JPS582226Y2 - 薬剤の煙霧化装置 - Google Patents

薬剤の煙霧化装置

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JPS582226Y2
JPS582226Y2 JP3777577U JP3777577U JPS582226Y2 JP S582226 Y2 JPS582226 Y2 JP S582226Y2 JP 3777577 U JP3777577 U JP 3777577U JP 3777577 U JP3777577 U JP 3777577U JP S582226 Y2 JPS582226 Y2 JP S582226Y2
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JP
Japan
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nozzle
steam
branch pipe
boiler
drug
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Expired
Application number
JP3777577U
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English (en)
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JPS53132885U (ja
Inventor
一ノ瀬仁
久保三郎
橋本昭紘
笹川軍司
島田正弘
湯沢慶彦
Original Assignee
三光化学工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、薬剤の煙霧化装置に関するものである。
一般に殺菌剤、殺虫剤等の農業用あるいは防疫用薬剤の
使用方法として噴霧法、ミスト法、散粉法、燻煙法、燻
蒸法、潅注法、塗布法、粉衣法等が目的状況に応じて行
なわれている。
近年、温室、倉庫等の密閉された室内に棲息する病原菌
、害虫の駆除あるいは林野、果樹園等野外林檎などに棲
息する病害虫の駆除法として燻煙法の有効性が注目され
、種々の方法及びその具体化のための装置が開発されて
いる。
例えば、従来より気化性薬剤を燃焼剤及び燃焼助剤によ
り加熱気化せしめ、これを大気中に放散せしめて病害虫
を駆除する方法が主として倉庫、ビニールハウスや温室
などで行なわれ、また果樹園、森林などにおいても一部
実施されており、またその改良法として特公昭43−2
2227号公報に示されるように、過熱水蒸気により病
害虫駆除性薬剤を気化同伴し燻煙化する方法も知られて
いる。
しかしながら、これらの方法は何れも燻煙化に際して駆
除性物質を高温度に加熱して気化させることが必要であ
るため、酸化分解、熱分解を受は易い薬剤には適用でき
ず、また気化させることが極めて困難な無機性又は高沸
点の薬剤は実用上使用不可能である欠点を有する。
かかる欠点を補うべき方法として特公昭45−9959
号公報には病害虫駆除性物質な溶状とし、これを加圧過
熱水蒸気の噴射によって吸引加熱同伴して気中に分散し
、得られる燻煙によって病害虫を駆除する方法が開示さ
れている。
この方法によれば、薬剤の種類を問わず気化し難い薬剤
でも比較的容易に微粒化することができ、前記気化燻煙
法と同様な効果が得られる。
この考案は上記加圧過熱水蒸気により液状の薬剤を吸引
同伴して気中に噴射して薬剤を煙霧化する方法を効果的
な装置に実現したものであり、軽量小型でかつ取扱いの
容易な病害虫駆除の省力化装置を提供せんとするもので
ある。
以下、この考案の薬剤煙霧化装置の代表的な図面に基づ
いて、この考案の構成ならびに作用効果について以下に
詳細に説明する。
図において、1は中心部に空洞1aを形成したボイラで
あって、内部上側部に水飛沫防止板1bが設けられてい
る。
このボイラは必要に応じて給・排水管、安全弁、定水位
排水管等が夫々付設される。
ボイラ1の別部位に蒸気導管2が取付けられ、この導管
はボイラ直下に設けた環状のバーナー3間を挿通して空
洞1a内に設けられた過熱蒸気導管4に連結される。
ボイラ1は通常、その取り扱いに特別の資格あるいは許
認可を必要としない伝熱面積0.57r?以下、蒸気圧
力L OKti/crl G以下の簡易ボイラが用いら
れる。
また加熱用の熱源には特別の施設、配管を必要とせず、
持運び可能なボンベにて供給されるプロパンガス等が用
いられる。
ボイラ1の空洞1aを出た過熱蒸気導管4は上向き分岐
管5と下向き分岐管6の二つに分岐され、上向分岐管5
の頂部はノズル7に形成される。
下向き分岐管6は、筐体8内に垂直に軸装される回転軸
9に設げた回転羽根10にのぞませて筐体8に連結され
る。
回転軸9の下側部に攪拌翼11が軸装され、この攪拌翼
は薬液調整槽12内に設けられる。
この調整槽と分岐管50頂部に形成されたノズル1にわ
たって薬液導管13が設げられる。
薬液調整槽12内の薬液の濃度を常に均一に保つために
薬液を攪拌する適宜形状の撹拌翼11が内装され、この
攪拌翼は軸装される回転軸9に設げた回転羽根10に分
岐管6を通して過熱加圧蒸気を噴射することによりその
噴射力によって駆動する回転伝達によって所定の方向に
回転される。
この蒸気タービンの構造自体はこの考案と直接関係する
ものでなく、過熱加圧水蒸気の噴射力によって回転羽根
10を回転する構造、例えば、過熱蒸気導管4の途中よ
り分岐された分岐管6の先端にノズルを設け、筐体8内
の複数のタービン羽根10に対して接線方向に加圧蒸気
を高速噴射させる等、適宜定められる。
ノズル7は分岐管5よりの過熱加圧水蒸気により薬液導
管13を経て薬液が吸引、同伴され効果的に気中に噴霧
されるのに適した構造のノズルが用いられる。
上記過熱加圧水蒸気発生ボイラ部、薬剤調整槽部、噴射
ノズル部の構造は例示したものに限らず任意の形式のも
の力弗いられる。
なお、14は煙突の役目を果す目的で設けたもので本考
案の装置において不可欠のものではない。
図中の15はケーシングを示す。
この考案装置は薬液調整槽12における攪拌翼11の回
転を水蒸気発生部より発生する過熱加圧水蒸気の噴射力
によって回転羽根100回転伝達によって行なうことが
できるので、使用中に薬剤の沈降によるノズルの詰りを
起こしたり、濃度ムラを生じて有用植物に薬害を与える
惧れがないと共に、駆動力に電動モーター等を用いてい
ないため、電源のない施設又は林野等に本考案装置及び
燃料ボンベ等を運搬し、使用目的にかなう薬液を煙霧化
させて有効に病害虫防除を図ることができる。
また、施設などに燃料ガス管が埋設されている場合は燃
料ボンベを用いなくてもよい。
薬剤の煙霧化に際し、煙突140基底部内にバーナー1
6をノズル7より噴霧される流体の案内筒体170周辺
部に設け、そのバーナーの火焔で噴霧流体を瞬間的に強
熱すると、霧粒の蒸発現象によって霧粒を微細化かつ薬
剤粒子分布を均一化されて極めて均一な拡散、散布が行
なわれるので必要に応じて設けられる。
また、薬液噴霧に際し、薬剤液の吸引、噴射の同伴ガス
として水蒸気及び蒸気タービンの排気によって周囲雰囲
気を不活性化させて引火、爆発の危険性をなくすことが
できると共に、有害物質の生成を防止して施設内栽培の
植物に薬害を生じせしめない利点をもたらす。
この考案の装置の具体的な使用例を示せば、例えば、外
径184mm、内径48.6mm、高さ360 rrr
mの中空円筒状ボイラー(伝熱面積約0.2rr?)に
所定量の水を供給し、また、内径200mm、高さ10
0Tranの薬液調整槽にテトラクロルイソフタロニト
リル水和剤の10%水溶液を入れ、予め用意したプロパ
ンガスボンベよりのガス管に連絡した後、ガスバーナー
に点火した。
ボイラー内の水温の変化に応じて弁の開度を調節しバー
ナーに供給するプロパンガスの流量を自動的に調節し得
る機構により蒸気の圧力を一定に保ち、200℃、0、
8 Kgl/cyylGの過熱蒸気76 S’ /mi
nを発生させ、内43?/1ninを薬剤噴霧用蒸気
として径1、.9mmのノズルより高速噴射し、薬剤調
整槽よりの10%農薬水溶液を約60cc/minの流
量で大気中に噴霧した。
残りの33f/minの蒸気は薬剤攪拌用タービンに利
用し、径1.5m+++のノズルより薬剤調整槽内の攪
拌翼の回転軸に直結された巾25調、最さ50mmの8
枚羽根よりなる回転羽根の回転接線方向に噴射し、回転
させた。
この時得られる攪拌翼の回転数は約2tの農薬水溶液に
対し70〜150r、p、mで農薬の沈降の見られない
、均一な濃度が維持された。
このようにして約300坪(9907?Z2)のビニー
ルハウスで約40分間に亘り均一な農薬噴霧が行なわれ
た。
尚、噴霧終了はボイラー内の水位が予め設定された水準
以下迄下がった時、ガス栓が閉じられることにより自動
的に行なわれた。
この例で示した農薬水溶液の噴霧量はノズル径、蒸気ノ
ズルと薬剤ノズルの位置関係、及び薬剤ノズルと薬剤タ
ンクのヘット賞により容易に調節可能であり、また、薬
液調整槽内の攪拌翼による攪拌力はタービン羽根の径及
び噴射ノズル径によって変えられる。
かくの如き、この考案の装置においては薬剤噴霧媒体、
その発生調節機構、駆動エネルギー、薬剤の均一噴霧の
ための調節機構等を巧みに組合わせることにより装置の
小型軽量化が可能となり、また安全衛生上も操作上も誰
でもが容易に扱え、しかも殆んど無人の状態で運転可能
である等実用上数々の利点を備えている。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の装置の一実施例を示す概要図である。 1・・・・・・ボイラ、1a・・・・・・空洞、1b・
・・・・・水飛沫防止板、2・・・・・・蒸気導管、3
・・・・・・バーナー 4・・・・・・過熱蒸気導管、
5,6・・・・・・分岐管、I・・・・・・ノズル、9
・・・・・・回転軸、10・・・・・・回転羽根、11
・・・・・・攪拌翼、12・・・・・・薬液調整槽、1
3・・・・・・薬液導管、14・・・・・・煙突、16
・・・・・・煙突の基底部に設けたバーナー 17・・
・・・・噴霧流体の案内筒体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心部を空洞1bとしたボイラ1の胴部上側部位に連な
    る蒸気導管2に接続される過熱蒸気導管4を前記空洞内
    部に挿通させ、該空洞外に露出した過熱蒸気導管を二つ
    の分岐管5.6に分岐し、一つの分岐管5の頂部はノズ
    ル7に形成され、他の分岐管6は筐体8内に垂直に軸装
    される回転軸9に設げた回転羽根10にのぞませてその
    筐体に連結させ、前記回転軸の下側部に設けた攪拌翼1
    1は薬液調整槽12内に設けられ、該薬液調整槽と上記
    分岐管のノズル7にわたって薬液導管13を設けてなる
    薬剤の煙霧化装置。
JP3777577U 1977-03-30 1977-03-30 薬剤の煙霧化装置 Expired JPS582226Y2 (ja)

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JP3777577U JPS582226Y2 (ja) 1977-03-30 1977-03-30 薬剤の煙霧化装置

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JP3777577U JPS582226Y2 (ja) 1977-03-30 1977-03-30 薬剤の煙霧化装置

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Publication Number Publication Date
JPS53132885U JPS53132885U (ja) 1978-10-21
JPS582226Y2 true JPS582226Y2 (ja) 1983-01-14

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ID=28901463

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