JPS5823759Y2 - 海上送信所 - Google Patents

海上送信所

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Publication number
JPS5823759Y2
JPS5823759Y2 JP8035879U JP8035879U JPS5823759Y2 JP S5823759 Y2 JPS5823759 Y2 JP S5823759Y2 JP 8035879 U JP8035879 U JP 8035879U JP 8035879 U JP8035879 U JP 8035879U JP S5823759 Y2 JPS5823759 Y2 JP S5823759Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmitting station
floating
branch line
antenna
main pillar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8035879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55179438U (ja
Inventor
塩谷洋
田中司郎
Original Assignee
日立造船株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立造船株式会社 filed Critical 日立造船株式会社
Priority to JP8035879U priority Critical patent/JPS5823759Y2/ja
Publication of JPS55179438U publication Critical patent/JPS55179438U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は海上送信所に関する。
ラジオ放送局などの送信所は、現在のところ陸上に設置
されるのが普通であり、全国王る所に設置されている。
ところが、近年、とくに都心部に近い送信所の近辺に住
宅が建込んできており、付近の住民は電波障害に悩まさ
れ、また高層建築物などのため電波の伝播状態が悪化し
、サービスエリヤに対して十分な電界強度を確保するこ
とが困難となってきた。
さらに、送信所の移転あるいは新設のため陸上に新たに
アンテナを設置する場合には広大な地所が必要であり、
最近ではこのような用地の確保が次第に困難となってき
ている。
上記の問題を解決するため、海上に設けた構造物上にア
ンテナを設置することが考えられている。
海上に設置するアンテナとしては、風圧の影響が小さく
、かつ構造が簡単で軽量であることから、支線式ポール
アンテナが好ましいが、支線式ポールアンテナを設置す
るにはアンテナ主柱を支持するため垂直に対して所定の
角度を有する支線を少なくとも3方向に張る必要がある
したがって、支線式ポールアンテナを海上構造物上に設
置する場合には、海上構造物が大形化するという問題が
ある。
この考案は、上記の実情に鑑み、海面に浮かべられた浮
体構造物上に支線式ポールアンテナを設置するという新
しい着想に基づいてなされたものであって、浮体構造物
を必要以上に大形化する必要がなく、かつ浮体構造物に
対する波浪、潮流などの影響が小さい、海上送信所を提
供することを目的とする。
以下この考案を図面に示す実施例により説明する。
海上送信所は、海面に浮かべられた浮体構造物1と、こ
の構造物1上に設置された送信用の支線式ポールアンテ
ナ2とからなる。
構造物1は、平面から見て正方形状の局舎部分3と、局
舎部分3の4隅の外側に形成された水平外方突出部分4
とを有し、中心に対してほぼ対称となっており、局舎部
分3の内部には送信に必要な諸設備が配置されている。
また、構造物1の下面には、その中央部と、各突出部分
4の先端部に円形断面の浮力体5が設けられている。
アンテナ2は、局舎部分3の中央に立てられた主柱6と
、これを支持する複数の支線7とからなり、主柱6の基
部は碍子により局舎部分3に対して絶縁されており、主
柱6に取付けられた各支線7の一端は各突出部分4の先
端に接続されている。
海上送信所は、浮体構造物1が水平となるように海面に
浮かべられており、各浮力体5の下側一部分のみが海面
下に没し、この部分に作用する浮力のみによって全重量
が支えられている。
そして、構造物1は、適宜な方法により、海底あるいは
陸岸に係留されている。
この海上送信所は、造船所において建造され、完成後所
定の位置まで曳航されて、上記のように係留される。
浮体構造物1は、上述のように複数箇所に分散した水平
断面積の小さい浮力体5で波浪や潮流を受けるようにな
されているので、その影響が小さい。
さらに、浮力体5が各突出部分4の先端部に設けられて
正方形の4頂点を形成しているので、いずれの方向から
波浪を受けても全体の動揺は極めて小さい。
この考案による海上送信所は、海面に浮かべられた浮体
構造物1と、この構造物1上に設置された支線式ポール
アンテナ2とからなるので、海面を安全に移動させて電
波伝播状態の最良の場所に設置することが可能であり、
さらに潮の干満によっても海面とアンテナ基部の絶縁部
分との距離が変らないため、電波の送信が非常に安定し
ている。
さらに、送信所建設のために陸上に広大な土地を確保す
る必要がなく、送信所近辺に対する電波障害などの悪影
響が極めて小さくなる。
また、浮体構造物1が、中央の局舎部分3と、局舎部分
3の外周を等分する4つの位置の各々に形成された水平
外方突出部分4とを有し、かつアンテナ2の主柱6が局
舎部分3の中央に設けられ、この主柱6に取付けられた
各支線7の一端が各突出部分4の先端に接続されている
ので、局舎部分3の大きさを必要最小限に押さえても、
アンテナ2の主柱6と各突出部分4の先端との水平距離
を十分に確保することができるため、主柱6を強固に支
持することができ、よって送信所を軽量化して建設費を
節約することが可能となる。
さらに、浮体構造物1下面の、少なくとも各突出部分4
先端部に浮力体5が設けられ、各浮力体5の一部分のみ
が海面下に没して、この部分に作用する浮力のみによっ
て全体の重量が支えられるようになされているので、局
舎部分3が海面下に没することがなく、かついかなる方
向から波浪や潮流を受けた場合であっても、その影響は
極めて小さい。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は正面図、第2
図は平面図である。 1・・・・・・浮体構造物、2・・・・・・支線式ポー
ルアンテナ、3・・・・・・局舎部分、4・・・・・・
水平外方突出部分、5・・・・・・浮力体、6・・・・
・・アンテナ主柱、7・・・・・・支線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 海面に浮かべられた浮体構造物1と、この構造物1上に
    設置された支線式ポールアンテナ2とからなり、構造物
    1が、中央の局舎部分3と、局舎部分3の外周を等分す
    る4つの位置の各々に形成された水平外方突出部分4と
    を有し、かつアンテナ2の主柱6が局舎部分3の中央に
    設けられ、この主柱6に取付けられた各支線7の一端が
    各突出部分4の先端に接続されており、さらに構造物1
    下面の、少なくとも各突出部分4先端部に浮力体5が設
    けられ、各浮力体5の一部分のみが海面下に没して、こ
    の部分に作用する浮力のみによって全体の重量が支えら
    れるようになされている海上送信所。
JP8035879U 1979-06-12 1979-06-12 海上送信所 Expired JPS5823759Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8035879U JPS5823759Y2 (ja) 1979-06-12 1979-06-12 海上送信所

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8035879U JPS5823759Y2 (ja) 1979-06-12 1979-06-12 海上送信所

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55179438U JPS55179438U (ja) 1980-12-23
JPS5823759Y2 true JPS5823759Y2 (ja) 1983-05-20

Family

ID=29313706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8035879U Expired JPS5823759Y2 (ja) 1979-06-12 1979-06-12 海上送信所

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JP (1) JPS5823759Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58135937A (ja) * 1982-02-08 1983-08-12 Nisshin Flour Milling Co Ltd 剪断試験機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55179438U (ja) 1980-12-23

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