JPS5818544B2 - 車輛用緩衝器 - Google Patents

車輛用緩衝器

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JPS5818544B2
JPS5818544B2 JP52018850A JP1885077A JPS5818544B2 JP S5818544 B2 JPS5818544 B2 JP S5818544B2 JP 52018850 A JP52018850 A JP 52018850A JP 1885077 A JP1885077 A JP 1885077A JP S5818544 B2 JPS5818544 B2 JP S5818544B2
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piston
valve seat
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西川正雄
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、伸長および圧縮運動に対する減衰特性を自在
に変更することができる、シリンダとピストンとの組合
わせからなる車輌用緩衝器忙関するものである。
。車輌の懸架装置に用いられる緩衝器、す
なわちダンパーの特性は、使用者の好み、積載条件、走
行路面の状態等に応じて可変忙構成することが望ましい
特に、このような要求は、ばね上荷重の小さな小型車輛
、たとえば2輪車のような車輛の分野において強いが、
ダン、パーの特性を可変にすることは、それによって構
造も複雑となり、製造原価も高くなりがちであるため、
小型車輛のように一般に安価な車輛にはなじまず、一部
のレーサーとかオプショナルパーツ等を除いては実用化
されていないのが実情である。
ところで、不整地走行時にダンパーが全圧縮されてヌト
ノプラバーに当接することは「底づき」あるいは「ボト
ミング」と言われているが、この「底づき」を防止する
ためには、ダンパーの圧縮時の減衰力を大きくした方が
良い。
これに対し、舗装路を走行するときには、ダンパーの圧
縮時の減衰力が太きいと乗心地が悪化するので、ダンパ
ーの圧縮時の減衰力は小さい方が良い。
したがって、ダンパーの圧縮側の減衰力は、不整地走行
あるいは舗装路走行に対応して変更することができるも
のであることが望ましい。
また、ダンパーの圧縮側の減衰力を変更したとき、圧縮
時の減衰力に比べて伸張時の減衰力が小さずぎると、比
較凶荒れた路面を高速で走行する際には車体が次第に浮
き上っていくことがあり、これとは逆に、ダンパーの圧
縮時の減衰力に比べて伸張時の減衰力が大きすぎると、
舗装路を走行する際には乗心地が悪化する。
したがってダンパーは、圧縮側の減衰力を変更すること
ができるとともに、伸張側の減衰力をも変更することが
できるようなものであることが望ましい。
そしてダンパーの減衰特性の変更は、積載条件や走行路
面の状況等に対応して頻繁に行われることを考慮すると
、ダンパーは、その減衰特性の変更に要する時間や労力
ができるだけ少なくて済むようなものでなければならな
い。
さらに、懸架装置においては、ばね下重量の増加をでき
るだけ避けなければならないので、ダンパーの減衰特性
を可変にすることによって生じる重量増加は、できるだ
け少ないことが望ましい。
以上の諸点にかんがみ本発明は、圧縮側の減衰力と伸長
側の減衰力とを簡易自在に変更することができ、構造が
簡単で重量増加も少なくて済み、しかも実用可能で製造
原価も低くて済むような車輛用緩衝器を得ることを目的
とするものである。
以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、まず第1図において、ダンパ、−10は丁部のヨーク
11において懸架装置のタイヤ側、たとえばオートバイ
の後輪スウィングアーム側にボルト等で取付けられ、上
部のブラケット12において車体のフレーム側にボルト
等で取付けられ、これら両者間の上F動に伴って、ヨー
ク11と一体に構成される外筒13内に、プラケット1
2と一体に構成されるピストンロッド14が出入りする
ことにより、軸方向の運動に対する減衰力を発生するよ
うになっている。
これら両者の間には懸架スプリング15が公知の手段に
より取付けられており、また積載条件の違いに備えて、
単高を調整するためのスプリングアジャスター16が公
知の組付方法により外筒13に組付けられている。
さらに、悪路における懸架装置の万一の全屈時における
ショックを吸収するために、バンプラバー17がピスト
ンロッド14と同心状態で装着されている。
外筒3内の上方にはロントガイド18がオイルシール1
9と\もに組込まれ、さらにその上にオイルシール19
の抜は止めを兼ねたダンパーアジャスター20が組込ま
れている。
ロントガイド18の外周面上に設けられた環状溝には0
1Jンク21が組込まれており、外筒13とロントガイ
ド18との間の油洩れを防止している。
ロントガイド18の下側外周部は一段細くなっておシ、
このF例外周部にシリンダ22の上端部内周面側がドラ
イバー23を介して嵌入まれている。
外筒13の下端部にはボトムキャップ24が嵌込まれて
おり、このボトムキャップ24を介して外筒13とヨー
ク11とが共tcfg接固定されている。
そしてボトムキャップ24の内側の凹所にはボトムパル
プ25が組込まれている。
このボトムパルプ25は、ダンパー10の圧縮行程では
選択可能な減衰力を出すが、ダンパー10の伸張行程で
は作動油の自由な流通を許すようになっているものであ
るが、その詳細な構造については後記する。
このボトムパルプ25にはシリンダ22の下端部がイン
ローを介して嵌込まれており、外筒13とシリンダ22
との間には一つの環状室が形成されている。
ピストンロッド14の下端部には、シリンダ22内を摺
動することができるピストンパルプ26が取付けられて
いる。
このピストンバルブ26は、7リンダ22内を上下二つ
の室27.28に区分けすると\もに、ピストソノ1ル
プ26の下降時には下側の室28内の作動油を自由に上
側の室27内へ流過させる力ζ上昇時には室27から室
28への作動油の自由な流れを抑制する弁機構を有して
いる。
第2図の上半分および第3図にはピストンバルブ26の
詳細な構造が示されている。
ピストンロッド14の下端部は一段細くなって肩30を
形成している。
この細くなったピストンロッド14の下端部には、順次
リバクンドストッパー31.クエープスプリング32.
制御板33.ピストン詞カラー40.パルププレート3
5.スプリングリテーナ36.パルプスプリング37お
よびワッシャー38がこの順序で嵌合組付けされており
、これら全体はナツト39により固定されている。
ここで、パルププレート35とスプリングリテーナ36
とは、ピストンロッド14に嵌合されたカラー40の外
周面に対して摺動自在に、カラー40と同心状態で組付
けられている。
ナツト39は、規定の締付はトルクがかげられた後、さ
らに抜は止めを確実に行うために、ピストンロッド14
の最下端部において加締められる。
ピストン34は外周部にピストンシール41を有し、こ
のピストンシール41はシリンダ22の上下の室27.
28間の液圧的シールを確保している。
ピストン34の下部のスカートの内側のF面に形成され
た水平面とピストン34の上面には、それぞれ2本の同
心環状溝53.54 ;53’、54’が形成されてお
り、これら上下合計4本の溝は同径の溝同志互いに2本
の軸方向の油路42,43によりそれぞれ連通している
そして、上面側の2本の環状溝53.54は、制御板3
3が図示の位置にあるときはこの制御板33により覆わ
れているが、下面側の2本の溝53’、54’について
は、パルププレート35により内側の溝53′のみが覆
われている。
ピストン34の外周面のうち、ピストンシール41より
も上方にある部分は、円周のうち一部分が一連のくぼみ
44により液状にくぼんでおり、これらのくぼみ44に
は、後記のように制御板330回転防止用の爪49が弾
発的に入り込むようになっている。
また、ピストン34の下方に伸びるスカート部の下端面
の一部には、後記のような位置決め用のマークとしてく
ぼみ45が設けられている。
特に第3図に示されているように、制御板33にはピス
トン34の上面側の2本の各環状溝53゜540直径と
同じ直径のところに、それぞれ180度対向した位相で
各一対のオリフィス46.47が設けられており、後記
のように伸張時の減衰力を規定するようになっている。
また、第5図に示されているように、制御板33の外周
部からは、上向きに2本の爪48が、またこれらと90
度位相がずれた位置で下向きに2本の爪49がそれぞれ
折り曲げられて突出している。
そして、下向きの一対の爪49はピストン34の外周面
上のくぼみ44内に弾発的に嵌入して、制御板33のピ
ストン34に対する相対位置を規制していると\もに、
上向きの一対の爪48は、ドライバー23の下方に伸び
る一対のフォーク状の爪50の各スリン)50A内にそ
れぞれ係合するようにして組立てられている。
ダンパーアジャスター20.ロントガイド18およびド
ライバー23は、それぞれ中心軸回りに一体的に回転し
得る支うに互いK1合し合っており、ダンパーアジャス
ター20が適当な工具によりダンパー10の外部から回
転されると、その回転は制御板33に伝達され、その結
果制御板33はピストン34に対して相対的に中心軸回
りに回転されるようになっている。
第1図および第2図に示されるように、リバウンドスト
ッパー31とロントガイド18との間には、リバウンド
時の衝撃を緩和するために、リバウンドスプリング52
が、ピストンロンド14と同心状態で介装されている。
また、ピストンロンド14をブラケット12とピスト、
ン34とに結合する際には、ピストン34のくぼみ45
がブラケット12の決められた方向に対して決められた
位相を持つようにして正確に組立てられる。
第2図のf半部、第4図および第5図においてボトムパ
ルプ25は、以下に詳細に説明されるように、アジャス
ターキャンプ60と、ワンウェイスプリング61と、制
御器62と、複数枚の制御板63と、オリフィス板64
と、ボトムピース65とにより構成されている。
アジャスターキャップ60は、外周部の上方に2ケ所の
互いに180度離れたスリ割り60Aを有・jl、これ
らのスリ割り60Aに制御器620位障決メ用のくぽみ
62Aが内側から遊嵌しているアジャスターキャンプ6
0には、さらに別の一対のくぼみ60Bが、くぼみ60
Aと90度位相がすれた位置に設けられており、制御器
62の軸方向のガイドを形成している。
したがって、・制御器62はアジャスターキャンプ60
に対して相対回転はできないが、軸方向には自由に相対
移動できるよ゛うになっている。
アジャスターキャンプ60のスリ割り60Aおよびくぼ
み60Bの下側はそれぞれ一旦ふくらんで円形断面に回
復した後、スリ割り60AのF側は内側に曲った爪60
cとなり、くぼみ60Bの下側は外側に曲った爪60D
となっている。
そして、アジャスターキャップ60の下方の円形断面部
の外周面は、シリンダ22の内周面と液圧的に嵌合して
いる。
爪60Cは、ボトムピース65の外周面上に形成された
環状溝66に円周方向に滑液自在に嵌入している。
さらに、組立作業を容易にするために、ボトムピース6
5の外周面上には爪60Cが軸方向に通過し得るだけの
幅で一対の軸方向の溝67が、互いに円周方向に180
度離れた関係で設けられている。
また、爪60Dはシリンダ22の下側に設げられたスワ
ン)22A内に遊嵌されており、シリン4”22とアジ
ャスターキャップ60とは一体弱な関係で同時に回転さ
れるるようになっている。
アジャスターキャップ60の頂部はお\むね平坦になっ
ていて、4つの油穴60Eが穿たれている。
制御器62は、下端面が制御板63の中央つ周縁部に密
着している突起62Bと、この突起62Bの周囲に等間
隔で並んだ3本の足62Cとを有しこれらの3本の足6
2Cの■而は同一平面上にそろうように形成されている
また制御器62には軸方向に貫通する4本の油路62D
が設けられている。
制御板63はばね鋼等で作られた環状の円板で、重ねて
使用されるときの枚数は要求される特性に応じて決定さ
れる。
制御板630丁側には、制御板63とはソ同じ外径と厚
みとを有し、外周部に複数個のスワン)64Aを有する
オリフィス板−が重ね合わされるようにして組合わされ
ている。
そしてオリフィス板64の外周部は、ワンウェイスプリ
ング61の押圧力により、ボトムピース65ノシート面
68上に押圧されている。
ボトムピース65の上側中心部は一段くぼんでおり、こ
のくぼみは油路71およびボトムピース65の下面に形
成された十字形の油溝69を経て、シリンダ22の外側
の環状室と連通している。
ボトムキャンプ24の一部は、プレス加工により内側に
くぼまされて突起24Aを形成しており、この突起24
Aがボトムピース65の十字形の油溝69内に陥入して
いることにより、ボトムピース65のボトムキャンプ2
4に対する相対回転運動が阻止されている。
特に第5図に詳細に示されているように、ボトムピース
65の上端部には、円周方向に沿って軸方向に少しずつ
高さ例異なる3種類の平面65A。
65B、65Cが、平面65A、平面65B、平面65
C9平面65A、平面65B、平面65C2平面65A
、平面65B、平面65Cの順に等間隔で形成されてい
る。
各平面65A、 65B、65Cが含む円の直径は、制
御器62の6足62Cが含むγ項 径とはソ等しい。
そしてワンウェイスプリング61の押圧力は、これと対
向する制御板63とオリフィス板64とによる弾性復元
力よりも小さいように構成されており、ボトムバルブ2
50前後に生じる油圧差が設定値よりも小さい間は、第
2図に示されるように制御板63は撓まず、制御器62
の突起62Bは制御板63およびオリフィス板64の中
心部を軸方向に貫通する貫通孔を閉鎖したま\、足62
Cはボトムピース65の対向する平面との間に一定の間
隔を保っている。
3本の足62Cは互いに等間隔で軸方向に同じ長さを持
っているため、制御器62がボトムピース65に対して
相対回転しても、各足6セCは常に各平面65A、65
B、65Cのうち軸方向に同じ高さを持つ平面と対向す
る。
シリンダ22の上端部はロントガイド18と係合してお
り、ダンパーアジャスター20が適当な工具により回転
されると、ロントガイド18を介してシリンダ22が中
心軸回りに回転し、それに伴ってシリンダ22の丁端部
と係合しているアジャスターキャンプ60およびアレヤ
スターキャンプ60と係合している制御器62が、ボト
ムピース65に対して中心軸回りに相対的に回転する。
そしてこの相対回転に伴って、発足62Cと平面65A
、65B、65Cのうちの発足62Cに対向する平面と
の間の距離は順次変化する。
図示された実施例においては、平面65A、65E65
Cの種類は3種類であるため、発足62Cとこれらに対
向する平面との間の距離は3段階に亘って変化し得るも
のであるが、必要に応じそ上記平面の種類を2種類ある
いは4種類等とし、これに対応して上記足62Cの本数
も必要に応じて変更することにより、発足とこれらに対
向する平面との間の距離を2段階あるいは4゛段階等と
変化させることが可能である。
また、上記平面65A。65B、65Cに代えて連続的
に高さが変化する曲面とすることもできる。
この場合には、制御器62とボトムピース65との間の
相対回転に伴って、制御器62の足とボトムピース65
の上端面との間の軸方向の距離は連続的に変化する。
第2図および第5図に示さパるように、ボトムピース6
5の外周部には、環状溝66の直近のF部でシリンダ2
2の下部突起22Bを受入れるための段差70が約90
度の角面範囲に亘って形成されており、この段差700
両端壁は、上記角度範囲以外ではシリンダ22がボトム
バルブ65に対して相対回転することができないように
作用するストッパーを構成している。
以上のように構成されているので、適当な工具によりダ
ンパーアジャスター20を回転すると、ピストンバルブ
26においては制御板33とピストン34との間で相対
回転が生じると\もに、ボトムバルブ25においてはボ
トムピース65と制御器62との間で相対回転が生じる
しかもこれらの回転運動は、制御板33の爪49とピス
トン34のくぼみ44との弾力的な係合により、再度ダ
ンパーアジャスター20を回転しない限り、みだりに乱
されることはない。
ピストンバルブ26における上記回転運動によって、オ
リフィス46と油路42.およびオリフィス47と油路
43とを連通ずる各環状溝53゜54によって形成され
る油路の長さが、0度〜90度の位相差に相当する距離
の範囲内で変化するから、上記環状溝53.54によっ
て生じる油路抵抗の変化に対応してダンパー10の伸張
側の減衰力が変化する。
第6図には横軸にピストン速度をとり、横軸より上方の
縦軸に伸張側の減衰力をとると\もに、横軸より下方の
縦軸に圧縮側の減衰力をとったときの、本発明によるダ
ンパーの減衰特性曲線図が示されている。
この第6図に示されるように、環状溝53.54によっ
て生じる油路抵抗が漸次大きくなるにしたがって、ダン
パー10の伸張側の減衰特性は、順次下側の曲線から上
側の曲線へと変化する。
ところで、第2図において、ピストン34が上方へ移動
する伸張行程の際、□ボトムバルブ25においては、制
御器62が、ワンウェイスプリング61の比較的小さな
ばね荷重に抗して持上り、シリンダ22の外側の環状室
内の作動油を自由にピストン34の下側の室28内に導
き入れるから、このときては何らの減衰力も実質的には
発生しない。
これとは反対に、ピストン34が下方へ移動する圧縮行
程では、制御板63とオリフィス板64とは第2図に示
されたよう渥各々のシート面に密着しているから、この
ときにはスリット68Aが形成するオリフィスにより規
定される減衰力が発生する。
このときの減衰特性曲線は第6図のa部のように、一般
に2次曲線となる。
ピストン340丁降速度がさらに速くなって、ボトムバ
ルブ250前後に生じる油圧差が第1の設定値を超える
と、スリン)68Aが形成するオリフィスを通過する油
量も増加するので、制御板63の中央部が皿のように撓
みはじめ、ついには制御器62の足62Cがボトムピー
ス65の上端面に接触するに至り、それ以上はワンウェ
イスプリング61の押圧力にも拘らず制御器62はF降
することができない。
この−、制御器620足62Cとボトムピース65の上
面との間の間隙の大きさ、したがって制御板63の初期
撓み量は、ダンパーアジャスター20の回転量によって
定マるボトムピース65の回転位置に応じて、平面65
A、65B、65Cの作用によシ段階的に、あるいは別
の実施態様によっては連続的に変化する。
ピストン340丁降速度がさらに速くなって、ボトムバ
ルブ250前後に生じる油圧差が第2の設定値を超える
と、制御板63はさらに撓んで突起62Bのシート面か
ら離れ・るに至り、このときの減衰特性曲線は第6図の
a部の2次曲線から折れ曲り、その増加割合が減少する
この折れ曲り点は突起62Bのシート面の移動停止位置
で異なるから、上記のように、その移動停止位置をボト
ムピース65の上面の段差を利用して調節することによ
り減衰特性を変化させることができる。
ピストン34の下降速度がさらに速くなるような場合で
あって、減衰力を第6図の点線のように増大させたいと
きには、図示しない適当な手段により、ボトムピース6
5の中央の油路71を適当に絞ることによって、簡単に
調整することができる。
第7図には本発明の別の実施例が示されている1この実
施例においては、ダンパーアジャスターλを回転すると
きのダンパーアジャスター20と外筒13との間の摩擦
なi定にすると\もに、ダンパーアジャスター20の部
分の分解を可能にするために、ダンパーアジャスター2
0と外筒13との間にサークリップ80を介装して固定
し、さらにサークリップ800部分における接触関係を
確実に保つために、ボトムピース65とボトムキャヌパ
、24との間の腰の強い皿ばね81を介装してダンパー
アジャスター20の、外筒13の上端縁の加締め部への
押圧力を大きくしている。
他の部分の構造については第1〜5図に示された実施例
のものと全く異なるところがない。
以上の各実施例の説明において、ダンパー10は本発明
の緩衝器を構成し、ロントガイド18゜タンパ−アジャ
スター20およびドライバー23は互いに協働して本発
明の回転手段を構成し、ピストンバルブ26およびボト
ムバルブ25はそれぞれ本発明の第1の減衰機構および
第2の減衰機構を構成し、くぼみ44および爪49は互
いに協働して本発明の回転抑制手段を構成し、制御器2
は本発明の弁体押圧部材を構成し、制御板63およびオ
リフィス板64は互いに協働して本発明の弁体形成部材
を構成し、ボトムピース65は本発明の弁座形成部材を
構成し、平面65A、65865Cはそれぞれ互いに協
働して本発明の移動量規制手段を構成している。
以上のように本発明によれば、緩衝器は伸張時の運動を
減衰する第1の減衰機構と収縮時の運動を減衰する第2
の減衰機構とを備えているので、各減衰機構は簡単な構
造でありながら一方向の運動に対して多様な減衰特性を
発揮することができ、構造も簡単となると\も忙組立や
部品交換も容易となり、作動も確実となることによって
実用化も容易である。
そして、第1の減衰機構と第2の減衰機構とは別々の機
能を果すので、それらの減衰特性の変更操作を容易に行
うことができる。
またシリンダ22味外筒13に対して外部から回動しう
るように配設され、前記第2の減衰機構25は、前記シ
リンダ22の開放端に、前記外筒13に対して相対回転
不能に設けられ、該シリンダ22の中空内部を前記シリ
ンダ22と外筒13間の環状空隙部に連通させる油路1
1を有するととも釦、前記ピストン34に面する側に、
前記油路71を囲むようにシート面68を形成ぐれた弁
座形成部材65と;前記シート面68に配設されて該シ
ート面68との間に固定オリフィス64Aを形成すると
ともに中心部に軸方向の貫通孔12を有し、且つ軸方向
に、撓曲しうる弁体形成部材63゜64と;前記シリン
ダ22内にそれとともに回動しうるように且?前記弁座
形成部材65に対して軸方向に相対移動しうるように配
置され、スプリング61により前記弁体形成部材63,
640側ヘ押圧され、且つ中央部に前記弁体形成部材6
3゜64に密着して前記貫通孔12を閉鎖しうる突起6
2Bを備えた弁体押圧部材62と;その弁体押圧部材6
2の前記弁座形成部材65の側へめ移動量を可変的に規
制する移動量規制手段と;から構成され、前記移動量規
制手段は、前記弁座形成部材65および弁体押圧部材6
2の一方に形成され、円周方向に沿って軸方向の高さが
変化する移動量規制面65A−Cと、前記弁座形成部材
65および弁体押圧部材62の他方に、前記移動量規制
面65A−Cに対向して突設された足62Cとからなり
、前記シリンダ22の外筒13に対する回動操作により
前記弁体押圧部材62を前記弁座形成部材65に対して
相対回動させることにより、前記足62Cと前記移動量
規制面65A−Cとの間の距離が一律に変化するように
したので、外部からシリンダ22を外筒13に対して回
動することにより、前記弁体押圧部材62の前記弁座形
成部材65の側への許容移動量を変化させることができ
、従って弁体形成部材63.64が前記弁座形成部材6
5より離隔して貫通孔72を開放する時期、即ち該弁体
形成部材63,64の開弁時期を変えることにより緩衝
器10の減衰特性を任意に変更することができ、その結
果、緩衝器100減衰特性を車輌の積載条件や走行路面
の状況等に応じて簡単容易に最適のものにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に基づく緩衝器の一部断面全
体側面図、第2図は第1図の要部拡大縦断面図で、第3
図および第4図の■−■線に沿う縦断面図、第3図は第
2図の■−■線に沿う横断面図、第4図は第2図のIV
−IV線に沿う横断面図、第5図は第1図の緩衝器の主
要部品の分解配置図、第6図は本発明の緩衝器の減衰特
性曲線図、第7図は第1図の緩衝器とは別の本発明の実
施例に基づく緩衝器の部分全体側面図である。 10・・・・・・緩衝器、14・・・・・・ピストンロ
ンド、1B、20.23・・・・・・回転手段、22・
・・・・・シリン;ダ、25・・・・・・第2の減衰機
構、26・・・・・・第1の減衰機構、33・・・・・
・制御板、34・・・・・・ピストン、42.43・・
・・・・油路、46,47・・・・・・オリフィス、4
4.49・・・・・・回転抑制手段、53,54・・・
・・・環状溝、60・・・・・・アジャスターキャップ
、61・・°°°。 ;スプリング、62・・・・・・弁体押圧部材、62C
・・・・・・足、63,64・・・・・・弁体形成部材
、65・・・・・・弁座形成部材、65A−C・・・・
・・移動量規制手段、66・・・・・・環状溝、71・
・・・・・油路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車輛の車体および車輪の一方に連結される外筒13
    と、その外筒13内に収容され、一端を開放したシリン
    ダ22と;前記車体および車輪の他方に連結され、前記
    シリンダ22に摺合されるピストン34と;そのピスト
    ン34に設けられ、該ピストン34に形成された油路4
    2,43を通過する油流を制御して主として前記車体と
    車輪間の伸張時の相対運動を減衰する第1の減衰装置2
    6と;前記シリンダ22の開放端に設けられ、主として
    前記車体と車輪間の収縮時の相対運動を減衰する第2の
    減衰機構25と;を備えた車輛用緩衝器において、前記
    シリンダ22は前記外筒13に対して外部から回動しう
    るように配設され、前記第2の減衰機構25は、前記シ
    リンダ22の開放端に、前記外筒13に対して相対回転
    不能に設けられ、該シリンダ22の中空内部を前記シリ
    ンダ22と外筒13間の環状空隙部に連通される油路7
    1を有するとともに、前記ピストン34に面する側に、
    前記油路71を囲むようにシート面68を形成された弁
    座形成部材65′と;前記シート面68に配設されて該
    シート面68との間に固定オリフィス64Aを形成する
    とともに中心部に軸方向の貫通孔72を有し、且つ軸方
    向に撓曲しうる弁体形成部材63.64と;前記シリン
    ダ22内にそれとともに回動しうるように且つ前記弁座
    形成部材65に対して軸方向に相対移動しうるように配
    置され、スプリング61により前記弁体形成部材63,
    64の側へ押圧され、且つ中央部に前記弁体形成部材6
    3.64に密着して前記貫通孔72を閉鎖しうる突起6
    2Bを備えた弁体押圧部材62と;その弁体押圧部材6
    2の前記弁座形成部材65の側への移動量を可変的に規
    制する移動量規制手段と;から構成遣れ、前記移動量規
    制手段は、前記弁座形成部材65および弁体押圧部材6
    2の一方に形成され、円周方向に沿って軸方向の高さが
    変化する移動量規制面65A−Cと、前記弁座形成部材
    65および弁体押圧部材62の他方に、前記移動量規制
    面65A−Cに対向して突設された足62Cとからなり
    、前記シリンダ22の外筒13に対する回動操作により
    前記弁体押圧部材62を前記弁座形成部材65に対して
    相対回動させることにより、前記足62Cと前記移動量
    規制面65A−Cとの間の距離が一律に変化するように
    してなる、車輛用緩衝器。 2 前記弁体形成部材63.64は、前記第2の減衰機
    構25の前後に生じる油圧差に基づいて弾力的に撓まさ
    れ、前記油圧差が減少するに伴って自刃で平板状態に弾
    力的に復帰する弾性材料製の板材により構成されている
    、特許請求の範囲第1項記載の車輌用緩衝器。 3 前記第1の減衰機構26は、前記ピストン34の一
    側面に弾発的に押圧接触する制御板33と、前記ピスト
    ン34を貫通する油路42,43と、この油路に連通ず
    るように前記制御板33と前記ピストン34との間に形
    成された環状溝5354と、前記環状溝53.54内に
    開口するように前記制御板53に穿設されたオリフィス
    46゜47と、前記制御板33と前記ピストン34との
    間で中心軸回りの相対回転を生じさせるための回転手段
    18,20.23と、前記相対回転を一定の回転力を超
    えた回転力を付与されたときにのみ生じさせる回転抑制
    手段44.49とを有している、特許請求の範囲第1項
    記載の車輛用緩衝器。 4 前記第2の7減衰機構25は、前記弁体形成部材6
    3.64と前記弁体抑圧部材62とを覆うよう忙して、
    下端部が前記弁座形成部材65の外周面上に形成された
    環状溝66に滑液自在に係合しているアジャスターキャ
    ンプ60を有し、前記弁体押圧部材62は、前記アジャ
    スターキャンプ60に対して軸方向には移動し得るが円
    周方向には相対回転しないように拘束されていると\も
    に1前記アジヤスターキヤンプ60の頂面内側と前記弁
    体押圧部材62との間に介装されたスプリング61によ
    り前記弁体形成部材63.64側妊、前記弁体形成部材
    63.64の対向する弾発力よりも小さい弾発力で常時
    押圧されている、特許請求の範囲第1項記載の車輌用緩
    衝器。
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