JPS5823828B2 - エンシンチユウゾウニ オケル 2 ソウチユウゾウホウホウ - Google Patents

エンシンチユウゾウニ オケル 2 ソウチユウゾウホウホウ

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JPS5823828B2
JPS5823828B2 JP50017563A JP1756375A JPS5823828B2 JP S5823828 B2 JPS5823828 B2 JP S5823828B2 JP 50017563 A JP50017563 A JP 50017563A JP 1756375 A JP1756375 A JP 1756375A JP S5823828 B2 JPS5823828 B2 JP S5823828B2
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JP
Japan
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casting
layer
ladle
molten metal
cast
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吉竹晃
好光新
野路末好
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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【発明の詳細な説明】 本発明は、遠心鋳造によって外層と内層とが夫夫異なる
金属材料によって構成された2層鋳造品を得るに当り、
特に内外層共に同一溶湯を基礎材料として使用し、一方
の層に合金材料(合金元素)を添加して異質とする2層
鋳造品の遠心鋳造を、トラブルなく迅速容易に行なうこ
とができるようにした方法に関する。
2層鋳造品の鋳造には大別して2つの種類がある。
即ち内層と外層とが全く異質の金属、合金材による場合
と、内層と外層とが共に同一溶湯を使用し、一方の層に
対してはその溶湯にしかるべき合金元素を添加して、他
方の層と異質のものにする場合とである。
従来遠心鋳造によって2層鋳造品を得るときでは、前者
の場合には、外層溶湯と内層溶湯とを別々に溶解して、
2つの取鍋に夫々取り、順次遠心鋳造用金枠に注湯して
鋳造する。
又後者の場合は、同一溶湯を2箇の取鍋に分配し、片方
の取鍋内には合金元素を添加して、同じく順次遠心鋳造
用金枠に注湯して鋳造するのである。
今これを図面について概説すると、第1図に示すように
フランジ付金属管体において、管体を構成する内層aと
外層すとの材質が前記のように相違する場合、これら内
外層a、bの一体化せる2層鋳造品を遠心鋳造で得る場
合、第2図のような手段を用いる。
尚第1図においてフランジCは事後溶接で管体に取付け
る。
即ち第2図において、1は遠心鋳造用金枠、2は同金枠
の開口両端に配置された2個の鋳込みホッパ、3,3は
夫々異質の溶湯(同一溶湯で一方に添加合金元素を加え
ることにより異質としたものも含む)を収容せる吊り取
鍋、4は遠心鋳造用金枠1における型回転用ローラを示
している。
しかしてこのように2つの取鍋3,3によって作業をす
る時は、鋳込作業者が2名、又取鍋操作用の起重機も2
台、従って運転手も2名のように、作業人員が必要であ
り、又溶湯を別々に溶解する場合には、各溶湯の出鋼を
同時にできるようにせねばならないので、作業に当りロ
ス時間が多い。
更に2台の起重機を使用してタイミングよく2層鋳造を
行なうには、その作業もきわめて繁雑化し、トラブルが
生じ易く困難であり、能率的に迅速化しようとするには
安全性の面でも問題がある。
本発明は従来の2層鋳造におけるこれらの問題点を解決
し、特に同一溶湯を使用し、一方の層を構成する溶湯内
に合金元素を添加して他方と異質化して、内外両層を構
成する2層鋳造品の鋳造に当り、これを簡単容易かつ迅
速に行なうことができるようにしたものであり、従って
その特徴とする処は、遠心鋳造用金枠の一端に鋳込みホ
ッパを配設しかつ該ホッパに隣接して反転取鍋を配設し
てなる鋳造装置を複数対使用し、一方これに対する溶湯
は、単一の溶解炉より出湯され々ものをまず1台の起重
機で操作する単一の吊り取鍋に受け、次いでその一部を
予じめ添加合金材料が入れである前記各反転取鍋に分割
城陽し、前記各遠心鋳造用金枠に前記の各ホッパを介し
、前記単一の吊り取鍋からと、各別の反転取鍋からとで
前後して注湯し、順次に連続して2層鋳造品を鋳造する
点にある。
以下本発明について詳述する。
本発明では、第3図に示す・ように、遠心鋳造用金枠1
の一方の開口端に鋳込みホッパ2を配設し、かつ又これ
に隣接して移動可能に配置される反転取鍋5(図例では
電動式による自動反転可能な3角取鍋)を配設した鋳造
装置を複数対使用する。
一方該鋳造場で使用する溶湯の移送、注湯用の吊り取鍋
3は1台の起重機で操作される単一のものである。
しかして、目的とする2層鋳造品を遠心鋳造するにさい
しては、先ず溶解炉より出湯した溶湯を上記単一の吊り
取鍋3に、鋳造に必要な全量を受取るのである。
このさい必要な溶解炉は単一のものでよく、出湯される
溶湯も一種類である。
次に添加合金元素(材料)の必要量を予じめ入れた反転
取鍋5に、前記吊り取鍋3より同取鍋内の溶湯の一部必
要量を注入することにより、吊り取鍋3には出湯のまま
の溶湯が残り、一方各反転取鍋5内には必要合金元素(
材料)の添加により異質とされた溶湯が準備されること
になる。
今2層鋳造品として、外層は出湯溶湯のまま、内層は合
金元素添加溶湯の場合を説明すると、先ず反転取鍋5内
に注入分割した残りの溶湯が存する吊り取鍋3内の残湯
を、ホッパ2をへて金枠1内に注湯して遠心鋳造を行な
い、この鋳造後反転取鍋5を反転傾動させて、その合金
添加溶湯を同じくホッパ2をへて金枠1内に注湯して、
遠心鋳造を行なうことにより内外2層の鋳造品が得られ
る。
このさい外層の肉厚が薄い場合には、外層鋳造後、直ち
に内層の鋳造を行なうことが必要である。
又外層の肉厚が厚い場合は、その最内面が凝固するまで
に時間が掛るので、この間しばらく待ってから内層の鋳
造を行なうことが必要である。
更に大量の湯を使用するとき、例えば外層の肉厚が大き
くなった場合、内層の鋳込までに充分時間待ちをせねば
ならない。
なお、上側とは逆に各々反転取鍋5から外層を鋳込み、
吊り取鍋3から内層を鋳込む実施態様も採用可能である
しかして連続的に目的2層鋳物を大量生産するためには
、大容量の炉より数本分の溶湯を吊り取鍋3に一度に受
け、数本同時に鋳造する必要がある。
例えば、鋳造機を3機使用する場合では、3本分の溶湯
を一度に受湯しその各々の鋳造装置には鋳込みホッパ2
と重量計付頌動反転取鍋5を設置しておく。
今その鋳造作業例を挙げると、次の通りである。
先ず吊り取鍋3より1本目の反転取鍋5に、外層に必要
な溶湯を重量測定しながら受湯し、所定量受湯後直ちに
遠心鋳造用金枠1に鋳込みホッパ2を介して鋳造する。
次に2本目、3本目の外層を、1本目と同じように鋳造
する。
2本目、3本目の鋳造の間に1本目の反転取鍋5を元の
位置に戻し、その中に添加に必要な合金材料を投入して
おく。
3本目外層鋳込完了後、直ちに1本目の内層分の溶湯を
、添加材料の入った1本目の反転取鍋5に重量測定しな
がら受湯する。
この内層分の鋳込は外層鋳込完了後、所定の時間経過し
た後鋳造する。
2本目、3本目も1本目と同じようにする。
外層に添加成分を入れる場合は、最初の外層分の溶湯に
添加する。
上述では3本分の外層を鋳込んでしまってから内層を鋳
込むことにしているが、時間の関係で下記の如く変化さ
せることがある。
本文例示のもの ■〜■は作業工程の順番を示す。
以上の操作により最初に受湯する湯の重量の測定は不要
となり、複数本の鋳込が同時に出来る。
内層分の湯の温度が待ち時間の間に下がるおそれがある
が、反転取鍋は外層分の調造時に加熱されているため、
他の方法より反転取鍋内での吸熱は少なくなり調造上有
効である。
このように本発明方法によれば、起重機によって取扱う
吊り取鍋3は1箇で足り、従って必要起重機も1台で済
むし、その鋳込作業に当っても、1人の作業者によって
連続的に2層鋳造を行なうことができるのである。
特に外層薄肉品の場合、外層鋳造後、直ちに内層を鋳造
しないと、内外層の境界において、相互の溶着不良を生
じるおそれがあり、このように迅速に連続鋳造せねばな
らないような時、特に本発明方法は有効である。
尚上記反転取鍋5は、必すしも自動反転型式の3角取鍋
でなくてもよいが、自動反転型式のものを用いれば、操
作は更に便利かつ簡単容易化される。
斜上の如く本発明方法によれば、従来のこの種2層鋳造
品を遠心鋳造で得る手段に比し、溶解炉、起重機、吊り
取鍋は各々1箇で済み、鋳込作業者。
クレン運転者は共に1名でたり、その作業はきわめて容
易化されると共に安全性の点でも危険のおそれなく、従
来より簡便能率的に2層鋳造品を得られ、勿論コスト的
にも著しく有利であり、各種の2層構成鋳造品、例えば
テーブルローラ等、表面に耐摩耗性が要求されるもの(
外層使用)やドレツシャパイプ、スラリーパイプ、シリ
ンダ、ポンプライナ等内面に耐摩耗性が要求されるもの
、反応管等で耐浸炭性を要求され、外層は通常HK40
鋼材で、内層はHK40高Si鋼材とするようなもの(
内層使用)等に好適に利用できるのである。
次に本発明の具体的実施例を示す。
実施例 外層・・・5C46(溶接性、靭性、加工性重視)15
mm厚 内層・・・高Cスチール(内面耐摩耗性重視)15im
厚 第1図のようなフランジ付き管体であり、その鋳造寸法
、0.D600X30 t×60001のものである。
アーク炉溶解炉より2500kgの5C46溶湯を吊り
取鍋3に受けた。
反転取鍋5中に電極屑(加炭剤として)を添加状態で、
取鍋3より1200kgの溶湯を注入した。
先ず吊り取鍋3にてSC46溶湯1300kgを遠心鋳
造してから、次に反転取鍋5を反転して第2層を鋳造し
た。
鋳造品のチェック結果は以上の通りである。
※ 920°CX 3 Hr s −+A、 c、なる
規準を行なった場合の硬度である。
以上のように一つの溶湯で、外層はフランジ溶接が容易
に出来、内面は耐摩耗性の良好な(硬度が2倍で耐摩耗
性も約2倍)2層遠心鋳造パイプが能率的に鋳造出来た
【図面の簡単な説明】
第1図は内外2層鋳造品の1例の断面図、第2図は従来
の遠心鋳造による2層形成手段の説明図、第3図は本発
明方法による実施例説明図である。 1・・・・・・遠心鋳造用金枠、2・・・・・・鋳込み
ホッパ、3・・・・・・吊り取鍋、4・・・・・・回転
ローラ、5・・・・・・反転取鍋、a・・・・・・内層
、b・・・・・・外層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 遠心鋳造用金枠の一端に鋳込みホッパを配設しかつ
    該ホッパに隣接して反転取鍋を配設してなる鋳造装置を
    複数対使用し、 一方これに対する溶湯は、単一の溶解炉より出湯された
    ものをまず1台の起重機で操作する単一の吊り取鍋に受
    け、次いでその一部を予じめ添加合金材料が入れである
    前記各反転取鍋に分割城陽し、 前記各遠心鋳造用金枠に前記の各ホッパを介し、前記単
    一の吊り取鍋からと、各別−の反転取鍋からとで前後し
    て注湯し、順次に連続して2層鋳造品を鋳造することを
    特徴とする遠心鋳造における2層鋳造方法。
JP50017563A 1975-02-10 1975-02-10 エンシンチユウゾウニ オケル 2 ソウチユウゾウホウホウ Expired JPS5823828B2 (ja)

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