JPS5813881Y2 - ボクシング、空手等の突き蹴り練習具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来からのボクシング、空手等の動きを伴った突き蹴り
練習具としてサンドバックとパンチポールがあるが、い
ずれも吊るして用いるため動きは振子運動又は周回運動
で実際のボクシング、空手等に於る人間の動きと全く異
ったものである。

またこれらの練習具を吊るすためには強固な構造物が必
要とされ、設置場所を限定される。

本考案は上記のような事情に鑑みてなされたものでその
目的とするところはボクシング、空手等の練習者に実際
の人間に近い動きをするとともに、任意の場所で使用で
きる突き蹴り練習具を提供することにある。

以下本考案の実施例を図面により詳述する。

合成樹脂にて形威せる等今人の中空人形体１は揺動自在
に起立せしめるため、着座部５に、曲面部５′を有し、
平面部５″より穿孔した空洞部に鉄等の金属で形成した
ウェイト６が圧入しである。

ウェイト６の圧入後平面部５″にはゴム板に凹凸を設け
たすべり止部材９を貼着しである。

曲面部５′には生卵形又は半球形の複数個の突起が該人
形体１と一体成形で突設しである。

板状のスプリング部材７は上体部４の背面の両腕部３の
つけ根に穿孔された取付ロア′に半円形に湾曲させた状
態で圧入固着される。

尚本考案に設けであるスプリング部材７と突起８は単独
に設けても一向に差し支えない。

次に本考案の作用について述べる。

第３図の例に示すごとく矢印Ａの方向から上体部４に突
き又は蹴りによる強い打撃を加えた場合、該人形体は横
すべりすることなく転倒し、転倒によるスプリングの接
地変形が打撃力を反発力に変え、該人形体は素速く揺動
起立する。

又第４図の例で示すごとく、矢印Ｂの方向から頭部２に
打撃を加えた場合、転倒中実起部が接地し、突起部が支
点となって該人形体の重心のかかった方へ廻りながら（
第４図は右廻り）揺動起立する。

本考案は空手、ボクシング等の攻撃者に対する応戦者の
動きを擬人化したもので、第３図で説明した動きは応戦
者が上体を後傾させて攻撃をかわし反撃に出る運動に等
しく、また第４図で説明した動きは応戦者が足を使い左
右へ移動して攻撃を回避する運動に等しい。

このように本考案は１人で実戦的な練習ができると同時
に持ち運び自由のため任意の時間と場所で練習できると
いう利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図は後方よりの斜視図、第３図は
作動例を示した側面図、第４図は他の作動例を示した平
面図である。 １・・・・・・中空人形体、２・・・・・・頭部、３・
・・・・・腕部、４・・・・・・上体部、５・・・・・
・着座部、５′・・・・・・曲面部、５″・・・・・・
平面部、６・・・・・・ウェイト、７・・・・・・スプ
リング部材、７′・・・・・・スプリング部材取付口、
８・・・・・・突起、９・・・・・・すべり止め部材。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 揺動自在に起立する等今人の中空人形体１の下方着
   座部５の曲面部５′に複数個の突起８を設けるとともに
   、該着座部５の平面部５″にすべり止め部材９を貼着し
   、更に該人形体１の上体部４の背面にスプリング部材７
   を固着したことを特徴とするボクシング、空手等の突き
   蹴り練習具。 ２ 突起８が球形又は卵形の曲面を有する実用新案登録
   請求の範囲第１項記載の突き蹴り練習具。 ３ スプリング部材７が板状をなし、これを湾曲させた
   状態で、この両端を両腕部３のつけ根近辺に固着した実
   用新案登録請求の範囲第１項記載の突き蹴り練習具。