JPS5820524Y2 - 小物容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、マヨネーズ、ねりからしなどの大小のチュ
ーブ類をはじめ、栓抜き、カン切りなどの小物収容用の
容器、特に、大小のチューブ類を冷蔵庫内に整理整頓し
て収容するのに適した小物容器に関する。

良い冷蔵庫であるためには、多くの飲食物を収容できる
こと、および飲食物の出し入れが容易であること、の少
なくとも二つの条件を充足することが必要とされる。

これらの条件は、飲食物を整理整頓して収容することと
大いに関係がある。

この観点から、冷蔵庫には、一般に、ドアーバックが設
けられている。

ドアーバックとは、冷蔵庫の開閉ドアーの裏面の収容部
のことをいい、通常ボトル棚がその主流をなす。

このため、ドアーバックは、従来、主としてビン類の収
容用として利用されてきた。

ところが、最近ではマヨネーズ、ケチャツプ、ねりがら
し、ねりわさびなどのチューブ類が頻繁に市場に出回り
、ドアーバックはそれらの収容場所としても利用される
ようになった。

しかし、これらのチューブ類は、形状が不揃いであり、
また大小いろいろであるため、ドアーバック内は混乱状
態であった。

この考案は、本来、このような冷蔵庫内の混乱をなくシ
、チューブ類を整理整頓して収容するためになされたも
のであり、その目的はそのような整理整頓に適した小物
容器を提供することにある。

したがって、この考案の小物容器は、主として冷蔵庫の
ドアーバックにセットして、チューブ類の整理整頓に利
用される。

しかし、収容物は特にチューブ類だけに限られるわけで
はなく、栓抜き、カン切りなど他の小物の場合もある。

また、冷蔵庫のドアーバックにセットして使用しない場
合、台所の流し台などに置いてはし立てなどに利用する
こともできる。

以下、この考案の詳細を図面に示す一実施例により説明
する。

この考案の小物容器１には、第１図および第２図に示す
ように、底の深い部分２と底の浅い部分３とがある。

底の深い方は、大型のチューブ４類（ケチャツプ、マヨ
ネーズなど）の収容部２として、また底の浅い方は、小
型のチューブ５類（ねりからし、ねりわさびなど）の収
容部３としてそれぞれ利用される。

両数容部２，３は垂直に立つ仕切り壁６により分けられ
ており、また底の深い方の収容部２には案内壁７が設け
られている。

この案内壁７および仕切り壁６は、収容部２に入れられ
たチューブ４の倒れを防ぎ、またチューブ類を整理して
入れることを可能とする。

また、両底容部２，３を構成する容器本体１１の上縁は
二重構造になされている。

つまり、容器本体１１の上縁１１ ａは折り返されてい
るが、これは、一つには容器本体１１の強度を増すため
であり、もう一つにはその上縁１１ ａをドアーバック
への取り付けに利用するためである。

後者についていえば、小物容器１は、第１図に示すよう
に、その上縁１１ａがドアーバッグ８のガイド８ａ部分
に取り付けられるのである。

なお、容器本体１１はプラスチック製であり、仕切り壁
６および案内壁７は容器本体１１と一体的に成形されて
いることはもちろんである。

一方、底の浅い方には、案内壁７は設けられていない。

しかし、そこには板状の支持部材９が設けられている。

この板状の支持部材９は、容器本体１１とは別体であり
、また、それは収容部３に適う大きさであり、しかも、
その周辺部下面には足９ａがある。

したがって、この板状の支持部材９は、収容部３内に着
脱自在であり、しかも、収容部３内にセットする際には
、その支持板部分９ｂが収容部３の底面とほぼ平行にセ
ット可能である。

また、このような支持板部分９ｂには、複数の穴９Ｃが
二重にわたってあけられている。

これらの穴９Ｃは、小型のチューブ５類をさし込むため
のものである。

したがって、その大きさは、チューブ５のキャップの大
きさより少し太き目に設定されている。

なお、上記実施例では、板状の支持部材９のセット用と
して、支持部材９自体に設けた足９ａを利用しているが
、第３図に示すように、容器本体１１の収容部３内壁に
突起９ｄを設け、それを足９ａに代えて利用することも
できる。

以上要するに、この考案によれば、次のような優れた効
果を奏する。

■ 小物容器１に、大型のチューブ４類を入れる部分２
と小型のチューブ５類を入れる部分３との二つの収容部
を設けているため、大小のチューブ４．５類を整理整頓
して収容することができる。

■ 小型のチューブ５類を支持するための支持部材９を
、容器本体１１と別体としているため、支持部材９は収
容部３内に着脱自在である。

したがって、これを取り外して、収容部３内を容易に掃
除することができる。

■ 小物容器１を冷蔵庫のドアーバック８の付属品とし
て用いる場合には、ドアーバック８内でのチューブ類の
混乱をなくシ、整理された状態で収容できるため、チュ
ーブ類の中味の流出を防ぎ、また破損を防ぐことにより
、衛生上も好ましい。

■ 小物容器１は、ドアーバック８などより容易に取り
外すことができるため、食事時には、それを食卓に置い
て利用することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の小物容器の使用状態を示す斜視図、
第２図はこの考案の小物容器の一実施例を示す図で、第
１図のＡ−Ａ’線に沿う縦断面図、第３図はこの考案の
小物容器の他の実施例を示す要部断面図である。 図中、１はこの考案の小物容器、２，３は収容部、９は
収容物支持部材、９ｂは支持板部分、９Ｃは穴である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 仕切壁によって区分された複数の収容部をもつ容器本体
   と、この容器本体とは別体であって、一方の収容部内に
   着脱自在に設けられる収納物支持部材とによって構成さ
   れ、上記収容物支持部材は、収容部底面と間隙を有して
   ほぼ平行にセットされる支持板部分に、調味料等のチュ
   ーブのキャップをさし込むための前記キャップの径より
   わずかに大きい穴を複数個設けたことを特徴とする小物
   容器。