JPS581510A - い草泥落機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は清潔な作業環境の下、い草の泥落しを自ＷＩ
Ｊ８ｇになし得るい草泥落機に関するものである。

畳表の原料であるい草は刈り取った後、乾燥するのであ
るが、この乾燥前に泥水につける操作（これを源泉とい
う）を行なう。

源泉により、酸化酵素の活動を停止させ、その後の乾燥
や染色が容易になるためであるが、加工前には源泉によ
って付着した泥を落さなければならない。

従来は泥の付着したい草を何か固い物に打ち当て、それ
で泥落しをしていたのであるが、手作業である故能率が
悪く、発生する泥層で作業環境も悪化させる等、い草加
工のネックとなっていたものである。

この発明はこのようない草の泥落しを簡単な構造の機械
によってなし得るようにして召カ化を図るとともに、能
率向上、作業環境の改善を図ったものである。

以下、この発明の具体的な実施例を図面を参照して説明
する。

第１図は結束したい草の側面図であり、このようにい草
１を結束した状態で源泉を行なうとともに、泥落しも行
なうのである。

第２図はこの発明に係るい草泥落機の斜面図であり、第
３図は第１図のＸ断面図である。

い草泥落機は壁板２で囲まれ、略密閉された機体３を有
する。機体３の内部にこの発明の主要部分である揺動体
４を収容するとともに、内部で発生した派閥を排除すべ
くファン５を設置する。

い草１は機体３上面に開口せられた投入口６からこの揺
動体４を経て、さらに機体３裏面に設けられる排出ロア
へ搬送されながら泥落しが行なわれるのである。

揺動体４はい草１に上下の揺動運動を与えるものであれ
ばどのような構造のものでもよいが、第２図、第３図に
示すように、機体３の横方向に中心軸８を掛は渡し、こ
の中心軸８に枢着される揺動枠９を設けるとともに、揺
動枠９の後端辺軸１０と揺動アーム１１とを連結した上
、揺動アーム１１に所定の上下運動を与えるものが考え
られる。これにより、揺動枠９は中心軸８を中心に他端
辺側（経路下流側）を上下揺動するのであるが、このと
きい草１の流れをよくするため、一般的には経路下流側
に向ってやや前下がりの姿勢とするとともに、い草１を
受は止めるべく揺動枠９に横桟１２・・を掛は渡してお
く。

揺動アーム１１の」二下運動は機体３の縦方向に貫通設
置した駆動軸１３の一端にクランク１４を固設し、この
クランク１４に揺動アーム１１の下端を連結したもので
よい。そして駆動軸１３の他端にはプーリー］５を固着
し、別途モーター１６のプーリー１７とベルト〕８で連
係する。これにより、モーター１６の駆動力でクランク
１４を回転させ、揺動枠９を」二下揺動するのであるが
、このとき揺動体４の揺動巾および傾斜角度等が自由に
調節できるように揺動アーム１１の伸縮を可能にする調
節機構１９を設ける他、連結ビン加のクランク１４にお
ける半径長さも変えられるようにするとともに、揺動ア
ーム１１が揺動枠９の揺動運動に支障のないようにクラ
ンク１４と連結する。

なお、以上の構成は一例であって、この発明はこれらに
限定されるものでなく、必要に応じ同様の機能を奏する
他の構成が採用される場合もある０例えば揺動体４の揺
動運動にしても、中心軸８を中心とする単純なものでな
く、うねり揺動をさせること、揺動アーム１１の上下運
動をシリンダー（３） 等で直接行なうこと等の点である。

さらに、壁板２の一面において孔２１をあけ、これから
ダクト２２を連通させるとともに、このダクト２２中に
機体３内部で発生する派閥を排除するファン５を設置す
る他、他の壁板２にも開孔部分を形成し、これに戸２３
を開閉自在に取り付けておき、この戸２３を開いて、残
飼を除き得るようにしておく。

次に、この泥落機でい草１の泥落作業をする場合の説明
をすると、まず泥を落すべきい草１を投入口６に横姿勢
にして投入する。するといＮ１は揺動体４上に落下する
から、この揺動体４の揺動運動を受けつつ下流側へ搬送
される。このときい草１は揺動体４の揺動枠９および横
桟１２・・に激しく打ち当てられるとともに、振触作用
をも受けて泥落しがなされ、揺動体４の下流端から排出
ロアを経て排出される。なお排出ロアの側上方には下端
に重り２４を下げた垂れ２５が覆っているから、派閥が
この部分から外部へ漏れるのを防いでいる。

そして、機体３内部に充満している派閥はファ（４） ン５によって吸引して排出する。

以上、この発明は略密閉された機体３内部に揺動体４を
設け、投入口６からこの揺動体４上に投下されたい草１
に上下の揺動運動を与えつつ排出ロア側へ導く構成とす
るとともに、機体３内部に発生した派閥を機体３外部へ
排出すべくファン５を設置してなるい草泥落機を提供し
たものである。

したがって、まず泥落しを機械化によってなすものであ
るから、作業が有力化する。そしてこの泥落し作用が強
力である点が挙げられる。すなわちい草１は横桟１２・
・等にたたきつけられる作用と振触作用を受けるもので
あるから、単に手作業で固い物に打ちつけるよりも強力
である。またい草１は横桟１２・・の振触作用等で自転
しながら下流側へ搬送されるから、全周に亘ってまんべ
んなく泥落しができる。

次に、揺動体４の揺動巾および傾斜角度等は自由に調節
できるのであるから、泥の付着程度、い草１の性質等に
応じてその対応が自在である。

さらに、い草１は連続投入できるから、作業が能率的で
ある他、機体３内部の耐塵も速みやかにファン５で吸引
排除するものであるから、作業環境が清潔である上、泥
落し作用も促進される。

その他、前記のように構造簡単であるから、価格安く提
供できるとともに故障等も少ないといった種々優れた効
果が期待できるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は結東したい草の側面図、Ｎ２図はこの発朗に係
る泥落機の斜面図、第３図は第２図のＸ断面図である。 出願人　　　　　　　井　上　秋　忠 代理人（ｓｔｏａ）弁理士　大村英治 （符号） １・・・・い草 ３・・・・機体 ４・・・・揺動体 ５・・・・ファン ６・・・・役人口 ア・・・・排出口 （７）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■、略密閉された機体内部に揺動体を設け、投入口から
   この揺動体上に投下されたい草に上下の掃目 動運動を与えつつ排四−へ導く構成とするとともに、機
   体内部に発生した泥層を機体外部へ排出すべくファンを
   設置してなるい草泥落機。 ■、特許請求の範囲第０項記載の揺動体の揺動中および
   傾斜角度等が自在に調節されてなるい草泥落機。