JPS58221940A - 伝動工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、伝動工具に関し、更に具体的には歯に棒材
をねじ込む伝動工具に関する。

歯の残りの部分より大きいアマルガムのような充填材す
なわち人口歯冠を当該歯の残りの部分に取り付けること
を必要とする歯の治療に関しては、歯の中にねじのよう
に固定できる棒材を使用することが極めて多く、その盛
り上った部分が充填材ずなわら人口歯冠を固定する部分
を構成する。これらの棒材には円筒形またはやや円錐形
のねじ付きステムがあって、これが歯に開けられた穴に
ねじ込まれる。歯の穴はその直径が実際の棒材に合うよ
うになっている。

このような棒材は、通常１ｍｍの直径であって、棒材の
寸法が小さいから、そのねじ込みまたは押込み作業には
特殊な工具が必要である。非常に多く使用される工具で
は、そのステムの直径２〜３ｍｍで、長さ６〜１０ｍｍ
である。ねじ込み作業の間に棒材を受ｔノで保持するた
めのステム端は、簡単なあごのような形をしていて、こ
のあご部はステム端から内部へ延びると共に棒材の保持
端の形、通常は正方形、に対応する断面形状になってい
る穴と、前記正方形の相対する２つの角を通ってステム
を横切る直径方向スリットとから構成される。

ステムの他端では、円筒形頭部が工具の操作部を構成し
ている。棒材への大きな力が容易に加わって棒材や歯が
割れてしまうほど締まる場合は、頭部をあまり大きくし
てはならない。操作用頭部の直径は、６〜１０ＩＩｌｉ
ｌであることが好ましい。

前述したことから明らかなように、この工具は精密構造
に極めて類似した加工物に使用するものであり、また、
それは非常に小さいから、この工具は充分につかみにく
いことが多い、従って歯医者がこの小さな工具をつかみ
損う危険がある。特に、棒材を押し込むために続けて回
転しようとしで新たにつかみなおそうと操作用頭部を短
い間隔で離さなければならないときに前述の危険が多い
。

歯医者が工具をつかみ≠こなうと、工具が患者の喉の中
に、そしてまた気管の中に落ちてしまうこ　　　　　′
１゛とは容易に生じうる。なぜなら、今日では、患者の
治療はたいてい患者を横にした位置で行われるからであ
る。工具が気管の中に入ってしまうと、それを取り出す
には外科的切開を行なわなければならない。

本発明の目的は、歯医者が工具をつかみそこなう危険を
少なくした前述の型の伝動工具を提供することである。

この目的は特許請求の範囲に記載された型の伝動工具に
よって実現されるが、本発明の特徴も特許請求の範囲か
ら明らかである。

次に、添イ」の図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明する。

本発明による工具１のステム２の一端にあご状取付部（
固定手段）があって、他端には円形断面の円筒状拡大部
すなわち頭部（操作部）（４）がある。頭部（４）には
、ステム（２）の反対側に、のこ切り歯のような断面形
状で軸方向に突出する凹凸部が半径方向に延びる形をし
た係合手段（５）がある。係合手段（５）のある頭部の
側面中央から外側へビン（６）が延びている。ビン（６
）には内側部分（７）と外側部分（８）があって、外側
部分（８）は内側部分（７）よりやや大きい直径になっ
ている。

筒状のスリーブ（９）が頭部（４）を覆うようにねじ込
まれるようになっていて、当該スリーブは軸方向に可動
であり、そして、頭部（４）のまわりを回転できる。ス
リーブ（９）の端壁（１０）の内側に、頭部（４）の係
合手段（５）と相補的な係合手段（１１）がある。端壁
（１０）には中央の穴（１２）もあって、その直径は次
のようになっている。すなわち、頭部（４）にスリーブ
（９）を取りつ【ノだとき、スリーブ（９）はビン（６
）の外側部分（８）に押しつけられるが、その後ビン（
６）の内側部分７のまわりを且つそれに沿って自由に動
くことができる。

第２図には、筒状スリーブ（９）が頭部（４）に取りつ
けられ、係合手段（５）と（１１）が係合しているとこ
ろが示されいる。ビン（６）の高側部分（７）は係合手
段（５）、（１１）の高さよりやや長く、従ってスリー
ブ（９）は、図示の係合位置と、係合手段（５）、（１
１）が離れていると共にビン（６）の外側部分（８）が
スリーブ（９）の離脱を防止する位置との間を軸方向に
移動できる。

本発明の他の実施例では、ビン（６）の代りにねじを使
用しており、その頭部は、スリーブ（９）が頭部（４）
のまわりを自由に回転する位置にあるとき、端壁（１０
）の外側に当っている。

第３図では、あご状取付部３の実施例が明確に明示され
ている。しかし、この取付部の形は、それと協働する棒
材の対応部分の形状によって変わりうろことは自明なこ
とである。

ステム２の直径は普通２〜２，５Ｉｍであり、頭部は５
〜５ｍｍ、スリーブは７〜８ｍｍである。ここで問題と
していいるのは、容易に洗浄および消毒できるようにし
なければならない非常に小さな工具である。確かに、伯
の形のラッチ機構を利用しうるのであるが、そのような
機構は歯の治療などから生じる唾液や粒子の働きを受け
て容易に破壊されてしまうはずである。そして、また洗
浄や消毒のために分解することが非常に困難である。本
発明にの構造によれば、壊れるようなに小さい部品がな
いし、スリーブは、洗浄・消毒のために工具の残りの部
分から容易に分離でき、その際に壊れることがない。製
造が簡単であるから、製造組立費が廉価である。

本発明の伝動工具は次のような方法で使用する。

適当な棒材を選び、歯に棒材を受は入れる穴をあけ、あ
ご状取付部（３）に棒材を取り付け、棒材のねじ部でス
テム（２）の延長部を構成する。その後歯医者が親指と
人さし指でスリーブ（９）をつかみ、棒材を前記受は入
れ穴の入口に導く。この位置で、歯医者は指の間で時計
方向にスリーブ（９）を回転しながら、穴の中へ棒材を
注意深く押し込む。指で廻せるだけスリーブ（９）を回
転したら、つかみ直さなればならない。工具を完全に離
さなければせならなかった従来の工具と対照的に、ビン
（６）の内側部分（７）あるいは抑えねじ（図示Ｕず）
によって決まる距離だけ外側へスリーブ（９）を引き指
でスリーブ（９）を反時　　　　ゝ”針方向へ逆回転さ
せてからスリーブ（９）を頭部（４）の方へ動かし、こ
うして係合手段（５）。

（１１）の間の係合が復活し、伝動を繰り返すことがで
きる。

全伝動操作の間に工具のにぎりをゆるめたり、工具を離
したりする必要がないから、本発明の伝動工具は対応す
る従来の工具よりもずっと安全に使用できる。スリーブ
（９）は簡単な方法で取り外すことができ、洗浄や消毒
を困難にする複雑な細部がないから、洗浄上の問題が皆
無である。

更に安全を確実にする措置として、ビン（６）の外側部
分（８）に貫通穴を設け、そこに糸を止めて患者の口の
外へ吊すことができ、いろいろ措置にもかかわらず歯医
者が工具をはなすようなことがあった場合、前記ねじが
あるから、工具は容易に引き戻すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の工具の一実施例を分解状態で示す、部
分断面側面図、第２図は、第１図の工具を組立て状態で
示す部分断面側面図、第３図は、第１図の矢印方向に見
た底面図で、棒材を保持する工具端を示す。 ２・・・ステム ３−・・・取付部（固定手段） ４・・・頭部（操作部） ５．１１・・・係合手段　　６・・・ビン７・・・内側
部分　　　　　８・・・外側部分９・・・スリーブ（操
作部）

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　歯に棒材をねじ込むために、一端に棒材用固
   定手段（３）があり、他端に操作部（４）があるステム
   （２）を含む工具であって、前記操作部は操作者が親指
   と人さし指で工具を保持すると共に工具を回転するため
   につかむようになっている工具において、取り外し可能
   なスリーブ（９）がステム（２）の操作部（４）を囲み
   、スリーブ（９）はステム（２）の縦方向に２つの限界
   位置間を制限的に移動でき、協働する係合手段（５，１
   １）が操作部（４）とスリーブ（９）内とに配置されて
   いて、係合手段（５，１１）は、スリーブ（９）が前記
   一方の限界位置にあるとき係合状態にあり、スリーブ（
   ９）が前記他方の限界位置にある時互いに自由になって
   いることを特徴とする工具。
2. （２）　　特許請求の範囲第１項に記載の工具において
   、係合手段（５，１１）がステムの反対側にある操作部
   の軸方向端壁とスリーブ（９）の端壁（１０）内におい
   て、軸方向に７突出する凹凸部が半径方向に延び漬こと
   によって構成されることを特徴とする工具。
3. （３）特許請求の範囲第１項または第２項に記載の工具
   において、スリーブ（９）の端壁（１０）にある穴（１
   ２）を通って延びるビン（６）により操作部（４）のま
   わりをスリーブ（９）が一定範囲で軸方向移動できるよ
   うに保持され、ビンの内側部分（７）が前記軸方向の移
   動を許容するが、外側部分（８）が前記移動を制限する
   ことを特徴とする工具。
4. （４）　　特許請求の範囲第１項または第２項の工具に
   おいて、スリーブ（９）の端壁（１０）の穴（ｉ２）を
   通って延びるねじによって操作部（４）のまわりをスリ
   ーブ（９）が一定範囲で軸方向に秘動するように保持さ
   れ、操作部（４）へねじ込むことによってねじが固定さ
   れるとを特徴とする工具。