JPS58201754A - 合成st毒素、その製造方法およびそのワクチン接種剤としての用途 - Google Patents

合成st毒素、その製造方法およびそのワクチン接種剤としての用途

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JPS58201754A
JPS58201754A JP58072336A JP7233683A JPS58201754A JP S58201754 A JPS58201754 A JP S58201754A JP 58072336 A JP58072336 A JP 58072336A JP 7233683 A JP7233683 A JP 7233683A JP S58201754 A JPS58201754 A JP S58201754A
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cyz
tyr
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アナベラ・デユフロ
エレ−ヌ・グラス
アンドレ・タルタル
エデイス・デユフロ
パトリス・ボクエツト
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    • C07K5/1021Tetrapeptides with the first amino acid being acidic
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成によって得られる新規ペプチド、その製造
方法および大腸菌(E zcAgrichia CoL
i )種によって生成される熱安定性の腸内毒素を中和
することのできる抗体製造用のそれらの用途及びそれら
の製造方法に関する、ものである。
大腸菌種の生成するペプチド腸内毒素によってヒトや動
物に下痢が発生することはよく知られた事実である。ペ
プチドとしての腸内毒素に2つの群があることが確認さ
れたが、そのうちの1群として低分子量で熱安定性の腸
内毒素(以下″″ST腸内毒素”または“天然ST腸内
毒素”と称する)がある。このST腸内毒素は分子の大
きさ、アミノ酸組成、原子配置、分子内結合等でそれぞ
れ異った多様性の分子形状をとることも知られている。
このように腸内毒素といってもそれが多種多様な形態を
示すこ止のために、その同定がむずかしく、また精製し
た腸内毒素を用いなければならないことからますますそ
の困難性が大きくなる。
これまでに知られた精製法によって豚から採った大腸菌
のST腸内毒素のアミノ酸配列が決定(SOM、 オヨ
ヒM (、’  C14RTIIY B、(1980年
)proc、 Natl、 1cad、 Sci 、 
US A 77+ 40 ll−4015)され、また
ヒトの大腸菌からのSTT内毒素の11.本釣構造カ決
定(CH,4N S、A オJ: ヒGIi4NELL
、4R−4−(1981)、/、  Bias、  C
h信、  256. 7744−7746  )されて
いる。
その結果、次のことが確認された;すなわちヒトのsT
T内毒素のペプチドI配列には18ケのアミノ酸が含有
されていること、その生物活性と毒性はジスフィト結合
(二硫黄(S−5)結合)の存在することによって発現
すること、かつ豚の腸内毒素のペプチド配列はヒトの腸
内毒素のペプチド配列に比較し2つのアミノ酸で相違す
るだけであること(5IPLES S、J、、ASHE
R5,E、 、およびGIINELLil R,i4.
 (1980年) 、 ThgJournal of 
BiolOgicaL Chemistry + 25
5 + 410 + 4716−4721 ; CH,
4N S、に、 :[[Gl、4NELLI R,,4
,(1981年)。
ThdJournal of Biological 
Chemistry 、 256 、 A I5 。
7744−7746 )である。
さらに次のこと屯確認された、ヒトと豚のSTT内毒素
のアミノ酸のうち最初の4ケのアミノ酸は生物活性に対
して必要ではないが、この配(11) 列の最後の14ケのアミノ酸は生物学的に活性で、毒性
の原因となること(CH,47vS、に、およびGIA
NEI、L、4 R,1,(1981年) 、 The
 Journal of Biolo−1icaL C
hemistry 、 256 、A I5 、774
4−7746)である。
しかし、以上の精製法には時間がかかつて複雑であると
いう欠点があり、また精製腸内毒素の取得量が少ないと
いう難点があった。
このように、精製STT内毒素を得ることが困難なため
に、今日までSTT内毒素の抗原性の究明が不充分であ
ったことがよく判る。STT内毒素は免疫原性をもたな
いと長い間者えられ工いた。このような推測に反して、
最近の研究の結果によってジスルフィド橋の存在するS
TT内毒素はSTT内毒素を同定し、その生物活性を中
和する抗体を誘発し得ることが判った。
(PR腑Z J、C,およびROBERTSON I)
、C,(1981年)Infect、 andlrnr
rubnity 、 33 + 193−198 ) 
*  ’しかし、これと同じ抗体でも過@酸による酸化
でジスルフィド橋の破かいされたSTT内毒素とは結合
鎖を作り得ないこと(GIANNELti4(12) R,,4,、DRAKE K、W、およびLUTTRE
L M、 (1981年)。
Infect and Itvnunity 33 、
186〜192)が判った。
従って、分子内ジスルフィド橋は天然の毒素に認められ
る免疫原性を保持するために必要であるとみられる。
本件出願人は分子内ジスルフィド橋をもたないllfr
mな合成ペプチドについて、このものが著しく毒性が低
く、また該合成ペプチド配列のみでなく、まったく意外
かつ驚くべきことには豚やヒトの天然STT内毒素(豚
やヒトのSTT内毒素には分子内ジスルフィド橋がある
にもかかわらず)とも結合を生じ、その毒性を中和する
抗体を誘導することを見出した。
ここで分子内ジスルフィド橋とは同一のペプチド鎖に属
する2ケのシステイル残基の硫黄原子の間において作ら
れる結合(鎖)をいう。しかし、第1のペプチド類に属
するシステイル残基の硫黄原子と第2のペプチド鎖に属
する別のシスティ・ル残基の硫黄原子との間で生ずるジ
スルフィド橋が本発明でいうペプチド中に存在し得る可
能性を除外するものではない。
さて、本発明の目的は、生物学的条件下で安定性を示し
、毒性のある天然STT内毒素に対して極めて興味のあ
る性質を示す無毒性の合成ペプチドを提供することにあ
る。
本発明の目的は、1つにはその誘発原因となる該ペプチ
ド配列を認識し、さらにまたヒトまたは動物特に豚の天
然ST膓円内毒素Ba1lする抗体番誘発する能力をも
った無毒性の合成ペプチドを提供することにある。
さらに本発明の目的は、各種の適当なキャリヤー(担体
)分子と一緒になってヒトや動物の腸内毒素(特に豚の
腸内毒素)の毒性を中和する抗体を誘発す名ことのでき
る無毒性合成ペプチドを提供することにある。
さらに本発明の目的は、安定な抗原(性)決定因子とし
て用いられる合成ペプチドを提供することにある。  
   ゛ さらに本発明の目的は、例えば赤面球または乳液につい
て放射1II4疫テスト、免疫−酵素テスト、凝集テス
トによってヒトのまたは動物特に豚のST腸内毒素が存
在するか否かをチェックする際に用いられる無毒性合成
ペプチドを提供することにある。
さらに本発明の目的は、ヒトまたは動物特に豚のST腸
内毒素についてヒトまたは動物を免疫化する無毒性合成
ペプチドを提供することにある。
さらに本発明の目的は、無毒性ペプチドを直接に、すな
わち無毒性化工程や精製工程を行なわなくとも有用なぺ
1チドを得ることのできる製造方法を提供するものであ
る。
さらに本発明の目的は所定の構造をもった合成ペプチド
を大量に得ることのできる製造工程を提供するものであ
る。
本発明は、その好ましい態様の一つにおいて、多くとも
18ケの、少なくとも4ケのアミノ酸(好ましくは左旋
性の)を含むペプチドCP>n〔ここでルは1または2
で、ルが1のときはペプチドシーケンスPは次めペプチ
ド鎖に含まれ(15) る; (ここでAは、4」ルをTはTyrを示すか、もしくは
lはTyrをTは、4翔を示す)、 また分子中に存在するシステイル残基のチオール基は生
物学的条件下で安定な基で保護されたものであるが、そ
のチオール基の最高1すは遊離のSR基の形であっても
いいし、生物学的条件下で不安定な基で保護された形の
ものでもよい: さらに、ルが2のときは、ペプチドシーケンスP−Pは
、前記式(υのペプチド鎖に含まれそれぞれ少なくとも
4個のアミノ酸乃至せいぜい18個のアミノ酸を含有す
る同−又は與なる二つのペプチドシーケンスPから成り
、二つのベプチドシーケンベPは、二つのシーケンスの
一方のシステイル残基のいずれかのイオウ原子と他のシ
ーケンスのシスティル残基のいずれかの(16) イオウ原子との間に確立されたジスルフィド結合を通じ
て、または二つのペプチドシーケンスPのカルボキシル
基と他のシーケンスのアミン基との間に確立された結合
を通じて、互いに連結されており、チオール基の多くて
も一つは、もしジスルフィド結合に接合されていないな
らば、遊離のSH基の形態てあり得または生物学的条件
下で不安定な基により保護されることができ、また存在
し得るシステイル残基の他のチオール基は生物学的条件
下で安定な基で保護されていてもよい〕に関するもので
ある。
本発明の望ましい態様の1つはペプチドシーケンスが同
じ場合である。
また、本発明の望ましい態様の1つは、多くとも18ケ
のアミノ酸、少なくとも4ケのアミノ酸を含有するペプ
チドCP)nにこでペプチドシーケンスPがいかなるシ
ステイル残基も含有しないときにはれは1であり、ペプ
チドシーケンスPが少なくとも一つのシステイル残基を
含有するときルは1または2に等しく、ルが1のとき、
ペプチドシーケンスPが以下のペプチド鎖に含まれ、 (ここで、lはIlnを表わしまたTはTyrを表わす
か、またはlはTyrを表わしTはISnを表わす。) 分子中に存在し得るシスティル残基のチオール基は生物
学的条件下で安定な基により保護されており、チオール
基の多くて本一つは遊離のSR基の形態にあり示ちであ
るかまたは生物学的条件下で不安定な基により保護され
がちであり、ルが2のとき、ペプチドシーケンスP−P
は、前記式(1)のペプチド鎖に含まれそれぞれ少なく
とも4個のアミノ酸乃至せいぜい18個のアミノ酸を含
有する二つのペプチドシーケンスPから成り、二つのペ
プチドシーケンスPは、二つのシーケンスの一方のシス
ティル残基のいずれかのイオウ原子と他のシーケンスの
システィル   。
残基のいずれかのイオウ原子との間に確立されたジスル
フィド(,5−,5)結合を通じて互いに連結されてお
り、また存在し得るシステイル残基のジスルフィド結合
に接合されていない他のチオール基は生物学的条件下で
安定な保護基によって保護されている)に関するもので
ある。
総合的にみれば、本発明は前記のベプチドシーケレスの
1ケまたは複数個を含み、ST腸内毒素に対しての抗体
を生体内(in vivo )で誘導することができ、
かつ互いに異ったシーケンスPが架橋剤(そのPシーケ
ンスを含有する抗原決定因子によってもたらされる免疫
原性に障害を及ぼさないものであるかぎりペプチドであ
ってもなくて本よい)によって互いに連結された状態の
ものであ□ればいかなるペプチドであってもよい。
一般的に、本発明は上述の条件に対応し、必要によって
適当な巨大分子誓持体に固定された祇ので、HL 11
010において抗体(本発明の第1の対象との関連で規
定されたペプチドまたは天然(19) のST腸内毒素に対して活性を示す)を生成することの
できるすべてのペプチドを対象とする。
ペプチド橋の例としてはL−リジンのオリゴマー(リジ
ン単位10ケまで、好ましくは5ケ)や個々のペプチド
シーケンス、Pによって保有されたアミン官能基を結鎖
する基のアジピン醗誘導体が挙げられる。
通常これらの架橋基を構成するものとしては、アミンま
たはカルボキシル基のような官能基を含み、個々のPシ
ーケンスに属するカルボキシル基やアミン官能基と反応
することのできる分子ならいずれでもよい。前記のPシ
ーケンスに完全に遊離したSR基があるとき、それと作
用するものも架橋基となり得る。       □以下
の説明において、ペプチドと称する場合、それはモノペ
プチドならびにジペプチドの両者を含むものとする。。
モノペプチドは外が1に相当する場合のペプチドであっ
て、そのペプチド鎖のアミノアシル残基は1 ヶまたは
複数個のペプチド結合によつ(20) て1+または複数個の隣位のアミノアシル基と結合して
いる。
ジペプチドはルが2に相当する場合であって、このペプ
チドは2ケの同一のペプチド鎖からなり、このペプチド
鎖の各アミノアシル基は2つの隣位のアミノアシル基と
ペプチド結合で結びつき、またこれら2ケのペプチド鎖
は一方の鎖のシステイル残基の硫黄原子と他方の鎖のシ
ステイル残基の硫黄原子との間に形成されるジスルフィ
ド結合によって互いに結合している。
生体(生物学的)条件下で不安定な基とはチオール基に
対して可逆的に定着する保護基であると定義できる。云
いかえると、これらの不安定な基がチオール基に定着し
つづけられるのは、その濃度が充分に高い場合だけであ
る。その濃度があまり高くない場合には、この不安定基
はチオール基から分離する。このように不安蝋基が分離
してしまう限界濃度は反応の種類、反応条件、保護され
るべきチオール基を含有する化合物によって変動する0
生体条件下で不安定な基を例示するならば、β−メルカ
プトエタノール、ジチオトレイトール、塩化水銀、ハラ
クロルマーキュロ−ベンゼン、4 、4’−ジチオ−ジ
ピリジンである。   ・ 生体条件下で安定な基とは−たんチオール基に定着して
しまえば、そのペプチドが生体媒体と接触して代謝反応
その他の反応でペプチドの性質が変る場合でも定着の状
態を保持し得る保護基であると定義する。これらの保護
基はペプチドの毒性を生じさせる原因となる分子内ジス
ルフィド橋の形成を阻害する。
構成アミノ酸が左旋性であるペプチドが本発明では好ま
しいペプチドである。
本発明のペプチドのチオール官能基の保護基としては、
それが生体条件下で安定である限り、使用できる基であ
る。
チオール官能基を保護でき、また生体条件下で安定な保
護基の例としては、R,G、 HISKEYの論文1ペ
プチド合成におけるスルフヒドリル基保護’ (・TA
g Pgptidgs、 vow、 3 (1981年
))の137ページ〜164ページ;  G、 B、4
RANYおよびR,B、 MERRIFIELDの論文
″″固相ペプチド合成”(The peptides 
、 vol、 3 (1981年))の233ページ〜
247ページに記載がある。
さらに、蛋白質チオール官能基の最終修飾のため生物化
学で用いられている基も保護基として使用できる。
一際的にみて、チオール官能基の保護基としては本発明
でペプチドを製造する際の合成条袢と調和し、特に、最
終の脱保護を含めた合成条件のもとて安定でなければな
らない。
チオール官能基の保護基の選定についてはいろいろの相
互依存パラメーターを考慮すべきである。すなわち酸や
アミン官能基を保護する基の種類は合成形式によって規
定されるし、一方保睦基の如何によって最終の脱保饅剤
が決まることになる。
チオール官能基の保護には次式で表わされる誘導基を使
用すると有利である; (23) E−C−7vH−R 1 この場合、保護されたチオール官能基は次の式によって
表現できる: 5−C−NHR 11 次の式で表わされる化合物から誘導される基もチオール
官能基の保護基として有利である:RCNRR” 1 (ここでR,R’およびR“は互いに独立してそれぞれ
水素原子、および炭素原子数が1〜4ケのアルキル基を
示す。) ゛ これらの化合物のうちでも次の式で表わ゛される化合物
が有利といえる: (ここでRおよr)R′は水素原子、炭素原子数が1〜
4ケのアルキル基を示す。)     ゛これら3種の
保護基によって保護されたチオ(24) −ル官能基はそれぞれ次の通り表わされる(但し、Sは
保護されたシステイル基内に含まれるものとする); 実際にはアセトアミドメチルまたはホルムアミドメチル
を使用するのが特に有利といえる。
この2つの保護基はチオール官能基の保護に結いて、生
体条件のもとに安□定であり、通爾用いられる最終脱保
護反応で屯脱保護されることがない。これらの保護基は
一つには合成ペプチドを製った支持体からその合成ペプ
チド番外離し、二つには合成過程で通常用いられる酸−
およびアミン官能基を保護していた保護基を除失する□
のに役立つ。
本発明における好ましいペプチドの群の1つはモノペプ
チドである(以下G1で表現する)。
これらのモノペプチドは最大18ケのアミノ酸、最小で
4ケのアミノ酸を包含し、かつそのペプチド鎖は次に示
すペプチドシーケンスに含まれるという特徴をもってい
る: はAはTyrをTはAznを示し;芥子内に存在するシ
ステイル残基のチオール基は生体条件下で安定な基によ
って保護されているが、これらチオール基のうち□の□
最大1ヶあチオール基は遊離SH基の形態もしくは生体
条件下で不安定な基によって保護された状態をとうても
よい)。
G1の□群のペプチドのうちで本発明にとって好ましい
モノペプチドは存在するシステイル残基のすべてのチオ
ール基が生体条件下で安定な基によって保護された形の
ものであり、以下この群のモノペプチドをGjAで表現
する。
本発明における好ましいモノペプチドのもう1つの群は
、存在するシステイル残基のチオール基がただ1ケを除
いてすべて脱保護条件下で安定な基によって保護されて
いるモノペプチドである。以下このモノペプチド1kG
JBとして表現する。
GJBに属するペプチドにおいては、生体条件下で安定
な基によって保護されていない1つのチオール基は遊離
のSH基の状態(もしくは生体条件下で不安定な基によ
って保護された状態)にある。
保護基が脱保護条件下で不安定な場合には、その脱保護
工程で該保護基が除かれて、チオール基は再び遊離のS
#fit7’tは複合ジスルフィドの状態となる。
SH基を保護し、脱保護工程で遊離する基の例としては
バラメトキシペ1ンジル基やS−ターシャリープチルス
ルフエニ省基が挙げられる。
以下に例示するペプチド鎖において、特にことわらない
かぎりそのシー省ンスの左側に位す(27) る末端アミノ−アシルはN−末端アミノ−アシルであり
、シーケンス式の右側に位する末端アミノ−アシルはC
−末端アミノ−アシルとする。
例えばAzn−Thr−Phg−Tyrで表わされるペ
プチド鎖においてはAznがN−末端基で、TyrがC
−末端基である。
G 1 、 GIAおよびGIBの群のうちで本発明の
ペプチドとして好ましいものは次のような配列をもった
ペプチドから構成されるものである;−Azn−Thr
−phg −Tyr −−A、?n−Thr−phg 
−Tyr−Cyz −−Cyz −Cys−Asn−P
ro −ALa−Cyz −−Cyz−Cyz−Tyr
−Pro −Ala−C31,? −−ALa−Thr
−phg−Tyr−Cyz−Cys−Gtw−−Asn
−Thr −ph a −Tyr−Cyz−(’31.
? −Gtu−Law−−Cy s−Cyz−GLy−
Lgulcys−Cyz −As n−Pro−Ata
−Cy、? −ALa−GLy−Cyz− −Cy、、?−CT−GLy−La、u−Cy 5−C
31,?−Tyr−Pr o−ALa−Cyz−Ata
−GA/−Cys − 以上によって規定されるペプチド群のうちで(28) 本発明のペプチドとして好ましいサブ−クラスは次の式
で表現されるものである: r Azn−Thr−phg −Tyr−CysCyz−C
ys−Azn−Pro−Ala−CysCyz−(1,
’3/JP−Tyr−Pt”o −Ata−CyzAz
n−Thr−pha−Tyr、−Cyz−Cyz−GL
u  1Asn−Thr−phg−Tyr−Cys −
Cyz−GLLL−LawCyz−Cyz−GLy二L
t’w−Cyz−Cyz−Azn−Pro−AI、a−
Cys−Ala−GLy−Cys Cy r−Cy z−Gly、−Lgu−Cy s −
Cy z−Tyr−pr o −A1.a−Cyz −
ALa−Gly−Cyz 次の3種のペプチド:は特に好ましいものである: Asn−Thr−Phg−Tyr−Cyz−Cyz−G
ly−IF、gu−Cyz−Cys−Ayn−Pro 
−ALa−Cyz−Ala−GLy−Cyr−Tyr 
 (1)Azn−Thr−Pha−Tyr−Cyz−C
yz−GLy−Law−Cyz−Cyz −Tyr−P
ro −Ata−Cyz−ALa7Gty−Cyz−A
zn  (2)Azn−Thr−Pha7Tyr−Cy
z−GLy−1jLy−GL”l  (3)本発明にお
ける吃り1つのペプチド群は前記の式においてルが2に
相当するものとして規定されたジペプチドである(以下
G2と表示する)。
このP−Pジペプチドは最大18×2ヶのアミ酸、最小
でjXZケのアミノ酸からなっているが、その特徴点は
前述の式(1)のペプチド鎖の内容をなすアきノ酸の最
大18ケ、最小で4ケのアミノ酸をもった同一のペプチ
ドシーケンスPの2ケから構成されており、これらの2
ケのペプチド、シーケンスはそのうちの1つのペプチド
シーケンス中の1つのシステイル残基の硫黄原子ともう
1方のペプチドシーケンス中のシステイル残基の硫黄原
子との間でジスルフィド結合をつくって結び合い、また
このジスルフィド結合に関与しないシステイル残基の他
のチオール基は生体条件下で安定な保護基によって保護
されている点である。
以上のジペプチドG2のうち本発明にとって好ましいサ
ブ−クラスのジペプチドはペプチドシーケンスPの同じ
位at占める2ケのシステイル残基の間でジスルフィド
結合を形成した状態にある2ケのペプチド鎖から構成さ
れるジペプチドである。
本発明の02群に属するジペプチドP−Pとして好まし
いのはそのペプチドシーケンスPの中に次に示すペプチ
ド鎖を含む庵のから構成されるものであるニ ーAzn−Thr−ph g −Tyr−Cyz −−
Cyz−Cyz−Azn−Pro−Ala−Cys −
−Cyz −Cys−Tyr−pro−ALa−Cyz
 −−Azn−Thr−Ph a −Tyr−Cys−
Cyz −Gtu−−Azn−7’hr −Ph g 
−Tyr−Cyz−Cys−GLu−Law−−Cyz
−Cys−Gly−Lm u−Cys−Cys−Azn
−Pro −AAa−Cys −々α−GLy−Cyz
 − −Cyz −Cyz−Gty −L a u−Cys 
−Cy z −Tyr −Pr o −Ata−Cys
 −Mα−Gty−CyJF − サブ−)ラスのジペプチドPのうち本発明にとって好ま
しいのは次に示すペプチドシーケンスPをもつものから
構成されるジペプチドである; (31) Δ5n−Thr−Pha−Tyr−CytAzn−Th
r−pルー−Tyr−Cys −Gl、y−GLy−G
Ly  (3)Cyz−Cyz−Azn−pro −A
La−CysCyz−Cyz−Tyr−Pro −AL
a−CyzAsn−Thr=Phg −Tyr−Cyg
−Cyz −GLwAzn−Thr−Phg−Tyr−
Cys−Cyz−Gtu−LawCyz−Cyz−GL
y−Law−Cyy−Cyz−Azn−pro−Ata
−(1’31.? −,41a、6ty−C’/’ Cyz−Cyz−GLy−Law−Cyz−Cyz−T
yr−pro−μa −(?y z −Mα−GL y
−Cy z Azn−Thr−Phs −Tyr−Cyz−Cys 
−GLy−Law−Cys−Cyz −Azn−Pro
−ALa−Cyz−ALa−GLy−Cyz−Tyr 
 (I)Azn−Thr−Pha −Tyr−Cys−
Cyz=GLy−Law−Cyj−Cyz −’ryr
−pro −Ata−Cyt−ALa−GLy−Cyz
−Azn  (2)本発明にとって特に有利なのは、例
えば次のモデル式で表わされるジプペチドでめる:Cy
s−Cyz−Asn−Pro−A1.a−CyzCyy
−Cyz−Azn−Pro−A1.a−Cyz(32) Asn−Thr−Pha −Tyr−Cyz−Cyz−
G1.y−Lau−Cyt−Cys−Azn−Pro 
−Ata−Cyz−ALa−GLy−Cyz−TyrA
tn−Thr−Pha−Tyr−Cys−Cys −G
Ly−Lath −Cy t −Cy z −AIrL
−Pr o −ALa−Cy z −ALa−GLy−
Cy z−TyrAsn−Thr−Pha−Tyr−C
yz−Cyz−Gty−Law−Cyt −Cy z−
Tyr−Pr o−ALa−Cy 、?−ALa−GL
y−Cyz −As n本発明は、本発明のペプチドの
1ケtたは複数個と生理学的に許容で真青性のないキャ
リアー分子(担体)との共有結合体からなる接合体(C
onjugate )も対象としている。   □本発
明におけるこれらの複合体に包含させるキャリアー分子
としては腸レベルで作用部位をもつ生物分子のうちから
選定するのがよい。
天然の蛋白質としてテタナス(破傷風)トキシン、オパ
ルブミン、血清アルプンジなどが挙げられる。
合成の巨大分子支持体としてはポリリジンやポリ(D−
L−アラニン)−ポリ(L−リジン)が挙げられる。そ
の他、この目的に使用できる通常分子量が20000以
上の巨体分子支持□体について文献にも記載がある。
免疫゛原性(irrLWLtbno1gnic’) f
 4’つ蛋白質キャリアーもその免疫−性が総合的にみ
て相互“に障害を生じないかぎり極めて有利なキャリア
ー分好まし仏キャリアー蛋白質の例としてシゲラ細胞毒
素(’ ShigaLLa Cytotaxin ) 
(The TournaLof Bioltulica
L Chemistry、 Vow、256 、161
6.’Aリリーフ 25. 1981年、ページ873
2〜8’13B )または赤痢の細胞毒の主要な抗原決
定因子(α、ntigmicdatgrmi3.Ent
sp ) f含んだシゲラ細胞毒素フラグメントも挙げ
られる。
特に適またキャリ手−蛋白質のもう1つの例はコレラゲ
ノイドまたはコレラ毒素の主要な抗原決定因子管含むコ
レラゲノイドフラグメントである。
コレラの毒素のBサブユニットの無毒性集合体(αgl
riatg )であるコレラゲノイドは” Infec
tion arLd lmm1bnity、 jtbn
a l q 77年。
ページ789〜795” に記載の方法によって精製す
ることができる。
コレラゲノイドはコレラ毒素の主要な抗原決定因子を含
んでおり適切な部位すなわち腸粘膜上に定着して効果的
な免疫性を有するので有利といえる。
従って本願におけるペプチドのいずれか1種とコレラゲ
ノイドとからなる分子接合体は、その各成分が同一部位
すなわち腸レベルで局所的な免疫原活性を発現すること
からみて極めて好ましいものと思われる。
本発明においてはコレラゲノイドまたはシゲラ細胞毒素
をキャリアー分子とし、かつ次のような配列を4つペプ
チドからなる接合体群が好ましい; −Asn−Thr−Phg−Tyr− −Azn−Thr−PAg−Tyr−Cyz−−Cyz
−Cys−Asn−pro−AI、a−Cys −−C
y、?−Cyz−Tyr−Pro−Ala−(?yJP
 −(35) −Azn−Thr−Pんa −Tyr−CyJI−Cy
z −GLw −−A、?n−Thr −Ph g −
Tyr−Cyz−C’ys −Glw−Lau −−C
y s −Cy z −GLy −L g u−Cyz
 −Cys −Asn −Pr o −ALa−Cyz
 −4aα−Gly−Cyz− −Cys−Cys −GLy−Ltu−Cyz−Cyz
−Tyr−Pro −Ata−Cyz −Mα−GLy
−Cyz − さらに本発明の好ましい接合体としては、キャリアー分
子がコレラゲノイドt+はシゲラ細胞毒素で、ペプチド
が次のような式で表わされるものである場合が挙げられ
る: Azn−Thr−phg−Tyr Azn−Thr−Pha −Tyr−CyzAsn−T
hr −Ph a−Tyr−Cyz−GLy−GLy−
GLyCys−Cys−Azn−Pro −ALa−C
ysCys−Cyz−Tyr−Pro−ALa−Cys
Asn−Thr−phe−Tyr−Cyz−Cys −
GlwAzrL−Thr−Pha−Tyr−Cys−C
ys−GLu−LawCyz−Cyz −GLy−La
u−Cyz−Cyz−Asn−Pro−Ahaイy、t
−ALa −GAy −Cy s Cyt−Cyz−GLy−Law−Cyz−Cys −
Tyr−Pro−ALa−Cys −(36) 氾α−GAy −Cy z Asn−Thr7Phg−Tyr−Cyz−Cyz−G
Jly−Lgw−Cyz−Cys −Asn−Pr o
−ALa−Cyz −ALa−Cys−TyrAzn−
Thr−phe−Tyr−Cysイy、r −GLy−
Law−Cyz−Cyz −Tyr−Pro−Ala−
Cyz−ALa −C!z−Aznペプチドの合成 本発明におけるモノペプチドは既知の方法で合成するこ
とができる。以下この方法について概説する。
ペプチドを均一溶液中および固相中で合成する方法は既
知である。
例えばハウペンウニイルの論文[−Mgthodgmd
arorganizchan Chtmie ’ (E
 、FP’u、nlch編集)Vow、  15 1及
び画、 THIEldE  、 StlLttgart
、  1974年〕に記載された均質溶液中での合成方
法It利用できる。
この方法では所望の順序に並んだアミノアシルを1対ず
つ順次縮合するか、予め調製されていくつかのアミノア
シル残基金所望の順序に含有するフラグメントとアミノ
アシルを縮合するかおるいは同じく前もって調製したい
くつかのフラグメントな縮□合するかして合成していく
方法をとるが、いずれにしても(前もってカルボキシル
官能基を活性化する場合は特に)ペプチド結合の形成に
関与する一方のアミン官能基と他方のカルボキシル基;
またはその逆を除いてアミノアシルやフラグメントに含
まれる反応性官能基のすべてをペプチド合成でよく知ら
れた方法によって予め保護しておかなければならない。
変法として、通常のカルボジイミド型のカップリング剤
、例えば1−エチル−3−(3−ジメチル−アミノプロ
ピル)−カルボジイミドを用いてカップリング反応を行
なうこともできる。
アミノアシル基にもう1つアミン官能基のある場合(例
えばリジン)や酸官能基のある場合(例えばグルタミン
酸)においては、それらを次の通り保晴しておく、例え
ばアξ・ン官能基についてはカルボベンゾキシまたはt
−プチロキジカルボニル基により、またカルボキシル官
能基についてはt−ブチルエステル基により保護する。
他の反応性官能基についても同様である。
例えばアミノアシル基の1つK SH官能基が有るとき
(例えばシスティン)にはアセトアミドメチルかパラメ
トキシベンジル基を用いる。
アミノ酸を1ケずつ用いて順次合成し2てぃく場合はC
−末端アミノ酸とそれに目的配列で隣位すべきアミノア
シルに相蟲するアミノ酸とを順次縮合しN−末端アミノ
酸に至る方法をとる。
他の方法としてはRoDoMERRIFIELDの報告
(@5olid phase peptide 5yn
thesis ’ (/、Am。
Cham、 Soc、、 45.2149〜2154)
)に記載の技術を用いてもよい。
このMERRIFIELD の方法でペプチド鎖を合成
するには非常に多孔質のポリマー樹脂を用いこれにペプ
チド鎖の最初のC−末端アミノ酸を定着(固定)させる
。この樹゛脂へのアミノ酸の定着はカルボキシル基によ
って行われるので、アミン官能基の方は例えばt−ブチ
ルオキシカル(39) ボニル基によって保護しておく。
最初のC−末端アミノ酸が樹脂に定着したならばアミン
官能基からその保護基を、樹脂管酸で洗うことにより除
去する。
アミン官能基の保護基がt−ブチルオキシカルボニル基
である場合はトリフロロ酢酸で樹脂を処理してそれを除
くことができる。
次いで目的の配列における第2番目のアミノアシルを供
給する第2のアミノ酸が、ペプチド鎖に定着した最初の
C−末端アミノ酸のC−末端アミノアシル残基から脱保
護アミン官能基の方向に付着していく。第2番目のアミ
ノ酸のカルボキシル官能基は例えばジサイクロへキシル
カルボジイミドで活性化し、アミン官能基は例Ldt−
ブチルオキシカルボニルで保護しておくとよい。
このようにしてアミノアシルからなりその末端アミン官
能基が保護された形の所望のペプチド鎖の第1部分が得
られる。このアミン官能基は前述の通りに解保護され、
第2番目のC−末(40) 端アミノ酸の付加のときと同様の条件下で第3のアミノ
アシル基の固定を行なう。
かくしてペプタイド鎖管構成するアミノ酸は、先に形成
され樹脂に付着したペプチド鎖の対応部分にある予め解
保護されたアミノ基に1つずつ順次定着していく。
目的〆するペプチド鎖の全体が形成され大なら、ペプチ
ド鎖を構成する各アミノ酸の保護基を除去し、次いで例
えば7ツ化水素酸で処理することにこのペプチドを樹脂
から分離する。
本発明のジペプチドは、チオール基が無保護のSHの状
態にあるシスティル残基なもったモノペプチドを用いて
合成されるが、それには本発明に係るモノペプチドを含
有する媒体中で例えば酸、素分子による酸化によって合
成する方法をどる。この媒体は例えばpHが約7の値の
水性溶液とする。
この酸化反応によって、チオール基な無保護Jの状態に
吃つシスティル残基の硫黄原子の間にジスルフィド結合
が形成される。
RlC;、HISKEYの論文〔”ペプチド合成におけ
るスルフヒドリル基保i1 ’ The Pgptid
m 、Vol、3 。
(1981年) 115−149 ヘ−1) 〕ヤG、
BARANYオよびR0B6MERRIFIELDの論
文〔慎固相ペプチド合成”、 The peptide
、 Val、 3 (l 9 g 1年)。
240〜243 ページ〕にて提示された合成指針も本
発明に係るジペプチドの製造に用いられる。
本操作は次に述べる方法ま六はこれと均等の方法で行な
うことができる、すなわちペプチドを解保護し、このペ
プチド溶液中に空気を導入して遊離のチオール官能基を
消失させるという方法である。
本発明の接合体の合成には既知の工程を用いる、例えば
FRANTZおよびROBERTSON (Infat
yt。
and Imtyubnity 、 33 、193−
198 (19g1年))やp、E、KAUF7”MA
N(Applied and Environment
alMicro−biology、 octohe’r
 l q g 1年、 Vol、 42 。
44.611〜614)によって記載された方法でペプ
チドと適当なキャリアー分子とから合成する。
実際には次の化合物がカップリング剤として有利(しか
し、これらに限定されないが)であるニゲルタール ア
ルデヒド、エチル クロロホルメート、水溶性カルボジ
イミド(N−エチル−N′(3−ジメチルアミノ−プロ
ピル)カルボジイミド Hct ) 、ジイソシアネー
ト、ビスニジアゾベンジン、ジーおよびトリクロロ−5
−トリアジン、シアノグンプロマイド、ベンザキノン、
さらに5candIl/+IrnmunoL、、 19
7g +VoL0g 、 7−23 (、fRAMEA
S 、TERNYIICK。
GUESDO)I )に記載のカップリング剤。
カップリング工程はいずれの場合も、一方はペプチドの
反応性官能基の1ケ1+は複数個、他方は支持体分子の
反応性官能基の1ケtfcは複数個を用いて行なう。そ
の場合、蛋白質の合成で用いられるカップリング剤、例
えば1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
−カルボジイミド、N−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾー
ルの存在下でカップリング反応を生ずるカルボキシル−
およびアミン官能基を有することが有利である。それぞ
れペプチドと支持分子(43) によって保持されたアミン基同志を結びつける場合はグ
ルタルアルデヒドが用いられる。
以下実施例によって本発明の好ましいペプチド合成法を
述べるが、これは発明をよシ明確にするためのものであ
り、決してそれを限定するためのものではない。
実施例1   ・・ 本合成モノペプチドは豚のST腸内毒素と同じペプチド
配列をもつ。しかし天然の豚ST腸内毒素と異って本モ
ノペプチドではシステイル残基のすべてのチオール基が
アセトアミド−メチルで保護されており、分子内ジスル
フィド橋が存在しない。以下、このモノペプチドを1合
成による豚ST腸内、毒素”と呼ぶ。
式(1)のモノペプチドは既に述べたペプチド合成法に
よって製造されるが、その手順は次に示(44) す通りまfCはその均等方法によって行われる。
本合成にお・いて使用する略語はそれぞれ下記の意味を
有する: BOC:t−ブチルカルボニルオキシ ASP : アスパラギン酸 Thr : スレ、オニン GLu +  グルタミン酸 pro :  プロリン GLy: グリシン ALa + アラニン Asn: アスパラギン Cyz :  システィン Lgμ= ロイシン Tyr: チロシン Phg : フェニルアラニン アミノ酸としてはt−ブチルオキシカルボニル基(EO
C)のみで保護されたA−α−アミノ酸だけを使用し喪
側鎖の官能基の保護は次のように行ったニー チロシン
は2.6−ジクロロベンジル基で保護、 −システイルはアセトアミドメチル基で保護、 ’−グルタミン酸とスレオニンはベンジル基で保護、 CH,Ct、は使用前に無水へα、COsを用いそ蒸溜
する。
樹脂支持体としてはスチレンとジビニルベンゼンとのク
ロルメチル化コポリマー(1憾)(BIORAD LA
BORATORIES  )からなるものを使用するの
が有利である。
N−α−−−プチルオキシカルボニルー〇−2,6−ジ
クロロ−ベンジルチロシンはエステル化してセシウム塩
の形にするのがよい(GISINB、F、(1973年
)Hgtv、Chin、Δcta 56 、1476 
) 。
合成はIh chman社から990Bの名称で販売さ
れている自動合成器(atbtomatity zyn
thazijgr )によって行なう。
モノペプチド(+)を構成するアミノ酸は次の手順で前
もって製つ唇いたペプチド鎖に是着させる: α)樹脂を塩化メチレンに懸濁させるようにして約3分
間の間に3回洗滌する、 b>AO4トリフロロ酢酸にて約3分間洗滌し、それを
樹脂中に浸透させる、 C)形成されるペプチド鎖のN−末端基の脱保護を行な
うためにトリフロロ酢酸で約3分間洗滌する、 d)次いで塩化メチレンで約3分かけて2回洗滌し、ト
リフロロ酢酸を除去する、 −)次いで、イソプロピルアルコールで約3分かけて2
回洗滌し7、塩化メチレンを除去する、 f)さらに塩化メチレンで3分かけて4回洗滌し、再浸
透させる、 りジイソプロピルエチルアミンで約3分かけて3回洗滌
しアミン官能基を中和(トリフロロ酢酸との塩の形にな
る)し、 h)塩化メチレンで約3分かけて4回洗滌して過剰のジ
インプロピルアミンを除く、(47) L)予め形成されたペプチド鎖に定着させるべきアミノ
酸を添加する、 ノ)次いで塩化メチレンで約3分かけて3回洗滌する、 k)イソプロピルアルコールで約3分かけて2回洗滌【
7塩化メチレンを抽出する、り最後に塩化メチレンで約
3分かけて3回洗滌し、反応媒体をそれによって置きか
える。
(48) 形成されたペプチド鎖にそれぞれのアきノ酸を定着させ
るには、そのアミン官能基がt−ブチルオキシカルボニ
ル基で保饅され、その酸官能基がジサイクロへキシルカ
ルボジイミドで活性化されたアミノ酸(前もって形成さ
れたペプチド鎖に対して過剰量、すなわちペプチド鎖の
チャージ量の3倍量)を使用し、かつヒドロキシベンゾ
トリ了ゾールを加えて副反応ができるだけ生じないよう
にする( A、 ARENDT、  i4.M。
KOLODZIEJZKYK (1978年)、Tet
ra−hadronLatt 40.3fG67; S
、MOJSOV、A−、RoMITCHELL(198
0年) 、 J、org、 Chgm、45,555 
)。
それぞれのアミノ酸を添加するたびごとにペプチド鎖に
定着しなかった遊離アミノ酸〔しかしアスパラギン(ペ
プチド(1)の左から右に数えて11番目の位置にある
)がプロリン(ペプチド(1)の左から右に数えて12
番目の位置にるる)に定着する場合を除いて〕はニンヒ
ドリンテストで定着する( KAISERE、 、 C
0LESCOTTR,L。
他(19’16年) 、 Anal、Bioehgm、
 34,595 )。
アスパラギンとプロリンの定着の場合はクロラニルテス
トを用いる( CMRISTENSEN T、Cl97
9年) Acat、 5cand’、、 833.76
3) o合成が終ったら樹脂に裸持さ糺たペプチドに結
合している保護基(該試剤に対して安定なアセト了はト
メチル基を除いて)はすべて除去される( VERBE
R他、(1972年) 、 J、 Am、Chtm、 
Soc、 94.5456)。
無水のフッ化水素酸(樹脂1f当り無水E F +。
−の割合)をアニソール(ltnl/f)の存在下で作
用(0℃、約60分間)させて樹脂のペプチドを分別す
る。
フッ化水素酸を蒸溜して1反応混合物をエーテルにて洗
滌し、50%酢酸で抽出して樹脂からペプチドを分離さ
せる。抽出物は水で稀釈して凍結乾燥する〇 ここに得られる粗ペプチドは水にわずかに可溶である。
カラムクロマトグラフィー〔LP01型、可動相として
ジメチルホルムアミ)’ −0,1M′酢酸(3: I
)を使用〕で精製する。254μmの吸収を測定。主要
なピークの各フラクションの均一性を調べてから合併す
る。
得られるaJIl!ペプチド(97q、総収率約10%
)は次のようなアミノ酸組成を示す:実験値     
  理論値 * 、4.?P        2.22        
 2Thr       O,g5         
1Gtq        1.13    、    
  1pro        l。21       
 1Gty        1.20        
 1Ala        2.07        
 2Cy s        4.68       
  6Ltu        1.13       
   ITyr        2.27      
   2Pha        1.12      
   1オ 加水分解の段階でAznの第一アミド官能
基が切断しAspに変るためAznO値は、4JPFと
して表わした。
高圧液体クロマトグラフィー(μBondapackC
18カラム、逆相、溶離液組成下記の通り)(51) により、  210 、254 、270μmでチェッ
クして純度を測定する: CH,OB  、       425mH,0525
m 実施例2 上記の配列をもちそのチオール基のすべてがアセドアば
トメチルで修飾されたモノペプチドを前述の方法によっ
て調製した。
このモノペプチドは然のヒトST腸内l1g素と同じア
ミノ酸配列をもっているので以下1ヒト・合成ST腸内
毒素・と呼ぶことにする。しかしこのペプチドはシスイ
ル残基のすべてのチオール基がアセトアミドメチルで保
論され1分子内ジスルフィド橋が存在しない点で天然の
ヒトST腸(52) 内毒素とは異っている。
実施例3〜.6 本実施例は本発明の4種の接合体の合成に関するが、こ
れらの接合体におけるペプチドは豚・合成ST腸内毒素
かヒト合成ST腸内毒素であり。
キャリアー分子はテタヌストキシンかオバルブずンであ
る。
以下の説明において、 5T−TTはそのペプチドが合
成ST腸内毒素(豚、ヒト)であってそのキャリアー分
子がテタヌストキシンである接合体含水し、 5T−O
V、4 はそのペプチドが合成ST腸内毒素(豚、ヒト
)でろってキャリアー分子がオバヌン゛ミンである接合
体を示すものとする〇コfi ラ(DJil’合(H:
t FRANTZ オ! ヒROBERTSON(In
fect、 and Immunity、 33.19
3〜19g(1981年))によって記載された方法で
合成することができる。
この反応混合物中に含有される合成(豚、ヒト)ST腸
内毒素の量はキャリアー蛋白質の約2倍量以上の過剰と
する。合成ST腸内毒素と各種のキャリアー蛋白質との
カップリングは例えば1−エチル−3−(3−ジメチル
ーアはノグロビル)−カルボシイミドを用いて行なう。
反応混合物Fi室温下、暗所にて約18時間インキュベ
ートする0 pinaa衝液(PR′1QQ)で透析を行って遊離の
合成S′Iwk内毒素と未反応のカップリング剤をとり
除(0PiNa緩衝液はリン酸緩衝液でその組成(蒸溜
水11に対して)は次の通りでめる1、:NaC18f NaHPO2・I 2H,02,8? KH,PO40,2f KCl        0.2 t S’l’−0VA接合体は動物の免疫テス)K直接使用
できる0 5T−TT 接合体の場合はBLASS 他(BtLl
l。
SoC,(、’him、 IQ、、 3057〜396
5 (1967年))の方法によりホルムアルデヒドを
用いて無毒化する必要がある。
5T−TT接合体は使用に先立ってマウスの筋内円注射
でその毒性をチェックする。
本発明のペプチドはヒトおよび動物の天然ST腸内毒素
に対して興味ある性質をもっている。
次に示すペプチドを使用し、本発明のペプチドに関する
性質を調べてみた; (1)豚の合成ST腸内毒素(その申得方法は前述の通
り)。
(11)豚の合成ST腸内毒素とテタヌストキシンとか
らなる接合体(5Tp−TTと表示する)。
(*+o  豚の合成ST腸内毒素とオパルブミンとか
らなる接合体(5Tp−OVAと表示する)。
この試験にはヒトの天然ST腸内毒素も使用したが、そ
れは次のよりにして精製した。
熱に安定な腸内毒素のみを生成するヒト大腸菌種(NI
B−USAめDr、lF’alter LIIRDから
提供された)からST腸内毒素をとり、これを精製した
。バクテリアの生育条件や腸内毒素の精製法は5TAP
LES他(/、 Biol、Cham、 255゜47
16〜4721)の記載する方法に従った0(55) Dr、 R,GIANNELLA  によって提供され
たST腸内毒素標品も研究に使用した。
本発明ペプチドの性質についての研究 1、 毒性 試験に用いられたペプチドは前記の同相法によって得ら
れるペプチドでそのシステイル残基のST基はアセトア
ミドメチル基で保護されたものである。
ペプチドの毒性はマウスを用い、 gr*pr、Es他
(7,BioL、 Chgm、 255 (1980年
)、4716〜4721 )によって記載された方法に
よって鯛べる。それはマウスに被検化合物を投与すると
き腸液の蓄積にどのような効果を及ぼすかによって判定
される。生後3または48′目のマウスの胃の中に被検
化合物を注入し、温度37℃のオーブン中に約1時間お
いてから麻酔し、その旗を摘゛出する。腸が膨張してい
るなら′、それは注入された化合物に上って腸液の蓄積
が起ったためでおり、この化合物は生物学的に活性で毒
性を有する。これを定量的にみると、腸の重さと(56
) 体重との間の比が少くともo、og (水のみを注入し
たコントロールではその腸/体重量比は0.05)なら
その被検化合物は生物学的に活性である。
添付の図における各点は3頭のマウスで得られた結果の
平均値を示している。
図Iは腸の合成ST腸内毒素の毒性試験で得られた結果
を示す。縦座標は編/体の重量比を表わし、その各コラ
ムは3つの実験値の平均を表わす。コラム4は9μfず
つ投与されたヒトの天然ST腸内毒素について得られた
結果を示し、コラム5は腸内毒素を投与しないコントロ
ールで得られた結果を示す。白色のコラム1,2.3は
それぞれ50μf(コラムl )、 500μf(コラ
ム2)、50μf(コラム3)ずつ投与された合成ST
腸内毒素について得ら゛れた結果を示す。
このグラフから推測されることは豚の合成ST腸内毒素
は腸管液の蓄積を引きおこすことがなく、従って毒性を
有しないことでるる。
本発明のペプチドに毒性のないことはそのシステイル残
基のSR基が生体媒体中で安定な保護基で保護されてお
り、そのため分子内ジスルフィド橋が存在しないことと
よく一致する。豚およびヒトの天然STヒトシンの生物
学的活性には分子内ジスルフィド橋の不可欠であること
が判った( ST、4PLES他、 /、 Biol、
 Chum、 255.4716〜4721 (198
0年))。
2 免疫原性 本発明に係るペプチドは毒性のないものであるが1次に
それを免疫学的見地から研究した。
本発明による接合体について試験した結果。
次のことが判った: (z)  この接合体は抗体を誘導する、(h)  こ
れらの抗体は本発明に係るペプチドと特異的に反応する
(C)  これらの抗原は天然ST腸内毒素(豚または
ヒト)を認識する。  ′ (d)  これらの抗体は天然ST腸内毒素(豚または
ηト)を中和する。  “ 次に、以下の接合体を用いて各種の試験を行った: その接合体とは; (1)  合成豚ST腸内毒素とオパルブξンとからな
る接合体(5T−OVA): (2)合成豚ST腸内毒紫とテタヌストキシンとからな
る接合体(5Tp−TT); であり、天然のトキシンをこれら2つの[1テ嶽きかえ
テFRANTZ オ、、ヨ(f ROBERTSO(I
nf get 。
and Immunity、 33.193〜19g 
(I 981年))の方法でそれぞれウサギとマウスと
を免疫化させた。
本接合体試料は合成豚ST腸内毒素(100μt/−)
ならびにそれと尋量の70インド(FREIIND)補
助薬から調製した@ ウサギ(BOUSCi4T、 6ケ月)の背中の複数個
所に1−の5TP−OV、4を皮肉注射した。
不完全フロイント補助薬に懸濁させたワクチン(合成豚
ST#J内毒素50sf ) ’ft 4 afs1隔
テ3(59) 夕月間投与した。
最終の注射から3週目にウサギの血清をW、増し一20
℃で保存し、これを用いてエリザ(Elizα)法によ
る試験を行った。
次(D手順テSTP −TT 接合体によるマウス(B
all/c)O免疫を行ッie。100 ptf) 5
TP−TT 接合体(合成豚5TH5内毒素:0μtを
含有)ならびにそれと等容量の完全70インド補助薬と
を混合し、これを腹腔内注射したO lケ力ごと、2回の筋内円注射(接合体100μtと不
完全フロイント補助薬との混合物)でワクチン注入を行
った0最終の注射後4日目にマウスの血清を採嵌し、こ
れを−20℃にて保存し、エリザ法による試験に供した
エリザ法は抗原−抗体反応で抗体を定量する不均一相に
ょる測定法(エンザイムーイムノソ(60) ルペントアツセイ)でおる。
通常、過剰の抗原を被扱したプラスチック管を使用し、
これに抗体を含む血!を入れてインキュベートする。イ
ンキュベートによって抗体はそれぞれ対応する抗原と結
合する◇次いで。
#素によってマークされた抗免疫(アンチイムノ)グロ
ブリンを用いて12のインキュベーションを行なう◇ すなわち、この試験で味STP −OVAとSTP −
TT接合体によってそれぞれ免疫されたウサギとマウス
の血清に含まれる抗体をVOLLER他(Enzymg
ハnkad immunozorbant As5ay
、 a guidg withabstracts o
f m1croplatas application
z。
Dynatgch、 Europe、 Gbarnsm
y、 P、I(1979年))の記載した方法で定量す
る〇 合成豚ST腸内毒素または天然豚ST腸内毒素〔50m
μのカーボネート/ビカーボネート緩衝液、pHq、。
(すなわち被覆緩衝液)中20af/−の濃度の〕をエ
リザマイクロプレート(Nunc Inter−Mad
Denmark )のチューブ上に、37℃、約2時間
かけて過剰に沈着(デポジット)させた。
沈着後、その管をα05%のTwegn 20 (脂肪
酸エステルとソルビトールエチレンオキサイドを縮合し
、ソルビトールを非エステル化水解することによりポリ
オキシエチレン鎖を固定して得られる湿潤剤で、 Ma
rch社によりTwggn 20として販売)を含むリ
ン酸ナトリウム緩衝液の生理食塩液(pE 7.4 )
 (PiNa/Twagn 20 ) VCて洗滌した
この緩衝液(PiNa/Twggn 20 )は被検兎
やマウスの血清の稀釈剤として、また酵素でマークされ
た抗免疫グロブリン抗体の稀釈剤としても使用する。
これらの抗免疫グロブリン抗体の1つは抗つ”j −’
i’ −’r A’ 11Gz(BIONETIC’y
 ホ5 ) IJ −%USA。
製)であり、もう1つはヒツジ抗−マウスIIGs(l
N5TITUT PAS’l”EUR,yランス、11
りで、これらはいずれも過酸化酵素(ベル オキシダー
ゼ)に結合したものである〇 ウサギとマウスの血清は適尚に稀釈されて管に入れられ
、37℃で1時間インキュベートされる。
piNα/Tw@gn 20で洗滌してから上記の抗−
免疫グロブリン抗体を添加し、37℃で1時間インキュ
ベートする。数回洗滌処理後、基質としてO−フェニレ
ン ジチオン(50■/100+d)と40μlの過酸
化水素(5Qm&  クエン酸/リン酸・緩衝液、PH
1)を用いて、管に結合した酵素の1を定量する。
30分後125チH150,50μtを加えて反応を停
止させ、すみやかに492μmの吸光度を計る。
反応 ウサギの血清を対象として、合成豚STwij内毒素を
結合できるか調べてみた。
図2は接合体5Tp−OV4によって誘導された抗体を
含有するウサギ血清の一投与カーブ(エリザ法)を示す
血清稀釈物の逆数の関数として変動する光学(63) 密度を縦座標として示す。
STP −OVA接合体によって誘導された抗体を含有
する血清の投与量が黒点のカーブであり。
白い点のカーブはSTP −OV4接合体によって誘導
された抗体を含みエリザ法による試験の前に室温下で過
剰量の合成豚5rIll内毒素とインキュベートされた
血清についてのものでるる。
図から判る通り、管のプラスチック壁に結合した合成5
T9)内毒素に付加する前に合成豚STMJ内毒素の過
!l1iiiとインキュベートした場合には反応が認め
られず、 STp −OVA接合体によって誘導された
抗体と合成豚ST腸内毒素との結合が特異熱であること
を示している。
接合体STP −OVAによって誘導された抗体とヒト
合成STトキシ゛ンとの反応について調べたところそこ
にクロス反応を認めた0 図3はSTP −OV、4接合体によって誘導された(
64) 抗体を含むウサギの血清の合成ヒトST腸内毒素による
投与カーブ(エリザ法)を示す。
光学密度の変動を縦座標に、血清稀釈物の逆数を横座標
に示す。
三角形のつくるカーブはSTP −OVA接合体によっ
て誘導された抗体を含む血清についての結果に対応する
白い点のカーブはSTP −OVI接合体によって誘導
された抗体を含み、エリザ法による試験の前に室温下で
過剰量の合成ヒトST腸内毒素とインキュベートされた
血清についての結果に対応する。
この図から判る通り、 STP −OVA接合体によっ
て誘導された抗体は管に固定された合成ヒトST膓内毒
素七反応する◎ すなわち、エリザ試験前に、被検血清とインキュベート
されたヒト合成ST腸内毒素(過剰量)はSTP −O
VA接合体によって誘導された抗体の特異結合をブロッ
クすることが認められる0体による天然ヒトST腸内毒
素のmm 合成豚ST&内毒素に対して誘導された抗体が天然ヒト
ST腸内毒素と反応し得ることを調べる0ヒトST腸内
毒素とヒト合成ST腸内毒素をエリザ・ずクログレード
のカップに入れた。エリザ試験の結果、上記の抗体が天
然ヒトSTwk内毒素と反応すると七を認□めた。
同様にして合叡豚5TWk内毒素に対して誘導された抗
体が天然豚ST腸内毒素を認識することを認めた。
以上のことから1本発明に係るペプチドは次に示す腸内
毒素を認識する抗体を誘導するものでめるニ ー合成豚sr腸内毒素 一合成ヒトST#内毒素 一天然豚5TPIk内毒素 一天然ヒトST腸内毒素0 srp −orispH) s’rp−rr接合体rc
xツーc免疫されたウサギおよびマウスの血清を用いて
テストし、天然ヒトST腸内毒素の生物活性を中和する
能力が有すか調べてみた0その試験方法はマウスを用い
た5TAPLES他(/、 Biol、Chgm。
255 (19,80年)、4716〜4721 )の
方法に従った。
試験にはそれぞれ、piNa緩衝液(pE 7.00 
)で次の6段階に稀釈した血清を使用した、−4=1:
1/    ・ 1/、11 50 2、 200 3. 400 4 :  l/    、  ’/     、  I
/8005 、 1600 6 、 3200被検血清
は天然ヒト5TPJh内毒素と混和した0図4は、天然
ヒトsr腸内毒素125μt〔STp内毒素125μf
は5マウス単位を示す; GIANNELLAR,/4
. (+9’16年) (Infect、and Im
mttnity。
14.95〜99)〕で引きおこされる腸液蓄積に対し
てSTP −OVAによって誘導された抗体を含むウサ
ギ血清がどのような効果を及ばすか(67) を示すものでるる。
縦座標に腸/体重比をプロットし、横座標に血清稀釈物
6段階をプロットしている。
いずれの血清稀釈物についても125μVの天然ヒトS
T腸内毒素を20μlの血清と混合(全[100μl)
し、小マウスを用いるテストの肋に1時間インキュベー
トした。
カーブの各点は各3ケのデーターの平均値である。
コラム1はコントロール)(対照区)であり。
天然ヒトST腸内毒素125μVで得られた結果に対応
する。
コラム2もコントロールで、天然ヒトST腸内毒素12
.5μtに非免疫ウサギ血清(’15o 稀釈)20μ
lを加えた場合の結果である。
コラム3もコントリールで、腸内毒素なしで得られた結
果でおる。
図5は、  12.5μfの天然ヒトST&に内毒素に
よう(6g) て引きおこ濱れた腸液蓄積に対するSTP −TT接合
体により誘導された抗体を含むマウス血清の影智を示す
図5は図4と同様にして作成畜れ、コラム1゜2−3は
図4で説明したものと同じ意味をもつ・。
本発明に係る接合体で誘導された抗体には特に天然ヒト
5TPjk内毒素の生物活性を中和するという%性がめ
る〇 本発明のペプ、チドは固相台盤によって製造することが
できるので大量製造が可能でかつ均一な形で得られる(
その結果、バクテリアを増殖させた後どうしても精製工
程を必要とする複雑な方法を避けることができる)とい
う利点をもっている。
本発明のペプチドは試験結果が示す通り、大雪に使用し
ても毒性がない。このことはシスチル残基のSE基が生
文媒体中で安定な基によって保睦され、ジスルフィド橋
が存在しないという事実によって説明で、きる。
本発明のペプチドは、別のキャリアー蛋白質と結合した
とき、天然ST腸内毒素を認識し、この腸内毒素と結合
を生じ、その生物活性を中和させる抗体を誘導しうると
いう興味ある特性をもっている。
これらの結果は%ST&内毒素の18ケのアミノ酸から
なる配列のN−末端にある4ケのアはノ酸残基Azn−
Thr−Phg−Tyrはジスルフィド橋によって誘導
さ、れる重積(foLdgd )配置の中に包含されな
いためでおるという推測によって説明ができるO 8T腸内毒素のこの部位は安定な抗原決定因子からなり
、重積天然ST腸内毒素におけるよりも免疫原性が低く
、シスチル残基のチオール基が還元された天然ST腸内
毒素の1部分を形成しているとき、または本発明のペプ
チド鎖特に合成ST腸内毒素のペプチド配列(そのシス
チル残基のチオール基が保設されている)中に存在する
ときには抗体を生ずる。
抗体がこの部分に向けられると、配置のいかにかかわら
ず天然ST腸内毒素と結合を生ずる。
次の実施例は培養系におけるSTトキシンを示すもので
ある。
培養系におけるSTトキシン(毒性)の検定試料から分
離したバクテリアを液体栄養培地、例えば酵母抽出物、
カゼイン氷解物(CYEと表示)を用いて12時間培養
する。
培養後のバクテリアを遠心分離にかけ、上澄液を回収す
る。
通常の放射線−免疫手法によって上澄液に含まれる毒性
を測定する。本発明のペプチドで誘導された抗体によっ
てST毒性が決定される。パ本発明のペプチドはその自
体でまたはキャリ、。
アー分子と結合して中和抗体を合成することができるの
で、ワクチン剤として使用可能である。
本発明のペプチド(テタヌストキシンのようなキャリア
ー分子と結合して)は路次の割合で使用する: −マウx (Ba1h/cマウス、約20?)に対して
lOμf。
−ウサギ(Bouzcat )に対して50μ2゜(7
1) 本発明はST腸内毒素を直接検定するための放射線−免
疫−ならびに免疫−酵累テストの実施(エリザ法)のた
めに、さらに医学、獣医学分野において天然sr#J内
毒素に対する免疫目的に木兄、!に係るペプチドを使用
することも対象としCI諭る。
禾″発明はこれまで考察した特定のペプチドのみに唄定
されるものでないことは当然でめる。
当;−者にとって自明のことでめるが、P@に□ 含ま
iるアミ′ノーアシル残基の成るものを必要により他の
アミノ−了シル残基によって代える、こと声、もしそれ
によってペプチドの表面配置に実質的な変化が生ずるこ
となく、また修正されたペプチドによって誘導きれる抗
体の性質が修正前のペプチド、本発明においては天然S
T腸内毒素に対して変更を生じないかぎり、可能でおる
。その意味で1例えばアラニル基のグリシル基による置
きかえ、またはその逆、イソ−アスパラキン残基のアス
パラギン酸、グルタミンまたはイソグルタミン残基によ
る置きかえ、バ(72) リン基のアラニン、ロイシン首たはグリシン基による甑
キかえ、リジン基のノルロイシン基またはアルギニンに
よる置きかえ等が可能でおるが、その場合も、修正され
たペプチドが前述のペプチドや天然毒素を中和し得る抗
体を誘導する能力についてその都度確認すべきである。
このような均等物も本発明の特許請求の範囲に規定され
るペプチドに当然包含される−のでおる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、各種腸内毒素投与により、体重CBF)に対
する腸の重さくGF)の比率に及ぼす影!#を示すグラ
フであり、第2図は合成豚STh内毒素でのSTP −
OVA接合体に、より誘発さ−れた抗体を含有する兎血
清のエリザ法による薬用量曲線を、血清稀釈の逆数に対
する光学密度・の変化として示すグラフでロク、第3図
は合成ヒトST腸内毒素での第2図と同様の変化を示す
 □グラフでるり、第4図はSTP −OVA接合体に
より誘発された抗体を含有する兎血清の稀釈に対する腸
の1さ/体重の比率の変化を示すグラフであり、第5図
は5TP−TT接合体により誘発された抗体を含有する
マウス血清の稀釈に対する腸の重さ/体重の比率の変化
を示すグラフである。 出願人  アンスティテユ、パスツール代理人 弁理士
 米 原 正 章 弁 理 士  松  本     昂 6  5  4  3  2     1      
    321血清の稀釈 503− 血清の稀釈 FIG、5゜ 第1頁の続き 0発 明 者 ニブイス・デュフロ フランス国94230カチャン・リ ュ・パスカル18番 0発 明 者 パトリス・ボクエット フランス国94000クレテル・リ ュ・デュ・プアット・ゲオルゲ ット1番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)少なくとも4n乃至せいぜい18ルのアミノ゛−
    を含有し、好ましくIj左旋性のペプチド(P)rLに
    して、ルが1または2に等しく、ルが1のとき、ペプチ
    ドシーケンスPが以下dペプチド鎖に含まれ、    
            “1yn−Thr−Pha−T5ir
    −Cysp−C’7z−Glu−Lnb−Cyz−(N
    −末端) (ここで、Aは1zrLを表わしまたTはTyrを゛表
    わすか、またはlはTyrを表わしTはAxnを表わす
    。) 分子中に4在し得るシスティル残基の卆オール基は生物
    学的条件下で安定な基により保護されており、チオール
    基の多くても−っは遊離のSH基の形態にありがちであ
    るか、または1物学的条件下で不安定な基により保護さ
    れがちであり、ルが2のとき、ペプチドシーケンスp−
    pは、前記式(1)のペプチド鎖に含まれそれぞれ少な
    くとも4個のアミノ酸乃至せいぜい18個のアミノ酸を
    含有する同−又は異なる二つのペプチドシーケンスPか
    ら成り、二つのペプチドシーケンスPは、二つのシーケ
    ンスの一方のシステイル残基のいずれかのイオウ原子と
    他のシーケン□。 スのシステイル残基のいずれかのイオウ原子との間に確
    立されたジスルフィド結合を通じて、または二つのペプ
    チドシーケンスPのカルボキシル基と他のシーケンスの
    アミ7基との間に確立された結合を通じて、互いに連結
    されており、チオール基の多くても一つは、もしジスル
    フィド結合に接合されていないならば、遊離のSE基の
    形態であ□り得または生物学的条件下で不安定な基によ
    り・保護されることができ、また存在し得るシステイル
    残基の他のチオール基は生物学的条件下で安定な保護基
    によ”り保護されている”ことを特゛徴とする少なくと
    も4n乃至せいぜいI8ルのアミノ酸を含有するペプチ
    ド(P)n 。 (2)  少なくとも4n乃至せいぜい18ルのアミノ
    酸を倉有し、好ましくは左旋性のペプチド(P)n−ケ
    ンスPがいがなるシス テイル残基も含有しれ)ときにはルは1であり、□ペプ
    チドシーケンスPが少なくとも一つのシステイル残基を
    含有するときルは1または2に等しく、ルが1のとき、
    ペプチドシーケンスPが以下のペプチド鎖に含まれ、 (ここで、ΔはAznを表わしまたTはTyrを表わす
    か、またはlはTyrを表わ□しTは/45ルを表わす
    。) 分子中に存在し得るシスティル残基のチオール基は化物
    学的条件下で安定な基により保護されており、チオール
    基の多くても−っは遊離のSR基の形態にありがちであ
    る一tI−または生物学的条件下で不、安定な基により
    保護されがちであり、ルが2のとき、ペプチドシーケン
    スP−Pは、前記式(1)のペプチド鎖に含まれそれぞ
    れ少なくとも4個のアミノ酸乃至せいぜい18個のアミ
    ノ酸を含有スる二つのペプチドシーケンスPから成り、
    二つのペプチドシーケンスPは、二つのシーケンスの一
    方のシステイル残基のいずれかのイオウ原子と他のシー
    ケンスのシステイル残基のいずれかのイオウ原子゛との
    間に確立されたジスルフィド結合を通じて互いに連結声
    れており、また存在、し得るシステイル残基のジスルフ
    ィド結合に接合されていない他のチオール基は生物学的
    条件下で安定な保護基により保護されていることを特徴
    とする特許〃求の[頭語1項に記載の少なくとも4n乃
    至騒いぜい18nのアミノ酸を含有するペプチド(P)
    rLo(3)  システイル残基のチオール官能基の生
    物学的条件下で安゛定な保護基が下記式 %式% (ここで、R、R’およびR“は、互いに独立に水素原
    子、炭素原子1〜4のアルキル基を表わす。) 好ましくは (ここで、RおよびR′は水素原子、炭素原子1〜4を
    有するアルキル基を表わす。)を有するものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の
    ペプチド。 (4)  チオール官能基を保護する基がアセトアミド
    メチルまたはホルムアミドメチルであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の
    ペプチド。 (5)  それらのペプチド鎖が下記ペプチドシーケン
    スに含まり、 (ここで1、lはAznを表□わしまたTはTyrを表
    わすか、またはlはTyrを表わしTは/i53を表わ
    す。′) 分子中に存在し得るシステイル残基のチオール基は生物
    学的条件下で安定な基により保護されており、チオール
    基の多くても一つは遊離のSR基の形態にあるか、また
    は生物学−条件下で不安定な基により保護されうろこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項のし、1
    ずれかに記載のモノペプチド。 (6)存在し得るシステイル残基の全てのチオール基が
    生物学的条件下モ安定な基により保護されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第5項に記載のモノペプチド
    。 (7)  存在し得るシステイル残基の全てのチオール
    基がその7つを除いて生物学的条件下で安定な基により
    保護されていることを特徴とする特許請求の範囲第5項
    に記載のモノペプチド。 (&)  1項記式(1,?のペプチド鎖に含まれそれ
    ぞれ少なくとも4個のアミノ酸乃至せいぜい18個のア
    ミノ酸を含有する同一の二つのペプチドシーケンスPか
    ら成り、二つのペプチドシーケンス、Pは、二つのシー
    、テンスの一方のシステイル残基の一つのイオウ原子と
    他のシーケンスのシフテイル残基の一つのイオウ原子と
    の間に確立されたジスルフィド結合を通じて互いに連結
    されており、tfc存在し得るシフステイルPa 基f
    ) ジスルフィド結合に接合されていない他のチオール
    基は生物学的条件下で安定な保護基により保護されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項の
    いずれかに記載のジペプチド。 (9)  以下のシーケンス 一4zn−Thr−pha−Tyr− −Asn−Thr−phg−Tyr−Cys −−Cy
    s−Cyt−4,?n−Pro−4ta−Cyp −−
    Cyz−Cys−Tyr−pro−41a−Cys−−
    Δzn−Thr−Pha−Tyr=Cyz=Cys−G
    Lu −−Izn−Thr−pha−Tyr−Cys−
    Cyp−GLu−Leu −−Cys−Cyz−Gly
    −Law−Cyz−Cyz−4,?n−Pro−11a
    −Cys−r4tα−GLy−Cys − −Cyz −C’ys −GLy −La u−Cys
     −Cyz −Tr y −pr o−4ta−(、’
    ys −4tα−Gly−Cys の一つを有することを特徴とする特許請求の範匪第1項
    乃至第8項のいずれかに記載のペプチド。 (10)以下の式 %式% (1) (2) (3) に相当するものであることを特徴とする特許請求の範囲
    第5項乃至第7項のいずれかに記載のモノペプチド。 (11)生理学的に受容可能な無毒性担体分子、好まし
    くはオバルブミン、破傷風毒素、コレラゲノイドおよび
    シゲラ チトトキシンから選択されたタンパク質と共同
    して、特許請求の範囲第1項乃至第10項のいずれかに
    記載のペプチドから構成されてなることを特徴とする接
    合体。 (12)ヒトおよび動物の、特に豚のST毒素を証明し
    得る抗体の製造用の特許請求の範囲第1項乃至第11項
    のいずれかに記載のペプチドの用途0 (I3)ヒトおよび動物の、特に豚のST腸内毒素に関
    しヒトおよび動物を種痘し得る抗体製造用の特許請求の
    範囲第1項乃至第11項のいずれかに記載のペプチドの
    用途。
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