JPS5814514Y2 - 傍熱形陰極 - Google Patents

傍熱形陰極

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Publication number
JPS5814514Y2
JPS5814514Y2 JP15349977U JP15349977U JPS5814514Y2 JP S5814514 Y2 JPS5814514 Y2 JP S5814514Y2 JP 15349977 U JP15349977 U JP 15349977U JP 15349977 U JP15349977 U JP 15349977U JP S5814514 Y2 JPS5814514 Y2 JP S5814514Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cathode
sleeve
indirectly heated
chromium
cathode sleeve
Prior art date
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Expired
Application number
JP15349977U
Other languages
English (en)
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JPS5483356U (ja
Inventor
高梨幸雄
松本貞雄
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
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Publication of JPS5483356U publication Critical patent/JPS5483356U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、陰極線管に使用される電子銃に関し、とくに
複数の陰極を一枚の絶縁基板に一直線状に配設したカラ
ーブラウン管用インライン形電子銃の傍熱形陰極に関す
るものである。
最近のテレビセント用のブラウン管として最も必要なこ
とは消費電力が少ないこと(偏向電力が少ないこと、陰
極加熱電力が小さいこと)が上げられる。
本考案は、この目的に合う消費電力の小さいカラーブラ
ウン管に最適の小電力の傍熱形陰極を提供するものであ
る。
カラーブラウン管用3電子銃に使用する熱陰極構体、特
に小電力偏向となるとブラウン管のネック部の外径が細
くなり従って電子銃の間隔もせまくなる。
又、ネック径が細くなると熱陰極の消費電力によって、
ネック部の温度が上がり周辺部品が加熱されて部品変形
等の悪影響を与える。
又、陰極自身も小型になれば消費電力を小さくしないと
、G1以下の各部品がヒータ点火と共にヒータ、カソー
ド、G1の順に温度が上がりその上昇速度がずれている
ために、Gl−に間の寸法が時間と共に変化し、パービ
アンスがずれるため安定状態(一般にヒータ点火後30
分位)で調整した白バランスがヒータ点火直後から安定
状態までの間くずれる。
この影響はヒータ入力を小さくし陰極周辺の温度の上昇
を抑えることで軽減される。
本考案は、陰極加熱電力を小さくしても基体金属の温度
を所定の値にできるようヒータの熱を効率よく利用する
よう改良された低消費電力の傍熱形陰極を提供する。
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案にかかる傍熱形陰極の簡略斜視図を示
すものである。
同図において、1はセラミックでほぼ楕円状に形成され
た3電子銃共通のセラミック基板を示すもので、後述す
る如く複数の陰極を共通に保持している。
2は、セラミック基板1を電子銃組立体のビードガラス
(図示せず)に結合せしめるために、セラミック基板1
の裏面(電子を放射する側と反対面)にセラミック基板
1の長軸(X−X’線)と直交するように固定される基
板支持片を示すものであり、陰極構体を組立てた後、ビ
ードガラスにその先端が埋込まれる。
3は、3電子銃に対応する3コの陰極支持節であり、セ
ラミック基板1に、その長軸(X X’線)に沿うよ
うに一直線状に夫々等距離はなして植設される。
この陰極支持筒3と前記セラミック基板支持片2はガラ
ス質の接着剤で固着されておりセラミック基板1の陰極
支持筒3を設ける位置には透孔11があけられ、この透
孔11の開口端に接着剤を入れる隙間を設けると良い。
これは基板支持片2を取付ける部分においても同様であ
る。
上記陰極支持筒3の内部には、第2図に示すような陰極
基体金属5を保持した陰極本体4が配置される。
第2図に示すように陰極本体4は、2つの円筒6,7か
ら構成されている。
内側の円筒6はその一端に陰極基体金属5が固着されヒ
ータ15を内蔵した陰極スリーブであり、外側の筒γは
、陰極スリーブ6より若干径が大きく、陰極スリーブ6
に電気溶接によって固着されるが、固着点のみ接するよ
うに内側に突出する凸起7aを有している。
次に具体的な実施例につき、第2図を用いて詳細に説明
する。
すなわち、陰極基体金属5はNi主体に還元済として少
量のMg、Siを含む合金で形成され、陰極スリーブ6
に内接圧着した後、このスリーブ6の周辺から電気溶接
等によって固着される。
陰極スリーブ6は、Cr 20%、Co15%、残Ni
あるいはCr 20%、W4%、残Niのようにクロム
Cr含有金属からなっている。
また、外側のスリーブ7は、Ni又はコバール等のよう
にクロムCrを含まないで金属で構成される。
陰極スリーブ6と外側スリーブ7の固着点は、陰極スリ
ーブ6の陰極基体金属5を嵌合する方とは反対側の端部
を標準とし、この固着点を陰極基体金属5側に近ずける
ことによって陰極到達温度を調節できる。
すなわち両スリーブ6と7の固着点を端部に有するもの
が最も到達温度が高くなり、陰極基体金属5側になると
低くなり、考案者等の実験によると、その温度差は約5
0 degという結果が得られている。
従って、品種によっであるいは必要とする陰極の到達温
度の差によって上記固着点の位置を変えることができ、
その陰極構体における最適の陰極の到達温度にすること
が可能である。
次にこのような陰極構体の製作法につき第2図および第
3図を用いて詳細に説明する。
まず陰極スリーブ6に陰極基体金属5を圧入し、固着し
た後、外側のスリーブγを溶接し陰極本体4をつくる。
次にこの陰極本体4を水分添加の水素炉で1000℃に
加熱して黒化処理をする。
この処理により陰極スリーブ6の内外表面にはクロム酸
化層が形成されるため黒色の表面となり、方の外側のス
リーブ7はクロムを含んでいないためその表面は処理前
とほぼ同じ光沢を有している。
しかる後、上記陰極基体金属5の表面を研摩し、電子放
射物質20を塗布する。
一方、セラミック基板1は予めその中央に陰極支持筒3
を嵌合せしめる透孔11と、前記基板支持片2を嵌め込
むスリット12を設けている。
この透孔11とスリット12は夫々接着剤を入れる隙間
9,8を有している。
この透孔11およびスリット12に夫々陰極支持筒3お
よび基板支持片2を嵌め込んだ後、隙間8,9に接着剤
(ガラス)を入れこの接着剤ヲ溶かすことによってセラ
ミック基板1に固着せしめる。
このようにして組立てられたセラミック基板1、基板支
持片2、陰極支持筒3の組立体を従来知られているよう
な方法にて電子銃組立体に一体に組込んだ後、第1格子
電極又は、第2格子電極の電子銃透過孔を基準にしてエ
アマイクロ等で第1格子電極と前記陰極本体4の表面と
の間隔を測定し、適切な位置で前記陰極支持筒3と接着
固着する。
モしてヒータ15を陰極スリーブ6に挿入し固定する。
なお、上記陰極支持筒3は第1図に示した如くその開口
端が切断されたままでも良いが、前記電子放射物質20
からの蒸発物がセラミック基板1の陰極周辺の表面に付
着するのを避け、絶縁を良くするために、第3図に示す
如く開口端を外側に拡がるよう開いてかさ10をつくっ
ても良い。
また、反対側の開口部は、陰極本体4を挿入した後溶接
しやすいように端部を絞り込んでおくと良い。
本願にかかる傍熱形陰極は上述したように構成されてい
るため、陰極スリーブはヒータからの熱吸収率が良く、
また熱の発散率も増加され、この陰極スリーブの外側に
極く近接して配設される外側スリーブが反射筒となるた
め熱発散が抑制される。
従って、低入力のヒータ電力で充分な陰極動作温度にす
ることが可能となる。
このように低電力でも陰極スリーブと外側のスリーブの
相互の熱受授によって陰極周辺の部品温度をあげすぎな
いように陰極温度を高くすることができる。
とくに陰極支持筒は絶縁物であるセラミック基板に直接
接つしていることもあって熱変形等を起こすことはない
また陰極スリーブと外側スリーブの溶接位置を変えるこ
とによって陰極温度を調節できる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第′1図は、本考案による傍熱形陰極の簡略斜視図、第
2図は本考案による陰極本体の断面図、第3図は本考案
による傍熱形陰極の断面図である。 1・・・・・・セラミック基板、2・・・・・・セラミ
ック基板支持片、3・・・・・・陰極支持筒、4・・・
・・・陰極本体、6・・・・・・陰極スリーブ、7・・
・・・・外側スリーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. はぼ直線状に配置される複数の貫通孔を有する絶縁基板
    と、少くともクロムを含有する合金からなり内外表面に
    クロムの酸化物層を有し一端に基体金属を固着しヒータ
    を内蔵する複数の陰極スリーブと、この陰極スリーブの
    外側に近接して陰極スリーブと同軸的に配置されニッケ
    ル、又はクロムを含まないニッケル合金からなり長さ方
    向の中間部において前記陰極スリーブの他端部を固着す
    る複数の外側スリーブと前記複数の貫通孔に外側が固着
    され内側に前記外側スリーブを同軸的に配置し一端にお
    いて前記外側スリーブの端部を保持する複数の陰極支持
    筒とを具備することを特徴とする傍熱形陰極。
JP15349977U 1977-11-17 1977-11-17 傍熱形陰極 Expired JPS5814514Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15349977U JPS5814514Y2 (ja) 1977-11-17 1977-11-17 傍熱形陰極

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JP15349977U JPS5814514Y2 (ja) 1977-11-17 1977-11-17 傍熱形陰極

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5483356U JPS5483356U (ja) 1979-06-13
JPS5814514Y2 true JPS5814514Y2 (ja) 1983-03-23

Family

ID=29140734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15349977U Expired JPS5814514Y2 (ja) 1977-11-17 1977-11-17 傍熱形陰極

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