JPS5813191B2 - 出塁人形を具備する野球盤 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は出塁人形を具備する野球盤に関する。

すなわち、投球されるボールをバットで打つとともに盤
面のグランドにボールを転動させて遊戯するような野球
盤において、各ベースの近傍に出塁人形を突出させなが
ら出塁を表示することができて一層面白いゲームを行な
うことができ、各つまみでもって各出塁人形を盤面上に
それぞれ迅速容易に出退させることができ、簡単な構造
にして好適に実施できるように提供するものである。

次に、図面に示す実施例について説明する。

第１図は野球盤全体の平面図を示し、盤台Ａにおける上
面の盤面ａ上にはダイヤモンド１や外野を区劃形成し、
ダイヤモンド１の４隅には本塁ベース２ｄ、１塁ベース
２ａ、２塁ベース２ｂおよび３塁ベース２ｃをそれぞれ
形成しダイヤモンド１の後方から外野にかけての盤面ａ
には各野手の位置に合わせてボールＢを受入れることが
できる各凹部７を形成するとともに、外野の後方周囲側
にはボールＢが入ると塁打、アウト、ホームランといっ
たことになる各凹部８を形成して構成する。

また、ダイヤモンド１の中心後方にはボールＢを弾撥す
る発射台９を装設して盤台Ａ後方の操作台１０における
つまみ１１により発射操作できるようにし、本塁ベース
２ｄの前方には操作台１０におけるつまみ１２により操
作して上下動させうる、いわゆる消える魔球用の板体１
３を装設し、本塁ベース２ｄの側方にはつまみ１４によ
り回動させるようにしたバット１５を軸架し、操作台１
０におけるつまみ１６により変化球の操作ができるよう
に装設し、１塁ベース２ａ寄りの外方における盤面ａ上
には各ゲームカウントを表示できる表示部１７を装設し
て構成する。

各ベース２ａ，２ｂおよび２ｃの近傍側方における盤面
ａの部分には２塁ベース２ｂと本塁べ一ス２ｄとを結ぶ
線に平行となって細長くなりしかもボールＢの転動に邪
摩にならない孔部３ａ，３ｂおよび３ｃをそれぞれ形成
し、各孔部３ａ，３ｂおよび３ｃからは該孔部を通過で
きるよう薄くして形成した出塁人形４ａ，４ｂおよび４
ｃをそれぞれ出退自在に装設するが、各孔部３ａ，３ｂ
および３ｃの下方における底板１８の部分の上面に固設
した各支持台１９から平行両アーム２０，２０を突設し
、各出塁人形４ａ，４ｂ，４ｃの下部に一体に形成した
支持板２１の中間部を両アーム２０２０間でピン２２に
より回動自在に枢支し、ピン２２を中心に回動して出塁
人形４ａ，４ｂ，４ｃが孔部３ａ，３ｂ，３ｃの内方に
退入したり起立して突出したりできるように装設して構
成する。

前方本塁ベース２ｄの横側方における盤面ａの部分には
それぞれ平行に接近して３つの長孔２３ａ，２３ｂ，２
３ｃを形成し、盤面ａの下方に装入した３本の連動杆５
ａ，５ｂ，５ｃの端部に一本にして立設したつまみ５ａ
，５ｂ，５ｃを前記長孔２３ａ，２３ｂ，２３ｃにそれ
ぞれ挿通して上方に延設し、各連動杆６ａ，６ｂ，６ｃ
は各孔部３ａ，３ｂ，３ｃの下方側に向けて屈折延設し
、各連動杆６ａ，６ｂ，６ｃの先端から垂設した支持片
２４にはピン２５を挿着し、各支持板２１の下部に形成
した長孔２６にそれぞれピン２５を挿入し係合するよう
に装設して構成する。

したがって、第１図ないし第３図に示すように，各つま
み５ａ，５ｂ，５ｃが各長孔２３ａ，２３ｂ，２３ｃの
一端に寄せられている状態では、各連動杆６ａ，６ｂ，
６ｃが押されて、第４図および第５図に示すように、ピ
ン２５が支持台１９側に押されるとともに支持板２１が
ピン２２を中心に回動し、各出塁人形４ａ，４ｂ，４ｃ
は各孔部３ａ，３ｂ，３ｃの内方側に退入する状態とな
る。

各出塁人形４ａ，４ｂ，４ｃを各孔部３ａ，３ｂ．３ｃ
を通して上方に突出起立させる場合には、つまみ５ａ，
５ｂ，５ｃを握って矢印イで示すように後方に移動させ
ると、各連動杆６ａ，６ｂ，６ｃも同方向に移動するこ
とになり，同時にピン２５も同方向の矢印ロ方向に移動
することになって支持板２１はピン２２を中心に回動さ
せられ、そこで、第６図に示すように、出塁人形４ａ，
４ｂ，４ｃは孔部３ａ，３ｂ，３ｃを通過して上方に突
出し起立する状態となる。

ゲーム時には、つまみ１１の操作により発射台９よりボ
ールＢを弾撥して投球を行ない、つまみ１４の操作によ
りボールＢをバット１５により打つと、ボールＢは盤面
ａ上を転動して凹部７に入るとアウトとなり、凹部８に
入るとアウトとなったり、塁打となったりまたホームラ
ンとなって、出塁したりホームインすることになるが、
その状態で、出塁時には前記のように各つまみ５ａ，５
ｂ，５ｃの操作により各ベース２ａ，２ｂ，２ｃの側方
に出塁人形４ａ，４ｂ，４ｃを突出させて表示すること
ができ、進塁すると出塁人形を退入させたり次の出塁人
形を突出させたり操作することができる。

このように本発明は、盤面のダイヤモンドにおける３つ
の各ベースの近傍にはボールの転動に支障がない程度の
孔部をそれぞれ形成し、各孔部を通して出塁人形をそれ
ぞれ出没自在に装設し、盤台に装設した３つの各つまみ
と各出塁人形とを盤面下の各連動杆を介し出退操作でき
るように連動連繋して構成したから、野球ゲームに際し
、ヒットを打つと各つまみを操作してベースの側方に出
塁人形を突出させて表示することができ一層面白い野球
ゲームを行なうことができ、各つまみにより各出塁人形
を盤面上にそれぞれ迅速容易に出没させることができ、
簡単な構造にして好適に実施できる特長を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は野球盤全体の平
面図、第２図はその一部の拡大図、第３図は盤面の下方
となる要部の部分の平面図、第４図は第３図の■−■線
における断面図、第５図は第３図の■−■線における断
面図、第６図は第５図の作動説明図である。 ａ・・・盤面、１・・・ダイヤモンド、２ａ，２ｂ，２
ｃ・・・ベース，Ｂ・・・ボール、３ａ，３ｂ，３ｃ・
・・孔部、４ａ，４ｂ，４ｃ・・・出塁人形、Ａ・・・
盤台、５ａ，５ｂ，５ｃ・・・つまみ、６ａ，６ｂ，６
ｃ・・・連動杆。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 盤面のダイヤモンドにおける３つの各ベースの近傍
   にはボールの転動に支障がない程度の細長孔３ａ，３ｂ
   ，３ｃを設け、各孔にはこれら各孔を通過可能とした平
   板状人形体４ａ，４ｂ，４ｃの下方支持板２１を、盤面
   下方の支持台１９より突設する平行アーム２０，２０間
   にピン２２により回動自在に枢支し且つこの人形体下方
   支持板２１の下方先端には長孔２６を形設する、一方本
   塁ベースの横側方に形設せる３個の長孔２３ａ，２３ｂ
   ，２３ｃには下部に連動杆６ａ，６ｂ，６ｃを有する出
   塁人形操作つまみ５ａ，５ｂ，５ｃを挿通突設せしめる
   と共に、該連動杆５ａ，５ｂ，５ｃは前記各塁に於ける
   孔３ａ，３ｂ，３ｃの下方側に向け屈折延設しその先端
   に形設せる支持片２４より突出せるピン２５を先記人形
   体の下方支持板２１等の先端に形成しある長孔２６と摺
   動可能に挿着せしめて、各つまみを操作し各出塁人形体
   を出退動作する様構成したことを特徴とする出塁人形を
   具備する野球盤。