JPS58129086A - コ−クス炉ガスの顕熱回収方法 - Google Patents

コ−クス炉ガスの顕熱回収方法

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JPS58129086A
JPS58129086A JP1102582A JP1102582A JPS58129086A JP S58129086 A JPS58129086 A JP S58129086A JP 1102582 A JP1102582 A JP 1102582A JP 1102582 A JP1102582 A JP 1102582A JP S58129086 A JPS58129086 A JP S58129086A
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JP
Japan
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coke oven
heated
oven gas
tar
gas
Prior art date
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Application number
JP1102582A
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English (en)
Inventor
Hiroo Horiuchi
堀内 弘雄
Kunio Fukamachi
深町 邦男
Norio Matsubara
松原 典男
Takeshi Ito
雄 伊藤
Eiji Taketomo
竹友 栄治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コークス炉ガスの顕熱回収方法の改良に関す
るものである。
一般に石炭をコークス炉に装入してコークスを作る際に
副生ずるコークス炉ガスはコークス炉頂部にある上昇管
を通り、上昇管出口曲管部で多量の安水をスプレーする
ことによって急冷され、集気管であるドライメーンに集
められ、さら(ニオフテークメーン、サクションメーン
によってプライマリクーラーに導ひかれ冷却され、コー
クス炉系外に送出され、ガス中の有用成分を回収したの
み、製鉄所内のガス燃料として消費されている。
しかしながら、約750Cの高温度で排出されてくるコ
ークス炉ガスの保有顕熱については、その熱量が膨大で
あるにもかかわらず、従来、実用的な回収がなされてい
なかった。従来の安水循環によるコークス炉ガス冷却シ
ステムでは、安水循環系統の温度レベルが80C程度で
あり、この熱を例えば発電に利用することは、発電プラ
ントのサイクル効率が低すぎて採算性が悪く困難であっ
た。
一方、コークス炉の温度レベルは750Cと非常に高(
、コークス炉ガスの冷却に高沸点の媒体を用い、これを
例えば発電プラントに利用すればサイクル効率が高く、
採算性の良いプラントを計画することができる。しかし
高沸点媒体を循環すれば、ドライメーンから後流設備へ
導かれるコークス炉ガス温度が上昇し回収熱量が低下す
る欠点がある。
一方、コークス炉ガスが保有している顕熱を回収するこ
とを目的として、上昇管部において高沸点油、具体的に
はコークス炉ガス中に含まれるタールをスプレーして、
高温のコークス炉ガスを冷却すると共に、コークス炉ガ
スの保有している顕熱をタールに移行せしめ、さらに、
このタールと水あるいは発電プラントの有機熱媒体と熱
交換して、水蒸気あるいは電力としてコークス炉ガスの
保有する顕熱を回収するようにした技術が、例えば特開
昭52−148504号、特開昭52−148505号
、特開昭52−148506号公報に開示されている。
これらの技術は、タールを高温コークス炉ガスとの間の
熱交換媒体とすることによって、気液両流体の平衡温度
を160C以上に保持し得ることを利用して、工業的に
コークス炉ガスが保有する顕熱を回収し得るシステムと
したものであるけれども、タールを循環せしめるこれら
の技術にあっては、タールが固着するという問題があり
実際的でなかった。
本出願人は重質タールを熱交換媒体とするときのタール
固着の問題を生ぜしめない温度領域で、重質タールを熱
交換媒体として機能せしめ得るシステムとすることによ
って、工業的に実用できる技術を完成させ、先に提案し
た。
その要旨は、コークス炉のガス上昇管出口曲管部よりド
ライメーン、オフテークメーン、サクションメーンに至
るコークス炉ガス流路ζ二おいて、上昇管出口曲管部お
よびドライメーンに重質タールを噴射するスプレーノズ
ルを設けて第1冷却ゾーンを構成するとともに、オフテ
イクメーン或はサクションメーンに安水を噴射するスプ
レーノズルを設けて第2冷却ゾーンを構成し、前記第1
冷却ゾーンにおいて、例えば110〜130Cの重質タ
ールをスプレーしてコークス炉ガスと重質タール間で熱
交換して、コークス炉ガスを220C以下、好ましくは
160〜180Cの温度に冷却するとともに、重質ター
ルを140〜160Cに加熱昇温せしめ、次いで第2冷
却ゾーンにおいて、例えば56Cの安水をスプレーして
安水とコークス炉ガス間で熱交換し、コークス炉ガスを
さらに降温せしめると共に、安水を例えば66rに加熱
昇温せしめ、この昇温した安水とフロンなど低沸点の発
電用作動流体間で熱交換して、作動流体を予熱昇温せし
めるとともに安水を降温せしめて、第2冷却ゾーンに循
環せしめ、次いで、予熱された発電用作動流体と第1冷
却ゾーンにおける熱交換によって昇温した重質タールと
の間で熱交換して、作動流体をさらに昇温せしめて蒸気
として、これを発電用タービンに導いてタービンを駆動
すると共に、発電用作動流体との間で熱交換した後の重
質タールを第1冷却ゾーンに循環せしめることを特徴と
するコークス炉ガスの顕熱回収発電方法にある。
詳しくは、コークス炉炭化室より上昇管を通ってドライ
フロンに集合されたガスは、まず上昇管出口曲管部およ
びドライフロンに設けられたスプレーノズルより噴霧さ
れる重質タールにより、220C以下、好ましくは16
0〜180Cに一次冷却されると共に、110〜130
Cの重質タールは140〜160Cに加熱される。
この場合、噴霧される重質タールの粘度が重要である。
粘度が高すぎると噴霧することが不可能となるか、ある
いは噴霧ノズルおよび配管での固着や圧力損失が著しく
増大する結果、高圧を要することになり重質タールの噴
霧のために多大の電力を消費することになる。したがっ
て噴霧される重質タールの粘度は100 cp以下がの
ぞましい。
重質タールの粘度はコークス炉ガスの1次冷却温度に依
存する。すなわち1次冷却瀧度が高くなるにしたがい粘
度は増大する。第1図にコークス炉ガス1次冷却温度と
重質タール粘度の関係を示す。図中Aは噴霧不能領域、
Bは噴霧可能領域を示す。
重質タールの粘度を100 cp以下にするためには、
コークス炉ガス1次冷却温度を220C以下にする必要
があり、広い温度領域で100cp以下の粘度を示すコ
ークス炉ガス1次冷却温度160〜180Cが好ましい
つぎに220C以下、好ましくは160C〜180Cに
1次冷却されたコークス炉ガスは、オフテークフロンも
しくはサクションフロンに設けられたスプレーノズルよ
り噴霧される安水により、更に2次冷却されるとともに
安水は60〜70Cに加熱される。
前記加熱された安水は、発電用作動流体と熱交換し、発
電用作動流体を予熱し、予熱された発電用作動流体は、
前記加熱された重質タールと熱交換して蒸気となり、タ
ービン発電機に導びかれ発電に用いられる。その後凝縮
器で冷却され再使用されるものである。
この方法では、第1冷却ゾーンのタールでの回収熱が8
5%で第2冷却ゾーンの安水での回収熱が15%であり
、タールでの熱回収が主体である。
そして上記第1冷却ゾーンでの熱媒体である循環タール
は、コークス炉ガスとの直接接触による熱交換であるが
故に、b次ガス冷却温度が高すぎると、直接熱交換後の
循環タールの温度が高くなりすぎ、タール中の軽質留分
が減少し、その粘度が著しく上昇してノズルから噴霧す
ることが不可能になったり、循環配管での固着現象や圧
力損失が著しく増加し、多大の電力を消費することにな
る。
従ってコークス炉ガスとの直接熱交換後の循環タールの
温度上昇は、実質的に160C(第1冷却ゾーンで冷却
されたコークス炉ガス温度は180tr)となり、まだ
温度ポテンシャル、いいかえるとタール温度のドライビ
ングホースや伝熱係数が低く、タール/被加熱流体熱交
換器でフロン、水等の被加熱流体と熱交換する際に、上
記熱交換器の伝熱面積を増大させる必要が生じ、設備コ
ストが上昇し、採算性を悪くしたり、被加熱物の加熱温
度が実質的に150c以下に制約され、例えばフロンを
蒸1発しタービンを駆動させる場合、まだサイクル効率
が悪く電力回収量も少ない。
またタールと被加熱物との間接熱交換後、スプレーノズ
ルで噴霧するタール温度が低すぎることも、タールの粘
度上昇を招き、圧力損失増大による電力消費増大の欠点
が生じるので、循環タールの温度下限は実質的に110
Cとなる。
このようにコークス炉ガスの(750C〜180U)分
の顕熱を(160t:’〜110C)分のタール顕熱と
して回収するものであるから、循環タールの上下限温度
の制約は循環タール量の増大を招き、循環設備コスト、
電力消費を増大する。
本発明は被加熱流体と熱交換する循環タールの温度ポテ
ンシャルを高めて被加熱物との熱交換落差を大きくし、
また循環タールの粘度を低下せしめてタール循環設備コ
スト並びに被加熱物と熱交換する熱交換設備コストを低
減すると共に、例えばコークス炉ガスの顕熱を電力とし
て回収する場合、その回収電力をlO%以上向玉せしめ
ることができるコークス炉ガスの顕熱回収方法を提供す
るものである。
本発明は、循環タールのコークス炉ガスとの直接熱交に
よるコークス炉ガスの冷却法では、第1図に示す如くガ
ス冷却温度が高くなるにしたがって、いいかえると直接
熱交後のタール温度が高くなれば高くなるほど、タール
の粘度が増大し、循環が困難となるが、循環タールのコ
ークス炉ガスとの間接熱交によるコークス炉ガスの冷却
法では、第1図に示す如くタール温度を高めるに従って
、粘度が低下する傾向を示す点に着目すると共に、第1
図に示す重質タールの粘度は、ガス冷却温度(冷却ゾー
ン出口のコークス炉ガス温度)のみによって決まる、即
ち冷却ゾーン入口のコークス炉ガス温度によって、はと
んど変化せず一定であるという知見にもとづきなされた
ものである。
即ち本発明の要旨は次の通りである。コークス炉のガス
上昇管より曲管部、ドライメーン、オフテイクメーン、
サクションメーンに至るコークス炉ガス流路において、
上昇管や曲管部の空間を利用して、コークス炉ガスと重
質タールとが間接熱交する間接熱交換器を上昇管或は上
昇管と曲管部に設けて第1ガス冷却ゾーンを構成し、上
昇管曲管部及びドライメーンに重質タールを直接噴射す
る重質タールスプレーノズルを設けて第2ガス冷却ゾー
ンを構成し、更にオフテイクメーン或はサクションメー
ンに安水を直接コークス炉ガスに噴射する安水スプレー
ノズルを設けて第3冷却ゾーンを構成する。
この第2ガス冷却ゾーンにおいて、低くとも110Cの
重質タールをスプレーしてコークス炉ガスと重質タール
間で直接熱交換して、コークス炉ガスを160〜180
Cの温度に降温せしめると共に、重質タールを約160
C迄加熱昇温せしめ、この重質タールを第1ガス冷却ゾ
ーンへ供給し、第1ガス冷却ゾーンでコークス炉ガスと
間接熱交換して、コークス炉ガス中のタール分が、多量
に凝縮しない温度領域の350〜500C迄、コークス
炉ガスを冷却すると共に、重質タールを加熱昇温する。
第2ガス冷却ゾーンで冷却されたコークス炉ガスは、更
に第3ガス冷却ゾーンに於て、安水を直接噴霧して安水
とコークス炉ガス間で熱交換し、降温されると共(二安
水を加熱昇温せしめる。この昇温した安水と被加熱流体
とを熱交換して、被加熱流体を予熱昇温せしめると共に
、安水を降温せしめて第3ガス冷却ゾーンに循環させる
次いで予熱された被加熱流体と、前記第2及び第1ガス
冷却シー/における熱交換によって昇温した重質タール
との間で熱交換して、被加熱流体を加熱すると共に、熱
交換後の重質タールを、第2ガス冷却ゾーンを通って第
1ガス冷却ゾーンに循環せしめることを特徴とするコー
クス炉ガスの顕熱回収方法にある。
次に第2図を参照しつつ本発明の実施例について説明す
る。
コークス炉において、石炭乾留時に発生する750Cの
コークス炉ガスは、上昇管1、上昇管出口曲管部2を経
てドライメーン3に集められる。上昇管1には間接熱交
換器4が設けられ、上昇管出口曲管部2およびドライメ
ーン3の各所にハ、重質タールスプレーヘッダー5に連
結したスプレーノズル6が設けられると共に、ドライノ
ーン3下面C二接続した管7、スラッジ除去器8、ポン
プ9および間接熱交換器4の下部に接続した管10より
なる重質タール供給路11が設けられ、コークス炉ガス
中に、前記ノズル6より噴霧され、コークス炉ガスを冷
却すると共に加熱された加熱重質タールが、上記間接熱
交換器4へ供給されるようになっている。
本実施例では、前記スプレーノズル6より110Cの重
質タールが噴霧され、コークス炉ガスは180tl:冷
却されるとともに、重質タールは160Cに加熱される
。重質−タール供給路11を通って、間接熱交換器4へ
供給された160Cの重質タールは、750Cのコーク
ス炉ガスと間接熱交して、ガスは450C1−冷却され
ると共に、重質タールは230cに加熱される。このよ
うに1次及び2次冷却されたコークス炉ガスは、オフテ
ークフロン12に1801?で入る。
オフテークフロン12には安水スプレーノズル14を有
する安水スプレーゾーン13が設けられ、コークス炉ガ
ス中にノズル14より70cの安水が噴霧され、コーク
ス炉ガスは8ocに冷却されると共に安水は80Cに加
熱される。3次冷却されたコークス炉ガスはサクション
フロン15に入り、以降プライマリ−クーラー、化成工
場を経てガス燃料に供される。
t’Jtタールは、230tl’で管16を経てフロン
蒸発器17に入り、発電用作動流体であるフロン11を
蒸発させるとともにll0Uに冷却され、管I8、管1
9をへて再びコークス炉ガス冷却に使用される。またガ
ス冷却により、高温ガス中の重質タール分が凝縮して、
冷却用重質タールが増量するので、管加より一部抜出さ
れる。
安水は80Cで管21、軽質タール分離器量、ポンプ乙
、管24をへてフロン予熱器25(二人り、発電用作動
流体であるフロン′11を予熱すると共に701Tに冷
却され、管26をへて再びコークス炉ガス冷却に使用さ
れる。一方発電用作動流体であるフロン11は、25C
でフロン予熱器5に入り、フロン蒸発器17をへて、1
20Cの蒸気となり、管27をへてタービン発電機路へ
導かれ、電力の製造に用いられる。その後、フロン凝縮
器29で冷却水(−よって冷却され、25Cの液体とな
り、管(資)、ポンプ31、管32をへて再びフロン予
熱器5に入る。
なお本実施例では160Cのタールを上昇管間接熱交で
230Cに加熱するに際して、伝熱面積の関係から2本
の上昇管の間接熱交換器をシリーズに流通するようにな
している。
第1表は本発明によるコークス炉ガスの顕熱回収方法を
前述のフロンタービン発電プラントに適用した結果を示
したものであり、比較法としてタールの上昇管間熱熱交
を省略したコークス炉ガスの顕熱回収方法(二よる結果
を併記したが、本発明によれば出力増加が実現されてい
る。
第  1  表 本発明の特徴は曲管部及びドライメーンでコークス炉ガ
スと直接接触させ、110Cの重質タールを160Cま
で温度上昇させたのち、更にこの重質タールを上昇管に
おいてコークス炉ガスと間接熱交換させることにある。
このように間接熱交換を行なうことによって、重質ター
ル中の軽質留分のコークス炉ガス中への蒸発分離がなく
、循環タールの粘度を上昇させることなく、重質タール
の温度を160C以上に上昇させることができる。
この間接熱交換により、第2ガス冷却ゾーン入口のコー
クス炉ガス温度が750C以下に低下しており、110
t:’の重質タールと熱交換すべき熱負荷が減少してい
るので重質タールの噴霧流量即ち循環流量を低下するこ
とができる。
ちなみに実施例では、比較例の約1乃に減少しており、
スラッジ分離器、配管、循環ポンプ等の設備費、自己消
費電力が減少する。なお上昇管間接熱交で、160t:
’以上に加熱してもタールの粘度が上昇しないのは間接
熱交換部での重質タールの温度上昇によって重質タール
中の軽質留分が発生しようとするが、配管系ノズルの圧
力抵抗にみあう圧力が、はぼ軽質留分の飽和圧力以上に
相当して、軽質留分の蒸発分離がないからである。
本発明では重質タールの循環噴霧可能な粘度で160C
以上に重質タールを温度上昇できるから、この加熱ター
ルで被加熱流体を加熱する場合、被加熱物との温度差が
大きくなり、熱交換器での伝熱量(回収熱量)を一定と
する場合、熱交換器の伝熱面積を少なくでき熱交換器の
費用を減少できる。
例えば実施例の作動熱媒体として、フロンを使用し電力
回収する場合、比較例の回収電力を本発明法で得るとき
タール・フロン熱交換器の投資額は大巾に減少できる。
逆にタール・フロン熱交換器の伝熱面積を一定とした場
合は、サイクル効率が向上でき表で示す如く約1.2倍
の回収電力を得ることができる。
またタール温度が160C以−トになることによって、
循環タールの粘度が低下し、この粘度低下によって、タ
ールの伝熱係数が増加し、例えばタール温度160Cに
比して、タール温度230Cでは約2倍となり、タール
・フロン熱交換器における総括伝熱係数が大きくなり、
熱交換器の伝熱面積の減少もしくは回収電力向上効果を
得るという相乗効果もある。
以上述べた様に、本発明ではコークス炉ガスの顕熱の主
体を、コークス炉ガス中に噴霧した重質タールとの直接
熱交換によって重質タールに移して、この重質タールの
熱をフロン、水等の被加熱物に移して、この重質タール
を再度コークス炉ガスとの直接熱交換に循環使用する顕
熱回収方法において、上記重質タールを循環、噴霧する
ために、実質的に1600に制約されていた循環重質タ
ールの上限温度を直接熱交換後の重質タールを、上昇管
部等のコークス炉ガスの高温側で間接熱交することによ
り、160C以上の高温にして、しかもこの高温重質タ
ールを循環噴霧することができ、重質タール循環系、被
加熱物との熱交換器の設備費を減じてコークス炉ガスの
顕熱を有効に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコークス炉ガス冷却温度と重質タール粘度の関
係図、第2図は本発明の詳細な説明図である。 l・・・上昇管      2・・・曲管部3・・・ド
ライメーン   4・・・間接熱交換器5・・・重質タ
ールスプレーヘッダー 6・・・スプレーノズル  7・・・管8・・・スラッ
ジ除去器  9・・・ポンプ10・・・管      
   11・・・重質タール供給管12・・・オフテー
メーン  13・・・安水スプレーゾーン14・・・安
水スフレーゾーン 15・・・サクションメーン16・
・・管        17・・・フロン蒸発器18・
・・管        19・・・管側・・・管   
     21・・・管22・・・軽質タール分離器 
 n・パポンプ24・・・管        5・・フ
ロン予熱器2G・・−管        27・・・管
路・・タービン発電機  29・・・フロン凝縮器:ダ
〕・・管        31・・・ポンプ;32・・
・管 亭1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. コークス炉のガス上昇管より曲管部、ドライメーン、オ
    フテイクメーン、サクションメーンに至るコークス炉ガ
    ス流路において、上昇管或は上昇管と曲管部にコークス
    炉ガスと重質タールとが間接熱交換する間接熱交換器を
    設ζ九で第1ガス冷却ゾーンを構成し、上昇管曲管部及
    びドライメーンに重質タールを直接コークス炉ガスに噴
    射する重質タールプレーノズルを設けて第2ガス冷却ゾ
    ーンを構成し、更にオフティクメーン或はサクションメ
    ーンに安水を直接コークス炉ガスに噴射する安水スプレ
    ーノズルを設けて第3ガス冷却ゾーンを構成し、前記第
    2ガス冷却ゾーンにおいて、重質タールをスプレーして
    コークス炉ガスと重質タール間で直接熱交換して、コー
    クス炉ガスを220c以下好ましくは160〜180C
    の温度に降温せしめると  “共に、重質タールを加熱
    昇温せしめ、更に前記第1ガス冷却ゾーンにおいて、加
    熱重質タールとコークス炉ガスと間接熱交換して、コー
    クス炉ガスをガス中のタール分が多量に凝縮しない温度
    域迄冷却すると共に加熱重質タールを加熱昇温せしめ、
    又、第3ガス冷却ゾーンにおいて安水をスプレーして、
    安水とコークス炉ガス間で熱交換し、コークス炉ガスを
    更に降温せしめると共に安水を加熱昇温せしめ、この昇
    温した安水と被加熱流体とを熱交換して、被加熱流体を
    予熱昇温せしめると共に、安水を降温せしめて第3ガス
    冷却ゾーンに循環せしめ、次いで予熱された被加熱流体
    と前記第2及び第1ガス冷却ゾーンにおいて、加熱昇温
    せしめた重質タールとの間で熱交換して被加熱流体を加
    熱すると共に、被加熱物と熱交換したのちの重質タール
    を、第2ガス冷却ゾーンを通って第1ガス冷却ゾーンに
    循環せしめることを特徴とするコークス炉ガスの顕熱回
    収方法。
JP1102582A 1982-01-28 1982-01-28 コ−クス炉ガスの顕熱回収方法 Pending JPS58129086A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6350536B1 (en) 1998-10-07 2002-02-26 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Method for preventing compressor from freezing in automobile fuel cell system
US6428915B1 (en) 1998-09-25 2002-08-06 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Apparatus for regulating humidity of process air in fuel cell system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6428915B1 (en) 1998-09-25 2002-08-06 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Apparatus for regulating humidity of process air in fuel cell system
US6350536B1 (en) 1998-10-07 2002-02-26 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Method for preventing compressor from freezing in automobile fuel cell system

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