JPS5825494Y2

JPS5825494Y2 - 冷蔵庫の集中管理装置

Info

Publication number: JPS5825494Y2
Application number: JP1980017356U
Authority: JP
Inventors: 孝次荒木
Original assignee: 三洋電機株式会社
Priority date: 1980-02-13
Filing date: 1980-02-13
Publication date: 1983-06-01
Also published as: JPS55105891U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は冷蔵庫の集中管理装置に関する。

冷蔵庫の集中管理装置とは、ホテル、旅館等の宿泊施設
（以下単にホテルと略す）の各客室に宿泊客が好みに応
じて自由にビール、ジュース等の要冷蔵内容物を取り出
せるように設置した冷蔵庫をフロント、帳場等（以下単
にフロントと略す→で集中的に管理し得ろようにしたも
ので、宿泊客のチェックアウトの時に宿泊費に合せて冷
蔵庫の内容物の消費量に応じた金額を自動的に、しかも
敏速に算出請求出来、請求漏れの防止や冷蔵庫の内容物
の消費量の確認の手数を省略出来る等の効果がある。

本考案は特に斯る装置に於て、各客室に設置した冷蔵庫
の状態をフロントで容易に確認し得るようにしたところ
に主たる特徴な有する。

以下に図面を参照しつつ詳述する。

第１図は本考案装置の概略を示すブロック図であって、
１は各客室に夫々設置した冷蔵庫２，２・・・から成る
冷蔵庫ブロックで、該ブロック１の各冷蔵庫２，２・・
・は伝送路３を介してフロントに配置される中央管理部
４に電気的に連っている。

この中央管理部４は制御手段５と、操作キーから成る操
作手段６と、各冷蔵庫２，２・・・に夫々対応性げられ
、該各冷蔵庫２，２・・・の状態を表示する為の表示ラ
ンプ群７とから戒っている。

第２図は各客室に設置する冷蔵庫２の一例を示し、同図
に於て、１１は冷蔵庫２の外扉で、常時は閉じた状態に
あり、この冷蔵庫２を設置した客室に宿泊する客がチェ
ックインした時にのみ中央管理部４からの指令に基いて
開き得るようなロック機構（図示せず）が関連付げられ
ている。

１２，１２・・・はビール、ジュース等の要冷蔵内容物
を取り出す為の取り出し窓で、この窓１２，１２・・・
を開いて内容物を取り出す度に中央管理部４に伝送路３
を介して信号が伝達され、どの客室の冷蔵庫から伺が取
り出されたかを中央管理部４のメモリに記憶させる。

１３はビール、ジュース等の内容物を補充する際に開く
補充扉で、この扉１３には内容物の収納状態、即ち内容
物の残量を知る為の覗き窓１４．１４・・・が設げられ
ている。

中央管理部４の−ｆｕが第３図に示されており、該管理
部４の前面に操作キー１５，１５・・・から成る操作手
段６と、該操作手段６の後方に設けられ、冷蔵庫２，２
・・・から取り出した内容物の数量等を表示する表示手
段１６と、更にこの表示手段１６の後方に設けられ、各
客室に設置した冷蔵庫２，２・・・に夫々対応付けられ
た表示ランプ１７．１７・・・から成るランプ群７と、
を有している。

而して宿泊客がビール、ジュース等の冷蔵庫２の内容物
を飲食したくなった時は、先ず冷蔵庫２の扉１１を開く
。

するとこの扉１１を開いた事に依って生じる開扉信号が
伝送路３を介して中央管理部４に伝達され、表示ランプ
群１のこの冷蔵庫２に対応するランプ１７を第１の点灯
状態とする。

勿論、これと同時に他の客室に配置した冷蔵庫２の扉が
開かれると、その冷蔵庫２に該当するランプ１７が第１
の点灯状態となる。

扉１１を開いて取り出し窓１２．１２・・・からビール
、ジュース等の要冷蔵内容物を取り出すと、七の取り出
しに応じた取り出し信号が伝送路３を介して中央管理部
４に伝達され、該管理部４のメモリにどの冷蔵庫から伺
が何本取り出されたかを記憶させる。

冷蔵庫２，２・・・に収納するビール、ジュース等の内
容物の数には限りがあり、しばしば内容物が品切れ、即
ち乏状態となる。

この内容物の欠乏状態は宿泊客に不便を来たす事になる
ので、直ちにその欠乏した内容物を補充するが好ましい
。

従って冷蔵庫２の何れかの内容物、例えばビールが欠乏
すると、冷蔵庫２は欠乏信号を発生して伝送路３を介し
て中央管理部４に伝え、その冷蔵庫２に対応するラング
１７を第２の点灯状態とし、フロントマン等にこのラン
プ１７に対応する冷蔵庫２の内容物のうち何れかのもの
が欠乏状態になった事を知らしめる。

ランプ１７．１７・・・の各点灯状態の具体例としては
、冷蔵庫２の扉１１が開かれた時にランプ１７を連続点
灯状態にし、内容物が欠乏した時にはランプ１７を点滅
状態にする組み合せが考えられ、また冷蔵庫２の扉が開
かれた時にランプ１７にその定格電流より少い電流を流
してランプ１７を暗い状態で点灯させ、欠乏状態時には
ランプ１７にその定格電流を流してランプ１γを明るい
状態で点灯させる組み合せも実現可能である。

次に冷蔵庫２，２・・・の各界１１を開いた状態や、内
容物の欠乏状態を中央管理部４に伝達する信号伝達系に
ついて説明を加える。

一般に各冷蔵庫２゜２・・・と中央管理部４との間に設
ける伝送路３の構成は簡単な方が好ましく、具体的には
その信号線の本数が少い方が好ましい。

この要望を満す方式としては完全時分割方式を採用して
どの客室の冷蔵庫からどの内容物が取り出されたかを時
分割的に識別するようにすれば良いが、制御回路等が複
雑となり、トータルコストは高いものとなってしまう。

従って実現性の点からは冷蔵庫の識別に時分割を採用し
、内容物の識別にはコード化方式を採用するコード化時
分割方式が最も好ましいもの、とされている。

本考案もこのコード化方式を採用している。

冷蔵庫２の内容物の品数が５種類の場合、各冷蔵庫２に
は３本の信号線が設けられており、これ等の３本の信号
線には第４図に示す如きコード信号が乗せられ、このコ
ード信号を夫々同図の如き状態に対応付ける。

即ち”ｏｏｏ”の時は扉１１が開じられている時、“０
０１”は扉１１が開かれた時、”０１０”は内容物Ａが
取り出された時、”０１１”は内容物Ｃが取り出された
時、”１００”は内容物Ｃが取り出された時、” １０
１ ”は内容物りが取り出された時ζ’１１０”は内容
物Ｅが取り出された時、そして’１１１”は内容物Ａ−
Ｅのうち何れかが欠乏した状態に夫夫対応している。

更にこの第４図にはコード化信号の各状態に於けるラン
プ群７の各ランプ１７゜１７・・・の点灯状態が付記さ
れており、信号が”ｏｏｏ”の時はランプ消灯、”００
１ ’Ｑ′ｘ１ｏ”の時は第１の点灯状態、”１１１”
の時は第２の点灯状態となる事が図示されている。

第４図のコード信号図に示された各コード信号によって
、ランプ１７０点灯状態を制御するための具体的回路を
第５図に示す。

同図において、ａ□〜ａ３は夫々前記コード信号の１桁
〜３桁目を表わすビット信号であって、このコード信号
は対応する冷蔵庫力ら送られてくる。

１８は前記ビット信号ａｌ＋ａ２ｇａ、３の論
理和を採るＯＲゲート、１９はビット信号ａ１＋ａ２・
ａ３の論理積を採る第１のＡＮＤゲート、２０はインバ
ータ２１を介してこの第１のＡＮＤゲート１９のゲート
出力と前記ＯＲゲート１８のゲート出力とを受は第１の
トランジスタ２１の導通状態を制御する第２のＡＮＤゲ
ート、２３は前記第１のＡＮＤゲート１９からの信号に
ヨ’ｌ、例エバ０．５秒周期テ” Ｈ”、” Ｌ ””
ヘル信号を交互に出力する無安定マルチバイブレータを
示し、第２のトランジスタ２４を０ＮＸＯＦＦ駆動する
。

このような回路においてコード信号が”ｏｏｏ″′のと
きはランプ１７は消灯状態である。

コード信号が’００１”〜”１１０”になると、ＯＲゲ
ート１８とインバータ２１からの信号により、第２のＡ
ＮＤゲート２０で論理積が採れて第１のトランジスタ２
２がＯＮし、第１の点灯状態としてランプ１７が点灯表
示される。

またコード信号が’１１１”になると第１のＡＮＤゲー
ト１９からマルチバイブレータ２３へ信号が伝えられる
。

この信号によってマルチバイブレータ２３は第２のトラ
ンジスタ２４をＯＮ、ＯＦＦ駆動し、ランプ１７は第２
の表示装置として点滅表示される。

このように、これ等の３ビツトのコード化信号を各冷蔵
庫２，２・・・からその状態に応じて発生し、伝送路３
を介して中央管理部４に伝え、該管理部４０制御手段５
でこのコード化信号を解読し、ランプ群７の各ランプ１
７．１７・・・をその冷蔵庫の状態に応じて点灯制御す
ると共に、中央管理部４のメモリに内容物の品種並びに
その数を各冷蔵庫毎に記憶させる。

宿泊客がチェックアウトする時は操作部６を操作してそ
の宿泊客が宿泊した客室の冷蔵庫２から如何なる内容物
がどれだけ取り出されたかをメモリから読み出して表示
手段１６で表示してそれに見合った料金を宿泊費に合算
して請求する。

チェックアウトが終了すると、その客室の冷蔵庫２から
の内容物の取り出し状況を記憶しているメモリの内容を
消去して次の宿泊客のチェックインに対処し得る状態と
する。

本考案は以上の説明から明らかな如く、客室の冷蔵庫の
扉が開かれた時は中央管理部にコード化された開扉信号
を伝えてその冷蔵庫に対応する表示器を第１の点灯状態
とし、また冷蔵庫から内容物が取り出されると、その取
り出された内容物に対応したコード化取り出し信号を中
央管理部に伝えて記憶し、更に冷蔵庫の内容物が欠乏状
態となった時にはコード化された欠乏信号を中央管理部
に伝えてその冷蔵庫に対応した表示器を第２の点灯状態
とする構成であるので、簡単な信号伝送系に依って中央
管理部と各客室の冷蔵庫とが連結されると共に、中央管
理部の表示器に依って各客室の冷蔵庫の状態、即ち扉が
閉じられている状態、扉が開かれている状態、並びに冷
蔵庫の内容物が欠乏した状態を知る事が出来る。

従って中央管理部の特定の表示器が第１の点灯状態を長
時間維持している場合は冷蔵庫の扉が開放されたままの
状態にある事に該当するので、その表示器に該当する冷
蔵庫を配置した客室に電話を掛けたりして宿泊客に注意
を促す事が出来、冷蔵庫の冷蔵機能の停止並びに電力浪
費の事故に発生を未然に防止する事が出来ると共に、特
定の表示器が第２の点灯状態となった時は、その該当冷
蔵庫の内容物が欠乏した事を示しているので、その冷蔵
庫の内容物を直ちに補充する事が出来、宿泊客に不便を
掛ける事はなくなり、サービス性は向上する。

更に本考案に於ては、各冷蔵庫に個々に対応付けられた
単一の表示器の表示状態’ＯＦ化に依って２種類の状態
を表示しているので、表示器としてば冷蔵庫の数に該当
する個数を設けるだけで良く、表示器及びその駆動回路
等を簡略化し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置の概略を示すブロック図、第２図は
本考案に用いる冷蔵庫の斜視図、第３図は本考案に用い
る中央管理部の斜視図、第４図は本考案に依るコード信
号図、第５図はランプの点灯状態を制御するための回路
図であって、２は冷蔵庫、３は伝送路、４は中央管理部
、７は表示ラン、４Ｌ１７はランプ、を夫々示してい
る。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】ホテルの各客室に冷蔵庫を設置し、該冷蔵庫に収納した
多数種の内容物の取り出し状況をフロントで集中的に管
理する冷蔵庫の集中管理装置に於て、各客室に設置した冷蔵庫と、フロントに配置され、この
各冷蔵庫を集中的に管理する集中管理部と、から戒り、
この中央管理部と谷冷蔵庫とは該各冷蔵庫の状態及び冷
蔵庫の内容物の取り出し状況をコード化信号にて中央管
理部に伝える伝送路に依って連結されていると共に、該
中央管理部に各客室の冷蔵庫に個々に対応せしめた表示
器を設け、客室の冷蔵庫の扉が開かれた時には伝送路を介して中央
管理部にコード化された開扉信号を伝えてその冷蔵庫に
対応する表示器を第１の点灯状態とし、開扉状態にある冷蔵庫から内容物が部出されると、そ
の取り出された内容物に対応してコード化された取り出
（−信号を伝送路を介して中央管理部に伝えて記憶せし
め、客室の冷蔵庫の内容物の倒れかが欠乏した時にはコード
化された欠乏信号を伝送路を介して中央管理部に伝えて
その冷蔵庫に対応する表示器を第２の点灯状態とする事
を特徴とした冷蔵庫の集中管理装置。