JPS5817780Y2 - 歩行者等の保護ポ−ル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は道路の交叉点の角に設置し、歩行者自転車を
保護するポールに関する。

道路の交叉点において歩行者・自転車か自動車にはねら
れる交通事故が激増しているが、その原因の一つに、自
動車が曲がるとき、前車輪と後車輪とに内輪差のあるこ
とを運転者が忘れたり、また歩行者・自転車か−そのこ
とに気付かないことがある。

この考案においては、自動車運転者には内輪差を考えて
運転することを強制し、歩行者・自転車は自動車が近寄
ることを防止し、交通上弱者となる歩行者・自転車の安
全を確保することを目的としてなされたものである。

以下、この考案を実施例である図面にしたがって説明す
ると、１はこの考案ポールで、その基部２は栗の実形に
膨出され、車除は面となる凸湾曲側面を交叉点内と対応
する外側面に、扁平側面を交叉点内の角と対応する外側
面に設けられる。

この基部２の下縁に道路３に埋設される支持部４が連接
形成され、その外周適所に取付片５，５が付設され、ア
ンカー６に固着可能に設けられる。

尚支持部４の外周に倒立防止用の突状７を設けてもよい
ものである。

この考案は以上のように構成されるものであるから、道
路の交叉点の角縁８より適宜内側に支持部４を埋設し、
必要によりアンカー６に固定し、設置する。

次に自動車などが左折進行するときにはポール１の外側
を、また歩行者・自転車は、ポール１の内側を夫々通過
するものである。

そこで、例えば信号で同時に自動車と自動車がスタート
しても、左折する自動車が自転車・歩行者を巻き込むこ
とを防止する。

特に歩道のない交叉点において効果がある。

自動車の運転者が目測を誤ってポールに乗り上げるよう
なことがあっても、車輪１０がポールの基部２に乗り上
げると、外側に凸湾曲側面に形成されているから、外側
に滑り落ち、車両を交叉点内に押し出し、自転車・歩行
者を保護する。

またポール１は高いから、トラックなどの運転室からも
十分に見透すことができ、車両を内側に寄せないように
注意を与え、事前に回避措置をとらせる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案ポールの一部切欠側面図、第２図は平
面図、第３図は使用状態を示す平面図である。 １・・・・・・ポール、２・・・・・・基部、３・・・
・・・道路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂材など適宜材料を用いて中空に形成された所要
   高さのポールの基部外周面の所要角を中心より所要幅外
   周へ凸湾曲に膨出して車除は面を形成し、さらに基部下
   縁を下方に延長して支持部を形成し、かつその支持部の
   外周に取付片を適数突出させ、それら取付片は土中に埋
   設されるアンカーに接続し、略角縁より適宜離れた道路
   交叉点内に設置が可能な走行者等の保護ポール。