JPS5822768Y2 - 運動装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は腰の高さの腹筋並びに腰部及び臀部の筋肉を強
化するための運動装置に係る。

腹筋を鍛錬するための多くの型の装置が今日市場に出回
っている。

然しなから、これらの装置は単に小数の筋肉に作用する
だけであり、更にかなりに高価であり、かなりの空間を
占めるので、アパートの住人には実際には使用できない
。

また基台と、あらゆる方向に運動自在のバーより成る小
型の装置も周知である。

このバーの１端にはスリーブをそなえ、他端はばね又は
液圧シリンダにより基台に連結しである。

しかしながら、今日利用し得る装置はかかる設計のため
、鍛錬する人がバーを動かすために出さねばならない力
をその人の体格に合わせて調節することができない。

なおその上、上記力はバーのあらゆる運動に対して一様
ではない。

何故ならばバーの傾きにより発生するトルクが異るから
である。

このためにこの型の装置は市販に成功していないのであ
る。

よって本考案の目的はこれらの不具合を修正し、身体の
ほとんどすべての筋肉を鍛錬するための、特に腰の高さ
の腹筋、腰部及び臀部の筋肉を強化するための運動装置
を開発するにある。

この小型の、廉価な装置は、バーのあらゆる方向におけ
る運動に対して連続的な抵抗を与え、而もこの摩擦によ
る抵抗を鍛錬する人の体格に合わせて調節し得るもので
ある。

そのために、本考案は上記型の装置において、特に上記
連結機構が、管に内蔵し、上記バーの端に嵌合した球を
含み、管の上方端を球の上方部分に嵌合するごとく形成
したことを必須とする。

上記管の底部は基台に固着し、上記法は管の上方端と、
球の運動に対する摩擦を調整する装置によって基台に取
付けた球のシートをなす部品により限定される空間内の
バーに与える運動の結果として、球をあらゆる方向に運
動させ得る。

この配列の結果として、バーにあらゆる方向の運動にお
いて完全に連続的な摩擦を与え得ることが理解されるで
あろう。

更に、この摩擦を調１節する装置は傾斜平面をそなえた
楔を含み、この平面は球のシートをなす部品にそなえた
対向する傾斜平面と協働させる。

この楔はホイールで回転するねじ軸に沿って横方向に摺
動し得る。

従って、このホイールを回転して楔を移動させると、こ
の楔上の傾斜平面は球のシートを形成する部品を押圧し
、球が管状の凹形球面部分に及ぼす圧力を増大する。

球に加わるこの調節可能の力は腰部の筋肉のねじり運動
の形の筋肉を要求する。

換言すれば、球が凹形球面部品に加える圧力が大きけれ
ば大きい程、鍛錬する人は大きい力を出さなければなら
ない。

球の摩擦は意のままに調節することが出来、従って鍛錬
する人の体格に合わせて力を修正することができる。

さらに球は相互に嵌合し合う２個の鋳造したカップより
つくる。

さらに、バーは、バーと一体の栓体にねじ込み得るねじ
付きボルトにより球に固着する。

多角形のボルト頭を２個のカップの中央ソケット中へ挿
入してその運動により駆動する。

もう１つの利点は、上記バーが２個の抜差管を含み、固
定装置によって所望の長さで固定することが出来ること
である。

好ましい１例においては、この装置は内ねじを切ったリ
ングより成り、このリングを管に固定した接続部品の円
錐部分で停止されるまで、管の外径のねじ部分にねじ込
む。

この配列によって、バーを鍛錬者の身長により決定され
る所望の高さに、単に内ねじ付きリングを回転するだけ
で固定し得ることが容易に理解できるであろう。

最後に、上記スリーブをバーの上方端の周りに回転自在
とし、スリーブと鍛錬者の手の間の如何なる摩擦をも無
くす。

以下実施例につき図面を参照しながら本考案を一層詳細
に説明しよう。

図示の運動装置は基台１、全体として２で示すバーを含
み、２はあらゆる方向に動かし得、その一端にスリーブ
３を嵌装する。

このバーの他端を全体として４で示す連結機構により基
台１に連結する。

本考案によれば、連結機構４は管６の中に配した球５を
含み、この管の上方端１を球５に嵌合する形状とする。

上記管の下方端はボルト８により基台に固定する。

球５は、管６の上方凹形部品７と球５のシートを形成す
る如く凹形に形成した表面１０を有する部品９により限
定された空間内においてあらゆる方向に動き得る。

表面１０９反対面１０／は傾斜させる。

この面は全体として１１で示す調節機構と協働する。

部品９は３部品より構成する。

即ち球５のシートを形成する凹形表面１０を含む第１部
品９′、傾斜面１０／を含む第２部品９／／及びこれら
２部品の間にあって弾性材料より成る第３部品９１“で
ある。

部品９／は２個の根ａを含み、これは部品９″に設けた
孔すに嵌合する。

部品９″′は弾性材料より成り、同様に２個の孔を含み
根すを保持する。

調節機構１１は傾斜平面１４をそなえた楔１３を含み、
部品９の、シートを形成する傾斜平面と協働する。

楔１３はホイール１６により制御するねじ軸１５にそっ
て横方向に摺動し得る。

軸１５は管６にクリップ又は肩により固定するが、これ
は軸の横方向運動を防止し軸の回転のみを許す。

２重リブ１９をそなえた部品１８が楔１３を横方向に案
内する。

第３図より明らかに、球５は鋳造したカップ２０．２１
より成り、これらは相互に２２で嵌合する。

これらのカップはまた補強リブ２３をも具備する。

球の設計は、多角形断面をもったバーを含ませ得ること
により一層有利となる。

バー２を正方形断面のボルト２４により球５に固着する
。

ボルト２４は２５０部分にねじを切り、バーと一体の栓
体２６の中にねじ込み得る。

ボルトの頭２７はリブ２８に当接するが、必要に応じて
このリブは曲げて、頭２７を球面内に遊隙なく嵌入させ
得る。

バー２が２個の抜差管３０．３１を含み、全体として３
２で示す固定機構により所望の長さで固定し得ることは
注目すべきである。

固定機構３２は内ねじを付したリング３３と、円筒ねじ
部分３６と円錐部分３Ｔをもち管３１に結合した接続部
品３５を含む。

このリング３３は、円錐部分で停止される点までねじ込
む。

かようにバー２の長さの調節は、リング３３を緩め、管
３０を管３１の内部を摺動させて所望の長さとし、その
点でリング３３を再び締めつけるだけでよい。

同様に、使用しないときは管３０を管３１から完全に抜
き出して分解する。

管３０の端には停止環３８を設け、管３００案内を容易
とする。

スリーブ３は、バーと一体の栓体４０にねじ込んだ小ね
じ３９により、バー２の周りに回転自在に組立てる。

プラスチックパッド４１により、成形した管６及び基台
１を覆う。

この装置の作用は次の通りである。

使用者はパッド４１に乗り、リング３３を回転して自分
の身長に合わせてバー２の高さを調節する。

次にスリーブ３によりバー２を掴み、恰もスカルを漕ぐ
ごとく、半円又は８０字にバーを動かす。

球の摩擦を調節してバーを動かすのに要する力の大きさ
を増加するには、ホイール１６を時計方向に回転し、ね
じ軸１５に沿って楔１３を移動し、その傾斜平面１４に
より球５０シート９を上方に押圧し、管６の球面部７に
及ぼす圧力の大きさを増加するだけでよい。

逆にバーを動かすのに要する力の大きさを減少するには
、ホイール１６を反時計方向に回転しさえすればよい。

このように、球を動かすために要する力を調節して、腰
の高さの腹筋、腰部及び臀部の筋肉に作用する力を調節
することができる。

身体中のすべての筋肉はこれより少い力の作用を受ける
。

本考案に係る装置を床上に立てるときは部屋、事務所又
は浴室内の極めて小さいスペースでよく、また日中任意
の時間に脱衣する必要なく数分間の鍛錬を行い得るとい
うことは注目すべきである。

更に、本装置は少なくとも３個の部分に容易に分解し得
て、貯蔵又は郵送に便利である。

本考案を１実施例について詳細に説明したけれど、本考
案の範囲を逸脱することなく変更、改良を行い得ること
は明かである。

即ち、球５のシート９を鋼の単一部品４２で構成し、そ
の上方部分に球を収容する凹形球面軸受４３を具備して
もよい。

その下方部分には管の内部を摺動し得る円筒形スカート
を具備する。

それに溝４４を設け、内部にＵ字形バー４５を嵌装し、
その底面４６を水平に対し傾斜せしめる。

この部品４５は楔１３を案内し、球の摩擦を調節する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る実施例のバーの軸に沿った断面図
、第２図は本考案に係る装置の球の摩擦を調節する機構
の拡大断面図、第３図は第１図における球軸受の拡大断
面図、第４図は球を構成するカップの平面図、第５図は
球のシートを形成する部品の拡大図、第６図はシートの
変形の斜視図である。 １は基台、２はバー、３はスリーブ、４は連結機構、５
は球、６は管、９はシート、１０は凹形球面、１１は調
節機構、１３は楔、２０．２１はカップ、２４はボルト
、２８Ｇｔリブ、３２は固定機構、３３はリング、３５
は接続部品、４１はプラスチックパッド、４３は凹形球
面軸受、４４は溝、４５はＵ形バーである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．腰の高さの腹筋、腰部及び臀部の筋肉を強化し、そ
   れにより殆んど身体中の筋肉を鍛錬し得る運動装置であ
   って、基台と、あらゆる方向に動かし得るバーを含み、
   バーの一端にはスリーブを嵌装し、その他端は連結機構
   により基台に連結し、上記連結機構は上記バーの他端を
   把握する球を含み、該球は管に内蔵するも、該管の上方
   端は該球の上方部分に嵌合する如き形状とする一方、下
   方端は上記基台に固定し、上記管の上方端と球の摩擦調
   節機構により基台に取付けた球のシートをなす部品によ
   り制限された空間内のバーに与える運動の結果、上記球
   はあらゆる方向に可動であることを特徴とする運動装置
   。 ２、上記調節機構が、球のシートを形成する部品上の係
   合傾斜面と協働して働く傾斜面をそなえた楔を含み、該
   楔はホイールによって制御されたねじ軸に沿って横方向
   に摺動し得ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
   第１項記載の運動装置。 ３、上記球が相互に嵌合している２個のモールドしたカ
   ップよりなる実用新案登録請求の範囲第１又は第２項記
   載の運動装置。 ４、上記バーを、バーと一体の栓の中へねじ込み得るね
   じ付きボルトにより上記球へ、固着し、上記ボルトは多
   角形断面を有し、その運動により上記両カップを駆動す
   るごとくそれらの中央ソケットの中へ挿入したことを特
   徴とする実用新案登録請求の範囲第１乃至３項の何れか
   １項記載の運動装置。 ５、上記バーが、固定機構により所望の長さに相互に固
   定し得る２重の抜差管を含んだ実用新案登録請求の範囲
   第１項記載の運動装置。 ６、上記固定装置が内ねじを付したリングより成り、こ
   れを接続部品の円錐部で止まる位置まで、管の最大直径
   上のねじ切りした部分上を締めっけることを特徴とする
   実用新案登録請求の範囲第１又は第５項記載の運動装置
   。 Ｌ 上記スリーブを上記バーの上端の周りに回転自在に
   取付けた実用新案登録請求の範囲第１項記載の運動装置
   。