JPS58173188A - 選択的蒸発法 - Google Patents

選択的蒸発法

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JPS58173188A
JPS58173188A JP5395982A JP5395982A JPS58173188A JP S58173188 A JPS58173188 A JP S58173188A JP 5395982 A JP5395982 A JP 5395982A JP 5395982 A JP5395982 A JP 5395982A JP S58173188 A JPS58173188 A JP S58173188A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、すぐれた石油生成物特に高オクタン価のモー
ターガソリンを製造するための接触クラッキング供給原
料としであるい#i商商品型重質燃料して利用しうる重
質石油留分の部分を増大させる方法およびそのための装
置に関する。多くの原油のM實貿分は、接触クラッキン
グ供給原料においておよび重質燃料のような製品におい
て望ましくないコンラドソン炭素(ときとしてラムスボ
トム炭素とも呼ばれる)および金属成分の含量が高い。
本発明は、これらの望ましくない成分を原油全体からめ
るいは大気圧および真空の残渣もしくはルシツドと呼ば
れる大気圧および真空蒸留の残渣から除去しそして利用
するための経済的に魅力める方法を提供するものでるる
。“残渣原料”および“レシツド″ならびに類似の用語
はここでは通常よりもや\広い意味で使用し、若干の揮
発性の大きい成分を除くための分別蒸留後に残る任意の
石油留分を包含する。この意味において、ガソリンおよ
び軽簀油を蒸留で追い邑した後に残る1トツピングした
原油=Fiレシツドである。この原油中に存在する望ま
しからざるCC(コンラドソン炭素)および金属含有化
合物類はそれらの大部分が低揮発性でるるためレシッド
中にl!!縮される傾向がある。′コンラドソン炭素1
および1ラムスボトム炭素”なる用語はこの望ましから
ざる成分のための2つの最も多く使用される試験に関係
するものである。これら2つの試験によるム領の若干の
相違が同じサンプルについて見出されること力;あるが
、一般にはそのいずれからの試験結果も同じ劣性を表わ
している。
本発明は選択的蒸発の方法および装置の改良である。本
発明は、重質石油留分および炭化水素減少用不活性ガス
を立上り制限カラム中で微粉砕不活性固体接触物質と高
温および短い炭化水′A滞留時間の低いクランキング度
の条件において接触させ、該石油留分の蒸発しない高い
コンラドソン炭素またtjMい金属含量成分の燃焼性析
出物を担持する該接触物質力・らこの接触の蒸気状生成
物を分離し、この蒸気状生成物を実質的な熱クラッキン
グの起る温度より低い温度に急冷し、この分離した接触
物質を酸化性ガスと接触させて骸燃焼性析出物全焼却し
て該接触物質全扁温に加熱し、そしてこのように加熱し
た接触物′Rを立上り制限カラムの低部に戻して該重質
石油留分と再び接触させることから成る重質石油留分の
脱炭素および脱金属のための選択的蒸発法において:該
留分を充てんする速度、該滞留時間またはその両者に柔
軟性を与える改良法に関するものでめシ、その改良は該
不活性ガスを該立上シ制限カラムの低部に導入すること
、および該重質石油留分を該カラ人中の該低部の地点ま
たはそれより上の地点に注入すること、を特徴とするも
のである。本発明はまた、垂直導管の形体の立上り接触
器、この立上シ接触器の底部に接続して微粉砕の熱い不
活性固体接触物質をこれに供給するための熱い固体用ス
タンドパイプ、不活性キャリヤーガス金立上夛接触器の
底部に供給して固体接触物′Xを該立上り接触器中の立
上シ制限カラムのガスおよび接触物質中に懸濁させるた
めの部材、立上シ接触器の底部よシ上の種々の高さにお
いて間隔をおいて立上り接触器に重質石油留分を導入す
るための複数個の注入部材、立上り接触器の頂部にあっ
て燃焼性析出物E担持する固体接触物質から蒸気を分離
するための部材、バーナー、このように分離した固体接
触物質をこのバーナーに送る部材、該燃焼性析出物の燃
焼のためにこれに空気を供給して固体接触物質の温度を
高める上記バーナーへの空気入[]部材、およびこのよ
うに加熱した部材をバーナーから上記の熱い固体用スタ
ンドパイプへ送るための部材、から成ることを特徴とす
る重質石油留分の選択的蒸発のための装置に関するもの
である。
選択的蒸発法は、原油、トッピングした原油、レシツド
などの龜實充てん原料を不活性な微粉砕固体物質と、制
限された垂1bカラム中で高いCCおよび/または金属
含量の重質成分を核固体物質上に析出させそして充てん
物の他の成分を蒸発させる条件下で、接触させることに
よって行なわれる。これは所望の蒸発を生ぜしめるに十
分な高い温度および実質的なりラッキングを避けるため
の非常に短い膨化水素滞留時間から見られる。操業は従
って、夾雑物とみなされるものから揮発性の、より価値
ある成分を分離するという所望の目的を達成するために
低いクラッキングの程度に保たれる。スチーム、軽質炭
化水素または類似物を選択的蒸発設備中の立上り制限カ
ラムに添加して充てん物中の炭化水素の分圧を減少させ
、蒸発を助ける。
蒸気状の炭化水素はこのカラムの頂部において、蒸発し
ない成分を析出物として担持する不活性固体から分離さ
れる。
蒸気は実質な熱クラッキングが起る温度より低い温度に
迅速に冷却され、所望に応じて接触クランキング装置な
どで処理される。
本発明のある具体例によれば、この接触は立上シ管中で
行なわれる。別の具体例においては、スチーム、炭化水
素ガスまたはその両省中の不活性固体の立上フカラムが
確立さ払そして流れの方向は充てん物を注入する制限さ
れた下降カラムに月して逆方向である。
光てん物の蒸発しない成分の析出物を担持する分離され
た不活性担体t1バーナーに送られて空気または他の酸
素含有ガス中で析出物が燃焼せしめられる。析出物の燃
焼によって発生する熱は不活性担体の温度を上昇させ、
この不活性担体は次いで立上り制限カラムの低部に戻さ
れて追加の重質光てん物の選択#発のための熱を供給す
る。
本発明V′i選択的蒸発の行なわれる制限立上り垂直カ
ラムを規穎する立上り管中の炭化水素滞留時間を変化さ
せるための力θ5および装置に関する。その結果は選択
的蒸発への充てん原料の注入点′ka数個設けて供給原
料の量および品質の変化を補償することによって達せら
れる。
本発明の実施に好適な装置ntFi添付図面の第1図に
図式的に7JCしてろる。第2図は立上りカラムとして
はじめに確立した懸濁イ・活性固体の流れの流れ方向を
逆転させることによってる。
第1図に示すように、使用する主たる容器は熱い不活性
固体と充てん原料との間の短時間の高温接触を行なう之
めの立上導管lであシ、このものは脱離室2で終ってお
り、そこから蒸発しない物質の析出物を担持する固体が
スタンドバイブ4によってバーナー3に送られる。バー
ナー3中での燃焼から生ずる熱い不活性固体は制御バル
ブ6を通してスタンドパイプ5によって立上導管1の基
部に戻される。
高いCC1金属含量またはその両者によって特徴づけら
れる高沸点成分を含有する充てん原料はライン7〃)ら
立上り管1に導入されてスタンドバイブ5からの熱い不
活性固体と緊密に接触しながら立上導管1中を篇速度で
上昇する。充てん原料の主要部分はスタンドパイプ5が
らの熱い固体のために立上り管中の伝播温度において蒸
発する。この蒸発は非常に急速であって立上り管中で懸
濁せしめられた不活性固体と共に蒸気の迅速上昇カラム
をもたらす。充てん物中の蒸発しない部分は不活性固体
上に合着して高いCCおよび金属含量の供給原料成分に
よって主として構成される燃焼性析出物を与える。
この固体は、活性クラッキング触媒の存在下での炭化水
素の入γ上り管中のクランキングのための周知のFCC
プロセスVCおけるのと同じ目的で開発された糸の任意
のものによって立上り管1の頂部において、蒸気状炭化
水素から分離される。
本発明における好ましい糸はメイヤーらの米国特許第4
,066゜533号および同第4,070,159号に
記載の排出立上り管である。立上り管1の頂部は開放さ
れていて、懸濁固体の慣性によりそれらの固体は容器2
中に放出される。蒸気は立上り管中の側部排出管を通っ
て立上り管を去9サイクロン分離器8に人ってここで依
然として蒸気中に懸濁している固体が除去され、ディプ
レッグ9によって容器2の低部に放出される。
立上導管lの頂部から放出される固体およびディプレッ
グ9からの固体はストリッパーlOに同って下降し、こ
こでライン11からのスチームが、燃焼性析出物を担持
する固体がスタンドバイブ4に入ってバーナー3に送ら
れる前に、残存する揮発性物質の蒸発を助ける。
サイクロン8中で同伴固体から分離された蒸気は導管1
2によって移送ライン13に送られ、ここで蒸気は適当
な急冷媒質たとえば冷たい炭化水素の流れまたは水と混
合することによって実質的な熱クランキングが起る温度
よりも低い温度に冷却される。
バーナー3は微粉砕固体から燃焼注析出物會燃焼させる
ために開発された種々の構造物のうちの任意のものでよ
く、たとえば流動クランキング触媒の再生器でろシうる
。ライン15によってバーナー3に導入される空気は不
活性固体上の析出物を燃焼させるための酸素を提供しこ
れによって煙道ガス出口16から放出されるガス状燃焼
生成物かえられる。バーナー3は好ましくは、バーナー
の冶金学的性質によってふつう制限を受ける最大値にバ
ーナー中の温度を保持するように操業される。これは立
上り管1の温度を、バーナーの最縄温度を維持する燃料
(不活性固体上の析出物)の量を提供する最低温度に制
御することによって達成される。熱バランスのとれたF
CC装置においてふつうに行なわれるように、バルブ6
はあらかじめセットした値に立上り管の温度を保持する
ように立上り管4の頂部温度に応答すべく制御される。
バーナー3中の低温化の傾向は立上り管1のあらかじめ
セットした温度の減少によって補償され、逆の場合も同
様である。バーナー3中での燃焼によって加熱された不
活性固体は立上り管1に戻される′fiiJにバーナー
3中でまたはスタンドパイプ5中でスナームによるスト
リッピングを受ける。
固体接触剤はそれが固定床中での固体との接触によシガ
入ガソリンおよびコークスに転化するガス油の量の測定
によシ行なわれる標準ミクロ活性試験によって重質炭化
水素の最小のクランキングのみを紡起するという意味で
実質的に不活性である。この試験における充てん物は2
7APIの中央大陸ガス油0.8Fであり、これを触媒
4fと910下で48秒のオイル給送期間中に接触させ
る。これは重量毎時空間速度(WHgV)15において
触媒対オイルの比5をもたらす。この試験により、ここ
に使用する固体は20以下の好ましくは約10のミクロ
活性を示す。IE−ましい固体は焼成カオリン粘土の微
細球状物でらる。他の好適な不活性固体は上記の基準を
満足させる任意の固体を一般に包含する。
本発明の方法において好ましく使用される焼成カオリン
粘土の微細球状物は当業技術において周知でろり〜Hx
denらの米国特許第3,647,718号に記載され
ているような流動クラッキング触媒の製造に水酸化ナト
リウム水溶液と共に化学試剤として使用されている。本
発明の実施においては、これとけ対照的に、焼成カオリ
ン粘土の微細球状物は化学試剤として使用されるのでは
ない。すなわち、本発明の実施において便用する焼成粘
土の微細球状物の化学組成は脱水カオリン粘土のそれに
相当する。代表的には、焼成微細球状物は約51〜53
%(重量) ノS s 02.41〜459bF)At
20.および0〜1チのH2Cの分析値を示し、残余は
少量の固有不純物特に鉄、チタン、およびアルカリ土類
金属である。一般に鉄含litは(Fe□03として表
現して)約A重量饅であ広チタンは(Tx O2として
表現して)約2チである。
この微細球状物は好ましくはカオリン粘土の水性懸濁液
の噴霧乾燥によって製造される。ここに使用する“カオ
リン粘土″なる用語はその王たる鉱物實成分がカオリナ
イト、ハロイサイト、ナクライト、ディフカイト、アン
オーキサイドおよびその混合物から成る粘土を包含する
。好ましぐは微細粒子サイズの可塑性水和粘土すなわち
実質量のサブミクロンのサイズの粒子を含む粘土を使用
して適正な機械重性3j′f!:もつ微細球状物を製造
する。
ある場合にはこの微細球状物を約1600T〜2100
″Fの範囲の温度で焼成して最大硬度の粒子を製造する
のが好ましいけれども、これより低い温度たとえば1o
oo″F−1600下の範囲の温度で焼成することによ
って微a球状物を脱水し、これによって粘土を1メタカ
オリン”として知られる物質に転化することもできる。
焼成後に微細球状物は冷却すべきであシ、そして必要な
らば分級して所望サイズ範囲の部分たとえば20〜15
0ミクロンの部分を回収すべきである。
微細球状物の細孔容stけ焼成温度および焼成時間にょ
シやや変化する。窒素脱層を使用するデノーグタ分析計
にょシえられた代表的サンプルの細孔径分布は細孔のほ
とんどが150〜可オングストローム単位の範囲の直径
をもつことを示している。
焼成した微細球状物の表面積は窒素吸収を使用する周知
のB、E、T、法により測定して通常10〜15m’/
fの範囲内vcある。画業用流動ゼオライト触媒の表面
積はこれよりかなり大きく、B、E“、T、法により測
定して一般に100m”/fの値を越えることが注目さ
れる。
上述の糸は表面上はFCC装置に似ているけれども、そ
の操作はFCCとは非常に異なる。最も重要なことは、
立上り接触器lが供給物のコンラドソン炭素数の著るし
くけ過剰でない址を充てん物から除去するように操業さ
れる。これは、充てん物の範囲内で梯とうしないFCC
生成物の百分率として測定して50〜70%の通常のF
CC”転化率″と対照的である。 本発明の方法によっ
て除去される百分率は好ましくは光てん物の10〜20
4台にあり、ガス、ガソリンおよび固体接触剤上の析出
物によって構成される。ガス、ガソリンおよび不活性向
体上の析出物として除去される量が充てん物のコンラド
ソン炭素値の3〜4倍(垂蓋基準)よりも多い値全越え
ることはまれである。この結果は固体の不活性な特性お
よびクラッキング温度における非常に短い滞留時間に起
因する非常に低いクラツキング度番でよって達成される
。周知の如く、クラッキング度は温度および時間の関数
である。増大した温度Vi、減少した滞留時間によって
補償される。その逆−も同様である。
この新規な方法は立上9接触器への炭化水素またはスチ
ームの供給においてFCC装置には利用しえない制御面
を与える。高CGの原料を処理するとき、バーナーの温
度はバーナーへの燃料の供給の増加のために上昇する傾
向がある。これは、立上り接触器中の炭化水素の分圧を
減少させるために供給する炭化水素またはスチームを増
加することによって、まfr、#−、tオーバーヘッド
受器からの水を循環させて立上り管中で蒸発させてスチ
ーム全作ることによって、補償される。
不活性固体による立上り管中での接触はこのようにして
I/に漬(尚CCおよび金属〕の多核芳香族化合物類を
除去するための新規な吸収技術を提供し、然もこれらの
多核芳香族化合物類は立上り管へ供給する炭化水素また
はスチームによる低い炭化水素分圧の流れにおいてはこ
ばれる。
脱炭素、脱塩および/または脱金属したレシツドは良好
な品f>’tのFCC充てん原料であシ、通常の方法に
より操業さhるFCC反応器の供給ラインに移送するこ
とができる。
選択的蒸発の性質は、温度、全圧、炭化水素の分圧、滞
留時間、供給原料などの関数であることが見出された。
温度の1つの効果tま接触温度が増大する際の接触物質
上の熱焼性析出物の減少傾向である。すなわち、充てん
物のより大きな部分が菌温eこおいて蒸発して析出炭化
水素の熱クラッキングの2次効果が高温において増大す
る。これらの高温の効果は操業から見られる生成物の収
率を増大させ、燃焼性析出物の形体で燃焼帯域に供給す
る燃料を減少させる。
一般に、選択的蒸発の温度は充てん原料の平均沸点(充
てん物のASTM蒸留による10〜90%の点の合計を
9で割った値として計算される)の上にある。本発明の
意図する重質原料については、接触温度は通常900″
Fよシ実質的に低くはなく、且つ苛酷なりランキングが
起って多量のオレフィンが生ずる温度より低い。それ故
、0.1秒またはそれ以下の短い接触時間においてさえ
、選択的蒸発の温度は約10507よシ低い。
選択的蒸発の滞留時間はFCCクラッキング(そこでは
炭化水素が立上シ管の長さにそって活性クラッキング触
媒との接触を保つので、蒸気の容積は主要範囲にまで増
大する)において一般に使用される方法によっては正確
に計算はできない。選択的蒸発においては、蒸気は熱い
不活性固体との接触に際して迅速に発生し、立上シ管の
長さにそって成分が′*質的に一定に保たれ、不活性固
体上の析出物のクラッキングであると(gぜられる温和
な熱クランキングによりやや増大する。
選択的蒸発VCおける炭化水素の滞留時間はそれ故に、
炭化水素の注入地点から不活性固体〃・らの脱離地点ま
での立上り管の長さを立上り管の頂部における蒸気(炭
化水素、スチームなど)の見掛は速度で割った値として
合理的な正確さをもって計算される。選択的蒸発におゆ
る、このようにして計算した炭化水素滞留時間は実質的
に約3秒より長くはなく、好ましくはこれよりもつと短
い1秒またはそれ以下たとえば0.1秒である。既に述
べたように、滞留時間および温度は相関関係をもって低
いクラッキング度を与え不。充てん物から除去されるt
は、好ましい条件下で操業するときの充てん物のCC値
に非常に近似的に等しく、充てん物のCC値の3〜4倍
の値を越えることはまれである。更に、析出物の水素含
量は約3〜6%であり、FCCコークス中の通常値7〜
8チよりも低い。
本発明は、充てん速度を一定に保ちながら炭化水素の滞
留時間を変化させる。または減少した充てん速度におい
て一定の滞留時間を保つ、手段を提供するものである。
本発明はまたプロセスのための他の柔軟性を与えるもの
であル、換言すれば滞留時間および/または充てん速度
をそのいずれかを一定のレベルに保持することなしに変
化しうるものである、ことが明らかでろろう。
この効果は長さ方向にそって多数の注入点をもつ立上シ
管lの使用からえられる。立上シ管の底部よシ上におる
1つの地点において炭化水素供給物を注入するとき、不
活性ガスは立上シ管の底部において注入されて不活性固
体を炭化水素注入の区域まで上昇させる。この不活性ガ
スは筐た炭化水素注入の地点より上の炭化水素分圧を減
少させて選択的蒸発を促J1(させる機能をも果す。不
活性ガスは好ましくけスチームまkVi水として供給さ
れるが、立上り管に存在する条件において実質的な反応
を受けない任意のガスであってもよい。すなわちこの方
法はリフトガスとして窒”素を使用することができ、あ
るいは立上り管の条件において実質的な熱分解を受けな
い炭化水素を使用することもできる。メタンおよび約4
50?以下の沸点の@實炭化水素はこのような物質の好
ましい例である。J 第1図に示すように、立上り管1にはバルブ付きライン
17および18から充てん物を供給するための注入部材
が装備されており、これらはそれぞれ立上り管1の高さ
の25tsおよび50%の地点に好都合に間隔をおいて
配置することができる。このように変形された立上シ管
において、この立上り管の底部の注入ライン7には、ス
チームまたは他のリサイクルガスたとえばa2性の水、
リサイクルガスまたは炭化水素液体を炭化水素光てん物
原料と共にあるい口それな[7に立上ジ管の底部へ供給
するためのバルブ付きライン19および20が装備され
ている。
上述の如く、立上9管1の底部にり7トガスを発生する
ために、および充てん物注入の地点よシ上の炭化水素分
圧を減少させる念めに、ライン7から立上多管lの底部
に水を注入することができる。ここに使用する”水“な
る用語はスチームとは区別される液相を示すものである
ことが理解されるであろう。立上シ管1の底部への水の
供給はスタンドパイブ5゛からの熱い不活性同体との接
触において水の迅速な蒸発をもたらし、上述の目的のた
めのスチームを与える。胡在ゎがっていない理由によム
立上夛管1の底部への液状の水の注入は、立上シ管の紙
部へのスチーム注入と比較してライン13において抜き
出される蒸気生成物の水素含蓄を増大させる。
硫黄含有化合物たとえば硫化水素、メルカプタン類など
の屹加をす液状の水の注入による水素発生の傾向を抑制
することが見出された。
立上り管の底部への液状の水の注入は蒸発潜熱プラス生
成水蒸気の温度上昇に必要な熱に対応する範囲に不活性
固体のUl&を低下させることが理解されるであろう。
これは、立−Fす管の紙部への熱い不活性固体の供給の
自動的増加および立上り管中の不活性固体と炭化水素光
てん物との比の増加によって補償される。
スチーム、水、リサイクルガスおよび炭化水素液体が上
部注入地点において炭化水素光てん物原料と共に加えう
ろことあるいは戻化水素充てん物原料の後に加えうろこ
とも意図されている。リサイクル物質たとえばスチーム
、液状の水、リサイクルガスまたは炭化水X液体全光て
ん物の後に加えることの利点は不活性固体の循環率を増
大させ、それによって光てん物−不活性固体の接触温度
を増大させることにある。これは充てん物中の重質炭化
水素の選択的蒸発を助け、且つ依然として低い接触時間
tもたらす。
第2図の具体例において、立上り接触器1の流れは容器
2の頂部を通る下降流によって逆転して容器2に入る。
前述のマイヤーらの米国特許第4.070,159号の
第4欄42〜59行に一般的に記載されているようVC
,この目的のための種々の構造物がFCCプロセスの平
行使用の次めに設計された。
第2図に示すように、スチーム、液状の水、リサイクル
ガスまたは安定な軽質炭化水嵩液体をライン7から立上
り管の底部に注入してバーナーからスタンドパイプ5に
より添加される熱い不活性固体と混合しこれを懸濁させ
ることによって、上昇する熱い不活性固体のカラムが立
上シ接触器1中に確立される。充てん物の残シの留分ま
たはリサイクル部分は第1図に示すようにライン17お
よび18から立上シ管lにそった地点において添加する
ことができる。立上り管lの最高地点において、流れは
接触器の部分23中を水平方向に指向し、次いで垂直部
分24を下降し、サイクロン8への蒸気の転換を伴なっ
て接触器の開放端に至る。
接触器の部分24の上部端に充てん物の若干または全部
を加えることによって重要な利点がえられる。非常に短
い接触時間がこの具体例の特徴である。更に、不活性固
体に及ばず重力は、第1図の具体例において充てん物と
熱い不活性固体との接触によって発生する炭化水素蒸気
が行なうよりも不活性固体に長い滞留時間をもたせるス
リップを誘起させない。
ある棟の残渣留分については、全体の充てん物をライン
25により接触器lの下方に向けられた部分24に注入
することによって最良の結果が達成されることが見出さ
れた。この柚の操業において、接触器の立上り部分はガ
ス媒質中の熱い不活性固体の懸濁物を確立するのに役立
っており、且っ残渣留分光てん物と熱い不活性固体との
接触によって生ずる炭化水素蒸気の分圧を減少させる働
きもする。
この系は選択的蒸発の実施において操業者に増大した柔
軟性ヲ許す。充てん物とスチームとの間の比を変化させ
る能力に固有の柔軟性により、装置は広範囲の充てん物
原料および滞留時間にわたって操業することができ、入
手しうる充てん物の量および/または品質の変化に操業
を適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用する装置の好ましい具体例
を示す概略立面図である。 第2図は本発明の実施に使用する装置の別の好ましい具
体例を示す概略立面図である。 l・・・・・・立上り管接触器、2・・・・・・脱離室
、3・・・・・・バーナー、4.5・・・・・・スタン
ドパイプ、6・・・・・・制御パルプ、7−17゜18
.19.25・・・・・・原料供給ライン、8・・・・
・・サイクロン、9・・・・・ディプレッグ、10・・
・・・・ストリッパー、11.20・・・・・・スチー
ム供給ライン、12・・・・・・蒸気の導管、13・・
・・・・移送ライン、15・・・・・空気導入ライン、
16・・・・・・煙道ガス出口、23・・・・・・立上
り管接触器の水平部分、24・・・・・・立上り管接触
器の下降部分。 傷許出願人  エンゲルハード コーポレーション代理
人 弁理士  用瀬良治 。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重質石油留分および炭化水素分圧減少用不活性ガス
    台−゛立上り制限カラム中で微粉砕不活性固体接触物質
    と筒温および短い炭化水素滞留時間の低いクラッキング
    度の条件において接触させ、該石油留分の蒸発しない島
    いコンラドソン炭素または尚い金楓含■成分の燃焼性析
    出物を担持する該接触物質からこの接触の蒸気状生成物
    を分離し、この蒸気状生成物を実質的な熱クラッキング
    の起る温度より低い温度に急冷し、この分離した接触物
    質を酸化性ガスと接触させて該燃焼性析出物を焼却して
    該接触物質kA温に加熱し、そしてこのように加熱した
    接触物質を立上り制限カラムの低部に戻して該重質石油
    留分と再び接触させることがら成る重質石油留分の脱炭
    素および脱金属のための選択的蒸発法において:該不活
    性ガスを該立上シ制限カラムの低部に導入すること、お
    よび該重質石油留分を該カラム中の該低部の地点または
    それよシ、トの地点に注入すること、を特徴とする選択
    的蒸発法。 2、不活性ガスがスチームである特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 3、不活性ガスが炭化水素である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 4、重質石油留分が残渣留分である特許請求の範囲第1
    項記載の方法。 5、注入地点を変えて滞留時間を変化させる特許請求の
    範囲jI1項紀載の方法。 6、液状の水を立上9制限カラムの低部に導入して不活
    性ガスとしてのスチームを発生させる特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 7 倣黄を含む化合物も立上り制限カラムの底部に導入
    する特lv!を請求の範囲第6項記載の方法。 8、重質炭化水素留分を立上りIIiカラムの低部よシ
    上の地点2)−ら該カラムに注入し、それによって不活
    性ガス中に懸濁した接触物質の立上シカラムを該立上り
    制限カラムの低部に確立させ、該重質炭化水素をこの低
    部より上の不活性ガス中の接触物質のあらかじめ確立し
    たカラムに注入する%#!1FJR求の範囲第1項〜第
    7項のいずれかに記載の方法。 9、立上り制限カラムの流れの方向を逆転させてこれを
    下刃に流下する流れとして拡大分離帯域中に放出して接
    触物質からの蒸気状生成物の分離を行なう特許請求の範
    囲第4項〜第8項のいずれかに記載の方法。 10、重質石油留分を王妃の下方に流下する流れに注入
    する%g7′F請求の範囲第9項記載の方法。 11、  スチーム、水、リサイクルガスまたは炭化水
    素液体を重質石油留分と一緒にまたは該留分の後に該カ
    ラムに導入する特許請求の範囲第1項記載の方法。 戎、スチーム、水、リサイクルガスまたは炭化水素液体
    を重質石油留分の後に該カラムに導入する特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 13、  垂直導管の形体の立上り接触器、この立上り
    接触器の底部に接続して微粉砕の熱い不活性固体接触物
    質管これに供給するための熱い固体用スタンドパイプ、
    不活性キャリヤーガスを立上夛接触器の底部に供給して
    固体接触物質を該立上り接触器中の立上シ制限カラムの
    ガスおよび接触物質中に懸濁させるための部材、立上シ
    接触器の底部より上の種々の高さにおいて間隔をおいて
    立上夛接触器に重質石油留分を導入するための複数個の
    注入部材、立上り接触器の頂部にあって燃焼性析出物を
    担持する固体接触物質から蒸気を分離するための部材、
    バーナー、このように分離した固体接触物質をこのバー
    ナーに送る部材、該燃焼性析出物の燃焼のためにこれに
    空気を供給して固体接触物質の温度を高める上記バーナ
    ーへの空気入口部拐、およびこのように加熱した接触物
    質をバーブ−から上記の熱い固体用スタンドパイプへ送
    るための部制、力・ら成ることを%徴とする重質石油留
    分の選択的蒸発のた衿の装置。 14  立上り接触器がその上部端において逆転屈曲部
    を備えて形成されている特許請求の範囲第13項記載の
    装置Ii。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9893441B2 (en) 2014-08-08 2018-02-13 Autonetworks Technologies, Ltd. Card edge connector and method for manufacturing same

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JPS4936921A (ja) * 1972-08-17 1974-04-05
JPS5442361A (en) * 1977-09-10 1979-04-04 Sintokogio Ltd Solvent recollection apparatus
JPS55123684A (en) * 1979-03-15 1980-09-24 Osaka Gas Co Ltd Separator of heavy oil

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