JPS5820087B2 - タクウドウクライストロン - Google Patents
タクウドウクライストロンInfo
- Publication number
- JPS5820087B2 JPS5820087B2 JP9093074A JP9093074A JPS5820087B2 JP S5820087 B2 JPS5820087 B2 JP S5820087B2 JP 9093074 A JP9093074 A JP 9093074A JP 9093074 A JP9093074 A JP 9093074A JP S5820087 B2 JPS5820087 B2 JP S5820087B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- klystron
- efficiency
- frequency
- harmonic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Microwave Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、高能率が得られるようにした多空胴クライ
ストロンに関するものである。
ストロンに関するものである。
まず、クライストロンの集群能率について、2空胴クラ
イストロンを例にとって説明する。
イストロンを例にとって説明する。
第1図は2空胴クライストロンの概念図で、図示しない
カソードから出た電子1は直流電圧v。
カソードから出た電子1は直流電圧v。
で加速され、uo””v’η(%’0’(たゾし、kは
電子の電荷とその質量の比である)の速度で入力空胴2
の間隙3に達する。
電子の電荷とその質量の比である)の速度で入力空胴2
の間隙3に達する。
この人力空胴2に、V=V1sinωt
−−−−…−°−−−−−−−−−(1)こ−に、ω:
角周波数、Vl:最大振幅の高周波振動があると、間隙
3には軸方向に、 こ\にdl: 間隙3の幅 の電界が生じ、これにより電子1は、加速、減速を受け
る。
−−−−…−°−−−−−−−−−(1)こ−に、ω:
角周波数、Vl:最大振幅の高周波振動があると、間隙
3には軸方向に、 こ\にdl: 間隙3の幅 の電界が生じ、これにより電子1は、加速、減速を受け
る。
したがって、入力空胴2を出た時の電子の速度Vは、近
似的に次式のようになる。
似的に次式のようになる。
この様に速度変調を受けた電子が、出力空胴5に達する
と、出力空胴5には高周波出力が誘導され、その能率η
は(4)式のようになる。
と、出力空胴5には高周波出力が誘導され、その能率η
は(4)式のようになる。
η=J1(X)sinωto曲°曲聞°曲(4)こ\で
、コ、:1次の第1種ベッセル函数t:人力空胴と出力
空胴との距離4 であり、この場合の最大能率は、X=1.84の時のη
=0.582である。
、コ、:1次の第1種ベッセル函数t:人力空胴と出力
空胴との距離4 であり、この場合の最大能率は、X=1.84の時のη
=0.582である。
したがって、理論的にも58係以上の高能率のクライス
トロンを供給しえないことがわかる。
トロンを供給しえないことがわかる。
この発明は、上記能率の上限を越え、より高能率なりラ
イストロンを供給することを目的とするものである。
イストロンを供給することを目的とするものである。
以下この発明について説明する。はじめに高能率化の一
手段である鋸歯状波集群について、第1図を用いて説明
する。
手段である鋸歯状波集群について、第1図を用いて説明
する。
入力空胴2には、下記(5)式で表わされる鋸歯状波の
高周波電圧が供給されるものとする。
高周波電圧が供給されるものとする。
すると、入力空胴2を出た時の電子の速度Vは下記(6
)式のようになる。
)式のようになる。
この様に速度変調を受けた電子1が出力空胴5に達する
と、その時の電子の位相θ、は、 のよ5になる。
と、その時の電子の位相θ、は、 のよ5になる。
こ\でとして正規化すると、(7)式は、
となり、もし、X=2ならば、θ、=0となり、電子は
、θ8=2πnの位相に全部集群されることになり、能
率は100係となる。
、θ8=2πnの位相に全部集群されることになり、能
率は100係となる。
この鋸歯状波はフーリエ級数で展開でき、その第2項ま
でとると、 のようになり、出力空胴5での電子1の位相θ′は下記
(10)式のようになる。
でとると、 のようになり、出力空胴5での電子1の位相θ′は下記
(10)式のようになる。
これから能率ηを求めると、η=0.74となり、基本
波と第2高調波とにより変調してやれば、最適条件で基
本波のみの時のη=0.58に比べて、約27%能率向
上させることができる。
波と第2高調波とにより変調してやれば、最適条件で基
本波のみの時のη=0.58に比べて、約27%能率向
上させることができる。
したがって、1つの空胴で基本波と第2高調波の両方で
共振させてやれば、鋸歯状波集群が実現できることにな
る。
共振させてやれば、鋸歯状波集群が実現できることにな
る。
第2図は上記原理に基づくこの発明の一実施例を示すも
ので、入力空胴2、出力空胴5、および中間空胴6の3
空胴クライストロンである。
ので、入力空胴2、出力空胴5、および中間空胴6の3
空胴クライストロンである。
中間空胴6の詳細は第3図に示すように、ビス7とダイ
ヤフラム9とを備えており、それらの支持棒8,10の
長さ11.12が可変できるように構成されている。
ヤフラム9とを備えており、それらの支持棒8,10の
長さ11.12が可変できるように構成されている。
さて、一般にリエントラント型角型空胴の基本モードは
TM110であり、その2倍に近い共振周波数をもち、
かつ軸方向電界をもつモードにTM111がある。
TM110であり、その2倍に近い共振周波数をもち、
かつ軸方向電界をもつモードにTM111がある。
そこで第3図に示したように中間空胴6の端面にビス7
とダイヤフラム8とを具備させることにより、この2つ
のモードの共振周波数を、各々はゾ独立して変化させる
事ができる第4図と第5図にビス7とダイヤフラム9の
長さ11.12の変化による2つのモードの共振周波数
の変化を示した。
とダイヤフラム8とを具備させることにより、この2つ
のモードの共振周波数を、各々はゾ独立して変化させる
事ができる第4図と第5図にビス7とダイヤフラム9の
長さ11.12の変化による2つのモードの共振周波数
の変化を示した。
これかられかるように、必要な動作周波数F。
に対して、基本モードTM11oを周波数F。
に合わせ、第2高調波モードTM1.1を周波数2Fo
に合わせる事ができる。
に合わせる事ができる。
これによって前述した原理による基本波と第2高調波の
両方に共振できる3空胴クライストロンが実現され、充
分な高能゛率を達成できる。
両方に共振できる3空胴クライストロンが実現され、充
分な高能゛率を達成できる。
なお、前述した基本波と第2高調波の両方に共振する空
胴は1つだけでなく、多空胴のうちの複数個でも良いの
はもちろんである。
胴は1つだけでなく、多空胴のうちの複数個でも良いの
はもちろんである。
また上記実施例以外の手段であっても、2つのモードの
共振周波数さえ、Foと2Foとに合えば鋸歯状波集群
を実現させることができる。
共振周波数さえ、Foと2Foとに合えば鋸歯状波集群
を実現させることができる。
以上詳細に説明したように、この発明は多空胴中の少な
くとも1つを基本モード共振周波数F。
くとも1つを基本モード共振周波数F。
とその第2高調波2Foの両方に共振するように構成し
たので、従来のものに比して、格段と高能率なりライス
トロンが得られる特長がある。
たので、従来のものに比して、格段と高能率なりライス
トロンが得られる特長がある。
第1図は集群能率の説明のための2空胴クライストロン
の概念図、第2図はこの発明の一実施例を示す構成略図
、第3図は第2図の実施例における中間空胴の詳細を示
す拡大断面図、第4図は第3図の中間空胴におけるビス
の長さに対するTM、1o、 TM1□1モードの共振
周波数の変化を示すグラフ、第5図は同じくダイヤフラ
ムの位置に対してのTM110 、TM111モードの
共振周波数の変化を示すグラフである。 図中、2は入力空胴、5は出力空胴、6は中間空胴、7
はビス、9はダイヤフラムである。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
の概念図、第2図はこの発明の一実施例を示す構成略図
、第3図は第2図の実施例における中間空胴の詳細を示
す拡大断面図、第4図は第3図の中間空胴におけるビス
の長さに対するTM、1o、 TM1□1モードの共振
周波数の変化を示すグラフ、第5図は同じくダイヤフラ
ムの位置に対してのTM110 、TM111モードの
共振周波数の変化を示すグラフである。 図中、2は入力空胴、5は出力空胴、6は中間空胴、7
はビス、9はダイヤフラムである。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 1 基本モード共振周波数と第2高調波周波数を各々独
立に調整できる機構を有し、鋸歯状波集群の基本モード
共振周波数と、その第し高調波周波数の両方に共振する
空胴な少なくとも1つ具備することを特徴とする多空胴
クライストロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9093074A JPS5820087B2 (ja) | 1974-08-08 | 1974-08-08 | タクウドウクライストロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9093074A JPS5820087B2 (ja) | 1974-08-08 | 1974-08-08 | タクウドウクライストロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5119473A JPS5119473A (ja) | 1976-02-16 |
JPS5820087B2 true JPS5820087B2 (ja) | 1983-04-21 |
Family
ID=14012147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9093074A Expired JPS5820087B2 (ja) | 1974-08-08 | 1974-08-08 | タクウドウクライストロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820087B2 (ja) |
-
1974
- 1974-08-08 JP JP9093074A patent/JPS5820087B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5119473A (ja) | 1976-02-16 |
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