JPS5818960Y2 - シヤボン玉玩具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシャボン玉を作るシャボン玉玩具に関する。

ストロ−でシャボン玉を作れば大きなものが出来るが連
続的にシャボン玉を飛ばすことは出来ない。

又、急激に吹くとストロ−の先端で成長じつつあるシャ
ボン玉がすぐ毀れてしまい、幼児には息の吹き加減が難
しかった。

本考案は吹き続ける限り連続的にシャボン玉を飛ばすこ
とが出来、且つ強く吹いてもシャボン玉の毀れ難いシャ
ボン玉玩具を提供することを目的とする。

上記目的を達するため、本考案は中空のケース内を仕切
壁によって仕切り空気室と液室とに分け、空気室のケー
ス壁には吹込み口を形成し、仕切壁には液室内に延びて
先端がケースの下面近傍に達して開口し空気室と液室を
連通ずる泡立て筒を下向きに突設すると共に仕切壁或は
ケース壁には液室をケース外部に連通ずる吹出し筒を突
設したものである。

仕切壁によってケースを液室と空気室に仕切壁から液室
に延びる泡立て筒と吹込み口とを空気室を介して間接的
に連通させた為、空気室が緩衝して急激に空気を液室に
送り込むことを防止し、吹出し部上にて発生しつつある
シャボン玉を毀すことは防止出来る。

又、泡立て筒を通じて液室中に送られる空気によって液
室中に連続的に泡が発生し、泡が互いに合体し合って大
きな泡に戊長しこれが順次下方に発生する泡によって持
ち上げられ吹出し筒からシャボン玉となって飛びだすの
である。

以下図面に示す実施例に基づき本考案を具体的に説明す
る。

シャボン液を容れる中空のケース１は外形を蒸気機関車
に似せて形成され、外表面に印刷する或は印刷されたシ
ールを貼って蒸気機関車の模様を表わしている。

上記ケース１は射出成形された一対の対称形の部材１０
，１０２を接着して形成され、ケース１の前部上面にキ
ャップ１４付きの液注入孔１１．中央上面に空気逃がし
孔１２、後面には空気吹込み口１３を有している。

吹込み口１３には吹込みパイプ２を外向きに接続し、パ
イプ２の先端に着脱可能に笛３を取付ける。

笛３は汽笛の音色を出すものが望ましい。

ケース１内は吹込み口１３を含むケース上部と液注入（
Ｌｌｌを含むケース下部とを仕切壁４で仕切り、上部を
空気室７、下部を液室５と威す。

仕切壁４には下端がケース１の下面に接近する周壁４１
を下向き突設して、液室５を周壁４１内の液室５２と周
壁４１外の補給室５１に仕切る。

液室５２と補給室５１とは周壁４１の下端とケース１の
下面との間の僅かの隙間４５によって連通している。

仕切壁４の周壁４１より内側部分から吹出し筒４２を上
向きに突設し、泡立て筒４３を下向きに突設する。

吹出し筒４２は前記空気逃し孔１２を少し余裕のある状
態に貫通してケース１の外に臨出し、ケース１の外と液
室５２とを連通ずると共に空気逃し孔１２と吹出筒４２
との間には環状の流通間隙６を形成する。

吹出し筒４２の上端は内孔が拡大する或は外周が縮径し
て、肉厚が薄くなり、尖っている。

泡立て筒４３は吹出し筒４２よりも前記吹込み口１３側
に位置しており、下端はケース１の下面に接近している
。

泡立て筒４３の上端の吹出し筒４２側には吹込み口１３
からの空気が空気逃し孔１２側へ素通りすることを防止
する邪魔板４４を突設する。

然して、注入口１１からシャボン液を容れ、笛３の吹き
口３２がら空気を連続して吹き込む。

首孔３１から逃げる一部の空気以外は吹込みパイプ２を
通じてケース１内の空気室７に流入し、吹込み空気の一
部は邪魔板４４に当って泡立て筒４３へ流れ、残りの空
気は邪魔板４４の左右及び上方から吹出し筒４２の外周
の環状の流通間隙６から外部に逃げる。

泡立て筒４３から空気がシャボン液中を通って液室５２
に流入することにより連続的に泡が発生し、泡が互いに
合体して大きな泡に戒長し、これが順次下部の泡に押し
上げられて吹出し筒４２の先端からシャボン玉となって
次々に飛びだす。

本実施例の様に液室５を液室５２と補給室５１とに仕切
り、補給室５１では無駄な泡を発生させず液室５２にシ
ャボン液を補給する様にすれば、液室５２内の液が急激
に減ってシャボンが途切れることはなく、長時間シャボ
ンを栗しめる。

又、吹出し筒４２の上端の肉厚を薄くして尖からせたた
め、シャボン玉の吹出し筒４２からの離れ工合いが良く
、然も吹出し筒４２の外周とケース１との間の環状の間
隙６から空気がケース１外に洩れており、該空気が吹出
し筒４２上で成長じたシャボン玉を持ち上げる働きを威
す。

これはシャボン玉を連続的に飛ばすのに効果的である。

液室５２中に急激に空気を吹き込むと吹出し筒４２上で
成長じつつあるシャボン玉が毀れてしまうが、本願は吹
込み口１３と泡立て筒４３とは直接繋がっておらず、広
い空気室７を介して連通しているから、空気室７が緩衝
して液室５２中へ空気が急激に吹き込むことを防止でき
、従って少しくらい急激に吹き込んでもシャボン玉は毀
れない。

本実施例の様に空気室７から外部に直に連通ずる間隙６
を開設し、更に吹込み口１３に笛３を連繋すれば、間隙
６及び首孔３１から空気の一部が逃げるから液室５２へ
の急激な空気の送り込みを一層効果的に防止出来る。

蒸気機関車に似せたケース１の上図に臨出した吹出し筒
４２から連続的にシャボン玉が飛び出す姿は、あたかも
蒸気機関車から煙が出る様であり、然も笛から汽笛音を
発するから、子供の興味を一層掻立て、楽しく遊べる。

上記シャボン玉玩具は吹出し筒４２の上部もシャボン液
で汚れるが、吹出し筒４２の周囲とケース１との間に環
状の間隙６が形成されている為、洗浄に際し、該間隙６
から水が出入りしてきれいに洗える。

第３図は上記実施例の形状を単純にしたシャボン玉玩具
の他の実施例を示しており、大型の扁平中空ケース１の
上面を貫通して筒体８を下端がケースの下面に接する様
に嵌め込み、ケース１を液室５１と液室５２に仕切る。

筒体８の下端には液室５１と液室５２に通じる隙間４５
を形成する切欠きが施されている。

筒体８の上部は斜めの仕切壁４及び空気逃がしくＬ１２
付きの蓋１５を設けて、仕切壁４と蓋１５との間を空気
室７と威し、空気室７の側壁に吹込みパイプ２を突設す
る。

仕切壁４には前記同様、空気逃がし孔１２に少し余裕の
ある状態に嵌まる上向きの吹出し筒４２及び、下向きの
泡立て筒４３を突設している。

又、仕切壁４に空気室７と液室５２とを連通ずる小孔４
６を貫通している。

上記シャボン玉玩具は吹込みパイプ２がら吹込んだ空気
の一部が仕切壁４の小孔４６からも直接液室５２に入り
、液室５２中のシャボン膜の空気を増やし、下方から上
ってくる泡を抑えて吹出し筒４２から大きなシャボン玉
を飛ばすことが出来る。

本考案は上記の如く、仕切壁４によってケース１を液室
５と空気室７に仕切り、仕切壁４から液室５に延びる泡
立て筒４３と吹込み口１３とを空気室７を介して間接的
に連通させた為、空気室７が緩衝して急激に空気を液室
に送り込むことを防止し、吹出し筒４２上にて発生しつ
つあるシャボン玉を毀すことを抑え、然もケース１内に
空気を送り続ける間は、連通してシャボン玉を作ること
が出来る等優れた効果を有す。

【図面の簡単な説明】

第１図は分解斜視図、第２図は縦断面図、第３図は他の
実施例の縦断面図である。 １・・・・・・ケース、１３・・・・・・吹込み口、４
・・・・・・仕切壁、５・・・・・・液室、４２・・・
・・・吹出し筒、４３・・・・・・泡立て筒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中空のケース１内を仕切壁４によって仕切り空気室７と
   液室５とに分け、空気室７側のケース壁には吹込み口１
   ３を形成し、仕切壁４には液室５内に延びて先端がケー
   ス１の下面近傍に達して開口し空気室７と液室５を連通
   する泡立て筒４３を下向きに突設すると共に仕切壁４或
   はケース壁には液室５をケース外部に連通ずる吹出し筒
   ４２を外向き突設したシャボン玉玩具。