JPS5814608B2 - ケイコウマタハニゴリバイシツノ ソクシヨクソウチ - Google Patents

ケイコウマタハニゴリバイシツノ ソクシヨクソウチ

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JPS5814608B2
JPS5814608B2 JP50028350A JP2835075A JPS5814608B2 JP S5814608 B2 JPS5814608 B2 JP S5814608B2 JP 50028350 A JP50028350 A JP 50028350A JP 2835075 A JP2835075 A JP 2835075A JP S5814608 B2 JPS5814608 B2 JP S5814608B2
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light
sample
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colorimetric
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JP50028350A
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村田幸男
中塚木代春
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、螢光または濁り媒質( turbidmed
ia)の測色装置の改良に関するものである。
更に詳しくは、本発明は、試料の両側に隣接して2個の
積分球を持ち、さらに1個または2個の補償用積分球を
設置し、試料から反射された光、または試料から放射さ
れた螢光、または試料からの済光を含む反射光、および
該試料の同一部分を透局した光とを、上記の試料に隣接
した2個の積分球で測光し、該試料からの反射光または
螢光または螢光を含む反射光および透過光のそれぞれに
ついて分光分布または三刺激値または三刺激値に変換可
能な量をただ1回の操作によって同時に測定する、螢光
または濁り媒質の測色装置である。
本発明の装置で測色できる螢光または濁り媒質とは、光
を入射させた場合に、入射光と逆の向きに光を反射、ま
たは放射、または同時に反射および放射をし、入射光の
一部は透過させる物質または媒質(以下これらを被測色
物質と呼ぶ)のことであり、例えば半透明な合成樹脂、
螢光物質の溶液または懸濁液、各種工業排水や汚濁した
海水、河川水のような懸濁液および、紛塵を含む気体な
どがあげられる。
本発明はこれらの物質または媒質の測色を正確かつ迅速
に行なうための装置を提供するものであり、特に工業排
水の着色度の測定に極めて有効である。
最近、公害防止のため工業排水の水質管理が重要になっ
てきているが、本発明の装置は、工業排水の着色度を連
続的に測定できるので、水質モニタリング装置として活
用すると、より一層その優れた効果を発揮するものであ
る。
フェスの着色度を測定するような場合には、透明なフェ
スを透過した光を測色すれば充分であるが、工業排水の
ような濁り物質や合成樹脂の螢光又は半透明な着色工程
の管理及び製品の品質管理を行なう場合には、透過光と
ともに後方散乱光(被測色物質から反射された光、及び
入射光と逆向きに放射された螢光、及び反射光と螢光と
が混合した光を以後は後方散乱光と呼ぶ)をも測色しな
ければならないことが多い。
また半透明な合成樹脂の色合せ処方を測色データーによ
って計算する場合にも透過光及び後方散乱光の測色が必
要である。
現在、これら被測色物質の後方散乱光または透過光を測
色する為の測色装置が多数市販されており、中には1台
の装置で試料の設置位置を変えることにより後方散乱光
も透過光もともに測色可能なものもある。
しかしこれらの装置1台で後方散乱光と透過光とを同一
時点において測色することは不町能であり、後方散乱光
の測色のための操作と透過光測色のための操作との2回
の別個の操作を必要とするのである。
したかって多数の被測色物質の後方散乱光及び透過光を
測色するためにはきわめて多くの労力を要する欠点があ
った。
また後方散乱光及び透過光を同一時点において測色する
必要のある場合には、後方散乱光測色用装置及び透過光
測色用装置の2台の別個の装置が用いられていた。
しかし2台の測色装置を用いる場合には試料の同一部分
を測色することは事実上不可能であり、異なる部分から
の後方散乱光と透過光とを同時に測色していたにすぎな
い。
したがって従来は被測色物質の同一部分からの後方散乱
光及び透過光を同時に測色することは事実上不可能であ
った。
このため特に連続的に移動する帯状物質または流体の同
一部分からの後方散乱光及び透過光を測色しようとする
ときに極めて困難な問題が生ずる。
即ち後方散乱光の測色装置の測色部位と透過光測色装置
の測色部位との間隔を被測色物質の移動速度で除した時
間だけ2つの測色装置の測色動作開始時刻をずらせなけ
ればならない、さらにこれらを連続的に測色する場合に
は試料の移動速度に同期した遅延回路が必要となり、き
わめて実現が困難である。
また後方散乱光及び透過光の連続測色のためにそれぞれ
別の測色装置を用いる場合、各測色装置の経時変化のた
めに各測色値にそれぞれ互いに魚関係な変動を生ずる。
経時変化の最大の原因は測色装置の光源の劣化であり、
時間の経過とともに光源の色温度が低下する。
しかもこの光源の色温度低下の程度が後方散乱光の測色
装置と、透過光の測色装置とでは異なるために不都合を
生ずる。
本発明者らは、上記の諸点に着目し、検討の結果、被測
色物質の同一部分からの後方散乱光及び透過光を同一時
点において測色することができ、しかも光源の経時変化
の影響が、後方散乱光および透過光の両測色値にほぼ同
等に現われるような測色装置を見出した。
本発明の測色装置によれば後述するように、被測色物質
の分光透過率および分光反射率または後方散乱光および
透過光の三刺激値が、唯1回の操作によって同時に、し
かも正確に測定できるので、被測色物質の測色作業をき
わめて省力化できる。
また本発明の装置は被測色物質の同一部分からの後方散
乱光および透過光の測色を同時に行なうことができるの
で、従来きわめて困難であった連続的に移動する被測色
物質の色彩管理を可能にするものである。
次に本発明の詳細を実施例および図面と共に説明する。
実施例 第1図は被測色物質からの後方散乱光および透過光を連
続的に測色する場合に特に適するような装置の例である
1は測色用の白色光源である。1の光源から放射された
白色光の1部を色温度変換用フィルタ2′を通して色温
度を変換した後、コリメータレンズ2によって平行な光
束にし、後方散乱光測色用積分球3の2つの開口部3′
,3“を通してこの開口3“に密設した被測色物質4へ
入射させる。
被測色物質4へ入射した光束の一部は後方散乱光となっ
て開口3“を通って後方散乱光測色用積分球3の中へ入
射する。
被測色物質4へ入射した光束の内で後方散乱光とならな
かった部分のうちの1部は試料に吸収され残余の部分が
透過光となって被測色物質を出て、被測色物質に密設腎
だ開口5′を通って前後に移動可能な透過光測色用積分
球5へ入射する。
また白色光源1を出た光束の他の1部は2′と同じ分光
透過率を持った色温度変換フィルタ6′によって色温度
を変換しコリメータレンズ6によって平行光束とした後
に補償用積分球1へ、この積分球の開口7′から入射さ
せる。
3,5及び7の積分球はそれぞれ3“′,5“及び7“
の開口部を持ちこれらの開口部にそれぞれ8,9及び1
0の測光用光電変換素子を持っている。
8,9・10の測光用光電変換素子は3個または4個の
独立した部分に分割し、それぞれの部分はa(λ),b
(λ),C(λ)及び4個の部分からなるときはd(λ
)なる分光感度分布を持ち8,9.10の測光用素子の
すべてが同じになるように調整する。
但しλは波長を(nm)単位で表わす。ここで、a(λ
),b(λ),C(λ)及びd(λ)は次の条件を満足
するように調整する。
ただし ここでp(λ)は白色光源1から放射され2′のフィル
タ及び2のコリメータレンズを透過した後または6′及
び6を透過した後の光束の分光分布であり、(マ(λ)
マ(λ)フ(λ))は2度視野または10度視野のスペ
クトル三刺激値である(JISZ8722及びJ I
S Z 8 7 2 7を参照)。
3つのベクトル(XaYaZa)、(XbYbZb)及
び(XoYoZo)が線形独立、即ちA=B=C=0で
ない3つの任意の実数に対して常に、A・(XaYaZ
a)十B・(x5y5z5)十〇・(XoYoZo)\
0なるようにa(λ),b(λ),C(λ)を決める。
また測光用光電変換素子を4つの部分に分割するときの
他の1つの部分の分光感度d(λ)には特に制限はない
以上のようにして構成した測光用光電変換素子8,9,
10のそれぞれから出る(A8B8C8),(A9B9
C,)及び( AIO BIO CIO )なる信号ま
たは測光用素子が4つの部分からなるときには(A8B
8C8D8)・( A9B9C9D9)及び(A10B
1o CIO DIO)を11の計算回路へ入力する。
計算回路11は各測光用素子からの上記の出力を受けて
次の計算を実行して後方散乱光の三刺激値(XrYrZ
r)及び透過光の三刺激値(XtYtZt)を求める(
三刺激値についてはJISZ8722及びJISZ87
27を参照)。
測光用素子が3つの部分からなるとき 測光用素子が4つの部分からなるとき ここでXa,Ya,Za,Xl),Yb,Zb,X
y Y C y ZCは(1)式によって決まる値であ
りXd,yd,Zdは ただし によって決まる定数である。
a r p b r y C rおよびdrは試料4の
位置に常用白色面(JISZ8722)等反射色の三刺
激値(XrS ’ Yrs ’ ZrS )が既知の物
体を置いて、(2)式または(3)式の左辺がとなるよ
うに定めた定数であり、またat,bt,ctおよびd
tは、透過色の刺激値(Xts,Yts ,Zts )
が既知の物体を試料4の位置に置いて(2′)式または
(3′)式の左辺が、となるように定めた定数である。
以上のような計算を計算回路11で実行して後方散乱光
の三刺激値及び透過光の三刺激値を記録計12へ入力し
これらの値を連続的に記録する。
このような装置では唯1つの光束によって被測色物質の
後方散乱光及び透過光の測色を同時に行なうため、被測
色物質の正確に同一の部分からの後方散乱光及び透過光
を同時に測色でき、しかも各測色値を連続的に出力する
ので、移動している帯状または液状の被測色物質の測色
を行なうために極めて便利な装置である。
次に第2図の装置は被測色物質の分光反射率または螢光
を含んだみかけの分光反射率及び分光透過率の測定に適
するようにしたものである。
白色光源1から放射された光束を色温度変換フィルタ2
を通してCIE合成昼光又は標準の光C(JISZ87
26を参照)の分光分布に近似させた後にビームスプリ
ツタ3によって2つの光束に分割し、1方の光束をコリ
メークレンズ4によって平行にした後に後方散乱光測色
用積分球5の2つの開口部5′及び5“を通してこれに
密設された被測色物質6を照射する。
被測色物質6からの後方散乱光は積分球5に、透過光は
被測色物体に密設された開口7′を通して前後に移動可
能な球分球7に受ける。
またビームスプリッタ3によって分割した他の1方の光
束はコリメータレンズ8によって平行にして補償用積分
球9へ開口部9′から入射させる。
上記3つの積分球5,7及び9はそれぞれ開口5“′,
7“及び9“を持ちこの開口部にそれぞれ多数の分光フ
ィルタを取り付けた回転板10,11及び12を互に同
期して回転するように設置し、それぞれの回転板の後に
測光用光電変換素子13,14及び15を設置する。
10.11及び12の回転板はいずれも同じ構造で第3
図のようなものである。
第3図で2は円形の遮光板で1のような開口を多数持ち
この開口部に干渉フィルクなどの分光フィルタを取付け
たものであり3を軸として回転できる構造のものである
この回転板の開口部に取付ける分光フィルタは、例えば
最大透過率を得る波長が4 0 0 nmから7 0
0 nmまで2 0 nm間隔に変化する16枚1組の
フィルタであったり、3 8 0 nmから7 4 0
nmまで2 0 nm間隔に変化する19枚1組のフ
ィルタである。
第2図の装置は第3図のような回転板を10,11於び
12に設置してこれらを同じ波長の光を透過させるよう
に同期して回転させて5,7及ひ9の各積分球へ入射す
る光を分光してこれらをそれぞれ測光用素子13,14
及び15によって測光ずる。
13,14及び15の各測光用素子の出力は計算回路1
6に接続する。
計算回路16は各測光用素子からの出力を受けて被測色
物質の分光反射率または螢光を含むみかけの分光反射率
及び分光透過率を計算する。
各回転板が回転して波長λの光を透過させるようになっ
たときの測光用素子13,14及び15の出力をそれぞ
れAλ,BλおよびCλとすると、被測色物質の波長λ
での分光反射率または螢光を含むみかけの分光反射率R
λ及び波長λでの分光透過率Tλは次式によって求めら
れる。
計算回路16は(5)式の計算を実行するようになした
ものである。
ここでrλ及ひtλはそれぞれ分光反射率Rsλ及び分
光透過率Tsλが既知の物体(反射用、透過用それぞれ
別の物体であってもよい)を被測色物質6の位置に置い
たとき(5)式の左辺がR sλ及びTsλとなるよう
に定めた定数である。
計算回路16の出力Rλ及びTλを記録計17で記録す
る。
記録計17または計算回路16及び記録計17をデイジ
タル形電子計算機に代えて被測色物質の着色度、色相及
びクーペルカ・ムンクの吸収系数、散乱係数(D.B.
Judd及びG.Wyszecki著Color in
Business,Scienceyandlndu
stry参照)などの値を計算することも可能である。
第4図は本発明の他の実施例であり、補償用積分球を2
個設置したものである。
白色光源1から放射された光束の1部を色温度変換フィ
ルタ2′によって色温度を変換しコリメータレンズ2に
よって平行光束とした後積分球3の開口3′及び3“を
通して被測色物質4へ入射させる、被測色物質からの後
方散乱光は開口3“を通して積分球3に受け透過光は開
光5′を通して積分球5に受ける。
また白色光源1から放射された光束の他の1部を2′と
同じ分光透過率を持った色温度変換フィルタ6′を通し
た後コリメータレンズ6で平行にして表面反射補償用物
体またはセル7に入射させ、7を透過した光束を透過率
補償用積分球8へ開口8′から入射させる。
さらに白色光源から放射される光束を2′及び6′と同
じ分光透過率を持った色温度変換フィルタ9′を通した
後コリメータレンズ9により平行にして反射率補償用積
分球10の開口10′及び10“を通して標準白色面1
1を照射し標準白色面11からの反射光を積分球10で
受ける。
3,5,8及び10の各球分球にはそれぞれの開口部3
“′,5“,8“及び10“′にそれぞれ同一の分光感
度を持った測光用素子12,13,14及び15を設置
する。
各測光用素子を3つまたは4つの部分に分割してそれぞ
れ異なった分光感度を持たせ三刺激値の測定が可能なよ
うになす。
これらの各測光用素子からの出力を計算回路16に接続
し、後方散乱光及び透過光の正確な三刺激値を計算し記
録計17によってこれらの値を記録する。
ここで測光用素子於び計算回路を、各測光用素子が3つ
の部分に分解されている場合について説?する。
測光用素子12,13,14及び15のそれぞれ3つに
分割された部分の分光感度a(λ),b(λ),C(λ
)ならびに( X a Y a Z a ) ( X
bY bZb)及び(XoYcZc)を前記第1図の装
置と同様に決める。
次に測光用素子12,13,14及び15からのそれぞ
れ3つの出力を(.A1B1。
C1) , ( AI3B13C13 ) ,( A1
4B14Cl4 )及び( AI5 B15 CI5
)とし計算回路16では次の計算を行なうようにする。
上式において(at bt ct )及び( ar b
rcr)は第1図の装置の場合と同様の方法で決める。
使用例 1 次に第1図に示す測色装置を使用して実現した工業排水
の着色度の連続測定制御装置の例を示す。
この装置は第1図の装置の12の記録計の部分をデイジ
タル式電子計算機に代えたものであり、工場内の各所か
ら流れて来る排水を集めて、I場外へ放出する放出口に
於ける排水の着色度を測定し、着色度が限界以−Hに高
い時には各支流の排水量を増減させて、工場外へ出る排
水の着色度が常に限界値以下になるようにするものであ
る。
第1図の計算回路11から出力さK’Lる、後方散乱光
及び透過光の三刺激値xr,yr,zr,X,,Y1,
Z,を電子計算機12に入力する。
電子計算機は以下に示す計算を行な一って、排水の着色
度△Eを計算するようにプログラムする。
先ず、 なるX∞,Y∞ ,Z∞を求める。
これらの値は、測定された排水が非常に厚い層になって
水底まで光が達しない時に、この排水を水面上から見た
時の反射光の三刺激値である。
工場の排水放出口から、河川または海などへ出た直後の
排水は、まだ河川水または海水などと混合しておらずま
た排水の放出量が多いときは排水層の厚さも非常に厚い
ため、放出日付近で陸上から観察される排水の色は、上
記X∞.x∞,Y∞:,Z∞で表わされると考えて良い
?た河川水及び海水を陸上から見たときの色は、照明光
(太陽光、青空光など)が一定であればほとんど不変と
考えられるので、河川水または海水からの反射光の三刺
激値x,y,zを、あらかじめ測定して電子計算機に記
憶させておく。
次にXao y Y 00 t Z 。
から同様にX,Y,ZからL,a,bを求め によって排水の着色度△Eを計算する。
この八Eは放出された排水と、河川水または海水との間
の色差にほかならない(JISZ8730参照)。
また電子計算機には、排水の放出[]へ流水する各支流
の流量を測定する流量計及び各支流の流量を制限り−る
弁と接続する。
放出口から出る排水の着色度ΔEが、予め決めた限界値
△E7よりも大きくなった時には、電子計算機が次のよ
うな操作を実行して着色度△Eを限界値以下にする。
限界値と着色度との差d(△E)を計算する。
次に各支流から流入する排水の流量を約1/1oだけ減
少させてこのときの着色度を測定する。
i番目の支流の流量をaViだけ変化させたとき放出口
での排水の着色度がδ(△E)だけ変化したとすると、 が求まる。
この値を全ての支流について求めこの最大値 を求める。
今J番目の支流についての値が最犬であったとすると、 を解いて求まるdVjなる量だけJ番目の支流の流量を
変える。
dVjの絶対値が」番目の支流の正常時の流量■』の1
/2以上であれば (但し符号は元のまま。
)とし、 の値がJ番目の支流の次に 大きなk番目の支流の流量をd v kだけ変える。
dvk は、 によって求める。
dVk の絶対値が正常時の流量の1/2以上のときは
、さらに次の支流の流量を変える。
変化させた各支流の流量は、約1時間をかけて漸次正常
時の流量に復帰させる。
着色度が、限界値を越えたとき、及び定期的に測定した の値を記録しておき、1日または週単位でこの値をプリ
ントし、工場の操業計画、操業方法及び排水処理方法等
の参考にする。
本使用例のような排水の着色度の連続自動測定制御装置
に、従来の測色器を2台用いる場合には、排水のマクロ
的な不均−さのために、後方散乱光の三刺激値Xr,y
,yzrと透過光の三刺激値Xt,Y,,Ztとがそれ
ぞれ無関係に変動し、着色度△Eの計算が不可能であっ
た。
使用例 2 次に第2図に示す測色装置を利用して2種類の懸濁液を
混合したものの分光反射率及び分光透過率を予測した結
果の1例を示す。
分散染料スミ力ロン イエローE−FG(C.I.ジス
パース イエロー8)200〜を蒸留水1lに分散せし
めた液及びスミカロン レツドE−3BR(C.I.ジ
スパース レッド55)200mI?を1lの蒸留水に
分散せしめた液を作り、これらの液の長さ10minの
液層の分光反射率及び分光透過率を測定した。
第5図はスミカロン イエローE−FG200m9/l
の分散液の分光反射率曲線1及び分光透過率曲線2であ
り、第6図はスミカロン レツドE −3BR200■
/#分散液の長さ10mmの液層の分光反射率1及び分
光透過率曲線2である。
以上の測定値をもとにスミカロン イエローE−FG1
00〜及びスミカロン レツドE−3BR100〜を混
合して1lの蒸留水中に分散せしめた液の長さ10mm
の液層の分光反射率及び分光透過率をクーベル力・ムン
クの理論( D.B.Judd及びG.Wy szec
ki著Color in Business+Scie
nce+and Industry 3 8 7頁参照
)による次のような計算を行なって予測し、実際に分散
染料を混合して第2図の装置で測定した値と比較した。
分散染料1及び2の単位濃度の分散液の長さXの液層の
分光反射率及び分光透過率をそれぞれRliλ),R2
(λ),T1(λ),T2(λ)とし、この分散染料1
及び2をそれぞれ濃度C1及びC2で混合して分散せし
めた液の長さXの液層の分光反射率R(λ)及び分光透
過率T(λ)は、 によって求められる。
第7図は混合液の分光反射率及び分光透過率を上式によ
って予測した値と、それぞれの実測値とを比較して示し
たものである。
図中1は分光反射率の実測値、2は分光透過率の実測値
であり、それぞれの計算による予測値を1′及び2′で
示した。
図より予測はきわめて正確に行なわれることが知られる
このように着色剤を2種類以上任意の濃度で混合して分
散せしめた液または個体状の被測色物質の分光反射率及
び分光透過率を計算によって予測することは、半透明な
色見本に対する色合せ処方を計算する場合に必要となる
ものであり工業上きわめて重要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す模式図である。 1・・・・・・白色光源、2’,6’・・・・・・色温
度変換フィルタ、2,6・・・・・・コリメータI/ン
ズ、3・・・・・・後方散乱光測光用積分球、5・・・
・・・透過光測光用積分球、7・・・・・・補償用積分
球、4・・・・・・被測色物質、3′ ,3“,3“/
,5/,5“.7’.7“・・・・・・積分球の開口、
8,9,10・・・・・・3つまたは4つの部分に分割
した測光用光電変換素子、11・・・・・・計算回路、
12・・・・・・記録計。 第2図は本発明の第2の実施例を示す模式図である。 1・・・・・・白色光源、2・・・・・・色温度変換フ
ィルタ、3・・・・・・ビーム・スプリツタ、4,8・
・・・・・コリメータレンズ、6・・・・・・被測色物
質、5・・・・・・後方散乱光測光用積分球、7・・・
・・・透過光測光用積分球、9・・・・・・補償用積分
球、5′,5“,5“+7’+7“,9’,9“・・曲
積分球の開口、io,11.12・・・・・・互いに同
期して回転するフィルタ付回転板、13,14,15・
・・・・・光電変換素子、16・・・・・・計算回路、
1γ・・曲記録計。 第3図は第2図の装置のフィルタ付回転板の平面図であ
る。 1・・・・・・フイル久2・・・・・・遮光板、3・・
・・・・回転軸。第4図は本発明の第3の実施例を示す
図である。 1・・・・・・白色光源、2’,6’,9’・・・・・
・色温度変換フィルタ,2,6,9・・・・・・コリメ
ークレンズ、3・・・・・・後方散乱光測光用積分球、
4・・・・・・被測色物質、5・・・・・・透過光測光
用積分球、7・・・・・・透過率補償用物体又はセル、
8・・・・・・透過率補償用積分球、1U・・・・・・
反射率補償用積分球、11・・・・・・標準白色面、3
’,3〃,3” +5’y5“,8’,8“,io’,
10“,10”′・・・・・・積分球の開口、12,1
3,14.15・・・・・・3つまたは4つの部分に分
割した光電変換素子、16・・・・・・計算回路、17
・・・・・・記録計。 第5図及び第6図はそれぞれスミカロン イエローE−
FG及びスミ力ロン レッドE−38R200m9を1
4の蒸留水に分散せしめた液の分光透過率及び分光反射
率を本発明の第2図に示す装置によって測定した結果で
ある。 1・・・・・・分光反射率、2・・・・・・分光透過率
。 第7図はスミ力ロンイエローE−FG及びスミカロン
レツドE−3BRをそれぞれ1007IIIずつ混合し
て1tの蒸留水中に分散せしめた液の分光反射率及び分
光透過率を本発明の装置によって実測した結果及び、第
5図及び第6図に示す測定値から予測した値を示す図で
ある。 1・・・・・・測定した分光反射率、1′・・・・・・
予測した分光反射率、2・・・・・・測定した分光透過
率、2′・・・・・・予測した分光透過率。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 試料の両側に隣接して2個の積分球を持ち、さらに
    1個または2個の補償用積分球を設置し、試料から反射
    された光、または試料から放射された螢光、または試料
    からの螢光を含む反射光、および該試料の同一部分を透
    過した光とを、上記の試料をはさんで隣接した2個の積
    分球で測光し、各測光値を補償用積分球の対応する測光
    値で除するようになした除算回路を設け、試料からの反
    射光または螢光または螢光を含む反射光および透過光の
    それぞれについて、分光分布または三刺激値または三刺
    激値に変換可能な量をただ1回の操作によって同時に測
    定することを特徴とする螢光または濁り媒質の測定装置
JP50028350A 1975-03-07 1975-03-07 ケイコウマタハニゴリバイシツノ ソクシヨクソウチ Expired JPS5814608B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60123915U (ja) * 1984-01-28 1985-08-21 武部 憲親 電線用導体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3510666A (en) * 1967-05-05 1970-05-05 Bowser Inc Turbidity meter having calibrating light source

Patent Citations (1)

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