JPS5815025Y2 - 着換え入形型の香水吹き - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は着換え人形の形に形成した香水吹きに係り、通
常の香水吹きとしての機能の他に置物としての実感を備
え、かつ着換え人形として使用の興味を高める等多目的
に使用できる香水吹きとすることを目的とした考案であ
る。

本考案の実施例を図面によって説明すると１は軟質の合
成樹脂で形成せる空気タンク兼用の香水容器であって、
胴部２を人体或いは人体の胴部の形状に形成し、胴部２
より小径に形成せる頚部３の上面４に空気抜き孔５を開
設する。

６は同じく軟質の合成樹脂で形成せる顔形キャップであ
って、下部に香水容器の頚部３に接着する接合片７を設
け、盾部或いはその他所要の位置に透孔８を開設して該
透孔８に噴霧口９を埋設する。

１０は噴霧口９と空気抜き孔５とを接続する空気管であ
り、１１は一端を噴霧口９に接続せる香水吸上管であっ
て、該香水吸上管１１は香水容器１と顔形キャップ６と
を結合した際先端１１ａが香水容器１の底部に達する長
さを有する。

１２は香水容器１の底部或いは胴部２の下部に設けた香
水補充栓であり、１３は香水容器に被装せしめる着脱自
在の衣服である。

図中Ａは所定量の香水を示めし、Ｂは空気を示めす。

以上の如く構成した香水吹きは人形の胴部に見立てた香
水容器を手指で押圧すると空気抜き孔５より香水容器１
内の空気が押し出され、噴霧口９０作用によって香水が
香水吸上管に吸上げられ、噴霧口９より香水を噴霧する
ことができる。

本考案の香水吹きは全体を軟質の合成樹脂で形成してい
るので丈夫であって香水補充栓より適宜香水を補充すれ
ば半永久的な使用が可能であり、外観を人形の形に形成
しているので使用の際の興味を高めると共にインテリア
としての機能も優れ、又衣装を着換自在としたので飽き
がこす、又補充栓を香水容器の底部或いは下方に設けた
ので香水容器に収容される香水の量が限定され、従って
香水容器内に比要とする空気を常に貯えることができ、
更に香水を噴霧するだけでなく容器を逆側すれば点滴す
ることもできる等多くの実用的効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は着換え人形型の香水吹きの断面図であり、第２
図は同斜視図である。 １・・・香水容器、２・・・胴部、３・・・頚部、４・
・・上面、５・・・空気抜き孔、６・・・顔形キャップ
、１・・・接合片、８・・・透孔、９・・・噴霧口、１
０・・・空気管、１１・・・香水吸上管、１２・・・香
水補充栓、１３・・・衣服、Ａ・・・香水、Ｂ・・・空
気。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 軟質の合成樹脂にて人体或いは人体の胴部の形状に形成
   した香水容器の頚部に、人間の頭部の形状に形成した顔
   形キャップを固着し、該顔形キャップの盾部に所定の配
   管を施した噴霧口を設け、香水容器の下面に補充栓を設
   げ、香水容器に衣装を着脱自在に被装せしめて成る着換
   え人形型の香水吹き。