JPS582422Y2 - 造粒機 - Google Patents

造粒機

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JPS582422Y2
JPS582422Y2 JP9086578U JP9086578U JPS582422Y2 JP S582422 Y2 JPS582422 Y2 JP S582422Y2 JP 9086578 U JP9086578 U JP 9086578U JP 9086578 U JP9086578 U JP 9086578U JP S582422 Y2 JPS582422 Y2 JP S582422Y2
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JP
Japan
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extrusion
blade
blades
granulation
perforated plate
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Application number
JP9086578U
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English (en)
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JPS559234U (ja
Inventor
登 川上
Original Assignee
不二パウダル株式会社
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Publication date
Application filed by 不二パウダル株式会社 filed Critical 不二パウダル株式会社
Priority to JP9086578U priority Critical patent/JPS582422Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は押出し式造粒機の改良に関する。
従来のこの種押出造粒機の基体的な形態では、材料を回
転軸方向に押し出すかまたは回転半径方向に押し出すよ
うな押出羽根と、それらの押出羽根の材料押出し面を覆
う多孔板とより成る造粒部が形成されている。
そして、適当な湿潤性が与えられて調合された可塑性粉
体材料を前記造粒部に送りこみ、前記押出羽根による摺
動および多孔板への分力により多孔板に押しつけ、前記
孔より所定の粒径に押出し成型する様に構成されている
しかし、このような従来の押出造粒機においては次のよ
うな問題点があった。
即ち、多孔板への押出圧力が全域に亙って必らずしも一
定せず、押出位置によって造粒形状にバラツキがあり、
多孔板の孔抵抗に対して押出羽根の押出圧力が不足し、
材料が造粒されずに押出羽根に付着固化し、時間経過と
共に造粒不能に陥る。
また、上記の押出羽根に付着した材料が押出羽根の回転
につれて、多孔板の内周壁を摺動しながら空転するため
に多孔板内周壁との摩擦により発熱昇温し、材料によっ
ては不良品となる。
従って、押出圧力不足を補って良好な製品を得るために
前処理工程において多量のバインダー等を加えて充分な
可塑性を与える必要があり、そのための別個の前処理装
置を必要とし、装置全体が高価となるなど多くの欠点が
存在する。
本考案は上記の欠点を除き、押出圧力を全域にわたって
一定せしめ、押出羽根への材料付着並びに固化を防ぎ、
造粒作業能率を高めるとともに良品質の製品が得られ、
しかも高価な前処理装置を必要としない造粒機を提供す
ることを目的とする。
以下本考案の一実施例を図面にもとづき説明する。
第1図乃至第3図において原料送り部1には回転軸10
のまわりに互いに逆むきねし山11 aを備えた2本の
送りスクリュ11.11がスクリュケース12内に水平
状態で並設される。
該送りスクリュ11.11は前記逆向きねじ山11 a
の対向する先端を近接して設けられ、駆動部2によって
逆方向回転可能とされる。
スクリュケース12は材料送り筒となってその駆動側上
部には材料投入口12aが設けられる。
前記ねし山11 aは前記逆方向回転によって材料を後
記造粒部方向へ押し進める方向に傾斜する。
駆動部2において、スクリュ11.11は、ギヤボック
ス21の材料送り方向側前部に設けた後部軸受22と、
後記造粒部3の先端に設けた前部軸受23とに支持され
、ギヤボックス21を経て図示外のモータによって駆動
される。
造粒部3は材料送り部1の材料送り方向先端に形成され
、前記スクリュ11.11の回転軸10.10に一体で
かつ、該軸より小径の押出羽根軸31.34と押出羽根
32.35および多孔板33とによって構成される。
即ち、一方の押出羽根軸31は、軸の長さ方向に沿った
2つの区間A、BゾーンのうちAゾーンにおいて、2枚
の押出羽根32 a 、32 aが円周方向で180度
角度変位して等間隔にとりつけられる。
そして、該押出羽根32 a 、32 aの材料押出面
となる表面32 Cおよび空隙凹部となった裏面32d
は、回転軸線に同心の円筒面で切断した断面において、
材料に材料送り方向(AゾーンからBゾーン方向)分力
を与えるように羽根長さ方向が回転軸線に対して後部(
第1図右側)が回転方向に対して先行する如く捩れた滑
らかな曲線に沿って傾斜している。
また、回転軸線に直角な平面で切断した断面においては
、材料に回転半径方向外側への分力を与えるように、羽
根高さ方向が回転半径方向内側にゆくに従い回転方向に
先行するように滑らかな傾斜曲線を画く如く形成される
押出羽根32の表面32 Cと押出羽根軸31との境界
部分は滑らかな曲面によって接続される。
押出羽根軸31のBゾーンにおいても前記と同様に2枚
の押出羽根32 b 、32 bが取付けられるが、前
記と異なる点は次の如くである。
先づ、該押出羽根32b、32bはAゾーンの押出羽根
に対して羽根軸31の周囲に90度角度変位してとりつ
けられる。
また、羽根長さ方向が前記と逆方向即ち材料をAゾーン
側へ寄せるよう材料送り方向に対して逆方向への分力を
与えるように傾斜している。
前記−前軸31に対して他方軸34にも前記と同様にA
、Bゾーンに各々2枚宛の押出羽根35a。
35 bが設けられる。
しかして、両軸31,34間においてAゾーンの羽根3
2 aと35 aとは、またBゾーンの羽根32 bと
35 bとは、互いに回転方向に90度角度変位して取
付けられる。
そして特に注目すべきは、各押出羽根32.35は前記
材料送りスクリュ11.11よりも大なる外周半径を持
ち、回転時その羽根先端が互いに相手方羽根の先端外周
よりも内側の空間を通過するように、両押出羽根軸間距
離の+より大なる半径をもって配置されている。
また、これら一対の押出羽根32.35の回転空間の外
側を覆って、断面まゆ形状の多孔板33が設けられる。
該多孔板33は材料の造粒に適した厚さを持ち、所要の
大きさの孔が適当な間隔に穿たれている。
次に作動状態について説明する。
投入口12aより投入された材料は第3図矢示方向への
送りスクリュ11の回転につれて造粒部3へ送られる。
造粒部3では材料が先ずAゾーンの押出羽根32.35
の回転につれてその押出表面32 C,35eによって
外方へ押しつけられ、順次先端部に進み乍ら多孔板33
の孔33 aより外部へ押し出される。
Aゾーンで押し出されず、更にBゾーンに進んだ材料は
前記と同様に外方へ押し出され造粒されるが、前記A、
Bゾーン相互間に構成された互いに向き合う方向への分
力により、材料は羽根軸先端方向へ押しつけられること
なく、BゾーンからAゾーンへ材料の一部が押し戻され
、これら両ゾーンの境界部近辺に最も多く供給されるこ
ととなり、造粒部3の中間部が最大限に生かされ、効率
のよい造粒が行なわれる。
しかして、押出羽根32.35の羽根軸周辺および裏面
(32d 、35 f )空隙凹部に進入付着した材料
は、互いに他方軸側の押出羽根との近接かみ合せによっ
て相互にかきおとされ、鉄部に材料が滞溜したり、固化
することはない。
実験によると本考案の造粒性能は次の如き成果を得た。
但し、押出羽根の枚数 枚 各羽根軸、各ゾーン毎に2 同 外径 130m!Itφ 同 送り方向角度 A部傾斜角10” 、長さ851111 B部 〃12°、//9QIlll モータ出力 3.7 w 可変速型 ちなみに、上記の造粒機に従来の押出羽根をとりつけた
場合、(2)の条件による造粒能力は100〜150
kg/Hrであツタ。
以上により明らかな如く少なくとも3倍の造粒能力を得
た。
上記第1実施例において、スクリュ軸11.11が後部
軸受22によって強固に支持されれば前部軸受23は必
らずしも必要とするものではない。
また押出羽根32.35は各羽根軸および各ゾーン毎に
1枚や3枚乃至それ以上であってもよい。
また押出羽根軸は2ゾーンに限られず、それ以上のゾー
ンに区画されてもよく、1ゾーンのみでもよい。
第4図、第5図は本考案の第2実施例を示すもので竪型
造粒機である。
即ち該実施例における材料送り部主は、回転軸60.6
0のまわりに逆向き螺旋状羽根61.61を備えた2本
の送りスクリュ6,6がスクリュケース42内に垂直状
態に並設される。
スクリュケース42は上部が開放されて原料投入口42
aとなる。
該送りスクリュ6,6は造粒部5の底壁を貫通して下方
で駆動される。
造粒部5は前記スクリュケース42の下方に設けられ、
前記一対の回転軸60.60に延設された押出羽根軸3
1.31と多孔板33とよりなる。
押出羽根軸31.31の長さ方向に沿った3つの区間の
各々において、夫々1個のアーム34 aが突設固定さ
れ、該アームの先端には該羽根軸31の回転方向に対し
て先端がアーム34 aの延長線よ、り後方向となるよ
うに斜向したブレード34 bがとりつけられた押出羽
根34が形式される。
そして、該押出羽根34の回転方向傾斜面は原料押出面
34 Cとなる。
前記3区間には夫々一枚宛の押出羽根34が羽根軸円周
方向に120度角度変位して等間隔にとりつけられる。
これら並列する2本の羽根軸31.31の各羽根34は
前記実施例と同様材料送りスクリュ6,6よりも大なる
外周半径を持ち、回転時その羽根先端が互いに相手方羽
根の先端外周よりも内側の空間を通過するよう、両押出
羽根軸間距離の÷より犬なる半径をもって配置されてい
る。
従ってこれら羽根軸31.31の逆方向回転に当って、
各押出羽根は押出面34 Cで材料を多孔板33に対し
て押しつけて造粒作用することは勿論、互いに他の羽根
軸31に付着した材料をかきおとす役目もする。
また、本実施例では自重によって材料が造粒部5へ自然
流下するため、円滑な材料供給が期待できる。
第2実施例でも押出羽根は各軸毎3枚に限定されるもの
ではない。
また、各区間毎に2枚以上の羽根を備えてもよい。
材料送り部1,4は上記実施例の他、ピストン式その他
の形式のものでもよい。
本考案は以上の如く、造粒部が並列する2本の押出羽根
軸と押出羽根および多孔板とより成り、押出羽根軸は長
さ方向の1以上の区間の各々において少なくとも1枚の
押出羽根がその回転半径方向外側への分力を前記材料に
与えるように設けられるので、多孔板に対して一定の強
い押圧力が付与され造粒効率が高い。
また、前記押出羽根は前記押出羽根軸間距離士よりも大
なる半径を持ち、前記−前軸の押出羽根と他方軸の押出
羽根とは互いに相手方羽根の先端外周よりも内側の空間
を通過するよう回転方向に角度変位して配置されるので
、各押出羽根の裏面空隙凹部に進入付着した材料は互い
に他方軸側の押出羽根との近接かみ合せによって相互に
かき落され、鉄部に材料が滞溜したり固化したりするこ
とがない。
また、造粒室内の材料の移動を容易に且つ均一に分散し
、更に互いの羽根に付着した材料を羽根の交差で剥離し
ながら剪断造粒される為、造粒ムラ(密度ムラ)が無く
、動力当り2〜3倍の造粒能力を得た。
また、スクリューに加えられる駆動力が極めて軽減され
ると共に、多孔板面に加えられた圧力の減少によって多
孔板の摩耗が極度に減少した。
更に、本考案は圧縮加圧機能を極端に弱めた点で従来機
能とは全く異質のものである為、製品としての造粒物が
極めてソフトな顆粒となり、医薬品、食品等の崩壊性や
溶解性を要求される材料に特に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す1部切欠平面図、第2
図は1部切欠正面図、第3図は第1図のIIIIII断
面図、第4図は他の実施例を示す水平断面図、第5図は
同縦断面図を示す。 1・・・・・・材料送り部、2・・・・・・駆動部、3
・・・・・・造粒部、31.34・・・・・・押出羽根
軸、32.35・・・・・・押出羽根、33・・・・・
・多孔板、33 b・・・・・・細孔、4・・・・・・
材料送り部、5・・・・・・造粒部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粉体原料に可塑性が与えられるように調合された材料の
    送り部と、駆動部と、造粒部とを含み、該造粒部は並列
    する2本の押出羽根軸と押出羽根および多孔板とより戒
    り、前記押出羽根軸には長さ方向の1以上の区間の各々
    において少なくとも1枚の押出羽根がその回転半径方向
    外側への分力を前記材料に与えるように設けられ、前記
    押出羽根は前記押出羽根軸間距離の士よりも大なる半径
    を持ち、前記一方軸の押出羽根と他方軸の押出羽根とは
    互いに相手方羽根の先端外周よりも内側の空間を通過す
    るように回転方向に角度変位して配置され、前記一対の
    押出羽根の回転空間を覆って多孔板が設けられたことを
    特徴とする造粒機。
JP9086578U 1978-07-01 1978-07-01 造粒機 Expired JPS582422Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9086578U JPS582422Y2 (ja) 1978-07-01 1978-07-01 造粒機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9086578U JPS582422Y2 (ja) 1978-07-01 1978-07-01 造粒機

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Publication Number Publication Date
JPS559234U JPS559234U (ja) 1980-01-21
JPS582422Y2 true JPS582422Y2 (ja) 1983-01-17

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ID=29019603

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9086578U Expired JPS582422Y2 (ja) 1978-07-01 1978-07-01 造粒機

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5759012Y2 (ja) * 1980-10-03 1982-12-16
JPS5774772U (ja) * 1980-10-28 1982-05-08
JPS5818903Y2 (ja) * 1980-11-07 1983-04-18 弘 柏 敷ふとん
JPS58162825U (ja) * 1982-04-23 1983-10-29 株式会社東洋クオリティワン クツシヨン体
JP6313968B2 (ja) * 2013-12-20 2018-04-18 株式会社アーステクニカ 押出造粒機

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JPS559234U (ja) 1980-01-21

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