先端がやや細くなった
程度の、つまみ４を突設する。

（５）容器１の内部に固体２を挿入し、底面に設けた円
形状の穴３と垂直孔５，６の下面との間に空間を設ける
。

（６）容器の安定を図るため、固定脚１を設ける。

以上の如く構成されたものであるから、これを実施せん
と′する者は、（イ）容器１内部の通気および換気状態が良好であり、
線香が良く燃える。

（ロ）火山灰による降灰で容器内部に灰が詰まっても、
容器の側面に空間があり、固体そのものが固着してしま
うことがない。

（／→ 清掃が簡単で、固体を取り出すだけで内部の灰
をパラと捨てることができる。

に）降雨時などは、容器底面に穴があるため自動的に灰
が洗浄され、雨後の墓参では墓地到着後即線香の使用が
できる。

（ホ）市販されている香炉に本案の固体を組合わせて使
用することができる。

（へ）第３図の如く、屋内で使用する場合、固体を逆に
してつまみ部分を穴に差し込んで使用すれば、灰が下部
に落下することなく、兼用で利用できる。

さらにまた、本案の線香立ては、部品数が最少限で形成
され、従来の製作単画と比較して極めて安価であり、陶
磁器等で形成すれば、半永久的に使用できる等の経済効
果が犬である。

従って本考案の提供は誠に意義あるものといえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の分解斜視図。第２図は本考案の固体の装着状態を示す縦断面図。第３図は本考案の固体を逆にして使用できるとした縦断
面図。１は容器、２は固体、３は穴、４はつまみ、５゜６は大
小複数の垂直孔、７は容器の固定脚。

【実用新案登録請求の範囲】

容器１と、該容器１の底面に穴３と、容器１の内側に装
嵌自在に装着できる固体２と、該固体２に線香を挿入す
るための大・」・複数の垂直孔５，６と、該垂直孔５，
６の中心部の上面に固体２の装着または清掃用のつまみ
４とから形成された線香立て。