JPS5823275Y2 - 根菜、果物の洗滌装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来の洗滌機としてロールブラシを列設して形成した搬
送面上方に、搬送方向に沿って板ブラシを複数個に小分
けし、しかも弾性支持したものはちるが、しかしながら
これでは大根、大型芋の如く根の胴部と根元、根先とが
径な大きく異にする形状の根菜、果物においては、搬送
方向と直交する方向を一枚の細長のブラシでもって洗滌
することとなり、ブラシ毛がその胴部と根先、根元では
その接触具合を異にし、洗滌力が胴部と根先、根元で異
なって均一な洗滌ができないという欠点があった。

本考案はこの欠点を除去し、完全な洗滌ができるという
根菜、果物の洗滌装置を提供せんとするものである。

この考案は複数個のロールブラシ１，１′・・・・・・
を列設して形成した搬送面上に、搬送方向と直交する方
向に沿って少なくとも２個以上の小分けされた板ブラシ
を配置し、しかも同板ブラシを弾性支持したことを特徴
とする根菜、果物の洗滌装置に係るものである。

板ブラシは搬送方向と直交する方向に少むくとも２個必
要とするが、それ以外に固定した板ブラフを別設しても
よい。

又板プラン３，３′は一部を傾斜させて大根等の先端の
細くなった部分等もよりよく洗滌させてもよいし。

又傾斜させなくてフラットでもよい。

傾斜させるかわりに板ブラシ３．３’Ｆｒ−左右方向に
分割し。

独立して昇降できる様にしてもよい。

いずれも本考案の技術的思想に含まれるものである。

一枚の板ブラシの搬送方向の長さは根菜、果物９の高さ
のバラツキ程度で変化するが、普通は１個ないし数個が
入る程度である。

第１〜３図及び５，６図に示す実施例は左右一対に分割
された板ブラシ３，３′を使用する例であり、しかも作
動させない時は板ブラシ３，３′はフラット状態となる
様に弾性支持し、根菜、果物が送られれば特に中央部の
端が上方向に持ち上げられやすくなったものである。

第４図に示す実施例は板ブラシは傾斜した左右のブラシ
部分と中央のフラットなブラシ部分を有する例であり、
第７図は一端を傾斜させ、残りをフラットにしたブラシ
形状である。

この考案では第５，６図に示す様に大根等の根菜、果物
９がロールブラシ１，１′の形成する搬送面上に送られ
る。

大根、大型芋等の根菜、果物９はロールブラシ１，１′
の回転軸方向に横たわる。

即ち回転方向に沿って根先、胴部、根元（首）が並ぶ状
態で搬送される。

根菜、果物９の位置する板ブラシ３，３′はそれを支持
する弾性（スプリング４，５）に抗して根菜、果物９に
よって持ち上げられる。

搬送方向と直交する方向に小分けにされた複数個の板ブ
ラシ３，３′は根菜、果物９の外周形状に応じ、その形
状に沿って傾動し。

しかもその弾性（スプリング５）によって所定以上の押
し付は力をもってブラシ毛を根菜、果物９に押し当てる
ため、根菜、果物９の胴部、根先。

根元すべて均一に且つくまなく洗滌できることとなる。

以上の様に、本考案によれば搬送方向と直交する方向に
少なくとも２個以上の小分けされた板ブラシを配置し、
しかも弾性支持することによって。

根菜、果物をより完全に洗滌することができ、しかも洗
滌する大根、芋の品種・形状・絶対長が変化してもこれ
に対応して板ブラシ３，３′が独立して変位して完全な
洗滌力を保持できるという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案根菜、果物の洗滌装置の実施例を示す一
部切欠正面図、第２図は開平面図、第３図は第１図Ｉ−
Ｉ線における縦断面図、第４図は他の実施例を示す縦断
面図、第５図は本考案根菜。 果物の洗滌装置の使用状態を示す説明図、第６図は大小
の根菜、果物を同時に洗滌するときの状態を示す説明図
、第７図は他の実施例を示す縦断面図である。 １．１′・・・ ・・・・・・ロールブラシ、２・・・
・・・押え板。 ３．３′・・・・・・板ブラシ、４・・・・・・スプリ
ング、５・・・・・・スプリング又はスポンジ、６・・
・・・・水タンク、７・・・・・・ベルト、８・・・・
・・案内板、９・・・・・・根菜、果物。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数個のロールブラシを列設して形成した搬送面上に、
   搬送方向と直交する方向に沿って少なくとも２個以上の
   小分けされた板ブラシを配置し、しかも同板ブラシを弾
   性支持したことを特徴とする根菜、果物の洗滌装置。