JPS58192300A - 高周波コンダクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 れる高エネルギ加速器、特にＤＡＷ型（Ｄｉｓｋ　ａｎ
ｄＷａｓｈｅｒ）高周波加速空洞などに使用される高周
波コンダクタに関する。

高エネルギ物理学の研究においては、高エネルギ加速器
を用いて電子、または陽電子などの素粒子を光速近くま
で加速し、それぞれを相互に衝突させてその際発生する
種々の現象を調食する方法がとられてｂる。而して前記
の粒子加速器には、加速電圧に比べて空洞壁での電力損
失が少ないＤＡＷ型高周波加速空洞が用いられる傾向に
ある。

ＤＡＷ型高周波加速空洞は、第６図および第４図に示す
ごとく、超高真空容器を形成し且つ内面をすべて鋼、銀
などの導電率のよい金属で被珈した空洞障壁（１）と、
中心部に電子などを通過させる穴（２）を有する所要数
の円板状のＴＪＱ速電！　（３）と、加速電極（３〕を
ステム（４）を介して空洞内に支持し且つ上下、左右お
よび前後方向に操作して加速電極の相互の間隔および電
極の中心位置を精密に調節する制御機＊　（５）などか
らなる。また加速電極（３）のすべての外面は、空洞障
壁（１）と同様銅などの導電性のよい金属で被覆してあ
り、空洞障壁（１ｊと加速電極（３）の間を、詳しくは
加速空洞の内壁に設けた平滑な連結８（６）およびステ
ム（４）に設けた平滑な連結部（７）の間を、高周波コ
ンダクタＱυにより電気的に接続している。

高周波加速空洞による加速原理は、空？ｌ１ｉ１ＴＲ壁
（１）に高周波電圧を印加し、高周波コンダクタＱυを
介して加速電極（３）に所定の電位を付与することによ
り、隣接する加速電極（３）（３２間の空洞に電場を発
生させ、その空洞内にある粒子を加速する。すなわち第
３図の左方から入射され（矢印α）、最初の空洞（８）
内に進入した電子に対し前方の加速電極を高電位（十印
）に、また後方の加速電極を低電位（−印）に荷電して
電場を形成し、電場内の電子を加速しく矢印ｂ）、電子
が次の空洞（９）内に移行したときは電圧の位相を反転
し、移行前の高電位の加速電極を今度は低電位とし、ま
た電子前方の加速電極を高電位に荷電して電子を加速し
く矢印ｃ）、かくして各空洞を通過するごとに電子の速
度を早め、図の右方から所定速度で発射する（矢印ｄ）
。

前述のごとく高周波コンダクタは、加速電場を形成する
高周波電流を効率よく伝達する必要があり、その電気抵
抗が極めて小さいことが要求されるが、さらにコンダク
タの電気接点が連結部に確実に接触するよう速度の弾力
性ないしは可換性を有することが要求される。すなわち
前述のように加速電極の中心位置および電極相互間の間
隔を精密に調節するため加速電極を上下、左方または前
後方向に操作するので、高周波コンダクタを挟着する連
結部（６）（７）は必ずしも一定間隔に、また平行に対
峙している訳ではなく、電気接点の接触には特別の考慮
を払う必要がある。

第１図および第２図は、一般用に市販されている円形断
面のリング状コンダクタ（１υ、例えばヘリコツレック
スを連接部（６）（７）間に挟着した状態を示す。第１
図に示すごとく図示しない制＠ｊ機構を用いてステム（
４）を傾斜させると、連接部（６）とコンダクタ０漫の
間に隙間ｅを生じ、高周波　　　　□電流は、コンダク
タαＶの一部分を矢印／　０）　コトｒ〈流れ、電気抵
抗が増大する。また第２図はステム（４ンを下方に移動
させたため、隙間。およびｈを生じた状態を示す。隙間
ｋが隙間Ｑより大きいのは連結部（７）の加工精度の不
良によるもので、このような場合は、さらに厚みの大き
いコンダクタに取替える必要がある。

本発明は、前述の欠点を解消し、電極の操作および連結
部（６）　（７）などの加工精度が不良な場合でも、は
ぼ一様な面圧で均一な接触が得られ、しかも電気抵抗の
小さい高周波コンダクタを提供する目的でなしたもので
、挟着方向に伸縮自在に構成した伸縮部と該伸縮部の両
端に接続し挟着方向に張出した接触部とを有する中空断
面を備え、該中空断面の少くとも表層部分を導電性物質
により構成してなるリング状の環状体を形成し、さらに
該環状体の中窒部を、圧縮性気体により適宜の圧力に加
圧し得るように構成したものであり、加速障壁および加
速電極間の他、加速空洞相互間にも挟着でき、良好な電
気的接続を達成し得るものである。

以下本発明の実施例につき、図面を診照しつつ説明する
。第５図および第６図は、本発明の第１の実施例を示し
、高周波コンダクタ（以下コンダクタと称す）ｅυはリ
ング状に形成され、空洞障壁側の連結部（６）とステム
（４）に取付けた連結部（７）の間に挟着されている。

コンダクタシυの一断面は、図示のごとく蛇腹状に形成
した伸縮部（イ）および円弧状に形成され挟着方向に張
出した接触部（ホ）により構成され、いずれも薄い銅板
で表作しである。なお銅板の代りに弾力性を有する薄板
状部材に銅、銀または金などを用いてメッキを施したも
のでもよい。またコンダクタＨに、導管■をブｒして図
示しない空気溜を接続し、コンダクタ３υの内部を所定
圧力に加圧する。

コンダクタＩ２ηは、挟着方向に伸縮自在（矢印ｊ）に
構成されているので、連結部（６）（７）間の間隔が変
化したり、あるいはステム（４ンの両側で間隔が非対称
に変化した場合でも適宜伸縮し、しかも接触部＠に）は
、所定圧力で挟着方向に押圧されているので、全接触部
に亘り一様な面圧で連結部（６）　（７）に当接する。

また例えば加圧空気を少倉本コンダ７クタ内に循撤させ
る方法をとることにより、発熱したコンダクタを冷却す
ることもできる。

第７図および第８図は、第１の実施例の変形を示すもの
で、第７図は第５図における蛇腹の代りに鍔状のひだに
）を設けたもの、第８図は切込み（７）を有する欠円状
に断面を形成したものであり、いずれも４菅（財）を用
いてコンダクタ内部に圧縮空気を導き、所定圧力で加圧
しである。

本発明の第２の実施例を第９図に示す。この例は鼓形の
伸縮部−と平らな接触部（ホ）（ホ）で断面を形成し、
ステム（４）の中空部に）および孔（ハ）（４）をブｒ
して圧縮空気を圧入する（矢印ｋ）するようにしたもの
で、薄板部材の材質、電気的構成は第１の実に例と変る
ところはない。

なお本発明は、前述の実施例にのみ限定されるものでは
なく、例えばコンダクタの内部に予め所定圧の空気を封
入したものであってもよいことなど、その池水発明の要
旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加え得ること
は勿論である。

本発明の高周波コンダクタは、前述の構成な有するので
、次の優れた効果を発揮する。

（１）　　挟着方向に伸縮自在に構成した伸縮部を有す
るリング状に形成され、内部を適宜の圧力に加圧し得る
ようにしたので、高周波コンダクタが挟着される連結部
の間の間隔が変化しても一様な面圧で確実に連結部に肖
接する。

（１リ　高周波コンダクタの構成部材は、少くとも表層
部分が導電性を有するので、第（１）項の結果と合わせ
高周波電流を効率よく伝達することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、通常の高周波コンダクタを挟着
したときの説明図、第３図および第４図は高周波加速空
洞の軌略溝造を示し、第３図は部分切断側面図、第４図
は第６図における■−■方向からの部分切断後面図、第
５図および第６図は本発明の第１の実施例を示し、第５
図は切＃側面図、第６図は第５図におけるＶ＋　−■方
向からの平面図、第７図および第８図ばいずれも第５図
の変形を示す切断側面図、第９図は本発明の第２の実施
例を示す切断側面図である。 図中、（６）　（７）は連結部、Ｑυは高周波コンダク
タ、（イ）（イ）は伸縮部、＠（イ）は接触部、ｊは伸
縮方向を示す。 特許出願人 石川島播磨重工業株式会社 ４Ｃ 第１図 第５図 第６図 第７図 ３ 第８図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）相対する２つの面の間に挟着され前記各面の間を電
   気的に接続する高周波コンダクタにおいて、挟着方向に
   伸縮自在に構成した伸縮部と該伸縮部の両端に接続し挟
   着方向に張出した接触部とを有する中空ＷＩｒ面を備え
   該中空断面の少くとも表層部分を導電性物質により構成
   してなるリング状の環状体を形成し、さらに該環状体の
   中空部を圧縮性気体によジ適宜の圧力に加圧し得るよう
   構成したことを特徴とする高周波コンダクタ。