JPS5819670Y2 - ミシンの選択模様表示装置用の点滅用配線板 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はミシンの選択模様表示装置用の点滅用配線板に
係り、特に縫製可能なミシンの縫模様が複数個表示され
た模様表示部と、前記複数個の縫模様の選択を行なう模
様選択部材の操作に連動して前記模様表示部に沿って移
動せしめられる電光表示部とを備えたミシンの選択模様
表示装置にネ−いて、前記電光表示部を選択された模様
に対する模様表示の各位置で点灯表示させるように構成
した□シンの選択模様表示装置用の点滅用配線板に係り
、その目的とするところは前記模様選択部材で選択した
模様を前記模様表示の位置で点灯表示させると共に模様
選択操作の完了を表示させるよ５に構成した簡略にして
操作性の良い選択模様表示装置用の点滅用配線板を提供
することである。

以下本考案の実施例について添付図面により説明すると
、第１図は本考案に係る選択模様表示装置を組み込んで
なるミシンの正面図で、１は模様選択部材、２は模様表
示部たる模様表示パネルで、該ミシンにより縫製可能な
複数個の縫模様に対する模様表示３が表示されており、
前記模様選択部材１を回動操作することにより電光表示
部４が模様表示パネルに沿って移動させられ、選択した
模様に対する模様表示３の位置において後記するように
電光表示せしめられるように構成されている。

第２図は本考案の実施例の点滅用配線板５を示すもので
、絶縁板６には導体７及び８が形成されている。

前記導体１は連続しており、導体８は上部が連続してい
るが下部は導体部８ａと絶縁体部６ａが交互にその表面
が平らになるように形成されている。

第３図は前記点滅用配線板５の機能を示す図で、前記導
体１及び８は電源Ｖ１／Ｃ接続され、接触子９は導体７
のＡ線上、接触子１０は導体８のＢ線上を夫々対になっ
て摺動させられ、接触子９及び１０の他端に導線１１及
び１２を介して接続された発光ダイオード等の点灯装置
１３が点滅させられる。

前記配線板５は第４図に示すように前記模様表示パネル
２の各模様表示３の長手方向のピッチに対して導体８の
導体部８ａのピッチを調整し得るように構成することも
可能である。

即ち、導体部８ａの長手方向の中央部で配線板の長手方
向と直交する延長線上に任意の仮想点Ｃを選び、前記導
体部８ａを、該仮想点Ｃを中心にして傾けた形状とする
ことにより各模様表示３のピッチに対して導体部８ａの
ピッチを調整することが可能である。

模様表示３の全ピッチＧに対応する導体部８ａの標準全
ピッチＦ上を接触子１０が摺動すれば、各模様表示３の
位置で前記点灯装置１３が点滅させられる。

模様表示３の全ピッチＧに精度誤差による長短が生じた
場合には接触子９に対して接触子１０の間隔を大小させ
ることにより、導体部８ａの全ピッチはＧを標準として
ＤからＥまで調整することができる。

また接触子９に対する接触子１０の間隔を大小させると
端の方に位置する導体部８ａ間のピッチは中央付近のピ
ッチに比べその変化率は犬となるが、実用上はこれで差
し支えない。

第５図は本考案の点滅用配線板を組み込んでなる□シン
の選択模様表示装置の斜視図であり、前記模様選択部材
１の回動操作により軸１４が回動させられ互いに噛合す
る歯車１５及び１６を介して従動子送り軸１７が回動さ
せら−れ、該軸の時計方向または反時計方向の回動によ
り、模様カム群１８の従動子１９を揺動自在に保持する
従動子送りナツト２０が前記従動子送り軸１７に沿って
上下に移動させられる。

前記従動子１９は模様選択部材１による模様選択時に、
前記模様カム群１８から機構的に解放されるように構成
されていて（図示せず）、従動子軸２１に沿って移動さ
せられ、前記模様カム群１８の任意の模様カムに対向し
、縫製の開始と共に該模様カムに従動させられるように
構成されている（図示せず）。

一方、前記模様選択部材１の回動により、ベルト車２２
に噛合するタイミングベルト２３が移動させられ、該タ
イミングベルトに取付部２４を介して取付けられた電光
表示部４のホルダー２５が、導体７及び導体８を電源Ｖ
に接続してなる前記点滅用配線板５に沿って移動させら
れる。

前記ホルダー２５内には発光ダイオード等の点灯装置１
３及び該点灯装置と導線１１及び１２を介して接続され
た前記接触子９及び１０が配設され、前記するように選
択された模様表示パネル２上の各模様表示３の各位置に
ふ−いて前記点灯装置１３が点灯し、各模様表示３の中
間位置においては消えており、従って前記模様選択部材
１により選択した模様を電光表示すると共に選択操作の
完了を表示することができる。

上記したような本考案によると、模様選択部材で選択し
た模様を前記模様表示部の模様表示の位置で点灯表示さ
せると共に模様選択操作の完了を表示させるように構成
した簡略にして操作性の良い選択模様表示装置用の点滅
用配線板を提供するもので、実用上顕著な効果を有する
考案である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は本考案に係る選
択模様表示装置を組み込んでなるミシンの正面図、第２
図は本考案の点滅用配線板を示す平面図、第３図は前記
点滅用配線板の機能を示す図、第４図は点滅用配線板の
別実施例を示す平面図、第５図は本考案の点滅用配線板
を組み込んでなるミシンの選択模様表示装置の斜視図で
ある。 図面において、１は模様選択部材、２は模様表示部たる
模様表示パネル、３は前記模様表示パネル２上の各模様
表示、４は電光表示部、５は点滅用配線板、６は絶縁板
、６ａは絶縁体部、７．８は導体、８ａは導体部、９，
１０は接触子である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 縫製可能な縫模様が複数個表示された模様表示部と、前
   記複数個の縫模様の選択を行なう模様選択部材の操作に
   連動して前記模様表示部に沿って移動せしめられる電光
   表示部とを備えたミシンの選択模様表示装置において、
   前記電光表示部を選択された模様に対する模様表示の各
   位置で点灯表示させるべく、一対の導体を夫々の接触子
   が摺動可能なように絶縁板に埋設し、且つこれらの導体
   のうちの一方をその接触子の摺動線上で導体部と絶縁体
   部とが交互に現われる形状となし、前記一対の接触子が
   前記模様表示部の各模様表示の位置で電源に接続される
   ように構成したことを特徴とするミシンの選択模様表示
   装置用の点滅用配線板。