JPS58150459A - セラミツクススプレ−ノズル取付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は排ガスの脱硫装置等に使用される摩耗性を有
する微粒子を含んだ液、または酸性の腐食性をもつ液を
噴霧するスプレーノズルの取付は方法に関する。

石こう法による脱硫に際しては、石灰石中の炭酸カルシ
ウム（Ｏａ００３）に亜硫酸ガス（８０２）と水とが反
応して亜硫酸カルシウム（ＯａＢＱ３・−！−Ｈ２Ｏ）
になり、さらに酸素と反応して石こう（Ｏａ　８０４・
２Ｈ２０）となることにより石こうを製品として回収し
ている。

また活性炭等を使用し排ガス中のｓｏ２ガスを吸着して
硫酸を得る場合には、活性炭層を水スプレーで洗浄し硫
酸として８０２の除去をしている０ 以上の脱硫に際してはスプレーノズルより液を噴霧して
８０２と反応させてるが、スプレー用の液を多量に必要
とするので通常洗浄液は循環して使用することとなる。

このため石こう法の場合には再循環使用する液中には排
ガス中の微細な燃焼残渣と脱硫用石灰石の微粒子を含む
のでこの溶液を噴霧するスプレーノズルは急速にその噴
霧孔を摩耗することとなる。

一方活性炭使用の場合においても活性炭の微粒及び排ガ
ス中の燃焼残渣がスプレー用再循環液中に含まれるので
スプレーノズルの１１耗をすると共に液が硫酸（Ｈ２Ｓ
Ｏ４）を含むことから腐食の間■も生ずることとなる。

またこのスプレーノズルは大量の液をスプレーするので
その外径も２０〜３００ｍ　と大きなものとなっている
。

従ってスプレーノズル部材としてステンレス材を使用し
て耐酸、耐摩耗のノズルとすることはできるがノズルが
高価なものとなり好ましくない。

このため近時その加工と製作技術の進歩の大なるセラミ
ツゲス構スプレーノズルとして使用することが提案され
ている。

しかし従来磁器製スプレーノズルのスプレー液供給管と
の取付けはネジ込み式かボルト六つきで本体と一体の７
ランジをもつ７ランジ式が採用されていた。ネジ込み式
の場合、磁器成形時の変形によりネジが合わず不合格品
が多く発生し、また大きなサイズのスプレーノズルにな
ると磁器成形時の変形が大きく、ネジ込み方式ではその
製作が困難になっている。

またセラミックスを材料とするときは７ランジ式の場合
磁器成形時の変形が激しく、セラミックスのように硬度
の高い材質のものにおいては機械加工も困難で、スプレ
ー配置取付時には取合ポルト締付けにより磁器製ノズル
の破損が多く発生する。

本発明の目的は、前記した従来技術の欠点をなくシ、磁
器製ノズル（セラミックスノズル）の取付けを破損させ
ることなくスプレー用流体を供給するスプレー配管との
取合が容易かつ安全にできる取付は方法を提供するにあ
る。

要するにこの発明はセラミックススプレーノズルの基部
に接着剤を塗布し保持部材を介して前記基部を流体供給
部材に固定取付けするセラミックススプレーノズル取付
は方法であることを特徴とする。

以下この発明の実施にかかるセラミックススプレーノズ
ルの構造を図面により説明する。第１図において、セラ
ミックススプレーノズル１はその基部１ａに斜面部１ｂ
を設け、この斜面部に対応する斜面２ａをもつ斜面付き
でかつ７ランジ部２ｂをもつ固定部材（保持部材）２を
セラミックススプレーノズル１にはめ込み、流体供給部
材５にボルト６等を使用して締付は固定する。この場合
斜面１ｂと斜面２ａとの間には樹脂性などの接着剤３を
使用する。この接着剤３があることによりセラミックス
スプレーノズル１に多少の変形（製作時の変形）があっ
てもセラミックススプレーノズルに無理の掛らぬことと
なり、接着剤は緩衝材的役目をするため締付固定時のノ
ズルの破損はなくなる。また破損したときでも接着剤に
よるノズル破片の保持ができ、生じた微細クラックの充
填の効果が得られるなど接着剤は好ましい働きをする。

なお斜面１ｂ、２ａは円錐形、角錐形、その他任意の斜
面形状を選定することができる。

この発明の第２の実施は第２図、第３図に示す如く、例
えばスプレー液供給管５ａの端部フランジに接続しその
流体流れ方向を約９０度変えて下方にスプレーするＬ形
のセラミックススプレーノズル７（以下単にノズル７と
称す）を提案するものである。ノズル７の固定取付を確
定するためノズル７の基部７ａの端面を７ランジ状とし
、取付け７ランジ８を使用し、この７ランジ面に基部７
ａを受は入れる受は入れ部８ａを削り出し形成し、この
対向面に樹脂性等の接着剤３を塗布する。ついで基部７
ａの外面に複数個に分割された押上げフランジ９（図示
例では２分割し部材９ａ、９ｂにより形成されている）
をノズル７との間に接着剤を塗布し取付はポル）１０等
でノズル７を取付け７ランジ８に締付は固定する。この
組立てしたものを更にスプレー液供給管５ａの端面フラ
ンジ５ｂにボルト１１等で締付は固定する。この場合に
おい゛て保持部材は数行フランジ８．押上げ７ランジ９
．ポルト１０より構成されることとなる。

第３図は第２図のＡ−Ａ断面視図であり、図示の如く旋
回流１２によりスプレーの噴霧効果を高めている場合を
示す。第４図は押上げ７ランジ９を形成する部材９ａ、
９ｂの平面図である。

この発明を実施することによりセラミックススプレーノ
ズルに若干の歪み変形があっても塗布された樹脂性など
の接着剤でその歪みは吸収緩和され、セラミックススプ
レーノズルに取付に際しての無理な力がかかることなく
、また、セラミックススプレーノズル自体は工場又は現
地の作業台上で注意して固定部材２（７ランジ付きにな
っている）に取付けすることができ、また第２図、第３
図に示す如く取付け７ランジ８に組付けられた組立品に
形成することができノズルの組立時破損をなくすことが
でき、輸送に際しての破損も少ないものとすることがで
き、また脱硫用等のスプレーノズルとして耐摩耗かつ耐
食性の高いノズルを提供することができる等積々の効果
を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例を示すセラミックススプ
レーノズルの断面図、第２図は第２実施例にかかるＬ型
セラミックススプレーノズルをスプレー用流体供給管に
取付けたときの部分断面外観図、第３図は第２図のＡ−
Ａ断面視図、第４図は押上げ７ランジ９の平面図である
。 １．７・・・・・・セラミックススプレーノズル１ａ・
・・・・・基部 ２・・・・・・固定部材 ３・・・・・・接着剤 ７ａ・・・・・・基部 ８・・・・・・取付はフランジ ９・・・・・・押上げ７ランジ ９ａ、９’ｈ・・・・・・部材 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　セラミックススプレーノズルの基部に接着剤を塗
   布し保持部材を介して前記基部を流体供給部材に固定取
   付けすることを特徴とするセラミックススプレーノズル
   取付は方法。 ２、セラミックススプレーノズルの基部を複数個に分割
   された押上げ７ランジにより取付け７ランジに固定し、
   この取付はフランジを流体供給部材に固定取付けするこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のセラミック
   ススプレーノズル取付は方法。 ３、セラミックススプレーノズルの基部に斜面部を設け
   、この斜面部に接着剤を塗布し、この斜面部に対応する
   斜面をもつ斜面付き固定部材によりセラミックススプレ
   ーノズルを流体供給部材に固定取付けすることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載のセラミックススプレー
   ノズル取付は方法。