JPS58203854A - トレ−収容物の包装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トレー収容物の包装方法に関するものであっ
て、例えばピュアパックをトレー内に集積し、この集積
したものをフィルムで包被してトレー収容物を包装する
方法において、角隅部を改良し念トレーを用いることに
より包被するフィルムの破損を防止するようにした包装
方法に関する。

例えば牛乳を包装するには、第１図に示すように本体（
Ａ）と屋根型部分（Ｂ）からなる屋根型容器が用いられ
、これはいわゆるピュアパック（Ｐ）として知ら五てい
る。このようなピュアパック（Ｐ）は、牛乳を小分けし
て個々に包装した個装であす、マた容器はカルトン加工
紙のようなもので作られ強度が十分でないので、積み重
ねができない。その次め、現状ではクレート詰めし、個
装保護状態で流通輸送を行っている。一方、ピュアパッ
クは、第２図のように段ボールの包装―に詰められたと
き８２図に示すようにフィルムによりシュリンク包装さ
れ、これによりピュアパック（Ｐ）相互かや＼締め付け
られ、不動に固定される。

ところで、このようにフィルムで包装したものは、フィ
ルムが包装−の角隅で破損することがある。例えばこの
包装−が通常使用される段ボール製のトレーである場合
、第３図に示すように段ボールは直角に折曲されて角隅
（ｒ）を生じる。ま念、このトレーの底部の角隅は、例
えば第４図に示すように同図（イ）の打抜き形状の段ボ
−ルを折れ線（１）に沿って折曲して同図（ロ）のよう
にするこ乏により生じ、これは（５）で示されている。

同様に折れ線！２）、！３）ｌこ沿って折曲すると、同
図（ハ）、（ロ）のようになり、それぞれほぼ直角の角
隅（４）、（６）が発生する。このような直角又は鋭角
の角隅が生じると、上記のようにフィルムで包被する際
角隅でフィルムが破損し穴があくことがある。このよう
にフィルムに穴があくとフィルムの締め付は力も弱くな
り、改善が要求されていた。

したがって、本発明は、以上のように従来４゜トレーの
角隅によりフィルムが破損することがある問題点を改善
する之めに、角隅を改良したトレーを用いてトレー収容
物をフィルムで包装するトレー収容物包装方法を提供す
るものである。

次に第５図ないし第１１図にもとづいて本発明の一実施
例を説明する。

第５図は本実施例（こ使用するトレーの展開図、第６１
図はそのトレーの底部の隅部の形成工程を示す図、第７
図はそのトレーの上部の隅部の形成状態を示す図、第８
図はそのトレーにピュアパックを収容した図、第９図は
ストレッチ包装工程図、第１０図は第９図の包装体に対
する外力の影響を示す図、第１１図はその包装体の積重
ね状態を示す図である。

第５図において、ｌ′ＩＱｌは打抜き形状の段ポールで
ある。（１υは底面片であって、この底面片（１υの両
側縁には前面片αの、後面片（１３がそれぞれ設けられ
ているとともに、底面片αυの両端縁には左側面片ａω
、右側面片ａ５１がそれぞれ設けられている。

前面片（１りは内側の底面片ａυ側が細長方形状に形成
され、外側が先端を中挟にした斜線部（１２ａ）、（１
２ａ５を有する台形状に形成されている。また、この前
面片（１つには上記方形状部の両側に折込片ｗｅ、（ｔ
（６が延設されている。そしてこの折込片ｎ５と左測面
片で挿との間および折込片″１６と右側面片（Ｌ５）と
の間にはそれぞれ切欠部（１７）、１ｆ）が形成されて
いる。

ここで切欠部！ｌηはその内端が斜−５（１’ｉ’ａ）
で示されるように左創固片Ｉ似０から内方に斜めに切込
まれ、その先端は前面片０３と折込片：′１ｅの境界を
越えて前面片（慢に至っている。切欠部（Ｌ７）も同様
に斜線（１７ａ）を有するように形成されている。

後面片（１■も前面片（１つと同様に斜線部（１３ａ）
、（１３ａ５を有する台形状に形成され、方形状部の両
側には折込片ａ、１６と同様に折込片・田、ｊｔ６を有
している。そして折込片賭と左−固片Ｉとの間および折
込片α６と右ｍＶ１固片四との間には上記切欠部（Ｌ７
）、１．１６と同様の切欠部Ｉｌ’ｌｌ、１．１１が形
成され、切欠部１と１７）、切欠部ＶＩＬｕｆ）がそれ
ぞれ線対称に形成されている。なお切欠部＋ｉｌ、ａｊ
は上記斜線部（１７ａ）、（１７ａ）と同様の斜線部（
１９ａ）、（１つａ）’を有している。

第５図に示す段ボールは点線で示ｒ折れ線に沿って、折
曲され、トレーとされる。ここでは第５図を一照しつつ
第６図２よび嬉７図（・こもとづいて１つの隅部の組立
てべ態を説明する。

第６図（イ）において、ＣＩ’）は前面片ｕ２１と底面
片ｕＤとの間の折れ線であって、この折れ線（１つは第
５図に示す切欠部の斜線部（１７ａ）、（ｘ７ａ５間に
おいて前面片１１３寄りに設けられている。ま之、（２
′）は折込片’１６Ｈの折れ線であって、この折れ線（
２′）は切欠部σηの内方先端よりゃ＼外方の位置と上
記前面片α邊の斜線部（１２ａ）間に設けられている。

また、（３′）は左側面片Ｉの折れ線であって、上記折
れ線（２′）より折込線１１Ｑの厚さだけ外方に位置し
念斜線部（１７ａ）と（１９ａ）との間に設けられてい
る。

このような構成（こおいて、先ず折れ線（１）に沿って
前面片［櫻を折曲すると、第６図（ロ）のようになり、
鈍角の角隅（イ）が発生する。ついで同図（ハ）のよう
に折れ線（ｆ＋に沿って折込片ａ６１を直角に折曲する
と、上部に斜線部（１２＆）を折曲することにより、第
７図に示すように厚み面に対して鈍角の角隅（ｒ）が生
じる。また下方の底部には直角の角隅（イ）が発生する
。この後左側面片Ｉを折曲すると同図に）のように鈍角
の角隅（６′）を生じる。

この状態で左側面片（１滲と折込片ｆ１．ｌ１９を接着
剤により接着するこおによりトレーの１つの隅部が形成
される。このような隅部は鈍角の角隅のみならず、直角
（４′）の角隅も左側固片（１滲の厚みのためこれらを
包被する後述のフィルムは鈍角に接触されることになる
。

上記のようにして第５図の段ボールが組立てられて第８
図に示すトレーが完成される。このトレーには第１図に
示すピュアパック（Ｐ）が図示のように詰め込まれる。

この際適宜にピュアパックの間に例えばダンボールの仕
切壁：？ａ、＠を設けると、上下方向の外力に対してト
レーの強度が増大される。なおピュアパック（Ｐ）の屋
根型部分（Ｂ）の突出部端縁は前面片鰺、後面片（１３
の上端縁と同一水準に位置させる。

このようにトレーにピュアパックを詰めたものを第９図
に示すようにストレッチ包装を行なう。すなわち、（ａ
）フィルムを一定長さに切断し、（ｂ）このフィルムを
延伸させ、（Ｃ）このフィルムを上記被包装体ζこかぶ
せ、（ｄ）フィルムをトレー底部で重ねてヒートシール
を行い、（ｅ）このようにしてでき念製品をコンベアで
排出する。このようにストレッチ包装すると、フィルム
はトレーの角隅を包被するが、前面片」２、後面片ｆ１
３）のそれぞれの斜線部（１２ａ）、（ｘ２ａ５、（１
３ａ）、（１３ａ５の上方の角隅は鈍角であり、折込片
ｔｔｅｚ　ｔｒｆｈ＋：ｇ、１１廊の折曲により生じｔ
角隅も鈍角であり、さらにトレー底部隅部は上記のよう
にフィルムが鈍角に接触できるようになっているので、
フィルムに応力が過度に集中することがない。そのｔめ
フィルムは破れζこくい状態におかれる。

このように第８図のものをストレッチ包装すると、ピュ
アパック（Ｐ）は相互にあるいは仕切壁ｔｚｒ）、　′
４、）レー内壁により締め付けられるので、第１０図に
示すように上部から力を加えた場合でも変形し易いピュ
アパックｅ）の本体（Ａ）の変形を抑制できる。この場
合ピュアバック使）の屋根型部分０３）はその構造によ
り変形しにくくなっているので、第１１図のようにスト
レッチ包獲物を多段に重ねても下層のピュアパックの変
形はなく、運搬時の振動、衝撃、ハンドリング等により
ピュアパック相互にゆるみが生じることもない。また、
上記のようにストレッチ包装したちのは、シュリンク包
装し念ものがその熱収縮過程を完了すると、収縮応力が
なくなることによりピュアパック相互の摩擦、変形をお
こし易いのに比べ、フィルムによる締め付は力は長時間
にわたり減速しないので、ピュアパックのゆるみを生じ
ない。そのため、ピュアパックの包装状態を一定ζこ保
つことができ都合がよい。

なか、嘉１１図に示すように、本実施例に使用するトレ
ーは上部が台形状になっているので、積重ねられ上下方
のトレーはその底部両端に手をかけることができるため
、第２図ζこ示すもののように穴に手をかけて持上げる
必要がなく、トレーを持上げるときフィルムの破れを防
止できる。また、ストレッチ包装用フィルムに自己粘着
性フィルムを使用すると、第１１図のような荷姿でも荷
くずれ、荷すべりを少なくできる。

ｔた、上記ストレッチ包装は、第２図ζこ示すシュリン
ク包装のように、フィルムとトレーの間の空気を抜くた
めに空気抜き孔（把持用穴が兼用）をフィルムに役ける
必要がないので、トレーの全面をフィルムで覆うことが
でき、段ポールを湿気や水から保護することができる。

上記のようなストレッチ包装されたトレー収容物は運搬
されて陳列されるとき、フィルムを切取って直ぐにピュ
アパックを嘔り出すことができる。そして、トレーはク
レート包装凶のように高価でないので使い捨てができ、
ワンウェーによるコストメリットを生かすことができる
。

なお、上記実施例では第６図（ハ）において直角の角隅
（イ）を生じたが、段ボールの打抜き形状を第１２図の
ように切欠部（工ηの斜線部（１’７ａ５をへの字形に
し新たな斜線部で折曲するとこの角隅（４）を鈍角にす
ることができる。

また、上記実施列ではピュアパック（Ｐ）を正置した場
合であるが、これを横転さ・せ第１３図のように詰めて
ピュアパック使）の屋根型部分により生じる三角形状空
間を利用したものをストレツチ包突すると、第８１のち
のをストレッチ包装したものに比べ数倍の荷重強度を持
つとともζこ、ハンドリングのときにフィルムを誤って
破る危険性も少なくできる。

また、第１４図に示すように、ピュアパック（Ｆ）を正
置状態で隣接して並べ、これらのピュアパックの下部を
下部トレーｒ２１）に収容し、その上部屋根型部分の突
出部を上部トレー（塑に収容し、これらをフィルム（慢
にてストレッチ包装すると、段ボールトレー、フィルム
の各々の使用量が上記第７図のものをストレッチ包装す
るものに比べ約／２程度ですむ。なお、第１４図に示す
包襄物は第１５図に示すようにブロック状に積み重ねる
こともできる。

上記いずれの実施例１こおいてもストレッチ包装につい
てのみ述べ友が、シ、Ｌ　リンク包装する場合でもトレ
ーの隅部を上記構造にするこ七によりフィルムの彼れを
防止できる点では同じである。

以上説明したように、結局本発明によれば、トレーの角
隅を鈍角に形成するようをこしたので、このトレーに例
えばピュアパックを収容し、さら）こ収容したものの周
＋ｔｌｌをフィルムで包装スるとき、角隅によるフィル
ムの破損を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はピュアパックを示す図、第２図は包装−をシュ
リンク旭伎した図、第３図は従来のトレー上部の角隅を
示す図、第４図は従来のトレーの底部の角隅の形成過程
を示す図、第５図は本発明の一実施例の方法に使用する
トレーの展開図、第６図はそのトレーの底部角隅の形成
工程を示す図、第７図はそのトレーの上部の角隅の形成
状態を示す図、第８図はそのトレーにピュアパックを収
容し念図、第９図は第８図に示すものをストレッチ包装
する工程図、第１０図は上記ストレッチ包装したものの
外力に対する力の作用を示す図、第１１図は上記ストレ
ッチ包装物の荷姿の一例を示す図、第１２図は他の実施
例の方法に使用するトレーの角隅を形成する一部の展開
図、第１３図、第１４図はそれぞれに他の実施列の方法
による包装吻を示す図、第１５図は瀉１４図のものを積
重ね免状ねを示す図である。 図中、（Ｐ）は被包姿体としてのピュアパック、（１１
）、（１Δ、（ｘ３．　ｔ＋、４Ｊ、　／１５）、／１
６）　％　（１４、、’ｌＳ＋、伯はトレーを構成する
固片、（１２ａ）、（１２ａ５、（１３ａ）、（１３ａ
ｊ、（１７ａ）、（ｌｙａ５、（１’７ａ５．１つ、（
１９ａ５は斜線部である。 特許出頭人　　雪印乳業株式会社 代　理　人　渡　辺　　勤１′号融− （、ｂｉメツ、 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第７図 第６図 第８図 ７２ 第９図 （ａ）　　　　　　（ｂ）　　　　　　　（Ｃ）第１０
図 （ｄ）　　　　（ｅ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被包姿体をトレーに収容し念トレー収容物をフィルムで
   包被する包装方法ｌこおいて、トレーを構成する各面片
   の折曲部端部に生じる角隅を上記面片を斜めに切欠いた
   斜線部に位置させて鈍角に形成し、この角隅に上記フィ
   ルムを鈍角に接触させるようにしたことを特徴とするト
   レー収容物の包装方法。