JPS58163607A - 木材の脱色法 - Google Patents

木材の脱色法

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Publication number
JPS58163607A
JPS58163607A JP4661482A JP4661482A JPS58163607A JP S58163607 A JPS58163607 A JP S58163607A JP 4661482 A JP4661482 A JP 4661482A JP 4661482 A JP4661482 A JP 4661482A JP S58163607 A JPS58163607 A JP S58163607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
decolorizing
decolorization
microwave irradiation
alkali
Prior art date
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Pending
Application number
JP4661482A
Other languages
English (en)
Inventor
川田 章雄
一郎 伊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP4661482A priority Critical patent/JPS58163607A/ja
Publication of JPS58163607A publication Critical patent/JPS58163607A/ja
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明線、木材の脱色法に関するものである。
一般に、木材の脱色はつぎのようにして行われている。
すなわち、まず木材の樹脂分や不純物を除去するために
木材をアルカリ°や界面活性剤の温浴中に浸漬して脱脂
(精練)する。この脱脂には薄手の木材でも1〜2時間
を要する。木材の”なかにはこの脱脂を行わないものも
ある。つぎに、脱脂を終えた木材をアルカリ性にしたH
!0.の温浴やNmCl0 、 C1z等の温浴に浸漬
し脱色(漂白)を行う。この脱色には、薄手の木材でも
8〜4時間を要する。最後に、木材に付着した処理剤を
除去するため、処理済の木材を水または温水中に浸漬し
水洗いする。この水洗いに0.5〜1時間程度を要する
。このように、これまでの脱色法は、木材の脱色に長時
間(薄手の本のでも4〜5時間)を要し、そのうえ脱色
状態が内部と表面とで不均一になったり、やに部が脱色
されにくいという問題を有していた。
この発明線このような事情VC@みなされたもので、木
材を過酸化水素水を用いて脱色するに先立って、木材に
対して、アルカリ塗布ト、このアルカリ塗布の前後のう
ちの少なくとも後の段階においてマイクロ波照射とを施
すことをその要旨とするものである。
すなわち、この発明は、過酸化水素水を用いての脱色の
前に、木材に対してアルカリ塗布することにより、脱脂
処理するとともに後工程の脱色において過酸化水素水(
通常酸性にして安定化させである)がアルカリ性になっ
てその分解が容易になるようにし、また脱色の前にマイ
クロ波照射することにより過酸化水素水の木材内部への
浸透を促進させるため、極めて短時間で内部まで均一に
脱色でき、またやに部も残すことがない。
つぎに、この発明の詳細な説明する。
この発明の対象となる木材はその樹種や形状等を何等限
定するものではない。例えば、形状は単板状でもよいし
、角材状でもよいし、またチップ状でもよい。
アルカリ塗布はs NaOH、Na2C01等のアルカ
リ液を用いて行われるが、通常の状sにおいて酸性で安
定化されている過酸化水素水(HzO*水)をアルカリ
性にして分等しやすくするようにpH調整が行えるもの
であれば上記以外のアルカリ液を用いること社自由であ
る。このアルカリ塗布により木材の脱脂処理も同時に行
われる。塗布の方法は自由である。浸漬でもよいしはけ
塗りでもよい。
マイクロ液照射は、処理液の浸透促進効果を発揮する。
したがって、脱色に先立ってマイクロ波照射を行うこと
によシ、過酸化水素水の木材内部への浸透が促進され脱
色が促進される。また、アルカリ塗布に先立ってマイク
ロ波照射することによジアルカリ液の浸透が促進される
。アルカリ塗布する前にマイクロ波照射する場合は、マ
イクロ波照射され九木材の温度を下げないように速やか
にアルカリ液を塗布する(木材の水分が沸騰しているか
それに近い状態で塗布する)ことが重要である。このよ
うなマイクロ波照射は、通常、周波数8 X 10”〜
8 X l G”出のマイクロ波(国内では916 X
 1 G’ t &t! 2460 X I Q’Hx
 ’)を、シールドされた容器中において、通常木材中
の水分が沸騰するまで木材に照射するととKより行われ
る。
出力が大きい程短時間で処理できるようKなる。
この上うにしてマイクロ波を照射する場合は、木材の乾
燥を防止するために飽和水蒸気中で行うことが好ましい
木材の脱色は、上記のマイクロ波照射を終えたものに対
して、H2O2液(脱色液)を塗布し、ついで再びマイ
クロ波を照射するか、もしくは飽和水蒸気(温度は限定
しないが通常は100℃程−)中に入れること(スチー
ム処理)により行われる。
上記脱色液の塗布は、浸漬で行ってもよいしロールコー
トで行ってもよい。その方法は問わない。
重要なことは、前処理用のマイクロ波が照射された木材
の温度を下げないように速やかに塗布する(マイクロ波
照射済の木材の水分が沸騰しているかそれに近い状態に
おいて塗布する)ことである。
また、脱色液塗布後の処理は、短時間で脱色を行うには
マイクロ波照射が望、ましいが、低コスト処理もしくは
芯材や欠点材(やに、変色等)の処理にはスチーム処理
が適している。特に芯材や欠点材の脱色を効果的に行う
ためには、脱色液塗布後、マイクロ波照射し、ついでス
チーム処理を行うことが好ましい。このようにマイクロ
波照射に引続いてスチーム処理を行うととKより、上記
芯材や欠点材の脱色が脱色残りを生じることなく充分に
行われるようになる。
以上のようにして木材の脱色を行うことにより、極めて
短時間で内部まで均一に脱色でき、またやに部を残すよ
うなこともなくなるのである。
つぎに1実施例について説明する。
〔実施例1〕 第1図に示すよう表金水率12〜1496のアガチス単
板(80081X800111 X 2.OIII t
 ) 10両面に、第2図に示すようにスポンジロール
2でNmOHのl嘔水溶液8をそれぞれ160F/#/
の開会で塗布し、これを40枚°積重して第8図に示す
ようなシールド容器4中の回転板6上に載せ、照射むら
を防ぐために回転させながら、マイクロ波照射装置6か
も2450 MHz 、出力2 KWでマイクセ波な6
分間照射した。このとき、容器4には、スチーム吹込管
7からioooCの飽和水蒸気を吹込んだ。つ電に、と
、れを取り出して第4図に示すように、その両面に、ス
ポンジロール8でH20!の80チ水溶液(PH4,室
温)9をそれぞれ15(1〜の割合で塗布し、これを4
0枚積重してシールド容器(第6図)4中の回転板5上
に載せ、照射むらを防ぐために回転させながら、マイク
ロ波照射装置6から2450 MH! 、出力2 KW
でマイクロ波を10分間照射した。つぎに、これを取り
出した。
その結果、第6図に示すように、全体が均一に脱色され
た脱色単板(単板内部から加熱されるため内部まで均一
に脱色される)10が得られた。この場合、所要時間は
20〜80分であり、従来例(所要時間4〜5時間)に
比べて著しく時間短縮がなされていた。
〔実施例2〕 前処理用のマイクロ波照射(第8図)を出力IKWKす
るとともに、脱色用のマイクロ波照射(第5図)を出力
I KWで8分間にした。そして、脱色”用のマイクロ
波照射ののち、10 G ”Cの水蒸気を満たし九容器
中に20分間入れてスチーム処理を行つ九。このように
、脱色をマイクロ波照射とスチーム処理の双方で行うこ
とにより、芯材および欠点材の脱色が効果的に行われ九
〔実施例8〕 含水率lO〜12−のラブラ単板(800WXSOO■
×1.O■t ’) 11を第7図に示すように60枚
積重し、これを固定帯12で固定して第8図に示すよう
なシールド容器18内に入れ、マイクロ波照射装置14
かも2460 MHz 、出力2 KWでマイクロ波を
4分照射した。このとき、容器13中には、スチーム吹
込管16がら100 ’Cの飽和水蒸気を吹込んだ、つ
ぎに、これを取り出して直ちに第9図に示すようにNJ
IO)Iのl−水溶液16中に80秒間浸漬した。つい
で、これを上記シールド容IB(第8図)18中に入i
、上記と同様の条件でマイクロ−照射したのち第10図
に示すようKH,0,080−水溶液(PH4、室温)
17中に15秒間浸漬し、さらに第111C示すように
、100℃の水蒸気を満たした容器18に入れて15分
放置した。その結果、全体が均一に脱色された脱色単板
(図示せず)を得た。この場合、アルカリ処理前にマイ
クロ波照射しているためアルカリの浸透が促進され、単
板内部まで一層均一に脱色されていた。
以上のように、この発明は、木材を過酸化水素水を用い
て脱色するに先立って、木材に対して、アルカリ塗布と
、このアルカリ塗布の前後のうちの少なくと4後の段階
においてマイクロ波照射とを施すため、脱色時間を著し
く短縮でき、しかも従来の方法では完全脱色が困難な芯
材や欠点材でも完全にかつ均一に脱色しうるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の一実施例の説明図、第
6図はそれによって得られた脱色単板の斜視図、第7図
ないし第11図は他の実施例の説明図である。 1・・・アガチス単板 2・・・スポンジロール8・・
・NiOH水溶液 4・・・シールド容器 5・・・回
転、[6−・・マイクロ波照射装置 9・・・n!ol
水溶液10・・・脱色単板 Il#許出願出願人下電工株式会社 代聰人 弁理士 松 本 武 彦 第1図 第 5 ′図 第2図 第4図 0 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  木材を過酸化水素水を用いて脱色するに先立
    って、木材に対して、アルカリ塗布と、このアルカリ塗
    布の前後のうちの少なくとも後の段階においてマイクロ
    波照射とを施すことを特徴とする木材の脱色法。 (2)木材の脱色が、木材に対して過酸化水素水を塗布
    したのちマイクロ波照射するかもしくは飽和水蒸気中に
    入れることにより行われる特許請求の範囲第り項記載の
    木材の脱色法。 (8)木材の脱色が、木材に対して過酸化水素水を塗布
    したのちマイクロ波照射を施しついで飽和水蒸気中に入
    れることにより行われる特許請求の範囲第1項記載の木
    材の脱色法。 (4)木材が集成化粧材用の単板である特許請求の範囲
    第1項ないし第8項のいずれかに記載の木材の脱色法。
JP4661482A 1982-03-24 1982-03-24 木材の脱色法 Pending JPS58163607A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106272775A (zh) * 2016-08-27 2017-01-04 安徽省阜南志峰工艺品有限公司 一种薄板木材的仿古做旧工艺
CN108943236A (zh) * 2018-07-26 2018-12-07 湖州亨力木业有限公司 枫木板的脱脂方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5449306A (en) * 1977-08-19 1979-04-18 True Temper Corp Bleaching of wood article
JPS5734905A (en) * 1980-08-12 1982-02-25 Mitsubishi Gas Chemical Co Method of bleaching wood

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