JPS58174076A - 船 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、船体を水面から持ち上げて進行する船に関す
るもので、造波抵抗等を受けながら進行する従来の船の
欠点を除去し、より少ない動力で高速進行が可能な船を
提供することを目的とする。以下、図面を参照しながら
本発明の一実施例を説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示す斜視図である。船体
１の舷側から複数の軸２が突出構成されており、軸２に
は、それ自体が浮力を有する車輪状回転浮上体３が、そ
れぞれ軸着されている。

車輪状回転浮上体３の外周曲面４には、複数のスリット
５が並列形成されており、スリット５には、車輪状回転
浮上体３の回転に応じて出没するパドル６が納まってい
る。外周曲面４の両周辺縁には、パドル６を両側から囲
むようにフランジ７が形成されている。

車輪状回転浮上体３は、船体１が停船時には、一部が水
没しており船体１に浮力を与えているが、船体１後部に
設けられたスクリュー８によって船体１が進行すると、
パドル６のうち水没しているものが水の抵抗によって後
退し、車輪状回転浮上体３に回転を与え、パドル６と外
周曲面４とフランジ７が形成する空間によって次々と下
方に取り込まれる水の付加質量は、車輪状回転浮上体３
を押し上げる揚力として作用し、船体１の進行速度があ
る値を越えると、車輪状回転浮上体３は外周曲面４で水
面上を転進するようになり、船体１は水面から離れて進
行する。この状態では、本線は、水に抗して進行する部
分は極めて少なく、造波抵抗等を殆んど受けないため、
多大の動力を消費せずして高速を出すことが可能である
。

車輪状回転浮上体３の回転とパドル６の出没の関係を詳
しく説明すると、第２図および第３図の車輪状回転浮上
体３の一部破断側面図および正面図に示すように、車輪
状回転浮上体３の反時計方向回転と共に水面９に近づい
ているパドル６は、次々とスリット５から突出していき
、下方に水を取り込みながら最下位まで進む。下方に取
り込まれた水は、その付加質量によって車輪状回転浮上
体３に揚力を生じるのであるが、最下位を通過し上方に
向かっているパドル６は揚力を減じるように働くので、
速やかにスリット５内に没する。

水面９から空中に出たパドル６は、再び水面９に近づく
までスリット５内に没している。

以上に述べた効果の他に、本発明に係わる船の長所とし
て以下に列記するようなものがある。

１）車輪状回転浮上体３を制御すれば、パドル６が受け
る水の抵抗により船体１に強い制動をかけることができ
る。

２）高速進行時には、水没する部分がわずかなので、水
深があまりない水域でも進行することができる。

３）車輪状回転浮上体３を車輪として用いることにより
、陸上走行することもできる。

４）車輪状回転浮上体３が、両舷側から突出して浮力を
与えているので転覆しにくい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す斜視図である。 第２図および第３図は、車輪状回転浮上体３の夫々一部
破断側面図および正面図である。 図中　１…船体。２…軸。３…車輪状回転浮上体。４…
外周曲面。５…スリット。６…パドル。７…フランジ。 ８…スクリュー。９…水面。 特許出願人　椹木幾久治

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 船体に設けられた複数の軸に軸着され一部が船体より下
   部に出ている車輪状回転浮上体を有し、スクリュー等の
   推進器によって進行し、高速進行時に該車輪状回転浮上
   体が水面上を転進し船体を水面から持ち上げて進行する
   ことを特徴とする船。