JPS5818872B2 - 磁気鉄心のスロツトに絶縁物とコイルタ−ンを插入する方法 - Google Patents

磁気鉄心のスロツトに絶縁物とコイルタ−ンを插入する方法

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JPS5818872B2
JPS5818872B2 JP55-69513A JP6951380A JPS5818872B2 JP S5818872 B2 JPS5818872 B2 JP S5818872B2 JP 6951380 A JP6951380 A JP 6951380A JP S5818872 B2 JPS5818872 B2 JP S5818872B2
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JP55-69513A
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リチヤード・ビイ・アーノルド
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ゼネラル エレクトリツク カンパニイ
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は絶縁物およ□び電気コイルのコイル辺を回転電
気機械の磁気鉄心のスロットに挿入するための方法およ
び機械に関するものである。
特に、本奪明は固定巻線を構成するコイル群のコイル辺
およびこれに付随する絶縁物を回転電気機械の固定子の
軸方向スロットに一行程操作で挿入するための方法およ
び機械に関するものである。
電動機のような回転電気機械の製造中には、固定子巻線
のコイル辺が固定子の軸方向スロット内に配置される。
電動機製造業界においては、一般に、固定子の中心開口
に連通しているスロ゛ノド入口からスロ”ソトの内部に
コイルのコイル辺ヲ挿入するとともに、固定子の端面か
らスロ゛ノドの内部に声あるいはコイル間絶縁物を挿入
する。
従来のコイル挿入機では、固定子の歯に整合させである
細長いフィンガのうえにコイルをあらかじめ定められた
パターンに配置し、これらのコイルを中心に取付けであ
るストリンパによってフィンガから取り外して固定子ス
ロットの入口に押し入れるようになっている。
この場合、コイルを配置するためのフィンガは、少なく
とも固定子鉄心の端面からやや突き出る程度の長さのも
のでなければならない。
このような従来のコイル挿入機械の欠点は、特に厚さす
なわち軸方向の長さの大きな固定子鉄心のスロットにコ
イルを挿入するのに使用子る場合などには、フィンガを
堅固に支えるのが困難なことである。
コイルを固定子スロ゛ノドに精確に挿入するためには、
フィンガをスロット入口の前にしっかりと配置しなけれ
ばならないことは周知の通りである。
また、従来の細長いフィンガを使用すると、コイルをフ
ィンガから取り外すときにコイル導体に傷がつく可能性
が大きくなることも欠点である。
さまざまな厚さの固定子鉄心を取扱う場合には、コイル
挿入機をそれに応じて調整しなければならないが、従来
のコイル挿入機の他の欠点はこの調整を行うのがやっか
いで時間をとることである。
製造能率の点から考えると、必要な調整が短時間内に簡
単に行なえるのが望ましい。
さらに、中心開口の口径が小さい固定子鉄心にコイルや
絶縁物を挿入しようとするときには、従来のコイル挿入
機では固定子スロットに挿入するための絶縁物を手作業
でコイル挿入機に入れなければならない。
製造能率をあげるためには、コイル挿入機には機械的方
法によって絶縁物を装入することができるのが望ましい
本発明は回転電気機械の固定子鉄心ごときスロット構造
体のスロットに、僕、コイル間絶縁物等の絶縁物や少な
くとも一つの電気コイルのコイル辺を挿入するための新
規な方法および機械を提供するものである。
本発明になる機械はスロット構造体のスロットに入れる
絶縁物を案内保持するための絶縁物案内部材を有し、こ
の案内部材にはスロット構造物の軸方向スロットと整合
するように複数の案内穴が軸方向に形成しである。
これらの案内穴には一定数の絶縁物押出し器が配置され
る。
本発明機械は、さらに、分割刃部分と一定数のコイル送
り刃とからなるコイル挿入部材を備えている。
コイル送り刃は分割刃部分に対して相対的に動くことが
でき、スロット構造体の中心開口に関して軸方向に移動
可能なように支えられている。
絶縁物押出し器と分割刃部分とコイル送り刃とは駆動器
によって駆動される。
そのうち、絶縁物押出し器は駆動器に駆動されて初期位
置から突出位置までの駆動器の全行程を移動する。
駆動器が初期位置から動きだして第1行程区間を通過す
ると、絶縁物押出し器が絶縁物案内部材に装入しである
絶縁物に接する。
駆動器が第2工程区間を移動すると、分割刃部分とコイ
ル送り刃とがともに一定距離だけスロット構造体の中心
開口に入る。
駆動器が第3行程区間を移動するあいだにコイル送り刃
が完全に引き出され、コイル導体がその送り刃によって
スロット構造体の所定のスロット内に完全に挿入される
このように、駆動器が第3行程区間に入ったときには、
コイル送り刃と絶縁物押出し器のみが駆動され、絶縁物
およびコイル導体のスロット内への挿入はこの行程区間
内に行なわれる。
フィルターン挿入部材をスロット構造体の中心開口内に
突入配置するようにしたことによって、そのスロット構
造体の中心開口と連通しているスロット入口を通じてコ
イルターンのコイル辺を精確にスロット内に挿入できる
ように配置するのに比較的強靭な構造の部材を使用する
ことが可能となる。
コイルターンのコイル辺をそれが挿入されるべきスロッ
トに精確に整合配置すると、コイル送り刃がコイル辺を
所定のスロットに押し入れる際にもコイル導体が損傷を
受けることが少なくなる。
コイル送り刃の少なくとも一つには薄刃部分が作ってあ
り、その薄刃部分と通常の厚さの部分とのあいだにコイ
ルターンを分割刃部分の外に押し出すための一対のコイ
ルターン押出し面が形成される。
そして、コイル送り刃の薄刃部分の両表面とこれに隣接
する分割刃の表面とのあいだに一対のコイルターン収容
間隙ができあがる。
第3行程区間中に絶縁物押出し器とコイル送り刃が完全
に突出した位置に向って進むとき、駆動器には流体圧に
よってクッションが与えられる。
本発明機械においてはコイル挿入部材は絶縁物案内部材
に関して回転不可能に支持されている。
コイル挿入部材と絶縁物案内部材とは支持部材に関して
回転可能に取付けられており、コイル収容間隙にコイル
ターンを受は入れるためにこれらを回動させることがで
きる。
また、本発明機械の分割刃部分には一定数の案内部材が
形成してあり、コイル送り刃には案内部材を摺動自在に
またぐ分岐端部が一体に形成しである。
分岐端部はコイル送り刃が分割刃部分から引き出される
ときのコイル送り刃の運動を制御する。
本発明の絶縁物およびコイルターンを挿入する方法は、
絶縁物をそれがスロット構造物のスロットに向けて挿入
されるときとは反対向きの軸方向に案内穴に押し入れ、
コイルターンをコイル挿入部材のコイルターン収容間隙
内に入れる工程を含む。
コイルターン収容間隙はスロット構造体のスロットの入
口と軸方向に整合するスリットを備えている。
本発明方法によれば、コイル挿入部材を固定子鉄心の中
心開口内に移動させて軸方向スリ゛ノドを固定子のスロ
゛ノド入口に整合させ、コイルターンを絶縁物とともに
固定子鉄心のスロットに押し入れる。
この際、絶縁物は案内穴に入れられたときとは反対の方
向に押し入れられる。
本発明機械および方法の入籍な利点は、中心開口の径の
小さな鉄心にコイルや絶縁物を挿入する場合にも機械的
絶縁物装入機を使用することが可能なことである。
以下添附の図面を参照して本発明の若干の実施例につい
て詳述する。
まず、第1,2図および第4〜11図に示すのは、2極
電動機の固定子鉄心21のスロットにコイルターンを挿
入するための機械である。
第1図では2次巻線を構成するコイル群を受入れるため
に絶縁物およびコイルターン挿入機20のうえに配置さ
れた固定子鉄心21を一点鎖線で示した。
ただし、第1,2図および第4〜8図においては、絶縁
物・コイルターン挿入機20の構造を明確に示すために
コイルターンを省略した。
絶縁物・コイルターン挿入機20の主な目的は、固定子
21の軸方向スロットに全ての磁極形成コイル群を同時
に挿入し、かつ絶縁物を配置することである。
しかも、この挿入作業を導線の絶縁や他の絶縁物を傷つ
けることなく正しい順序に行なうことである。
図示の実施例の場合、固定子スロ゛ノドに挿入される絶
縁物には、絶縁絶模およびコイル間絶縁物が含まれる。
また、図示の挿入機20は厚さが1.9〜15.2cI
IL(3/4〜6 in )の固定子のスロットに、コ
イルおよび長さ2.5〜17.9m(1〜7 in )
の絶縁物を挿入することができるように設計しである。
止めナンド22゜23をわずかに調節するだけで、同一
の薄板で作られた上記範囲内の厚さを有する固定子のス
ロットにコイルや絶縁物を挿入することができる。
さらに、図示の実施例になる挿入機20は2極電動機の
固定子にコイルや絶縁物を挿入するのに用いるものであ
るが、本発明によれば4極、6極電動機の固定子鉄心の
ごとき多極磁極構造体のスロット4こコイルや絶縁物を
挿入するための挿入機も作ることができる。
絶縁物は挿入機20のヘッド25のうえに固定子21が
配置される以前およびヘッド25にコイルが装架される
以前に、挿入機20の絶縁物案内穴24に装入される。
できれば、適当な構造の絶縁物製造挿入機械(図示せず
)から直接案内穴24に挿入するのが望ましい。
絶縁物が案内穴24に差し入れられたあと、あらかじめ
定められた数のコイルが、各コイルの所定数のコイルタ
ーンがヘッド25のそれぞれのコイルターン収容間隙に
入るようにして巻き入れられる。
このコイル巻き入れ作業は、たとえば、1968年7月
29日付米国特許願第748400号に開示されている
ような方法で行なうことができる。
本発明の挿入機20を上記出願の発明に記載されている
タイプのコイル巻き入れ機械とともに用いるためには、
挿入機20をボールベアリング28.29によってテー
ブル27上に回転自在に支える。
第2図に示すように、挿入機20の絶縁物案内ハウジン
グ32に被動両点31が取付けてあり、これに駆動歯車
30がかみあっている。
駆動歯車30は被動歯車31を駆動して、挿入機20を
コイル巻き器ないしはコイル移送器の掛は金33.34
のあいだにおいて180°回転させる。
絶縁物・コイルターン挿入機20はヘッド機構25と駆
動機構35とからなる。
そのうちで、ヘッド機構25は絶縁物案内ハウジング3
2、被動歯車31、分割刃部分36、垂直ガイド37゜
38.39,40、コイル送り刃4L42゜43.44
.45を有する。
第2図に示すように、分割刃部分36とコイル送り刃4
1.42,43゜44.45によって、固定子スロ゛ノ
ドに挿入されるべきコイルのターンを収容するためのコ
イルタ−ン収容間隙26が10箇所形成される。
コイルターン収容間隙26の周辺スリット46は固定子
かへ゛ノド25のうえにおかれたとき、固定子スロット
の入口と整合する。
また、コイルのコイル辺が挿入機20から固定子のスロ
ットに挿入されるとき、絶縁物も同時に固定子スロット
に挿入れられるようにするために、絶縁物案内穴24を
固定子スロットに整合させる。
挿入機20の動作について説明するときOこ詳述するが
、絶縁物の先端縁はコイル送り刃のコイルターン押出し
面47゜51より一定距離だけ後方に位置しているのが
望ましい。
ただし、絶縁物の先端縁がコイルターン押出し面47.
51より余り後方に位置していると、絶縁物を固定子2
1のスロットに入れる際にスロット入口を通るコイルタ
ーンが互いにもつれあって引掛かることがある。
逆に、絶縁物の先端縁がフィルターン押出し面より前方
にでていると、絶縁物がコイルターンをスロット入口に
押込んで、絶縁コイル導体および絶縁物自体に傷がつく
恐れがあるので、絶縁物の先端縁がコイルターン押出し
面より前方に位置するような配置のしかたは避けなけれ
ばならない。
第4図には絶縁物案内ハウジング32から完全に突出し
た状態の分割刃部分36から引き抜いたコイル送り刃4
1〜45が示しである。
垂直ガイド37,38,39,40は案内ハウジング3
2に作っであるスロット48にはまり込んでおり、また
、固定子が案内ハウジング32のうえOこ配置されると
き垂直ガイドと整合するスロットの入口にはまり込む。
このような構成により、分割刃部分36は軸方向には自
由に動くことはできるが、固定子21および案内ハウジ
ング32に関して相対的に回転することはできない。
コイル送り刃45および他の送り刃41,42゜43.
44には薄刃部分50が作ってあり、その一方の終端に
一対のコイルターン押出し面47゜51が形成される。
コイル送り刃45が分割刃部分36内に配置されると、
送り刃45の薄刃部分50の壁とこれに対応する盆割刃
部分36の壁とのあいだに一対のコイルターン収容間隙
26ができあがる(第2図参照)。
コイル送り刃41〜45のおのおのは第4図に示す案内
部材49にまたがる分岐部52を有し、その分岐部には
一対の脚柱53,54が固着しである。
総計5対の脚柱53.54によって5枚のコイル送り刃
41゜42.43,44,45がシリンダの端キャップ
55に連結される。
分割刃部分36は6枚の彎曲分割板56,57゜58.
59,60,61,5つの案内部材49、アダプタ63
を有する。
案内部材49はネジ62によって分割刃56.57.5
B、59,60 。
61のあいだに組み合わせ関係に保持され、コイル送り
刃41,42,43,44,45を摺動自在に挿入する
ための空間を形成する。
分割刃部分36はアダプタ63に固定されており、アダ
プタ63はシャフト64によって駆動される。
アダプタ63には一対の孔65.66があけてあり、脚
柱53,54がこの孔65.66に通してあって軸方向
に自由に移動する。
この構成により、固定子スロットにコイルターンを導入
するための堅固ナヘ゛ノド機構25ができ、フィルター
ンがスロットの入口から挿入されるときに導体の絶縁が
損傷される可能性は少なくなる。
次に、主に第1.2,4,5,6.7図を参照して、挿
入機20の駆動機構35について説明する。
駆動機構35の主な構成部品は、絶縁物押出し棒61、
駆動体68、固定板69、駆動体案内棒70,71、シ
ャフト64.シャフト64に取付けたピストン72、送
り刃アダフリ84.絶縁物の位置を決めるための第1止
めナツト22.固定子の厚さに応じてへ゛ノドの行程を
調節するための第2止めナツト23、止めリング76で
ある。
絶縁物押出し棒67はクランプ77によってアダプタ8
4に一体に組み合わせられる。
アダプタ84は駆動体68に固定しである。
第6図に示すように、駆動体68には複動液圧シリンダ
(図示せず)のロッド80.81に接するフランジ78
.79が一体に作っである。
固定板69は複動歯車31に固着しである駆動体案内棒
82.83に妨げられて軸方向に動くことはできない。
すなわち、固定板69は絶縁物・コイルターン挿入機2
0といっしょに回転することはできるが、テーブル27
に関して軸方向に移動することはできず、第2止めナツ
ト23の停止板として機能する。
送り刃シリンダ13の外周面にはネジ溝が切ってあり、
第1止めナツト22がそこにねじ入れである。
第6図に示すように、駆動体68が第1止めナツト22
に接したあと、さらに軸方向に上向きに押しあげられる
と、シリンダ73もいっしょに持ちあげられ、コイル送
り刃41〜45が軸方向上向きに移動する。
止めリング76はスナップリング74によってシリンダ
73の下端に固定されており、シリンダ73の基部支持
具として機能する。
第5図に示す初期位置にあるとき、駆動体68および止
めリング76は固定板69によって支えられている。
第6図に示すように、シャフト64には中心孔85があ
けてあり、この中心孔85の下端は横孔86スリツプリ
ング87にあけた孔を通じて空気ホース88に連通して
いる。
空気ホース88は適当な圧縮空気源に連結する。
ホース88から横孔86を通ってシャフト64の中心孔
85に入った圧縮空気は、中心孔85を通ってシャフト
64のシリンダ73の頂端に近い部分に径方向にあけで
ある孔89を経てシリンダ1′3に入る。
圧縮空気がシリンダ73に流入すると、シャフト64は
シリンダ73とともに第2止めす゛ノド23が固定板6
9に接する才で上向きに移動する。
このあとシャフト64は固定板69に阻止されてこれ以
上軸方向に上向きに移動することはできず、シリンダ7
3だけがピストン72に関して移動し、シリンダ73内
の空気が圧縮される。
そして、これによッテ固定子21のスロツトにコイルを
挿入するためにヘッド25から引き出されるときのコイ
ル送り刃41,42,43,44,45にり゛ノション
が与えられる。
シャフト64に取付けたノブ90はスナップリング87
をシャフト64に一体に固定する。
第5図に示すように、ロックナツト92と底板91のあ
いだにはすきまがあけである。
また、図示の実施例においては、テーブル21は回転可
能に設置してあり、挿入機20はこのテーブル27によ
って一つの作業ステーションから他の作業ステーション
へと回転送り出される。
第5.6,7.8図には、ピストンロッド80゜81が
駆動体68を第5図に示す初期位置から第8図に示す突
出位置まで、すなわち−行程を完全に押し出すときのヘ
ッド機構25と駆動機構35の構成部品の相対的な位置
が示しである。
図面を簡単にするために、ヘッド機構25におけるコイ
ルターンの相対的位置を第5.6,7.8図においては
省略し、そのかわり第9.10.11図に詳しく図示し
た。
ただし、絶縁物押出し棒67が初期位置から後述する行
程区間A、B、Cを通過するときの絶縁物75の位置は
示しである。
絶縁物・コイルターン挿入機20の初期位置は第5図に
示す通りである。
また、同図には絶縁物押出し棒67の前端縁から測った
三つの行程区間A、B、Cが示しである。
駆動体68がピストンロッド80.81によって駆動さ
れると、絶縁物押出し棒67が駆動体68によってその
全行程にわたって選ばれる。
絶縁物の位置決めを行う第1止めす゛ノド22と固定子
の長さに応じて調節される第2止めナツト23とは、挿
入機20によってコイルや絶縁物が挿入されるべき固定
子21の厚さに応じて所定の位置にセントされる。
そしてシャフト64上の第2止めす゛ノド23の位置に
よって、分割刃部分36の移動行程Bの距離が定才る。
図示の実施例において用いられている固定子21の場合
には、第2止めナツト23をシャフト64上の固定板6
9から一定距離さがった地点にセントしなければならな
い。
ただし本発明機械は、前述したように、厚さ約1.9c
x(3/4 in )の固定子をも取り扱うことができ
るものであり、その場合には第2止めす゛ノド23はシ
ャフト64上において固定板69に密接する位置にセ゛
ノドされる。
図示の実施例になる挿入機20においては、分割刃部分
36とコイル送り刃41.42..43゜44.45と
が、厚さ1.9cxの固定子に絶縁物やコイルを挿入す
るに十分な程度案内ハウジング32から上方に突出する
ことができるように設計されている。
実際に、厚さ1.9crn程度の固定子を取扱う場合に
は、第2行程区間Bの距離は0に等しくなる。
また、その際、絶縁物押出し棒67の先端をコイル送り
刃のコイル押出し面51から一定距離に正しく配置する
ことが要求されるので、第1止めナンド22はシリンダ
73の頂部に近い位置にセントしなければならない。
以上のことかられかるように、行程の第1区間Aは、絶
縁物押出し棒67または駆動体68が、第5図に示す駆
動体68が止めリング16に接した状態の初期位置から
、第6図に示す駆動体68が第1止めす゛ノド22に接
した状態の第1位置にまで動くときの移動距離に相当す
る。
この第1行程区間A中は絶縁物押出し棒6Tだけが軸方
向に移動する。
この区間Aの終りには、絶縁物75がコイル送り刃のコ
イル押出し面47.51からあらかじめ定められた距離
のところまで押し出される。
図示の実施例においては、絶縁物75は絶縁材製造機に
よって挿入機20に軸方向に挿入される。
この場合の絶縁物75の移動方向は、これらが固定子2
1のスロ゛ノドに挿入されるときの移動方向と反対であ
る。
絶縁物75はコイルターンがコイル収容間隙26に挿入
される前に絶縁物案内ハウジング32の穴24に差し入
れる。
その際、穴24内に深く押し入れてコイルターンから十
分に離れるようにする。
第6図についてさらに説明すると、駆動体68が第1止
めナツト22に接すると、シリンダ73とシャフト64
とが駆動体68および絶縁物押出し棒67といっしょに
移動する。
これらの部品が一体的Oこなって移動する第2行程区間
Bの距離は、第2止めナツト23の固定板69に関する
位置、すなわち第2止めナツト23と固定板69との距
離によって定まる。
第2区間Bを移動するあいだ、第2止めナツト23はシ
ャフト64ととも固定板69に向って軸方向に動き、分
割刃部分36とコイル送り刃41.42,43,44.
45とは一つの堅固な組合せ体として固定子21の開口
に送り込まれる。
第2行程区間Bを移動しおえると、分割刃部分36は固
定子21の開口に突入し、第2止めナンド23は固定板
69に接する。
第2止めナツト23が固定板69にあたって止まると、
分割刃部分36のシャフト64はそれ以上軸方向に移動
することはできない。
第7図に示すように、このあとは駆動体68が第3行程
区間Cを移動する。
駆動体68が第3行程区間Ct移動するあいだ、分割刃
部分36は第7図に示す位置にとどまっており、絶縁物
押出し棒67が絶縁物75をハウジング32から押し出
して固定子21の垂直スロットに挿入する。
第3行程区間Cの移動が終る頃には、コイル送り刃43
およびその他のコイル送り刃は完全に突出した位置にあ
り、コインターンのコイル辺が固定子21のスロット内
に挿入されてしまっている。
シリンダ73が第3行程区間Cを移動するあいだの軸方
向運動は、シャフト64に固定しであるキー95によっ
て案内される。
キー95はシリンダ73の端キャンプ55に形成しであ
る案内路93にはまり込んでいる。
なお、第3行程区間Cの長さはピストンロッド80.8
1を駆動するシリンダのストロークによって定まる。
説明の便宜上、挿入機20の駆動機構35の行程を三つ
に区分して説明したが、これは実際には一つの連続的な
行程である。
ピストンロッド80.81の戻り行程が終ると、駆動機
構35は第5図に示す初期位置に復帰する。
次に、第9.10.11図を参照して、コイルターン9
6を固定子21のスロット97に挿入するヘッド機構2
5の動作について説明する。
図示の固定子21にはスロットライナー99が設けであ
る。
この固定子21は、第9.10.11図に示すように、
ヘッド機構25のうえにしっかりと支える必要がある。
図示の実施例の場合には、固定子21は取付具98にク
ランプされている。
本発明の絶縁物・コイル挿入機20に関連して用いるに
適した取付具の詳細については、1968年7月29日
付米国特許願第748406号の発明を参照されたい。
第9図には、絶縁物75が固定子スロット97に挿入可
能なように配置されており、駆動体68が第1行程区間
Aを通過したときのヘッド機構25が示してあり、この
ときの挿入機20の構成部品は第6図に対応する位置に
ある。
同図より明らかなように、絶縁物15の先端縁94はコ
イル押出し面4γ、51よりやや後方に位置しており、
案内ハウジング32の側面から垂れ下がっている巻線1
00のコイルターンは絶縁物75の先端縁94から離れ
ている。
第2行程区間Bを通過すると、ヘッド機構25は第10
図に示すように固定子21の中心開口に突入し、コイル
ターン96が部分的にスロット97に入る。
第10図は、第2止めナツト23が固定板69に接し、
駆動体68が第1、第2行程区間A、Bを通過しおえた
第7図に図示の状態に対応する。
第7,10図から明らかなように、ヘッド機構25は固
定子21の中心開口内においてコイルターン収容間隙2
6をスロ゛ノド97の入口に整合させるための比較的堅
固な構造体を構成する。
駆動体69が第3行程区間Cを移動するあいだに、コイ
ルターン96が固定子21のスロット9γに挿入され、
同時に絶縁物75がスロット97に押し入れられてスロ
ット入口を閉鎖しはじめる。
第3行程区間Cを移動し、第11図に示す完全に突出し
た位置まで押し出されたコイル送り刃43,44.45
は、コイルターン96をスロ゛ノド97内に完全に挿入
し終え、かつ絶縁物75をスロ゛ノド97に押し°込ん
でスロット入口を閉鎖する。
こうして、スロット97に挿入されたコイルターン96
はスロット入口をふさぐ絶縁物75に妨げられて固定子
21の中心開口に飛び出ることがなくなる。
従って、コイル送り刃43,44゜45が元の状態に引
込められ、分割刃部分36が初期位置に向って降下する
ときに、これらの部材によってフィルターンが傷つく恐
れはほとんどない。
第11図に示すコイルターン96をみればわかるように
、フィルターン96は絶縁物65によっテスロット97
の内部Oこ完全に閉じ込められているので、ヘッド機構
25が元の位置に向って降下するとき、コイル送り刃4
3,44.45は簡単に巻線100から離れる。
駆動体68の降下行程中、コイル送り刃43,44.4
5は分割刃部分36とともに第9図に示す初期位置cc
i句って降下する。
こうして、絶縁物75および巻線100の挿入が完了し
、固定子21はヘッド機構25から取り外される。
第3,12図に示すのは本発明の他の実施例であるこの
実施例になる絶縁物・コイル挿入機104は、4極電動
機の固定子にコイルターンおよび絶縁物を挿入するため
のへ゛ノド機構105を備えている。
ヘッド105は取外し自在の支持板107によってテー
ブル106上に支持されており、支持板107はボルト
108によりテーブル106に固定されている。
Cの構成であると、挿入機104をテーブル106の頂
面から取り外すことができる。
フィルターンのコイル辺をスロット110に入れるため
に、ヘッド105のコイルターン収容間隙109は固定
子スロット110に整合するように配置されている。
ヘッド105は8枚のコイル送り刃、111,112,
113,114゜115.116,117,118と中
央分割刃119と8枚の彎曲分割刃120,122゜1
23.124,125,126,127を備えている。
第3図には図示していないが、楔、コイル間絶縁物、そ
の他の絶縁物をスロット110に挿入するために、複数
の絶縁物押出し棒がスロット110と軸方向に整合する
ように設置しである。
この実施例になる挿入機104の動作は、前に説明した
2極電動機用固定子に関して用いる挿入機20と同じで
ある。
絶縁物およびフィルターンをスロット110に入れるた
めに、駆動体が第1、第2、第3行程区間を連続的に送
られる。
第2行程区間を移動中に、コイル送り刃11L112゜
113.114,115,116,117゜118、中
央分割刃119、彎曲分割刃120゜121.122,
123,124,125゜126.127が固定子内に
突き入れられる。
そして、第3行程区間中にコイル送り刃111〜118
は完全に突出し、固定子のスロット110にコイル辺を
挿入する作業が完了する。
第12図は本発明の別の実施例になるコイル送り刃13
1で、特殊な用途において必要とされる特殊な機能をと
り行わせるために押返しフィン129とスロット入口フ
ィン130を設けたものである。
このコイル送り刃131も薄刃部分132と分岐部13
3を有する。
ただし、コインターン押出し面134に関しては、押返
しフィン129とスロット入口フィン130を案内する
案内層135を設けるために、これらの押出し面はコイ
ル送り刃131の両側面から一定距離だけ離れている。
押返しフィン129とスロット入口フィン130は、そ
れぞれ押し棒136,137に駆動されてコイル送り刃
131に関して軸方向に動くことができる。
コイル送り刃131自体は駆動体に連結された一対の脚
柱138,139により、駆動される。
挿入機の動作中、押返しフィン129とスロット入口フ
ィン130はコイル送り刃131に付随して動く。
押返しフィン129が固定子のスロットに入ると1.横
方向に突出した部分140がスロットの内部を通ってス
ロット内のコイルターンをより奥の方へ押し入れる。
突出部分140の断面形は固定子スロットの断面形に一
致するのが望ましい。
押返しフィン129によってフィルターンが押返えされ
ているスロットには、そのあい、だ絶縁物を挿入するこ
とはできない。
スロット人口フイン130のフィン部分141は固定子
スロットの入口を通り、入口付近にあるフィルターンを
スロットの内部に押し入れる働きをする。
従って、このフィン部分141は絶縁物をスロットに入
れる妨げにはならないので、スロット入口フィン130
が通っているスロットに同時に絶縁物を挿入することも
可能である。
先に説明した実施例においては、ヘッドのコイル収容間
隙が全体的に同じ大きさであったが、場合によっては間
隙の寸法を変えるのが望ましいこともある。
第12図に示すコイル送り刃132と2枚の隣接する分
割刃142,143とは、横断面の大きさが送り刃と分
割刃の幅方向に沿って同一ではなく、それらの刃の中心
に向うにしたがって大きくなるコイル収容間隙144,
145を形成する。
このような間隔の一様でないコイル収容間隙は、コイル
収容間隙の横断面積にくらべてコイル導体の直径がかな
り大きな場合に使用する。
これによりコイル収容間隙の内部において交差するコイ
ル導体が引掛って詰まる恐れはなくなる。
以上の説明かられかるように1本発明になる絶縁物・コ
イル挿入機によれば、絶縁物やフィルターンをスロット
構造物に能率的に挿入することができるようになる。
また、本発明機械は、スロット構造物の厚さに応じて敏
速、簡単に調節することができ、この調節を行うことに
よりさまざまの厚さのスロット構造物を取扱うことが可
能となる。
さらに1本発明機械は絶縁物挿入機とともに用いること
もできる。
本発明機械のヘッド機構は堅固な構造で、フィルターン
のコイル辺の挿入を精密に調整することができる。
また、このヘッドによれば挿入作業中にコイル導体に傷
がつく可能性はほとんどなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例になる2極電動響の固定子鉄
心に絶縁物およびコイルターンを挿入するための絶縁物
・コイル挿入機、第2図はその平面図、第3図は本発明
の他の実施例になる4極電動機の固定子鉄心に絶縁物お
□よびフィルターンを挿入するための挿入機の平面図、
第4図は第1゜2図に図示の挿入機のコイル送り刃を分
割刃部分から抜き出した状態の上部斜視図、第5図は第
1゜2図に図示の挿入機を第2図の5−5線に沿って切
断した初期位置にある各種構成部材の相対的配置を示す
断面図、第6図は駆動体が勲縁物の位置を決める第1止
めナツトに接するまで駆動されたときの挿入機の各種構
成部材の相対的配置を示す第5図と同様の断面図、第7
図は駆動体が固定子鉄心の厚さに応じて調節される第2
止めナンドにあたり、コイル送り刃の薄刃部分が行程区
間A。 Bを通過して固定子の中心開口に突入したときの挿入機
の各種構成部材の相対的配置を示す第5図と同様の断面
図、第8図はコイル送り刃と行程区間A、B、Cを通過
した絶縁物押出し棒とが完全に突出した状態を示す第5
図と同様の断面図、第9図は第2図の9−9線に沿って
切断した拡大部分断面図で挿入機の他に固定子鉄心と鉄
心取付具の一部および絶縁物押出し棒が第1行程区間A
を通過したあとのコイルターンと絶縁物の位置を示す図
、第10図は駆動体が第1、第2行程区間A。 Bを通過したあとのコイルターンと絶縁物の位置を示す
第9図と同様の拡大部分断面図、第11図は駆動体が第
1、第2、第3行程区間A、B、Cを通過したあとのコ
イルターンと絶縁物の位置を示す第9図と同様の拡大部
分断面図、第12図は本発明の別の実施例になるコイル
送り刃の斜視図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 種々の鉄心長さを有する回転電気機械の固定子鉄心
    における所定の軸方向スロット中に導体ワイヤーで巻成
    されたコイルを挿入するための装置であって、前記挿入
    すべきコイルを受容するための間隙を形成するように分
    割された分割刃56〜61、及び前記鉄心に関して軸方
    向に移動するように送り装置68により駆動されるコイ
    ル送り刃41〜45を含む作業ヘッドを備え、前記送り
    装置68は、前記送り刃41〜45のストロークを各場
    合の鉄心長さに必要なそれらの移動増分に対応して調節
    するために異った位置に移動可能な調節機構22.73
    を有することを特徴とする回転電気機械の固定子鉄心に
    コイルを挿入する装置。 2 前記作業ヘッドには前記コイル送り刃41〜45と
    少くとも部分的に連動して固定子鉄心に関する軸方向に
    移動してその鉄心に絶縁物を挿入するための絶縁物押出
    し棒を配置し、前記調節機22.73は各場合の鉄心長
    さに必要な前記絶縁物押出し棒67の移動増分を調節で
    きるものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の装置。 3 前記調節機構が相対移動可能な一対のねじ接続体に
    より形成されたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の装置。 4 前記調節機構が、さらに各場合の鉄心長さに対応し
    て前記分割刃56〜61の移動増分を調節するための調
    節器23.64を含むことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の装置。
JP55-69513A 1980-05-22 磁気鉄心のスロツトに絶縁物とコイルタ−ンを插入する方法 Expired JPS5818872B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US74840568A 1968-07-29 1968-07-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5818872B2 true JPS5818872B2 (ja) 1983-04-15
JPS5818872B1 JPS5818872B1 (ja) 1983-04-15

Family

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