JPS58164696A - 低質炭及びボタを原料とする高質炭の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低質炭、廃棄炭、ボタを主原料として従来には
使用が不可能であった熱量不足の無煙炭及び有煙炭並に
褐炭に硝酸ナトリウム、マグネシヤ、酸化第２鉄、硅酸
、硅藻土等を主とする添加剤を混合して、此れら低質炭
、廃棄炭を完全燃焼させる良質炭の製造方法に関するこ
とである。

従来には大体３，０００カロリー内外の低質炭は燃焼条
件を最大の好条件にする特別の措置がない場合には着火
燃焼が不可能である故、此れら低質炭に熱量が高い高質
炭を適当に混合し良質炭に作って使用していることは御
承知の事実である。

本発明は硝酸ナトリウム、マグネシヤ、酸化第２鉄、硅
酸、珪藻土等を適当な比率で混合したものを低質炭の約
１／（３，６００）程度の少量を添加混合した後に５０
℃程度の温度で約４０〜５０分間加熱処理することによ
って低質炭に添加した上記化学添加物が化学作用（変化
）をおこして高質炭に変化する故、高き高熱でもって低
質炭を完全に燃焼させる事ができる。

本発明において添加物の含有成分は大体に次の如くであ
る。

硅　　　酸　　ＳｉＯ２　　　２０％ 酸化第２鉄　　Ｆｅ２Ｏ８　　２０％ マグネシヤ　　ＭｇＯ　　　　２５％ （滑　石） 硝酸ナトリウム　ＮａＮＯ８　２５％ （硝　石） 硅　　藻　　土　ＳｉＯ　　　１０％ 上の如き程度である。

本発明で低質無煙炭及び有煙炭並に褐炭を完全に燃焼さ
せる添加剤である上記化学物を適当な比率で混合した物
を低質無煙炭及び有煙炭並に褐炭又は廃棄炭、ボタ等に
１／（３，６００）程度の量を添加混合して５０℃位の
温度で熱処理をすれば低質無煙炭及び有煙炭並に褐炭が
化学変化をおこして全熱異質的高質炭に変化する。

本発明の目的の如き、強烈な触媒及び化学作用をするも
ので此れは理論的考察より先に多年間にわたって多数の
物質を比較試験した結果に於いて得た最上の能率的な物
理的、化学的触媒物質を発見したもので本発明の目的を
達成する為に利用するものです。

それ故に上記添加物は低質無煙炭及び有煙炭並に褐炭の
完全燃焼の為に化学的、物理的触媒及び化学的効果を発
生するには最も合理的な化学造成物である事を多数の実
験の結果で証明出来る事が本発明の要旨です。

上記の如く合理的造成物である上の化学物は本発明に於
いて添加剤として使用する場合その獲得が極めて容易で
ある上、その価格が最も易く低質炭の１／（３，６００
）程度の少量でもって低質炭を完全に燃焼する事が出来
るし又ＣＯの排出量も最大に減少させる事が出来るのも
此の発明の特徴であり、そのほか本発明は家庭用（クリ
ンカ造成）と工業用（クリンカ不造成）とを選択的に製
造する事が出来ます。

本発明に於いて添加剤を混合した低質炭（１，００００
ａｌ／ｇｒ）の燃焼時間と熱量に対する試験結果は次の
ようです。

１、試験場所　：国立工業試験院 ２、報告番号　：第５３９１号 ３、試料の種類：２２孔炭（重量３．６Ｋｇ）４、其の
他 （１）本試験はＫＳＫ３７３３−７９，３７０７−７９
に依る（２）着火方法：煉炭中央部上位５ｃｍに於　　
　いて温度が５２０℃である時 （３）測定回数：１時間間隔に温度が３３０℃　　　に
成る迄施行した。

（本発明は添加剤と混合した低質炭のカロリー６，０６
００ａｌ／ｇｒ） 此の試験の結果の通り１，００００ａｌ／ｇｒ内外の熱
量であった低質炭が本発明の添加剤を加えることに依っ
て高質（高熱）無煙炭よりも高い火力を出しながら１３
時間燃えたのを見ても低質無煙炭が完全に燃焼した事を
認められるばかりでなくＣＯの含量も着火２時間後に、
４００％であったのが時間が長びくに依って０．６％迄
低下したのは現在市販炭のＣＯよりその含量がずっと少
ないことを知ることができる。

此の様に製造した低質無煙炭を主原料とする加工炭は従
来の高質無煙炭よりも燃料として遜色がないばかりでな
く、返って高熱量と燃焼時間を延長することができる高
質無煙炭を製造し得る特長があります。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本文で述べる如く低質無煙炭及び有煙炭、有煙炭ボタ並
   に褐炭を主原料として、硅醗２０％、酸化第２鉄２０％
   、マグネシヤ２５％、硝酸ナトリウム２５％、珪藻土１
   ０％を混合した化学物を添加混合して約５０℃程度の温
   度で４０〜５０分間加熱加工することによる低質炭を原
   料とする高質炭の製造方法。