JPS582425Y2 - 液体供給装置 - Google Patents

液体供給装置

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JPS582425Y2
JPS582425Y2 JP1978098926U JP9892678U JPS582425Y2 JP S582425 Y2 JPS582425 Y2 JP S582425Y2 JP 1978098926 U JP1978098926 U JP 1978098926U JP 9892678 U JP9892678 U JP 9892678U JP S582425 Y2 JPS582425 Y2 JP S582425Y2
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JP
Japan
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container
infusion tube
liquid
thermostatic chamber
water
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Expired
Application number
JP1978098926U
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English (en)
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JPS5516835U (ja
Inventor
雄之介 杉山
Original Assignee
株式会社杉山元医理器
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は薬液等の液体を一定温度に加温し、一定速度(
一定流量)で患者等所望個所へ供給するようになした液
体供給装置に関し、たとえば、各種薬液、血液等の定温
、定流量の潅流あるいは閉鎖循環や、薬液その他化学物
質溶液等の生体への定温、定流量の注入などに使用する
ものである。
従来のこの種装置は、熱交換器、ポンプ装置および補給
装置を夫々別体に構成していた為、装置が大規模になり
、場所をとると共に運搬等取扱が不便であり、且つコス
ト高になる欠点を有し、その改良が望まれている。
また、近年に至り、癌に対する治療法として、温熱療法
(Hyperthermia)が試みられ、注目されて
いると共に、温熱は制(抗)瘍剤の効果を増強させるこ
とが判明し、そこで化学療法と併用する治療法が試みら
れ、現在、たとえば、膀胱癌の場合には、制(抗)瘍剤
溶液を一定温度に加温し、この加温溶液を患部へ一定流
量づつ潅流し、あるいは循環させる手段が採用されてい
る。
しかし乍ら、現在、この治療法に用いられている装置は
相当大がかりであると共に実験段階的なもので、未だ完
全なものはなく、その装置の開発が望まれている。
本考案は上記の点に着目し、装置をコンパクト化して安
価に量産でき、薬液等の液体を一定温度に加温して一定
速度(一定流量)で正確に供給でき、もって上記の願望
に叶う液体供給装置を提供することを目的とするもので
゛ある。
以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明する
図において、1は恒温槽で、内部には水2が充満されて
いる。
恒温槽1内には水2を加温するヒータ3と、試水2を攪
拌して温度を均一にするための攪拌器4が配設しである
5は感温器で、該感温器5により槽1内の水温を感知し
、槽1内の水温を一定温度に制御させるように構成され
ている。
6は恒温槽1の上部に設けた制御箱で、この箱6内には
前記攪拌器4のモータが収納されている。
7はヒータ3の温度調節ダイヤル、8はヒータ3の高温
、低温、切断の切換スイッチ、9はパイロットランプで
ある。
10は薬液等の流体を貯溜する容器で、容器の上端口部
には密閉栓13を備えており、該容器10は恒温槽1内
に配在しである。
11はパイプで造った輸液管で、輸液管11の中間部は
容器の収納部の外周に巻回して熱交換用コイル12を構
成してあり、輸液管11の一端は密閉栓13を通して容
器10内の底部近くで開口されていると共に、輸液管1
1の他端は患者等所望個所へ接続するようになっている
14は制御箱6に取付けたポンプで、該ポンプ14は輸
液管11中に介装され、容器10内の液体はポンプ14
により輸液管11を通して所望個所へ供給するように構
成されている。
15は液体導入管で、液体導入管15の一端は密閉栓1
3を通して容器10内に挿入され、その開口先端には濾
過フィルター16が装着されている。
17はダンプ14の速度調節ダイヤルを示す。
本考案は上記のように構成したもので、温度調節ダイヤ
ル7を所望値にセットし、ヒータ3をONにすると共に
攪拌器を回転すれば、恒温槽1内の水は攪拌されながら
加熱され、感熱器の作用により設定温度に均一に保持さ
れる。
一方、容器10内の液体は恒温槽1内の水2と熱交換さ
れて加温される。
そこで、速度調節ダイヤル17によってポンプ14を所
定の速度で駆動すると、容器10内の液体は輸液管11
の一端から吸い上げられ、熱交換用コイル12内を通過
して輸液管11の他端から所望の個所へ供給されるもの
であるが、前記したように槽1内の水により予らかしめ
加温された液体は熱交換用コイル12を通過する間に再
度熱交換され、水2の温度とほぼ同温度に加温され、所
望の個所へ供給される。
そして、この場合において、液体の供給部の排出側と液
体導入管15とを接続すると、ポンプにより供給された
液体は容器10内へ戻り、閉鎖循環する。
次に本考案装置の使用方法の一例につき、化学療法と温
熱療法とを併用した膀胱癌の治療法に使用する場合につ
いて説明する。
まづ、調製した制癌剤溶液を容器10内にチャージし、
輸液管11の他端(容器10と反対側端)に尿道カテー
テルを連結すると共に、該カテーテルの流出管には液体
導入管15の基端を連結する。
そして、尿道カテーテルの先端(この先端には流通孔が
開いている)を腫瘍部を当て・カテーテルを膀胱に留置
する。
而して、前記したとおり本考案装置を作動すると、所定
温度に加温された制癌剤溶液は定量づつカテーテルに供
給され、患部を加温しながら、制癌剤溶液の一部はカテ
ーテルの先端の孔から患部に作用して加療し、この溶液
は液体導入管15を通って容器10内に戻る。
このようにして制癌剤溶液は外界と全く遮断された密閉
系内で循環(閉鎖循環)し、これにより、加温と化学療
法とを同時的に行なう。
なお、制癌剤は非常に高価であるため、通常は上記のよ
うに循環させて繰返し使用するが、カテーテルから排出
される溶液を容器10へ戻さないで、そのま・所定の処
理容器へ捨てる方法もある。
本考案は上記のように構成したもので、これによれば次
のような効果がある。
(a)恒温槽1に、ヒータ3、容器10、ポンプ14、
熱交換用コイル12を備えた輸液管等を一体的に組み込
んであるので、装置がコンパクトとなり、運搬等の取扱
いに便利である。
(b)容器内の液体は輸液管を通してポンプにより供給
するものであるから、液体の供給量を正確に調節するこ
とができる。
(C)恒温槽内には攪拌器が設けであるので、槽内の水
の温度を常に均一に加温できる。
(d)温熱療法においては、加温媒体(溶液)の温度を
所定温度に正確に保持することが、きわめて重要である
が、本考案によれば、容器は恒温槽内に配在され、容器
内の溶液は予らかしめ槽内の水と熱交換して加温され、
次いで輸液管の熱交換用コイルを通る間に熱交換して加
温されるので槽内の水温とほぼ同温度に正確に加温され
る。
(e)容器の上端口部に設けた密閉栓には液体導入管を
備えているので、輸液管の送出側端と液体導入管の基端
側とを連結することにより液体を閉鎖循環させることが
できる。
なお、本考案装置は癌の温熱療法以外に広く適用できる
こと冒頭に述べたとおりである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る液体供給装置の実施例を示すもので
、第1図は斜視図、第2図は縦断面図である。 1・・・・・・恒温槽、2・・・・・・水、3・・・・
・・ヒータ、4・・・・・・攪拌器、6・・・・・・制
御箱、10・・・・・・容器、11・・・・・・輸液管
、12・・・・・・熱交°換用コイル、13・・・・・
・密閉栓、14・・・・・・ポンプ、15・・・・・・
液体導入管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (イ)ヒータを備え、水を充満させるように構成した恒
    温槽、(ロ)恒温槽内に配設され、恒温槽内の水を攪拌
    する攪拌器、(ハ)上端口部に液体導入管を備えた密閉
    栓を有し、内部に液体を貯溜するように形成し、恒温槽
    内に配在した容器、(ニ)パイプで造られ、中間部を巻
    回して熱交換用コイルを構成し、該熱交換用コイルを恒
    温槽内に配置した輸液管、(ホ)恒温槽の上部に付設し
    、輸液管中に介装したポンプとを備え、輸液管の一端は
    密閉栓を通して容器内の底部近くに開口されていると共
    に輸液管の他端は所望個所へ接続するようになし、ポン
    プにより容器内の液体を輸液管を通して所望個所へ供給
    するように構成したことを特徴とする液体供給装置。
JP1978098926U 1978-07-20 1978-07-20 液体供給装置 Expired JPS582425Y2 (ja)

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JP1978098926U JPS582425Y2 (ja) 1978-07-20 1978-07-20 液体供給装置

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JPS5516835U JPS5516835U (ja) 1980-02-02
JPS582425Y2 true JPS582425Y2 (ja) 1983-01-17

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ID=29035158

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2527019Y2 (ja) * 1991-10-31 1997-02-26 有限会社石川設備研究所 電気温水器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS459198Y1 (ja) * 1966-08-16 1970-04-28
JPS5028635U (ja) * 1973-07-09 1975-04-02

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JPS459198Y1 (ja) * 1966-08-16 1970-04-28
JPS5028635U (ja) * 1973-07-09 1975-04-02

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