JPS5817839B2 - アルミニウムセイケイヒンノ ヘヤ−ラインカコウホウ - Google Patents

アルミニウムセイケイヒンノ ヘヤ−ラインカコウホウ

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JPS5817839B2
JPS5817839B2 JP14279375A JP14279375A JPS5817839B2 JP S5817839 B2 JPS5817839 B2 JP S5817839B2 JP 14279375 A JP14279375 A JP 14279375A JP 14279375 A JP14279375 A JP 14279375A JP S5817839 B2 JPS5817839 B2 JP S5817839B2
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JP
Japan
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aluminum
masking
manufactured
hair line
oxide film
Prior art date
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Expired
Application number
JP14279375A
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English (en)
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JPS5266833A (en
Inventor
市川弘
浅井重男
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Pilot Corp
Original Assignee
Pilot Pen Co Ltd
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルミニウム成型品のへヤーライン加工法に関
する。
従来、アルミニウム成型品にヘヤーラインを施したもの
が広く用いられている。
しかし、部分的にヘヤーラインを施すことは容易でなか
った。
そのため、アルミニウム成型品の表面を陽極酸化し染色
後、封孔してからマスキングを施し、マスキングしない
部分をアルカリ液により陽極酸化皮膜を除去し、この部
分に陽極酸化皮膜より軟かい金属をメッキして陽極酸化
皮膜にメッキをした部分とメッキをしていない部分を形
成し、ヘヤーライン加工を施してメッキをした部分にの
みへヤーラインを形成し、陽極酸化皮膜の表面にウレタ
ンラッカーを塗布する方法が提案されている。
(特公昭49−15325号公報参照)この方法の欠点
は、ウレタン塗膜が耐汗性、耐菌性に乏しいため万年筆
、シャープペンシルなどの軸筒、キャップのように人に
触れる成型品には不適当であり、また、かかる加工法に
おいては封孔処理は重大な欠点をもたらす。
すなわち、染色後、マスキングを施して図柄を形成した
後マスキングをしない部分をアルカリ液で除去するので
あるが、封孔処理するとマスキングの密着性が悪くなり
、アルカリ液による陽極酸化皮膜の除去やメッキ処理の
際に脱落を生じ、所望Dパターンが得られないことが多
い。
しかし、この欠点を除くため封孔を行わずにマスキング
を施すと染色部分がマスキング材により汚染される傾向
が強い。
本発明者は、このような従来の問題点について検討し研
究した結果、本発明を完成したのである。
ヘヤーライン加工したアルマイト成型品の表面に塗布す
る塗料は耐汗性、耐菌性のほか機械強度が大きく密着性
もすぐれていなければならない。
そのためには、焼付型エポキシ塗料を用いなければなら
ないことが判明した。
しかしながら、焼付型エポキシ塗料を使用する場合は染
色後に陽極酸化皮膜の封孔処理を行うことができない。
理由は必らずしも明らかではないが、封孔処理した陽極
酸化皮膜にエポキシ塗料を塗布し80℃以上の温度で焼
付けを行うと陽極酸化皮膜にクラックが発生するからで
ある。
一方、封孔しないとマスキングによる汚染が発生する。
本発明者の研究の結果、陽極酸化し染色したアルミニウ
ムは活性状態にあり、これがマスキング材により汚染を
生ずることがわかった。
そのため、この活性状態を不活性状態にすれば汚染が防
止できるので本発明においては不活性化処理を行う。
この不活性化処理は、実質的に封孔をともなわないので
、エポキシ塗料を塗布し焼付けを行っても陽極酸化皮膜
にクラックを生じない。
このように本発明は、焼付型エポキシ塗料を用いること
、実質的に封孔を行わず染色後のアルミニウムの不活性
化処理を行うことにより、耐汗性、耐菌性のある、クラ
ックの発生とマスキングによる汚染を防止したすぐれた
加工を行う方法であり、従来知られている加工法とは技
術思想を全く異にするものである。
本発明において用いられる不活性化処理は、ニッケル、
コバルト、アルミニウム、鉛などの醋酸塩や硫酸塩、ま
たはこれらの混合物の2〜10係水溶液を作り、必要に
よってはこの中に界面活性剤やホウ酸などを添加して調
整した不活性化処理液を40〜70℃に加温し、この中
に染色したアルミニウム成型品を1〜10分間に浸漬す
ることによって行われる。
本発明で用いるアルミニウム成型品は、高純度アルミニ
ウム、普通アルミニウムなどのアルミニウム合金よりな
るもので、これを陽極酸化処理しさらに無機物または有
機物によって染色または着色する。
本発明に用いる化学メッキによる亜鉛メッキはアルミニ
ウムに電気メッキを行なう場合の前処理として行なうも
ので、アルミニウムに電気メッキによるメッキ層の密着
性を高めるものであり、亜鉛を主成分とするが他の金属
を含んでもよい。
本発明で用いる焼付型エポキシ塗料は、エポキシ基を有
し、加熱することによって硬化反応が起こるものであり
、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂とメラミン樹脂の混合物
、エポキシ樹脂とフェノール樹脂の混合物などの塗料が
使用でき、例えばミリオンIA、カンコート(ともに関
西ペイント■製のエポキシ系塗料)、ファスタイト(大
橋化学■製のエポキシ系塗料)、ネオチャクロン(武蔵
化学■製のエポキシ系塗料)、エビライト(東亜ペイン
ト■製のエポキシ系塗料)である。
ヘヤーライン加工は通常用いられる加工手段でよく、例
えばスーパーポリネット、スーパーサテンバフ(ともに
■光陽製)スコッチブライト(住友スリーエム■製)の
微小研摩剤を含んでいる表面仕上材により電気メッキし
た陽極酸化皮膜を縦、横、同心円、またはこれらを組み
合せた方向に擦過して行なう。
ビーズ、砥粒でホーニングして加工してもよい。
マスキングの除去は、マスキング材を溶解する溶液かマ
スキング材を陽極酸化皮膜から剥離させる剥離剤に浸漬
して行なう。
次に、本発明の実施例を示す。
実施例 1 アルミニウム材(1080材)よりなる万年筆の軸を1
0係硫酸水溶液中にて、20℃でI A /d、、:の
電流密度で15分間電解して陽極酸化処理を行い、次に
アルミニウム・ゴールドMO(スイス国、サントス社製
のアルマイト用染料)の0.2 g/ 1の水溶液に5
5℃で3分間浸漬して金色に染色し、酢酸ニッケル5g
7.の水溶液に60°Cで2分間浸漬して不活性化処理
した。
これにスクリーンプロセスインキ#1000(正興アド
バンス■製のレジストインキ)を用いて花模様の印刷を
行ない、80℃で60分間焼付をした後、5チの苛性ソ
ーダ水溶液中に55°Cで30秒間浸漬して印刷が施さ
れていない部分の陽極酸化皮膜を除去した。
次にSZエツチング剤氷水溶液日本化学機材■製)の希
硝弗酸水溶液に浸漬した後水洗し、SZ液(日本化学機
材■製の亜鉛メッキ液)に20°Cで30秒間浸漬し水
洗し前処理を終えた。
これにニッケルメッキを約5ミクロン施し、さらにこの
上に約15ミクロンの厚さの銀メッキを施した後サンエ
コンR41(太陽化工■製の塗料剥離剤)に浸漬してレ
ジストインキを剥離除去した。
レジストインキで保護されていた陽極酸化皮膜はレジス
トインキや剥離剤で汚染されることなくレジスト前の美
麗な金色が再現された。
これを回転モータに取付けて回転させながらスコッチブ
ライト・ベリーファイン(住友スリーエム■製の表面仕
上材)で表面を擦過してヘヤーライン加工を施した。
最後に、ネオチャクロンを塗布した後、150°Cで4
0分間焼付けてクラックなどのない美しい外観の製品を
得た。
実施例 2 アルミニウム材(1080材)よりなるシャープペンシ
ルの軸を実施例1と同様に陽極酸化処理を行い 次にア
ルミニウムブルーRL(スイス国サントス社製のアルマ
イト用染料) 5 ’/l の水溶液に50℃で1分間
浸漬して染色し酢酸ニッケル49711酢酸コバノVト
1 g/iの水溶液に55°Cで3分間浸漬して不活性
化処理をした。
これにBEI 11ブラツク(米国、マズダ社製のレジ
ストインキ)を用いて実施例1と同様に印刷を行ない1
30℃で30分間焼付けた後陽極酸化皮膜を除去し、次
にボンダルクリーナー水溶液(英国、カニング社製の脱
脂剤)と50係の硝酸に浸漬した後水洗し、ボンダルデ
ィップA3272(英国、カニング社製の亜鉛メッキ液
)に30℃で30秒間浸漬して前処理を行った。
これに20ミクロンの厚さの銀メッキを施した後、70
°Cのジメチルホルムアミドに浸漬してレジストインキ
を剥離除去した。
レジストインキで保護されていた陽極酸化皮膜はレジス
トインキや剥離剤で汚染されることなくレジスト前の美
麗なブルー色が再現された。
これに実施例1と同様にスコッチブライトウルトラファ
イン(住友スリーエム■の表面仕上材)で表面を擦過し
てヘヤーライン加工を施こした後、ファスタイトA18
0(大橋化学■製のエポキシ塗料)を塗布し、160℃
で30分間焼付けて、クラックのない美しい製品を得た
次に、比較例を示す。
比較例 1 アルミニウム材(1080材)よりなる万年筆の軸を実
施例1と同様に陽極酸化処理し染色した後、FS−07
(古河電工■製の封孔処理剤)の5g/lの水溶液に9
0°Cで30分間浸漬して封孔処理を行い、引き続き実
施例1と同様なレジスト印刷、焼付け、陽極酸化皮膜除
去、メッキ、レジストインキ除去、ヘヤーライン加工を
施し、最後にレタン(関西ペイント■製のウレタン塗料
)を塗布し常温で乾燥硬化させて製品を得た。
比較例 2 比較例1と同様の材料と方法でヘヤーライン加工まで行
い、最後に実施例1と同様にネオチャクロンを塗布した
後150℃で40分間焼付けて製品を得た。
比較例 3 実施例1と同様にアルミニウム材を陽極酸化処理し、染
色まで行った後、不活性化処理を行わずに以下実施例1
と同様にレジスト印刷、焼付け、陽極酸化皮膜除去、メ
ッキ、レジストインキ除去、ヘヤーライン加工を施した
後、ネオチャクロンを塗布し150℃で40分間焼付け
て製品を得た。
実施例および比較例で得られた製品の性能は下表のとお
りであった。
このように、本発明の処理の一つを欠くと良好な結果は
得られない。
本発明は万年筆、シャープペンシル、ボールペンなどの
筆記具の他、装飾品や建材、箱や容器なでアルミニウム
成型品に広く用いられるすぐれた発明である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルミニウム成型品の表面を陽極酸化処理して陽極
    酸化皮膜を生成し染色後、加温した不活性化処理液に浸
    漬して不活性化処理を施し、次いでこの表面に耐酸性お
    よび耐アルカリ性マスキング剤を用いて任意の図柄をマ
    スキングした後、アルカリ液によりマスキングしない部
    分の前記陽極酸化皮膜を剥離除去してから化学メッキに
    より亜鉛メッキを行い、次に電気メッキを行い、次いで
    マスキングを除去しヘヤーライン加工を施した後、エポ
    キシ樹脂塗料を塗布し焼付けを行うことを特徴表するア
    ルミニウム成型品のへヤーライン加工法。
JP14279375A 1975-11-29 1975-11-29 アルミニウムセイケイヒンノ ヘヤ−ラインカコウホウ Expired JPS5817839B2 (ja)

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JPS5266833A JPS5266833A (en) 1977-06-02
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JP5522318B2 (ja) * 2012-05-23 2014-06-18 新日鐵住金株式会社 ヘアライン外観を有するAl系合金めっき鋼材

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