JPS5826022Y2 - 遠心分離ロ−タ - Google Patents

遠心分離ロ−タ

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Publication number
JPS5826022Y2
JPS5826022Y2 JP7638282U JP7638282U JPS5826022Y2 JP S5826022 Y2 JPS5826022 Y2 JP S5826022Y2 JP 7638282 U JP7638282 U JP 7638282U JP 7638282 U JP7638282 U JP 7638282U JP S5826022 Y2 JPS5826022 Y2 JP S5826022Y2
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JP
Japan
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rotor
tube
lid
fluid
fluid sample
Prior art date
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Expired
Application number
JP7638282U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5823657U (ja
Inventor
ハーシエル・ユージン・ライト
Original Assignee
ベツクマン インスツルメンツ インコ−ポレ−テツド
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Filing date
Publication date
Application filed by ベツクマン インスツルメンツ インコ−ポレ−テツド filed Critical ベツクマン インスツルメンツ インコ−ポレ−テツド
Priority to JP7638282U priority Critical patent/JPS5826022Y2/ja
Publication of JPS5823657U publication Critical patent/JPS5823657U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、固定列式超遠心分離ロータに関し、特に、ロ
ータ内の遠心分離用管から漏れる過剰流体を保持するた
めの流体封し込み環状路を有する固定角穴ロータに関す
る。
従来の固定角穴ロータでは、遠心分離用管を収容するた
めの多数の凹所が、前記ロータの中心の回わりに環状に
形成されている。
これらの凹所は、前記ロータの回転軸にある鋭角をなす
ように方向付けられており、多数の遠心分離用管を収容
すべく設定されている。
前記管の角度付けは、比重勾配帯を比較的狭くすると同
時に、前記管に適正量の流体が入れられた場合に前記管
のキャップを一般に不要とする。
しかしながら、前記管内に多量の流体があるときには、
該流体を前記管内に保持すべく護管にキャップを装着す
ることが望ましい場合がある。
病源体および放射性物質についての多くの研究が行なわ
れるようになって、遠心分離機のロータ室を含む遠心分
離機の全体を清潔に維持することが一層重要となりつつ
ある。
これは、種々の危険な物質についての危険な実験的研究
調査を行なう遠心分離機の使用者を保護するために必要
である。
従来の固定角穴ロータでは、該ロータ内に配置された前
記管を収容する前記ロータの凹所領域を覆う蓋がよく用
いられている。
前記管は、前記回転軸に関して鋭角をなすように方向付
けられていることから、流体試料を前記管の頂縁まで満
たすことはできず、遠心分離中に前記流体の表面レベル
が新たな方向へ方向付けられ、管キャップが前記管に装
着されていなければ前記表面レベルは前記管の外部に向
けられ、また管キャップが使用されていれば前記表面レ
ベルは遠心分離中に前記管キャップに前記管からの分離
を強いる。
前記管に満たすことのできるあるレベルを示す指示はあ
るが、実際に遠心分離機の操作者が前記管に適正量の流
体を配置することは困難である。
多くの場合、前記管には、特定の固定角穴ロータに使用
するのに適正であるよりもわずかに多い量の流体が不注
意に満たされている。
その結果、流体は、キャップの装着されていない管から
漏れ出て、前記管を収容する凹所上部のロータ空所に集
まる。
遠心分離中、遠心力の結果として、漏れ出た流体によっ
てロータの蓋に圧力が作用し、前記ロータ室内への前記
流体の漏れを引き起こす可能性が生じる。
前記ロータが危険物質を保持していれば、前記分離機の
運転が完了してその操作者が前記遠心分離機のロータ室
を開放すると、ある危険性をもつ物質が前記ロータ室に
漏れている場合に操作者がこれにさらされることから、
問題が生じる。
従って、遠心分離中に前記管または鉄管を収容する凹所
から漏れ出る如何なる流体をも前記ロータ内に保持でき
ることが重要となる。
また、前記管または鉄管を収容する凹所からの前記流体
の漏れは種々の危険物質のエーロゾル化に関しての心配
を生じる。
ロータの蓋とロータ本体部分との間のシールは、高い遠
心分離速度で運転されているときには適正な密封状態を
維持し得ない場合が多いことから、前記過剰流体が遠心
力として前記蓋に圧力を作用させないということは、重
要である。
本考案は、固定角穴ロータの本体部分の上部に流体封じ
込み用包囲環状路を設けたことを特徴とし、前記ロータ
内の遠心分離用管からの如何なる過剰流体をも遠心分離
中に前記包囲環状路内に保持することができる。
前記過剰流体は、遠心分離中に前記ロータの蓋に接触す
ることはない。
従って、前記蓋と前記本体部分との間の密封の完全性が
維持される。
前記ロータ本体部分の上方周囲に沿って内方へ突出する
リップすなわちフランジによって前記封じ込みリングす
なわち前記包囲環状路が形成されており、前記過剰流体
を保持するための前記環状路を作り出すべく環状の凹所
領域が形成されている。
前記包囲環状路の寸法すなわち容積は、前記ロータ内の
全ての前記管が最大過剰量迄満たされたときに全ての過
剰流体を保持し得るべく設定されている。
本考案が特徴とするところは、図示は実施例についての
以下の説明により、さらに明らかとなろフ0 第1図は遠心分離ロータ10を示し、該ロータは蓋12
およびロータ本体部分14を備える。
遠心分離用管のための多数の凹所16が前記本体部分1
4の周囲に環状に配列されており、各凹所16は前記ロ
ータの回転軸20に関して鋭角をなす長手方向中心線1
8を有する。
2つの凹所16が示されているに過ぎないが、多数の凹
所16が、均等な平衡配列のために前記本体部分14の
周囲に沿って互いに近接して環状に配列されている。
前記本体部分14の凹所16の数は、前記本体部分の寸
法および前記管の寸法に依存する。
前記本体部分14の底部24には、前記ロータを操作速
度で回転するための駆動軸(図示せず)を受ける関連接
続部24が設置されている。
前記本体部分14の頂部26には開口28が設けられ、
該開口は第2,3および4図に示されているような遠心
分離用試料収容管30の前記本体部分14に設けられた
凹所16への出し入れを可能とする。
また、内方に突出するリップすなわちフランジ32が前
記開口28に近接して設けられており、フランジ32は
凹所16の上方の内壁34で、後述するような液体の封
じ込み作用をなす包囲域すなわち包囲環状路36を形成
する。
前記本体部分14の頂部中央部分には、接続用ねじ孔3
8が設置されており、該ねじ孔は蓋12の下面42から
突出する接続用ねしスタッド40を受は入れる。
蓋12はO−リングシール43を有し、該シールは前記
本体部分14の頂部26に当接して前記本体部分14と
蓋12との間を密封する。
蓋12はこれに垂れ下がる円錐部分44を有し、該円錐
部分は前記本体部分14の中央の頂面46に近接する前
記開口28内に突出しかつ第5図に示されているように
前記蓋12と前記本体部分14との間で前記凹所16の
上部に内方空間45を形成する。
第5図の蓋12は、前記ロータの下方の前記本体部分1
4に密封係合して示されている。
流体試料48を内部に含む前記管30が、前記凹所16
内に配置されている。
第2図に明確に示されているように、遠心分離用管30
が垂直姿勢すなわち直立姿勢にあるとき、流体試料48
は前記ロータ10内への配置のために特定の表面レベル
50に満たされる。
前記管は前記ロータの回転軸20に関して鋭角をなすこ
とから、前記流体レベルは第3図に示されているような
位置すなわち表面レベル52に変化し、この流体表面レ
ベル52は前記管の遠心力の作用方向の側に近接する部
分で前記管30の頂縁54に一層近接する。
前記管30が第2図に符号50で示された流体表面レベ
ルを有する流体試料48を収容して前記ロータ10内に
配置されると、該ロータは操作速度で運転される。
前記ロータ10がその操作速度で運転されると、前記流
体表面レベルは、第4図に示されているように、表面レ
ベル56へ向きを変え、前記試料48は前記管30内に
保持されるが、前記表面レベル56は前記管の遠心力の
作用方向の側に近接する部分で頂縁54に近接する。
しかしながら、第2に示される前記管30に多量の流体
試料が入れられて流体表面レベル60が所定値よりも高
くすなわち大きくなる場合には、前記管が前記ロータ内
に配置されると、前記流体表面レベルは第3図に符号6
2で示される表面レベルに変化する。
高速遠心分離中に前記流体試料に作用する遠心力は、前
記流体表面レベル62を第4および5図に示されている
ような新たな表面レベル64に変える。
この状況下では、前記流体の一部が前記管30から漏れ
出し、前記凹所16の上部の前記包囲域すなわち包囲環
36に入る。
従来の遠心分離ロータでは、この過剰流体は前記ロータ
の蓋に作用力を及ぼし、鉄蓋とロータ本体部分との間の
密封結合に不利に作用する恐れがある。
しかしながら、第5図に示されているように、表面レベ
ル64によって表わされる過剰流体は前記フランジ32
下で包囲環状路すなわち凹所36内に保持され、その結
果、前記流体試料は前記蓋12に圧力すなわち作用力を
及は゛すことはない。
前記包囲環状路すなわち封じ込め環状路36は、操作者
が前記ロータに配置される前記管30に多量の流体試料
を不注意に入れた場合においても、遠心分離中に前記ロ
ータ内の全ての管がらの過剰流体を入れるに充分な大き
さを有する。
前記過剰流体は、前記蓋12の下面に接することはない
従って、前記遠心ロータの極高速運転を伴なう超遠心分
離中に、前記ロータ内の過剰流体によって励起されかつ
遠心的に誘起される力は、ロータの前記蓋と前記ロータ
本体部分との間の密封に分離すなわち漏れを生じさせる
べく遠心的に誘起されて前記蓋に作用するいかなる力を
も起生させることはない。
前記したるところでは特定の包囲環状路を示し、これに
ついて説明したが、これに限らず包囲環状路すなわち遠
心分離用管を収容する凹所上部の空隙容量を形成し、こ
れにより前記ロータ内の全ての過剰流体を前記包囲環状
路内に捕獲して前記ロータの蓋に作用力を及ぼさない本
考案の精神および実用新案登録請求の範囲の記載から逸
脱することなく、他のデザインを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は互いに分離されたロータ本体部分および蓋の縦
断面図であり、第2図は垂直姿勢の遠心分離用試料収容
管の正面図であり、第3図は鋭角姿勢の遠心分離用試料
収容管の正面図であり、第4図はロータの包囲環と共に
鋭角姿勢の遠心分離用試料収容管を示す正面図であり、
第5図はロータに結合された蓋および前記ロータの管収
容四所に配置された多数の遠心分離用試料収容管の縦断
面図である。 12:蓋、14:ロータ本体部分、16:凹所、30:
遠心分離用管、32:フランジ、36:包囲環状路、6
4:過剰流体試料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータ回転軸に関して固定角度で多数の遠心分離用管3
    0を受は入れるための間隔をおいて環状に配置された多
    数の凹所であって該凹所内の前記管のそれぞれに特定量
    の流体試料を収容するための凹所16を備えるロータ本
    体部分14と、間隔をおいて環状に配置された前記凹所
    の開口の上部に位置しかつ内方へ突出するフランジであ
    って前記凹所の上部に、遠心分離中に収容すべき管のそ
    れぞれの前記特定量を超える過剰量の前記管がらの流体
    試料を捕獲するための包囲環状路36を形成するフラン
    ジ32と、遠心分離中に前記ロータ本体部分に密封のた
    めに係合する蓋12とを含み、前記環状路36は、前記
    フランジ32と共に前記管がらの全ての過剰流体試料6
    4を保持しがつ前記過剰流体試料の前記蓋への接触を妨
    げる、遠心分離ロータ。
JP7638282U 1982-05-26 1982-05-26 遠心分離ロ−タ Expired JPS5826022Y2 (ja)

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JP7638282U JPS5826022Y2 (ja) 1982-05-26 1982-05-26 遠心分離ロ−タ

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JPS5823657U JPS5823657U (ja) 1983-02-15
JPS5826022Y2 true JPS5826022Y2 (ja) 1983-06-04

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