JPS5817325B2 - タ−ビン動翼カバ−の取付け装置 - Google Patents

タ−ビン動翼カバ−の取付け装置

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Publication number
JPS5817325B2
JPS5817325B2 JP53151153A JP15115378A JPS5817325B2 JP S5817325 B2 JPS5817325 B2 JP S5817325B2 JP 53151153 A JP53151153 A JP 53151153A JP 15115378 A JP15115378 A JP 15115378A JP S5817325 B2 JPS5817325 B2 JP S5817325B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
cover
turbine rotor
rotor blade
pin hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP53151153A
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English (en)
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JPS5578102A (en
Inventor
柴岡初
大田原康彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP53151153A priority Critical patent/JPS5817325B2/ja
Publication of JPS5578102A publication Critical patent/JPS5578102A/ja
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は、蒸気タービン、ガスタービンなどのタービ
ン翼車の主として長翼の相隣る動翼の先端を連結するカ
バーの取付は構造に関するものである。
〔従来技術〕
前記カバーの従来の取付は構造を第1図ないし第5図、
第7図について説明する。
相隣る動翼1,1aは、それらの先端円周方向に相対向
して張り出していて、下面が同一平面上にあるひさし状
部2,2aをそれぞれ有している。
動翼1,1aに対してひさし状部2,2aの反対側には
、ひさし状部2の延長上にひさし状部2aと同形の、ひ
さし状部2aの延長上にはひさし状部2と同形のひさし
状部が設けられている。
動翼1.1aの根元部はタービンロータ3に結合されて
いる。
ひさし状部2,2aにはそれぞれ、貫通ピン穴4,5が
設けられている。
ピン穴4は上端に座ぐり部を備え、タービン作用流体の
入口側(第2図において斜め右上側)K、ピン穴5は出
口側(第2図において斜め左下側)に設けられている。
カバー6は、4隅を丸めた平行長短4辺形の板状部7と
、板状部γの対角線上、上面に直立し、板状部7と一体
の2個の平行ピン8,9と、それぞれ平行ピン8,9の
近(でそれらと離れてその中間に位置する2個所の、同
一平面上にある接触座面io、1iを備えている。
平行ピン8゜9の間隔は、前記ピン穴4,50間隔に等
しく、平行ピン9はピン穴5にゆるいすきまばめで、平
行ピン8はピン穴4に通常それよりも狭いすきまばめで
はまり合う直径になっている。
平行ピン8゜9はそれぞれピン穴4,5にはめ込まれ、
接触座面10.11はひさし状部2,2aの下面にそれ
ぞれ押し当てられ、平行ピン80頭部はひさし状部2の
上面塵ぐり部に対しかしめ付けられることにより、カバ
ー6は、相隣る動翼1,1aに取り付けられ両者を連結
する。
一方動翼1,1aの翼長方向に直角な断面の面積は、第
6図に示すように、タービンロータ3に装着されている
その根元部から、先端部に向って逐次減少し、先端に近
い部分のみほぼ同一肉厚の板状をなしている。
前記断面形状が異なる部分においては、動翼1、1 a
の幅方向すなわち作用流体の入口側(第6図において右
側)から出口側(第6図において左側)にわたって肉厚
が変化し出口側の方が入口側より薄い。
ひさし状部2とその延長上のひさし状部を加えた部分、
ひさし状部2aどその延長上のひさし状部を加えた部分
の、ロータ軸に直角な断面においては、ピン穴4,5の
部分を除き、断面個所が変ってもそれぞれほぼ同一の形
状を備えている。
タービンロータ3が回転するとき、動翼1,1aの各部
分に作用する遠心力は回転速度の上昇に伴い増加する。
その遠心力により動翼1,1aは伸長するが、動翼1,
1aが前記形状を有するため、動翼1,1aの先端部分
すなわちひさし状部2゜2aに現われる総伸長量は、前
記遠心力と断面積の関係により、作用流体の出口側の方
が入口側より大きい。
この相違のため、タービンロータ3の静止時には同一平
面(第3図)にあるひさし状部2と2aが、タービンロ
ータ3の回転速度上昇に伴い、作用流体の入口側にある
ピン穴4の近傍と、作用流体の出口側にあるピン穴5の
近傍とで、第7図に示すように、段差を生じる。
この段差により、ひさし状部2,2aの下面に接触する
カバー6は、カバー6に作用する遠心力により前記下面
に押し付けられるがひさし状部2と2aに段差があるた
め第7図に示す如く傾斜する。
平行ピン9は、ピン穴5に相当の隙間をもってはめこま
れているので、前記傾斜により、ピン穴5に傾いたまま
軸支される。
一方、それよりも狭い隙間をもってピン穴4にはめこま
れ、頭部をかしめつげられた平行ピン8は、かしめつげ
により、かしめ部の下は脹れて、嵌合隙間は一層狭くな
っている。
前記傾斜により、平行ピン8も傾こうとするが傾き得る
隙間がなく、特にかしめ作業のため脹れた部分の傾き側
は、ピン穴4に強く押し付けられ、結局、ピン8は、ピ
ン穴4によって拘束されその根元には大きな曲げ応力が
発生し破損の原因となる。
〔発明の目的〕
この発明は、前記の大きな曲げ応力の発生、破損の原因
を除去した動翼カバーの取付は構造を得ることを目的と
する。
〔発明の概要〕
本発明はカバーをひさし状部に係合する場合、ピンとピ
ン穴の間隙がひさし状部の下面から上面にいくにつれて
大きくなるよう、ピンもしくはピン穴をテーパー状とな
し、かしめ作業により、ピンの直径が太くなってもピン
穴との間に所定量の間隙が存在するようにして、ひさし
状部に段差が生じてもピンの根元に過大な応力が発生し
ないようにした。
〔発明の実施例〕
この発明の一実施例を第8図について説明する。
ひさし状部2bの形状は前記したひさし状部2の場合と
全(同一である。
カバー6bは前記の平行ピン8に相当する部分8bを除
きカバー6と全り同形である。
カバー6bの上面に直立するピン8bは、その根元から
先端まで適当な先細テーパとなり、その根元部において
前記平行ピン8の場合と同一の隙間を持ってひさし状部
2bに設けられたピン穴4bに嵌入された後、その頭部
は、ひさし状部2bに対しかしめ付けられる。
ピン8bは、かしめ作業により、かしめ部の首下部が脹
れるが、かしめ前、先細テーパになっているため、脹れ
た後も適当な隙間をピン穴4bとの間に保つことができ
る。
これにより、カバー6b従ってピン8bが前記のように
ピン穴4bに対し傾いた後も、ピン8bはピン穴4bと
若干の隙間をもって嵌合し、前記首下部がピン穴4bに
押し付けられ曲げ力をうけることはなく、従ってピン8
bの根元部に曲げ応力は発生せず、破損の危険は起らな
い。
この発明の他の実施例を第9図について説明する。
第9図においてカバー6cは、平行ピン8cのかしめ前
は、前記カバー6と全く同一形状である。
動翼1cのひさし状部2cに設けられ、平行ピン8cが
嵌入するピン穴4cは、下方から上方に光拡がりの適当
なテーパになっており、平行ピン8cの根元と、前記ピ
ン穴4の場合と同一の、適当な隙間をもって嵌合してい
る。
この実施例においても、平行ピン8cがかしめつげられ
た後、ひさし状部2cに対し傾いても、かしめ作業によ
り脹れた平行ピン8cのかしめ部の首下部はピン穴4c
に対し前記テーパのため若干の隙間を残しているので、
穴4cに押し付けられ曲げ力をうけることなく、平行ピ
ン8cの根元部に曲げ応力は発生せず、破損の危険は起
らない。
尚、ピンとピン穴との間隙を充分大きくとっておき、か
しめ作業によってピンが大径化しても所望の間隙が残る
ようにすることも考えられるが、この場合には、ひさし
状部の上面近(の間隙が小さく、下方にい(につれて大
きくなるので、ピンとピン穴の接触面が小さくなり、経
年とともに局部的な摩耗が発生し、間隙が大きくなり過
ぎる欠点がある。
また、ひさし状部に段差が生じカバーが傾斜した場合、
ピンの上端の変位が一番太き(なるのに対し、この部分
の間隙が一番小さくなっているため、更に摩耗が生じや
すいという不都合がある。
〔発明の効果〕
この発明の前記実施例のいずれにおいても、相隣る動翼
周辺部のひさし状部をたがいに連結するピン、ピン穴結
合部において、前記構造により、タービンロータの高速
回転時にあっても、常に若干の隙間をもって嵌合してい
ることにより、ピンの根元部に危険な応力を生ずること
な(、安全が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図はタービン動翼連結状態を示す正面図、第2図は
タービン動翼の連結部を示す斜視図、第3図は第2図A
−A断面における断面図、第4図はカバーの平面図、第
5図はカバーの縦断面図、第6図はタービン動翼の正面
図、第7図はタービンロータ高速回転時におけるタービ
ン動翼の連結部の断面図、第8図、第9図はこの発明の
それぞれ異なった実施例であ7るタービン動翼の連結部
の断面図である。 1、1a、ib、 1c、ia、 1e’・・動翼、2
゜2a 、2b 、2c 、2d 、2e−ひさし状部
、3・・・タービンロータ、4,4.b、4c、5・・
・ピン穴、6.6b 、6cmカバー、8,8b、8c
、9−ピン、10.11・・・接触座面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 タービンロータに装着された相隣る動翼1゜1aの
    先端部蒸気入口側及び蒸気出口側に円周方向に相対向し
    て張り出しているひさし状部2゜2aをたがいに連結す
    るタービン動翼カバーの取付は装置において、カバー上
    面に設けられた接触座面to、iiは前記ひさし状部の
    それぞれの下面に接触し、前記カバーと一体でその上面
    に直立した2個のピンのうち一方9は、前記ひさし状部
    2aに設けられたピン穴5に回動自在に遊合嵌入され、
    他方のピン8b 、8cは、隣接する動翼の前記ひさし
    状部2b 、2cに設けられたピン穴4b 、4cに回
    動自在に嵌入されると共に、その頭部をかしめて前記ひ
    さし状部2b 、2cに対して係合させ、かつ、ピンの
    頭部をかしめ付ける前の状態において前記ピン8b 、
    8cとピン穴4b。 4cとの間隙がひさし状部の下面から−L面にい(程大
    きなるように前記ピンとピン穴の少な(とも一方をテー
    パー状となしかしめ付けされた後ピン8b、8cとピン
    穴4b、4cとの間は小隙間を確保せしめたことを特徴
    とするタービン動翼カバーの取付は装置。 2 カバー7と一体のピンのうち、かしめられるピン8
    bが、その根元から頭部まで先細のテーパとなっている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のタービン
    動翼カバーの取付は装置。 3 カバーと一体のピンのうち、かしめられるピン8c
    が嵌入される動翼ひさし状部のピン穴4cは、ひさし状
    部の下面より上面に向かい末広のテーパ穴になっている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のタービン
    動翼カッ動取付は装置。
JP53151153A 1978-12-08 1978-12-08 タ−ビン動翼カバ−の取付け装置 Expired JPS5817325B2 (ja)

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JPS5578102A JPS5578102A (en) 1980-06-12
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JP53151153A Expired JPS5817325B2 (ja) 1978-12-08 1978-12-08 タ−ビン動翼カバ−の取付け装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5395405A (en) * 1977-01-31 1978-08-21 Toshiba Corp Connection device for turbine moving vane

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5395405A (en) * 1977-01-31 1978-08-21 Toshiba Corp Connection device for turbine moving vane

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JPS5578102A (en) 1980-06-12

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