JPS58176108A - 金属硫化物の流動焙焼法 - Google Patents

金属硫化物の流動焙焼法

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JPS58176108A
JPS58176108A JP6066782A JP6066782A JPS58176108A JP S58176108 A JPS58176108 A JP S58176108A JP 6066782 A JP6066782 A JP 6066782A JP 6066782 A JP6066782 A JP 6066782A JP S58176108 A JPS58176108 A JP S58176108A
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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、金属硫化物、金属の硫化精鉱あるいは精気
を原料とし、これを焙焼して低硫黄金属酸化物を製造す
る流動焙焼法に関するものである。
近年、エネルギー資源の寡占と枯渇化が増々深刻の度合
を深めて来ており、金属等の製錬Ω分野においても、有
限のエネルギーを合理的かつ有効に活用する方策が渇望
されていることは論をまたない。
従来、かかる観点から、省エネルギー化を図シつつ、硫
化精鉱や精紋等の金属硫化物を主成分として含有する原
料から低硫黄金属酸化物を製造する代表的な方法として
、特公昭36−16401号公報に記載されている方法
を改善した流動焙焼法が知られている。
この従来方法の工程図を第1図に示した。第1図におい
て、1は浮選精鉱原料(タイツふるいで一200メツシ
ュのもの90%以上で構成されている)並びに回収粉を
貯蔵するヘッドタンクであり、このヘッドタンク1よシ
供給されたバルブはテスクフィルター2で適切含水量と
され、ここで得られたフィルターケーキはロータリービ
ン3を経てポーリングデスク4に供給される。ポーリン
グデスク4において直径1/4インチ(6,35mm)
程度のペレットにされたフィルターケーキは、二重ロッ
ク式フィダー5によって1次流動炉6に装入される。そ
して、1次流動炉より輸送層ダストとしてキャリイオー
バーしたダストは、その搬送ガスとともにインビンソメ
ントプレート7にぶつけられる。このとき、方向を急変
せしめられたガスから大粒径のダストが分離回収される
こととなる。ここで回収できなかった小さい粒径のダス
トは、サイクロン8でガスから分離回収され、さらに細
かいダストは次の電気集塵器9によってその99チまで
が回収される。この電気集塵器9によって回収されたダ
ストはりパルピングタンク10”において水が加えられ
、パルプとされてヘッドタンク1に浮選精鉱原料ととも
に貯蔵される。
また、第1図中の11は、1次及び2次流動炉からの溢
流シンダーを次の工程へ移すためのエアーリフターであ
り、12は2次流動炉である。2次流動炉12の排ガス
は、1°−次流動炉6と連結されたガス道を通って1次
流動炉6へ注入されるようになっている。2次流動炉1
2よりの溢流シンダー(例えば、低硫黄酸化ニッケル)
は、冷却器13に導かれて常温近くまで冷却されて製品
となる。この冷却器13は、炉底の風箱から大気を吹き
込む流動床型のもので、炉天井部より注水して急冷する
こともできるようになっているが、一部、この冷却器1
3よシキャリイオーバーした低硫黄酸化金属は回収装置
を経てリサイクル用ダストとされるようになっている。
しかしながら、このような省資源・省エネルギーの思想
のもとに開発された上記流動焙焼法においても、 (a)  浮選によって銅とN1成分との分離処理をし
たものを原料とするため、原料たるニッケルマットの9
0%以上が一200メツシュの粒径のもの6、35 m
x間の粒径のペレットとして1次流動炉に装入しなけれ
ばならないこと、 (b)  1次流動炉から出て回収された輸送層乾燥ダ
ストの一部は、再度1次流動炉へ直接循環せしめられる
が、残りはニッケルマット粉と混ぜて前記(a)項で示
したのと同様の理由でペレットとして1次流動炉へ装入
する必要があること。
(c)  1次流動炉への装入原料が0.208〜6.
35朋程度のペレット状の成形物となっているため、安
定した流動状態を維持するには多量の風量を必要とする
が、このような風量で操業した場合、流動炉内でペレッ
ト状成形物が一投入時の大きさのまま焙焼されることは
なく、強風圧のために相互に衝突してはなはだしい摩耗
や崩壊を生ずることとなり、送風量に対応した生産がで
きないことと々る。そしてこのため、排ガス中の亜硫酸
ガス濃度が3.2〜4,5%程度の低い値となる操業を
実施せざるを得なくなる場合が多く、排ガス処理装置が
次流動炉の焙焼温度を1204℃程度の高温度とすると
ともに、同炉での原料の平均反応滞留時間を5時間程度
とすると、それに必要な炉内容積を確保するために炉を
大型とせざるを得す、また風箱圧も7730mm水柱程
度を必要とすることとなって、電力の消費が大となるこ
と。
(e)2次流動炉での焙焼温度が1218℃程度と低く
、そのため1次流動炉より溢流して2次流動炉へ流入し
た仮焼物中の0.15 %の8分を脱硫するために、2
次流動炉での平均反応滞留時間を約2時間という長い時
間にする必要を生じ、そのため炉内容積を大とせざるを
得ないこと、等の多くの問題点があった。
本発明者等は、上述のような観点から、主設備の大型化
や付帯設備の増設を伴うことなく、助燃剤を節減して、
エネルギーコストの安い金属硫化物流動焙焼法を見出す
べく研究を重ねた結果、以下■〜■に示す如き知見を得
たのである。
■ 原料として、例えばガーニエライトよシネ鈍物を除
去して製造されたような塊状硫化物な破砕したものを使
用すれば、硫化鉱からの金属マットではないために浮選
を要することがなく、しかも塊状原料破砕物であるから
浮選精鉱より大粒径のものであり、したがってこれが焙
焼温度:900〜1000℃にて輸送層乾燥ダストをか
らみ込み。
炉内において造粒化するという動向を示すため、予めベ
レット化を行なう必要がなく、さらに、1次流動炉から
の回収輸送層乾燥ダストは、原料たる破砕マットとパグ
ミルで混合して1次流動炉へ装入するだけで、焙焼温度
が900−100’O℃の炉内で輸送層乾燥ダストをか
らみ込んで造粒化する傾向があること。
■ 前述のように、1次流動炉への投入原料をペレット
ではなく、マット粉それ自体と輸送層乾燥ダストの混合
物とすると、炉内で緻密に融着して粒状となるので、さ
レット原料のように崩れることがなく、むしろ流動炉内
で流動状態に悪影響を与えない程度に造粒焙焼され、空
気率も1.2程度で良く、排ガスの亜硫酸ガス濃度は約
6〜8%となって排ガス処理装置はコンパクトとなシ、
装置全体が安価となること、 ■ 1次流動炉の焙焼温度を900−1000℃程度と
すれば、粉砕マットと輸送層乾燥ダストの乾燥混合物が
流動炉内で安定した流動状態を維持でき、この温度下で
1次流動炉での原料マットの平均反応滞留時間を3時間
程度とすれば、該1次流動炉よりの焙焼仮焼物の残留硫
黄を、2次流動炉における燃料の代りとし得る最適な値
とすることができ、従って1次流動炉での滞留時間を少
なくできるので炉内容積は小さくて良く、しかも風箱圧
も350C)+m水柱程度となって電力の消費量も少な
くなること、 ■ 2次流動炉の焙焼温度を1300’C以上とすれば
、1次流動炉より溢流して2次流動炉へ流入する仮焼物
中の硫黄が約1.0%を切る程度に脱硫された焙焼仮焼
物粒子であっても、2次流動炉での平均反応滞留時間が
約1時間位で良く、炉の内容積はそれなりに小さくなり
、かつ風箱圧も小さくて済み、炉の建設費並びに操業コ
ストも安くなること、 ■ 2次流動炉で処理する焙焼仮焼物粒子は。
もはや自然によって脱硫反応を起こさせる化学組成を有
していないものであるので、ここにおいて焙焼温度をあ
げるためにはどうしても油等の助燃剤を必要とするが、
原料たる塊状マットの破砕工程において発生した乾燥微
細粉(粒径100μm前後のバグフィルタ−マット粉)
を熱風と共ニ2次流動炉の流動層下部に圧入すると、−
瞬に融解して炉内で流動している焙焼仮焼物の表面を被
うように融着し、次いで急激に酸素と反応して脱硫がな
される。そしてこの結果、助燃剤のオイルの発熱反応の
援助を得すとも、−生に原料粉末の乾燥微細粉の燃焼熱
で焙焼温度を1300〜1400℃に維持でき、2次流
動炉内での平均反応滞留時間が約1時間程度であっても
低硫黄金属酸化物を生産し得るようになること。
■ 金属硫化物を主成分とする原料粉末の化学組成によ
っては、1次流動炉における焙焼操業状況に変化を生ず
るが、焙焼仮焼物冷却器を通して、1次流動炉から溢流
した焙焼仮焼物の一部を、2広原動炉へ送ることなく原
料粉末とパグミルで混合して循環使用し、これに塗剤の
働きを果させると同時に流動不良を起させるが如き極端
な流動炉内での造粒化現象を抑制する作用を達成させる
と、順調な操業を長期間継続し得ること。
したがって、この発明は上記知見に基いてなされたもの
であって、金属硫化物を主成分とする原料粉末を、単一
炉床と溢流口とを具備した1次及び2次流動炉を用いて
酸素含有ガスにより流動焙焼する方法において、前記原
料粉末として塊状原料を破砕したままのものを使用し、
これを乾燥状態で1次流動炉の炉頂より輸送層乾燥ダス
トとともに装入し、かつ焙焼仮焼物粒子が溢流口から2
次流動炉へ溢流する量を調整しながら、900〜100
0℃の温度域でまず低温焙焼して2次流動炉へ送るか、
あるいは、溢流し、た焙焼仮焼物の一部な取シ出してこ
れを2次流動炉へ送ることなく原料粉末として循環使用
し、さらに2次流動炉では、その流動層へ金属硫化物を
主成分とする前記原料粉末の乾燥粉砕物を吹込むととも
に溢流口からの低硫黄金属酸化物粉末製品の溢流量を調
整しながら、1300−1400℃の温度域で高温焙焼
することにより、金属硫化物から低コストで、低硫黄金
属酸化物を製造することに特徴を有するものである。
なお、この発明の流動焙焼法において、原料粉末を乾燥
状態で1次流動炉に装入するようにしたのは、原料中に
所定量以上の水分が含まれていると流動炉の原料装入口
で該原料が軟〈かたまり、給鉱シュートを閉塞してしま
う恐れがあるからである。例えば、原料中に1重量係程
度の水分が含まれている場合には、1時間−程度の操業
で給鉱シュートが閉塞されるという現象がみられる。
また、1次流動炉における焙焼温度を900〜1000
℃としたのは、焙焼温度が900℃を下廻ると仮焼物の
炉内滞留時間を極端に長くしなければならなくなって、
操業能率の低下あるいは流  1動焙焼炉設備の大型化
を招くこととなり、他方、焙焼温度が1000℃を越え
ると流動炉内仮焼物が相互に融着する現象を呈するよう
になって流動悪化を招き、ひいては操業不能状態となる
からである。
さらに、2次流動炉における焙焼温度を1300〜14
00℃としたのは、この温度が1300℃未満では焙焼
生成物中の残留硫黄を所望の値にまで低下させるに要す
る時間、すなわち炉内滞留時間が長くなって能率の良い
操業が不可能となり、他方、その温度が14−00℃を
越えると流動炉内仮焼物相互の融着な招くようになるう
え、炉内耐火物の溶損が発生する恐れがあるからである
。そして、この2次流動炉における焙焼温度は、焙焼製
品の平均粒径と平均反応滞留時間によっても変化するも
のである。
この発明の流動焙焼法において、1次流動炉および2次
流動炉の溢流口から溢流する焙焼仮焼物並びに焙焼製品
の量を調整することは、品質の良い製品を得るために重
要なことである。なぜなら、流動焙焼にあっては、焙焼
仮焼物の短絡溢流による脱硫率のバラツキが大きく、こ
れと相関がある溢流焙焼仮焼物の量のバラツキは、従来
、意外にもそれほど重要視されていなかったのである。
しかし、このような脱硫率のバラツキも、90数チの段
階の脱硫率で可とされる場合には製品の良否に影響し々
い場合もあるが、最終的に99.9%以上の脱硫率を目
指す場合には、これを無視することができなくなる。し
たがって、この発明の流動焙焼法においては、脱硫率の
バラツキのない高品位の製品を安定して得るために、海
流口からの溢流量を調整することを不可欠の要件とした
のである。
次いで、この発明の流動焙焼法を工程図に基いてよシ具
体的に説明する。
第2図は、この発明の流動焙焼工程を示す概略図である
。第2図において、21は原料粉末ピンであり、22は
1次流動炉よりの輸送層乾燥ダストを各種集塵器によっ
て回収して、水冷ジャケット付チェンコンベアで運んで
きたものを貯蔵する回収粉繰返しダストビンである。原
料粉末と繰返しダストは、パグミル23によって均一に
混合されつつ運搬されて、ガスシールを効かせたロータ
リーフイダーによって1次流動炉24に装入される。2
5はガスクーラーで、1次流動炉よりの輸送層乾燥ダス
トの粒径の犬なる分がここでカスから分離回収される。
ガスクーラー25で分離されなかった小径の輸送層乾燥
ダストはサイクロン26で処理され、さらに、′市気集
I&器2′?で最も微粒のものがガスから分離回収され
る。除塵量が0.2i/Nm’以下となった・層焼生成
ガスは、亜fA酸ガス回収のために硫酸工場へ送られる
また、28は2次流動炉であり、1次流動炉24から溢
流流出した・焙焼仮焼物が、流量調整器30を経て流入
してくる。2次流動炉28で焙焼されて生成した低硫黄
金属酸化物は、2次流動炉溢流口より流量調整器30′
を経て製品冷却器31へ流入し、冷却後、所定の検査を
経て包装され、製品として実重量を確認された後、出荷
される。な□ お、29は、原料粉末たる乾燥微細粉を熱風内に懸濁し
て輸送層乾燥微細粉として2次流動炉28へ安定に圧送
するための流動床ポットであり、32は、操業開始時に
2次流動炉28を種シンダーと共に予熱するためのバー
ナーである。これは、万一、2次流動炉2日で温度低下
の異常が発生したときにも活用できる。
さらに、第3図は、1次流動炉から溢流した焙焼仮焼物
の一部を、2次流動炉へ送ることなく、1次流動炉装入
原料と混合して再循環させて操業の安定化を図る場合の
工程を示す概略図である。
なお、第3図においては、第2図に示した流動焙焼設備
における各装置と同様の機能を有するものに同一記号を
符しである。
第3図に示した流動焙焼工程は、1次流動炉24よりの
輸送層乾燥ダストが1−広原動炉内で造粒化焙焼し過ぎ
、しかも1次流動炉24への冷開が不足したとき、1次
流動炉の輸送層乾燥ダストとなり得ない焙焼仮焼物の一
部を、1次流動炉24から流量調整器30〃を経て焙焼
仮焼物冷却器33へ溢流せしめ、これを2次流動炉28
へ送ることなく、原料粉末とパグミル23で混合して循
環使用し、冷開の働きを果させると同時に、流動不良を
起こさせるが如き極端な流動炉内での造粒化現象を抑制
する作用を達成させ、順調な操業を長期間継続し得るよ
うにしである。
次に、この発明を実施例により比較例と対比しながら説
明する。
まず、第1表に示したような、本発明実施例用の原料及
び比較例用の原料を用意した。
そして、本発明の実施例では、原料は乾燥状態の粉末そ
のものであり、比較例では7.5%の水分を含むベレッ
トとしたものであった。なお1本発明の実施例は、第3
図の工程図で示したような装置を使用し、比較例は第1
図の工程図で示したような装置を使用して実操業を行な
ったものである。
このときの操業条件、および得られた結果も併せて第1
表に示した。
本発明法および比較法とも、2段焙焼方式であり、製品
の残留硫黄がともに0.02重量以下を保証し、いずれ
も使用酸素は空気中のものの、みて操業可能であり、製
品は流動炉よりの温液シングーのみであるため、65メ
ツシユ以下が殆んどない点で類似しているが、炉床空塔
流速は、本発明法の21.9crfL/式に比して比較
法では原料がペレット状で粒径が犬であるために46.
8 cm/ seeと格段に大きくせざるを得ない。し
かも、比較法では、ベレットが流動炉内で原型を止め得
ないため、単位床面積尚りの生産量がやや少なくなって
いる。
また、比較法では、1次流動炉の焙焼温度を1204℃
と高くしており、平均反応滞留時間も5.24時間とな
し、風箱圧力も7730mm水柱として、2次流動炉に
おける助燃剤の使用を節減するようにしているが、本発
明法では、大塊マット原料を破砕する際に必然的に発生
する原料粉末の乾燥微細粉によって助燃剤たる油の代用
をなさしめるので、1次流動炉における焙焼温度は94
0℃と低くて良く、平均反応滞留時間も3時間前後と少
なく、送風蓋も少なくなって、風箱圧力は350C)+
i水柱と低くでき、動力使用量の節減に大き々効果を発
揮できることが明らかである。
また、2次流動炉においては、本発明法は焙焼温度を高
くしているので、平均滞留時間が1.0時間と、比較法
の2.26時間に比して格段に短かくなり、炉の内容積
単位面積当りの生産性も良好となっている。
さらに、排ガス中の亜硫酸ガス濃度も、本発明方法では
非常に高くなっており、排ガス回収能率および回収コス
トを良好にできることが目Ii記結果から明らかである
なお、この実施例においては、ニッケルー7ソトに関す
る流動焙焼法について述べたが、例えは硫化亜鉛精鉱等
、他の金属硫化物の焙焼に本発明方法を適用しても良好
な結果を得ることができることはもちろんのことである
上述のように、この発明によれば、安定した操業のもと
に、金属硫化物から、低コストで効率良く、低硫黄金属
酸化物を生産することができ、副産物である精鉱からの
硫黄の硫酸化得率も著しく向上し、公害防止にも大きく
寄与し得るなど工業上有用な効果がもたらされるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の金属硫化物流動焙焼法の工程図、第2図
は本発明の流動焙焼法の工程図、第3図は本発明の別の
流動焙焼法の工程を示す図面である。 図面において、 1・・ヘッドタンク、  2・・デスクフィル9−13
・・・ロー91J−ピン、  4・・ポーリングデスク
。 5・・・二重ロック式フィダー、 6・・・1次流動炉、 7・・・インピンソメントプレート。 8・・・サイクロン、   9・・・電気集塵器、10
・・リパルピングタンク、11・・・エアーリフター。 12・・・2次流動炉、  13・・・冷却器。 21・・・原料粉末ピン、22・・パ−ダストピン。 23・・・パグミル、24・・・1次流動炉。 25・・・ガスクーラー、26・・サイクロン、27・
・・電気集塵器、28・・・2次流動炉、29・・・流
動床ポット、30.30130″・・・流量調整器、3
1・・・製品冷却器、32・・・予熱バーナー、33・
・・焙焼仮焼物冷却器。 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属硫化物を主成分とする原料粉末を、単一炉床
    と溢流口とを具備した1次及び2次流動炉を用いて酸素
    含有ガスにより流動焙焼する方法において、前記原料粉
    末として塊状原料を破砕したままのものを使用し、これ
    を乾燥状態で1次流動炉の炉頂より輸送層乾燥ダストと
    ともに装入し。 かつ焙焼仮焼物粒子が溢流口から2次流動炉へ溢流する
    量を調整しながら、900〜1000℃の温度域でまず
    低温焙焼し、さらに2次流動炉では、その流動層へ金属
    硫化物を主成分とする前記原料粉末の乾燥粉砕物を吹込
    むとともに溢流口からの低硫黄金属酸化物粉末製品の溢
    流量を調整しながら、1300〜1400℃の温度域で
    高温焙焼することを特徴とする。金属硫化物から低硫黄
    金属酸化物を製造するための流動焙焼法。
  2. (2)金属硫化物を主成分とする原料粉末を、単一炉床
    と溢流口とを具備した1次及び2次流動炉を用いて酸素
    含有ガスにより流動焙焼する方法において、前記原料粉
    末として塊状原料を破砕したままのものを使用し、これ
    を乾燥状態で1次流動炉の炉頂より輸送層乾燥ダストと
    ともに装入し、かつ焙焼仮焼物粒子が溢流口から2次流
    動炉へ溢流する量を調整しながら、900〜1000℃
    の温度域でまず低温焙焼するとともに、溢流した焙焼仮
    焼物の一部を取り出してこれを2次流動炉へ送ることな
    く原料粉末として循環使用し、さらに2次流動炉では、
    その流動層へ金属硫化物を主成分とする前記原料粉末の
    乾燥粉砕物を吹込むとともに溢流口からの低硫黄金属酸
    化物粉末製品の溢流量を調整しながら、1300〜14
    00℃の温度域で高温焙焼することを特徴とする、金属
    硫化物から低硫黄金属酸化物を製造するための流動焙焼
    法。
JP6066782A 1982-04-12 1982-04-12 金属硫化物の流動焙焼法 Granted JPS58176108A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009179820A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Aisin Takaoka Ltd 蒸発亜鉛回収装置
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