JPS58228B2 - キドシンゴウホセイホウホウ - Google Patents

キドシンゴウホセイホウホウ

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JPS58228B2
JPS58228B2 JP47112300A JP11230072A JPS58228B2 JP S58228 B2 JPS58228 B2 JP S58228B2 JP 47112300 A JP47112300 A JP 47112300A JP 11230072 A JP11230072 A JP 11230072A JP S58228 B2 JPS58228 B2 JP S58228B2
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JP
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signal
color
luminance signal
phase
color signal
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JP47112300A
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島田聡
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Sony Corp
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 カラー撮像装置として、色分解フィルタにより被写体の
色分解像を形成すると共に、この色分解像を単一の撮像
管により撮像してこれより輝度信号と色信号(搬送色信
号)との合成信号を得るようにしたものがある。
ところが、このようなカラー撮像装置では、次に述べる
理由により輝度信号にレベルむらを生じてしまう。
即ち、今、簡単のため、第1図に示すように撮像管10
1と、入出力特性に非直線性のある信号伝送回路102
とよりなるとし、また伝送回路102の非直線特性が第
2図の曲線103で示されるとすると、撮像管101か
らは非直線特性の影響を受けていない輝度信号Y0と1
色信号C0との合成信号E0が得られ、これが伝送回路
102によって非直線特性の影響を受けた輝度信号Yi
と色信号C0との合成信号Eiにされるとみなすことが
できる。
ところがこの場合、色信号C0が伝送回路102を通る
とその非直線特性103のために色信号C0は検波され
てしまう。
そしてこのとき色信号C0はすべての色情報を持ってい
るので、その検波信号は輝度信号に他ならず、この検波
作用による輝度信号が本来の輝度信号Y6に混入してし
まう。
即ち色信号C0が非直線特性103により検波されて輝
度信号が形成され、この輝度信号と本来の輝度信号Y0
との混合信号が輝度信号Yiとして得られることになる
そして色分解フィルタのストライプの巾がピッチの1/
2とすると、第2図に示すように信号E0中の輝度信号
Y0のレベル(一点鎖線図示)は色信号C6のピーク・
ツー・ピーク・レベルの1/2となるが、非直線特性1
03の場合には、その検波作用により信号Ei中の輝度
信号Yiのレベル(1点鎖線図示)は、色信号Ciのピ
ーク・ツー・ピーク・レベルの1/2(点線図示)以上
に増加してしまう。
この増加分が色信号C0が検波されることにより形成さ
れた輝度信号分であるが、この増加分は図より明らかな
ように信号E0のレベルが大きいほど、即ち被単体が明
るいほど犬きくなるので、この結果輝度信号Yiにレベ
ルむらを生じてこれが再生画面では輝度むらとなって現
われる。
また伝送回路102の非直線特性が曲線104で示され
るときには信号Ei中の輝度信号Y1のレベルは色信号
Ciのピーク・ツー・ピーク・レベルの1/2よりも減
少すると共に、その減少分は輝度が高いほど多くなり、
やはり同様の輝度むらを生じる。
本発明はこのような輝度信号のレベルむらを補正する補
正回路を提供しようとするものである。
まず色分解フィルタの一例について第3図により説明し
よう。
この図において、このフィルタは、黄色光、シアン色光
、マゼンタ色光及び白色光をそれぞれ透過させるストラ
イプ状フィルタ部Ye、C,M及びWを有し、従って、
ストライプ5R2SG及びsBは赤色光、緑色光及び青
色光をそれぞれ透過させることのできる帯状の部分を示
し、このストライプSR及びSGはストライプSBに対
して互に反対方向にθ1だけ傾いている。
そしてこのフィルタはこれによる被写体の色分解像を撮
像管の光電変換面上に投影したとき、電子ビームがi−
1、i、i+1……で示す様に色分解像のストライプs
Bに対応したストライプの配列方向に走査する様に配置
するが、2等ストライプsR,sB及びSGのこのビー
ムの走査方向に対応するーの方向におけるピッチは互に
等しくなっており、また巾はピッチの1/2になってい
る。
更にWで示す実質的にすべての色光を透過させる部分及
び斜線で示す実質的にすべての色光を透過させない部分
は夫々三角形をなして上記の−の方向に隣接しない様に
順次配列されている。
従ってR,B、Gを付した部分は赤2青及び緑の色光の
みを夫々通し、RB、RG、RBを付した部分は赤及び
青(即ちマゼンタ)赤及び緑(即ちイエロー)、緑及び
青(即ちシアン)の色光を夫々通す。
なお相隣り合うビーム走査位置に対応した位置間の距離
をdとすれば である。
この場合撮像管の光電変換面の有効走査面が例えば縦と
横の比が3:4の9mmX12mmの大きさであれば、
例えばこの有効走査面内でストライプSBに対応したス
トライプ像が186本形成される様にするには、上述の
ピッチPは光電変換面上に換算して12mm/186即
ち64μにする。
また有効走査線数を250とすれば上述の距離dは光電
変換面上に換算して9mm/250即ち36μにする。
従って上述の例ではθは約30.6°に選ぶ。
勿論有効走査面の縦と横の比が3:4でなく例えば1:
2という様に異なれば、これに応じて傾きの角θ1も異
ならせる。
また飛越走査の場合次のフィールドにおいてはビーム走
査位置が図のi−1,i、i+1.………で示す位置の
間になること勿論である。
なお例えばピッチPを上述の様に選定する場合には各信
号成分のキャリア周波数fcが3.58MHzになる。
このようなフィルタによって被写体を色分解してその色
分解像を撮像管の光電変換上に投影し、これを電子ビー
ムにて走査すれば、各ストライプsB、sB及びSoの
電子ビームの走査方向に対応するーの方向におけるピッ
チが互に等しいので赤、青及び緑の各色信号成分は同じ
キャリア周波数でキャリア化された信号として得られ、
しかも各ストライプ5R2SB及びSGの傾きの方向が
互に異なるので隣り合う水平走査区間における位相差は
各色信号成分について互に異なる様になる。
即ち任意のi番目の水平走査区間に撮像管より得られる
合成信号E1は で表わされる。
そしてこの式において、Ri+Bi+Giは輝度信号で
あるから、これをYiで示し、またR1C03(ωct
+……)=Ri、B15in(ωct+……)=Bi、
Glcos(ωct−……)=G1とすれば、R1+B
i+Giは色信号であるから、これをCiで示す。
ここでα及びβはストライプの傾きで決まる位相角、γ
R2γB及びγGは初期位相角で、第3図の場合はα−
2/3π、β=0である。
なお信号Eiの周波数スペクトルの一例を第4図に示す
またこの位相関係をベクトル図により説明すると、第5
図の原信号の欄に示す様に赤の色信号成分については次
の水平区間では前の水平区間に対して位相が2/3π進
み、青の色信号成分については隣り合う水平区間での位
相差が零となり、緑の色信号成分については次の水平区
間では前の水平区間に対して位相が2/3π遅れる。
従って順次隣り合う3つの水平区間での色信号成分につ
いて適当な移相及び演算操作を施せば赤、青及び緑の各
色信号成分R1,Bi及びG1を分離できる。
このための具体的構成を例えば第6図に示す。
即ち同図において、11は被写体、12は撮像管を示し
、これらの間の光路上には主レンズ13を配置し、また
その結像位置には第3図に示した色分解フィルター4を
配置して被写体11の色分解像を形成すると共に、この
色分解像を例えばフィールドレンズ15及びリレーレン
ズ16によって撮像管12の光電変換面に投影してこれ
よりi+1番目の水平期間に上述した合成信号Ei+1
を得る。
なおこの例ではfcは5MHzである。こうして得た信
号Ei+1は帯域が例えば0〜4MHzの低域通過フィ
ルタ21に供給して輝度信号Yi+1を取り出し、これ
を遅延線22に給給し1水平期間遅延させてi+1番目
の水平区間に輝度信号Yiを得る。
また撮像管12よりの信号Ei+1を帯域が例えば4〜
6MHzの帯域通過フィルタ24に供給して色信号C1
+1を取り出し、これを夫々1水平期間遅延させる遅延
線25及び26に順次供給してi + 1番目の水平区
間に遅延線25からは色信号Ciを得、遅延線26から
は色信号C1−1を得る。
従ってフィルタ24、遅延線25及び26からは色信号
C1+1.C1及びC1−1が同時に得られることにな
る。
こうして同時に得られる色信号のうち色信号Ci+i2
/3π遅延させる移相器31を通じて、色信号C1はそ
のまま、また色信号C1−1は2/3π進相させる移相
器32を通じて夫々加算器37に供給する。
従って加算器37に供給される色信号C1+1、Ci及
びC1−1中の各色信号成分の位相関係は第5図の第2
欄に示すようになり、即ち赤の色信号成分Ri+1.R
i及びR1−1はすべて同相となり、青の色信号成分B
i+1.Bi及びB1−1は互いに2/3πの位相差と
なり、また緑の色信号成分Gi+1.Gi及びG1−1
も互いに2/3πの位相差となる。
従って加算器37において青の色信号成分は互いに相殺
され、また緑の色信号成分も互いに相殺されるので、加
算器37からは赤の色信号成分R1−1,Ri及びR1
−1の加算信号が得られる。
なおこれら成分Ri+1及びR1−1は成分Riにほぼ
等しいので、この加算信号は3R1、即ち赤の色信号成
分3R1である。
こうして得た赤の色信号成分3Riは検波回路41にて
包絡線検波して赤色信号Rcを得る。
またフィルタ24、遅延線25及び26より同時に得ら
れる色信号Ci+1.Ci及びC1−1を加算器38に
供給する。
この場合には、第5図の第3欄に示すように、赤の色差
信号成分Ri+1゜R1及びR1−1、には互い2/3
πの倍相差があり、青の色信号成分Bi+1.Bi及び
B1−1は互いに同相となり、また緑の色信号成分Gi
+1.Gi及びG1−1には互いに2/3πの位相差が
あるので、加算器38からは青の色信号成分3Biが得
られる。
この青の色信号成分3Biは検波回路42にて包絡線検
波して青色信号Bcを得る。
さらにフィルタ24よりの色信号C1+1を2/3π進
相させる移相器33を通じて、遅延線25よりの色信号
Ciをそのまま、また遅延線26よりの色信号C1−1
は2/3π遅相させる移相器34を通じて夫々加算器3
9に供給する。
この場合には、第5図の最下欄に示すように、赤の色信
号成分Ri+1R1及びR1−1は互いに2/3πの位
相差となり、青の色信号成分Bi+1.Bi及びB1−
1も互いに2/3πの位相差となるが、緑の色信号成分
Gi+1゜Gi及びG1−1は互いに同相となるので、
加算器39からは緑の色信号成分3G1が得られる。
この緑の色信号成分3Giは検波回路43にて包絡線検
波して緑色信号Gcを得る。
なおこの場合、遅延線22の遅延時間を1水平周期とし
て輝度信号Yiとしたのは、3原色信号Rc、Bc及び
Gcを色信号C1+1.C1及びC1−1から得ている
ので、輝度信号Yiとすることにより3原色信号Rc、
Bc及びGcと時間的な対応関係をあわせるためである
このため簡易型においては必らずしもこのようにする必
要はなく、その場合は遅延線22の遅延時間は色復調系
の時間遅れのみに対応させ、例えば0.7〜0.8μ秒
程度とすればよい。
本発明においては、色信号Ciのレベルを検出し、その
検出信号によって輝度信号Yiのレベルを補正するもの
である。
即ち遅延線22より輝度信号Yiを減算回路51に供給
すると共に、遅延線25よりの輝度信号Yiに対応する
色度信号Ciを検波回路52に供給して例えば非直線特
性103に対応して正極性の検波信号を得る。
この場合、色信号Ciをそのまま検波しているので、そ
の検波信号は輝度信号Yiにほかならず(ただし帯域は
ややせまい)またそのレベルは色信号Ciのレベルに比
例したものとなる。
そこでこの輝度信号Yiをアッテネータ53により所定
のレベルとしてから減算器51に供給して遅延線22よ
りの輝度信号Yiからアッテネータ53よりの輝度信号
Yiを減算する。
従って上述のように、遅延線22よりの輝度信号Yiの
レベルは色信号Ciのレベルが大きくなるほど大きくな
り、一方アッテネータ53よりの輝度信号Yiのレベル
は色信号Ciのレベルに比例するので、減算器51から
は色信号C1のレベルにかかわらず一定のレベルに補正
された輝度信号Yiが得られる。
なおこの場合、遅延線22の遅延時間が色復調系の時間
遅れに対応した量のときは、遅延線25からの色信号C
1の代わりにフィルタ24からの色信号Ci+1を検波
回路52に供給してもよい。
ところでこのような単管式のカラー撮像装置においては
、輝度信号Yiの帯域が制限されて尖鋭度が低下する傾
向がある。
さらに撮像管12の光電変換面及び光学系は中心が最も
解像度が高く周辺ではぼけるため3原色信号の尖鋭度が
低下したりカラーシェーディングを生じたりしてしまう
このためこの例においては、輝度信号Yiによる尖鋭度
の低下を改善する尖鋭度改善回路と、3原色信号を補正
する回路とを設けた場合である。
尖鋭度改善回路は、輝度信号Yiにプリシュート及びオ
ーバーシュートをつけて尖鋭度を改善するもので、検波
回路41,42及び43よりの3原色信号Rc、Bc及
びGcを加算器54に供給して輝度信号Ycを得る。
この場合、色信号Ciの帯域は比較的せまいので、輝度
信号Ycの帯域も比較的せまく(第4図参照)輝度信号
Yiが例えば第7図Aのように矩形波であるとすると、
輝度信号Ycは同図Bに実線で示すように立上り及び立
下りのゆるやかな信号となる。
(この場合、遅延回路22,25.26により信号Y1
とYcとは第7図A、Bに示すような位相関係とされて
いる)この輝度信号Ycをアッテネータ55により同図
Bに点線で示すように所定のレベルとしてから減算器5
1に供給して輝度信号Yiより輝度信号Ycを減算する
従って減算器51からは同図Cに示すようにプリシュー
ト及びオーバーシュートがつけられ水平方向の尖鋭度の
改善された輝度信号Ywが得られる。
またこの場合、輝度信号Ycは3つの水平期間i+1.
i及びi−1における色信号C1+1.C1及びC1−
1をもとにして得ているので、水平方向の尖鋭度と同時
に垂直方向の尖鋭度も改善される。
さらに3原色信号の補正回路として演算回路56を設け
、これに検波回路4L42及び43からの3原色信号R
c、Bc及びGcと、減算器51からの輝度信号YWと
を供給すると共に、加算器54からの輝度信号Ycをア
ッテネータ57によって所定のレベルとしてから供給し
、演算回路56において、 なる演算を行う。
この場合、信号Rc、Bc。Gc及びYcは上述のよう
に帯域が比較的せまく、一方信号YWは帯域は広いが、
広帯域の3原色信号をRW、BW及びGWとすれば(R
w+Bw+Gw−Yw)、一般に R=k・Rc、Bw=k・Bc及びGW=k・Gcが成
立する。
ただし、kは撮像管12の光電変換面上における各部の
像のボケの状態によって変化する係数でO≦に≦1であ
る。
従って演算回路56において上述の演算を行うときには
、kの値にかかわらず3原色信号Rc。
Bc及びGcのレベルは一定とされ、即ちボケの状態に
かかわらず高解像度を有する3原色信号Rw、Bw及び
GWとされる。
また一定レベルとされることによりカラーシェーディン
グも生じなくなる。
こうして得られた高解像度を有する、即ち広帯域の3原
色信号Rw、Bw及びGw例えばNTscエンコーダ6
0に供給する。
このNTscエンコーダ60は例えば第8図のように構
成する。
即ち補正回路56よりの3原色信号Rw、Bw及びGw
を加算器61に供給して加算し広帯域の輝度信号Ywを
得、この信号Yw及び補正回路56よりの青色信号Bw
を減算器62に供給して青の色差信号BW−Ywを得、
これを平衡変調器63に供給して青の色差信号による平
衡変調信号を得ると共に、加算器61よりの信号YWと
、補正回路56よりの赤色信号Rwとを減算器64に供
給して赤の色差信号RW−Ywを得これを平衡変調回路
65に供給して青の色差信号による平衡変調信号とは位
相がπ/2ずれた赤の色差信号による平衡変調信号を得
る。
そして変調器63及び65よりの青及び赤の色差信号に
よる各平衡変調信号を加算器66に供して加算し赤及び
青の色差信号による直角二相平衡変調信号を得ると共に
、この加算器66には加算器61より輝度信号Ywを供
給し、また信号発生器67より垂直及び水平同期信号と
バースト信号を供給し、こうして加算器66よりNTs
c方式によるカラー映像信号を得、これを出力端子68
に取り出す。
あるいは補正回路56を設けない場合は、エンコーダ6
0は例えば第9図のように構成する。
即ちこの場合には検波回路4L42及び43よりの3原
色信号Rc+Bc及びGcを加算器61に供給して輝度
信号Ycを得、また減算器62゜64において信号Yc
と信号Bc及びRcから青及び赤の色差信号Bc−Yc
及びRc−Ycを得ると共に、減算器51よりの広帯域
の輝度信号Ywを加算器66に供給することによって端
子68にNTsc方式のカラー映像信号を得る。
こうして本発明によれば、撮像管12の変換特性に非直
線性があっても輝度信号にレベルむらのないカラー映像
信号を得ることができる。
しかもそのための構成は非常に簡単である。
第10図は上述した色復調系の具体的接続例を示す。
即ち撮像管12より得られる合成信号Ei+1は、入力
端子111→トランジスタ112→トランジスタ113
を通じて遅延線22に供給して色復調系の時間遅れ分だ
け(または1水平周期)遅延させてから、トラップ回路
114に供給して色信号Ciを除去し輝度信号Yiを得
、これをトランジスター15を通じて減算回路51のト
ランジスター16に供給し、端子117に広帯域の輝度
信号Ywを得る。
またトランジスター12よりの信号Ei+1を帯域通過
フィルタ24に供給して色信号Ci+1を取り出し、以
後上述した信号処理を行って検波回路41.42及び4
3より3原色信号Rc、Bc及びGcを得、これらをト
ランジスタ121,122及び123を通じて端子12
4,125及び126に取り出す。
さらにフィルタ24よりの色信号C1+1をトランジス
タ131を通じて検波回路52に供給する。
この検波回路52は正及び負の検波信号、即ち正極性及
び負極性の輝度信号Yi+1及び−Yi+1が得られる
ように両極性に構成し、可変抵抗器53によって非直線
性103あるいは104に応じて正極性あるいは負極性
で所定のレベルの輝度信号を得、これをトランジスタ1
32を通じて減算器51に供給してトランジスタ115
よりの輝度信号Yi+1に加算または減算して輝度信号
Yi+1のレベルむらを補正する。
またトランジスタ121,122及び123のコレクタ
には共通の負荷抵抗器134を接続して加算器54を構
成し、ここに輝度信号Ycを得、こレヲトランジスタ1
32のコレクタに接続した可変抵抗器55を通じて減算
器51に供給してトランジスタ115よりの輝度信号Y
i+1の尖鋭度の改善を行う。
なおこの場合、移相器32.33の遅相量及び移相器3
1,34の進相量を1/3πとして第11図に示すよう
に加算器37.38及び39の接続を変更することもで
きる。
次に本発明の他の例について、これが適用された撮像装
置のフィルタ14から説明しよう。
第12図がその場合のフィルタ14を示すもので、この
フィルタ14は第13図に示すように赤、青及び緑の各
色信号成分のうち2つは同一のキャリア周波数でキャリ
ア化された信号として得られ、他の1つは上記のキャリ
ア周波数の2倍のキャリア周波数でキャリア化された信
号として得られ、しかも同じサヤリア周波数の2つの色
信号成分については次の水平区間での前の水平区間に対
する位相のずれが互に異なり、かつ之等2つの色信号成
分の隣り合う水平区間での位相差が夫々π乃至その整数
倍とは異なる様にしたものである。
そして第12図の例はいずれも赤及び青の色信号成分が
同一のキャリア周波数で得られる様にした場合である。
即ち第12図の例ではストライプSR及びsBはストラ
イプSGの延長方向に対して互に反対方向にθ9だけ傾
いた方向に延長している場合で、この場合 である。
そして例えばピッチPを上述の様に選定する場合にはい
ずれのフィルタの場合も緑の色信号成分のキャリア周波
数fcは3.58MHzになり、赤及び青の各色信号成
分のキャリア周波数は1.79MHzになる。
しかもストライプSR及び8Bの傾きの方向が異なるの
で、赤及び青の色信号成分については次の水平区間での
前の水平区間に対する位相のずれが互に異なり、また、
図より明らかな様にストライプSR,及びSBのビーム
が時間的に隣り合って走査する位置に対応する位置間で
のビームの走査方向に対応したーの方向における位置の
ずれは第12図の例では4/3Pとなる様に2等ストラ
イプsR及びsBのビームの走査方向に対応する−の方
向におけるピッチ2Pの半分Pあるいはその整数倍に一
致することはないので、同じキャリア周波数の赤及び青
の色信号成分については夫々隣り合う水平区間での位相
差がπ乃至その整数倍とは異なる様になる。
即ちこの場合色信号成分は矩形波信号となって奇数次の
高調波成分しか含まず、赤及び青の色信号成分の2次高
調波が緑の色信号成分に混入してしまうことはないから
、任意のi番目の水平走査区間に撮像管より得られる合
成信号Eiはで表わされる。
そしてこの式においてRi+Bi+Giは色信号である
がそのうちRi+BiをCiで示す。
そして第14図の原信号の欄に示す様に赤の色信号成分
について次の水平区間での前の水平区間に対して位相が
4/3π進み、青の色信号成分については次の水平区間
では前の水平区間に対して位相が4/3π遅れる。
従って緑の色信号成分G1については周波数的に分離で
き、残りの赤及び青の色信号成分R1及びBiについて
は各水平走査区間の間での位相差を利用して信号の遅延
操作と適当な移相及び演算操作を施すことにより分離で
きる。
このための具体的構成を例えば第15図に示す。
即ち信号Ei+1は低域通過フィルタ21に供給して輝
度信号Yi+1を取り出し、これを遅延線22に供給し
1水平期間遅延させてi+1番目の水平期間に輝度信号
Y1を得る。
また撮像管12よりの信号Ei+1を帯域通過フィルタ
23に供給して緑の色信号成分Gi+1を取り出し、こ
れを1水平周期遅延させる遅延線27に供給してi+1
番目の水平期間に緑の色信号成分Giを得、これを検波
回路43に供給して包絡線検波し緑色信号Gcを得る。
さらに撮像管12よりの信号Ei+1を帯域通過フィル
タ24に供給して色信号C1+1を取り出し、これを夫
々1水平期間遅延させる遅延線25及び26に順次供給
してi+1番目の水平期間に遅延線25からは色信号C
1を得、遅延線26からは色信号C1−1を得る。
従ってフィルタ24、遅延線25及び26からは色信号
C1+1.C1及びC1−1が同時に得られることにな
る。
こうして同時に得られる色信号のうち色信号Ci+tは
4/3π遅相させる移相器31を通じて、色信号Ciは
そのまま、また色信号C1−1は4/3π進相させる移
相器32を通じて夫々加算器37に供給する。
従って加算器37に供給される色信号Ci+1.Ci及
びC1−1中の赤及び青の色信号成分の位相関係は第1
8図の中欄に示すようになり、即ち赤の色信号成分Ri
+1、R1及びR1−1はすべて同相となり、青の色信
号成分Bi+1.Bi及びB1−1は互いに2/3πの
位相差となる。
従って加算器37において青の色信号成分は互いに相殺
されるので、加算器37からは赤の色信号成分Ri+1
.R1及びR1−1の加算信号(これは信号成分R1と
して示す)が得られる。
こうして得た赤の色信号成分R1は検波回路41にて包
絡線検波して赤色信号Rcを得る。
またフィルタ24、遅延線25及び26より同時に得ら
れる色信号のうち色信号Ci+1を4/3π進相させる
移相器35を通じて、色信号Ciをそのまま、また色信
号C1−1を4/3π遅相させる移相器36を通じて夫
々加算器38に供給する。
この場合には第18図下欄に示すように、赤の色信号成
分Ri+1.Ri及びR1−1は互いに2/3πの倍相
差となり、青の色信号成分Bi+1.Bi及びB1−1
は互いに同相となるので、加算器38からは青の色信号
成分Biが得られる。
この青の色信号成分Biは検波回路42にて包絡線検波
して青色信号Bcを得る。
そして輝度信号のレベルむらを補正する回路として、遅
延線22より輝度信号Yiを減算器51に供給し、一方
遅延線25より輝度信号Yiに対応する色信号Ciを加
算器58に供給すると共に、遅延線27より緑の色信号
成分Giを加算器58に供給し、信号CiとGiとを加
算して色信号R1+Bi+Giを得、これを検波回路5
2に供給して例えば非直線性103に対応して正極性の
検波信号を得る。
この検波信号は上述のように輝度信号Yiであり、従っ
て同様に輝度信号Yiのレベルむらを補正できる。
こうして本発明によれば、撮像管12の変換特性に非直
線性があっても輝度信号にレベルむらのないカラー映像
信号を得ることができ、しかもそのための構成は非常に
簡単である。
なお第15図の例において、色信号C1のみを検波回路
52に供給して簡略化してもよい。
また上述においては、テレビカメラを構成する場合であ
るが、得られる色分解像を白黒用の写真フィルムに撮像
し、その撮像したフィルムに現像定着及びプリントなど
の必要な処理をした後に、撮像管12で撮像すれば撮像
管12には色分解像が投影されることになり、従って同
様にカラー映像信号を得ることができる。
また合成信号Eiを電子ビーム記録法によりフィルムな
どに記録し、その記録したフィルムあるいはそのプリン
トフィルムを専用プレーヤによって再生することもでき
る。
あるいはホログラムを利用していわゆるセレクタビジョ
ンと同様のこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は撮像管の非直線性を説明するための
図、第3図は色分解フィルタの一例の図、第4図はこれ
により得られる信号の周波数スペクトルを示す図、第5
図は信号の説明のためのベクトル図、第6図は復調回路
の一例の系統図、第7図は尖鋭度の説明のための波形図
、第8図及び第9図は夫々NTSCエンコーダの一例の
系統図、第110図及び第11図は夫々復調回路の他の
例の接続図、第12図は色分解フィルタの他の例の図、
第13図はこれにより得られる信号の周波数スペクトル
を示す図、第14図は信号の説明のためのベクトル図、
第15図は復調回路の他の例の系統図である。 11は被写体、12は撮像管、14は色分解フィルタ、
21は低域通過フィルタ、24は帯域通過フィルタ、2
5及び26は1水平周期遅延させる遅延線、31〜34
は移相器、37〜39及び54は加算器、41〜43及
び52は検波回路、51は減算器、53.55及び57
はアッテネータ、56は演算回路、60はNTSCエン
コーダ、68は出力端子である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 色分解フィルタを使用して撮像管より輝度信号と搬
    送色信号との合成信号を得、この合成信号より上記輝度
    信号と上記搬送色信号とを分離し、この分離された搬送
    色信号より色信号を復調すると共に、上記分離された搬
    送色信号を検波し、この検波信号を上記輝度信号にこの
    輝度信号のレベルむらを相殺するように加算または減算
    して上記輝度信号のレベルむらを補正するようにした輝
    度信号補正方法。
JP47112300A 1972-11-09 1972-11-09 キドシンゴウホセイホウホウ Expired JPS58228B2 (ja)

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