JPS5812490Y2 - 電線端引止め装置 - Google Patents

電線端引止め装置

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JPS5812490Y2
JPS5812490Y2 JP7719777U JP7719777U JPS5812490Y2 JP S5812490 Y2 JPS5812490 Y2 JP S5812490Y2 JP 7719777 U JP7719777 U JP 7719777U JP 7719777 U JP7719777 U JP 7719777U JP S5812490 Y2 JPS5812490 Y2 JP S5812490Y2
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JP
Japan
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rope
hole
wire
cut
tip
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JP7719777U
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JPS545099U (ja
Inventor
慶一 内藤
Original Assignee
内藤工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 市街地の火災において、消防用のはしご車が活動するた
めには、電柱間に張られている電線が、活動の障害とな
るため、障害となる電線を電柱近くの切断個所で切落す
このとき、張られている電線をそのまま切断すれば電線
の切断端が勢よく地上に落下して人や器物に危険を及ぼ
す。
そこで、従来は第9図に示すように、切断個所Cで切断
すべき電線Wの切断端近くにナイロンロープ等絶縁性の
ロープRの一端を結着R1シ、該ロープを腕金A等に巻
付け(R2)てからその他端を地上で支持し、次に電線
Cで切断する。
その後ロープを矢印方向に徐々に繰出して、切断した電
線端を消防活動の妨害とならない高さまでおろしていた
かかる作業では、腕金AにロープRが引掛って繰出しが
円滑に行われないことがしばしばあり、又柱上でロープ
端の結着や電線切断をする作業員と地上でロープRの端
を操作する作業員との少なくとも2名の作業員をこの目
的に当てねばならぬ不都合があった。
この考案は、上記不都合を解消し、1人の柱上作業具の
みで同様な電線切除作業を行い、切断した電線を所定位
置に引止めて地上の事物に危険を及ぼさないようにす・
ることを目的とする。
第1図は本考案の電線端用止具全体の一具体例を示し、
総体的に符号1で表わしたロープはナイロン等絶縁性材
料で作られた一定長さを有するもので、その基端1aに
は、公知のロープ挾持用チャック(掴線器)2その他の
第1係止具を取付ける。
これら係止具は、電線、ケーブル等をつかんで装置の端
部をこれに係止できるものであれば、形式を問わず使用
できるものであるが、第1図の実施例のチャック2〔装
置他端のチャック(第2係止具)4も同じである〕は、
第2、第3図に例示するように、−側にロープ挟持用の
固定顎21.41を突設した板状のチャック本体20,
40、該固定顎21に対向して可動顎22.42を有す
る可動部材23,43、該チャック本体にピン24で旋
回可能に枢着され、中間部に可動部材23の平板状部分
が枢軸ねじ26で結合されているてこ部材25.45及
びてこ部材の自由端にピン27で連結した引張り杆28
,48によって構成された公知の掴線器である。
てこ部材25はピン24の周囲に装入したコイルばね(
図示省略)などにより常時破線矢印a方向に付勢されて
おり、固定顎21と可動顎22とを圧着させる傾向を有
する。
引張り杆28はチャック本体20の延長尾部20’に設
けた案内透孔201に挿通されて矢印b1.b21方向
に移動可能であり、引張り杆28が矢印b1方向に押さ
れると、てこ部材25がピン24を軸に矢印C方向に旋
回し、可動顎22を固定顎21から引離す。
この状態で挾持すべき電線等を両顎間に持込み、てこ部
材を自由にすれば電線等を自刃ではさむ。
引張り杆に矢印b2方向の張力が加われば、電線等をつ
かむ力が更に増加し、この挟持力は張力に比例して増大
する。
29.49は引張り杆28.48の先端に設けた連結孔
である。
第1図では、ロープの基端1aがこの連結孔29に連環
(シャックル)6を介して取付けられている。
連環6の具体的−例は第5図に示し、U彫金具61の先
端にねじ杆62を挿通したものである。
U形金具をロープ端の環に通した後引張り杆28の透孔
に挿通したねじ杆62と結合することによりロープ基端
1aとチャック(第1係止具)2とが簡単に取付は得る
5は、同様にして連環6を介してロープ端1aに取付け
た3字環で、第6図に示すように平面形はぼS字形又は
8字形金具本体51によって2個の孔52 、53を形
威し、一方の孔53を囲む金具本体51の開口端54と
本体51との間に間隙55を設け、この間隙を通して環
状物等を開口端54で囲まれる孔53内に引通せるよう
にしたもので゛ある。
第1図の装置の基端すなわちロープ1の基端1aには、
装置基端の第1係止具として連環6を介して前記チャッ
ク2と5字環5との双方を取付けた場合を示している。
基端に第1係止具を取付けたロープ1は、該第1係止具
から若干隔たった部分を自在器3に挿通する。
自在器3は、第4図に示すように、アルミニウム板等適
宜厚みの板状本体30に食違い位置に配置された3個の
ロープ挿通用の透孔31,32及び33を設けたもので
ある。
3個の透孔中一端の孔31と中央の孔32とはロープ1
の基端に近い部分を折曲げて挿通するためのもので、他
端第3の透孔33は該ロープの折返し端を挿通するため
のものである。
自在器3の片面(表面とする)から、一端の透孔31に
ロープ1の先端を通して裏側に引出し、更にその先を自
在器の裏面から中央の透孔32に通して表面に引抜くこ
とにより、自在器3は第1図のとおり第1係止具2及び
5に近い位置(通常この間隔は1m程度とする)に係止
される。
自在器3に引通したロープの引出し部1bを本装置の他
端(第1図右端)の第2係止具4のロープ挿通孔部分で
折返し、その折返し部1Cを更に自在器3の第3の透孔
33に通して引出す。
自在器の透孔33から引出したロープの先端部1dの先
端には、結び玉(通称シマダ作り)を作り又は適宜の枝
止め具を結着するなどにより抜止め構造11を設ける。
前記ロープの自在器からの引出し部1bは、本装置他端
の第2係止具に用いられたチャック4の連結孔49(第
2図)に直接通してもよいが、実施例では第1係止具の
チャックと同様連環6を介して折返している。
次に、上記電線端引止め装置の使用法及びその作用につ
いて説明する。
第7図を参照して、分電柱Pの両側にかけて腕金A上の
碍子1によって張架されている電線Wを、切断点Cから
切断しようどする場合、先ず碍子1に関して切断点Cと
反対側にある電線に、第1係止具(チャック)2によっ
て装置の基端を係止し、次に装置他端の第2係止具4を
、切断すべき電線Wの切断点Cを越えた位置に係止する
このようにすると、ロープの先端部1dは自在器3から
長く垂下する状態となる。
これで切断の準備は完了する。
両端の係止具の間にある切断点Cで電線を切断すると、
切断端は自重でロープの折返し部分を引延しながら下降
する。
この場合、自在器に設けた3個の透孔が食違い位置にあ
るため、透孔31,32を通されている基端側ロープと
第3の透孔33を通って引込まれるロープ先端部1dと
は、第1図のように重なりを生じない。
従って、第2係止具4を介して折返されたロープの引出
し部1b及び折返し部1Cはきわめて円滑に引延ばされ
、ロープ先端部1dが透孔33を通過するときとロープ
の折返し部とで受ける摩擦抵抗で適当に制動されながら
、電線切断端を速かに降下させ、ロープ先端の抜止め構
造が111のように自在器3の透孔33に突当たると、
第7図鎖線図示の位置に電線切断端を引止める。
この位置で下降した電線端Waはもはや消防活動の妨げ
にならない。
電線端の引止め高さは予め設けられるロープ先端部1d
の長さく又はlb、ICの長さ)で決定され、場合によ
っては地上に到達させることもできる。
通常の設計で、自在器3と第2係止具4との間隔は1m
、ロープの先端部1dの長さは3m程度とする。
切断すべき電線の端部が第8図のように電柱の腕金Aに
耐張碍子Tによって張られているような場合は、ロープ
1の基端側を腕金Aに巻付けて引止め用の環状部7に形
成し、装置の基端に取付けられている3字環5をもって
その環状部7が解けないように係着する。
その係着状態にあっては、ロープの中央部側が3字環5
の開口端54から孔53内に導入され、確実な係着状態
を保つ。
換言すれば、この3字環5は、電線Wが電柱Pの一方側
にのみ張られているような場合に、第1の係止具として
用いられ、ロープの基端側に腕金Aに引掛けるためのル
ープ部分(引止め用の環状部7)を形成させるものであ
る。
かくして装置基端が引止め環7に係止される。
以後の作業は前と同じである。本装置の使用により、電
線の切断準備は装置の両端をその係止装置で引止め個所
及び切断すべき電線に係止するだけで完了するので準備
に要する時間が大幅に短縮され、迅速を最大の条件とす
る火災現場の作業を合理化でき、またその作業は1人の
柱上作業具のみで容易に行い得る効果がある。
そして、□電線切断後の作用も円滑であり、全く人手を
かりることなく自動的にかつ予定の状態に電線切断端を
引止め、安全を確保でる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案品の一例を示す全体の見取図、第2図は
チ、ヤツクの一例を示す側面図、第3図は第2図III
−III線方向にみた同正面図、第4図a及びbは自在
器の平面図及び一部を切除した側面図、第5図a及びb
は連環の平面図及び側面図、第6図a及びbは8字環の
平面図及び側面図、第7図は本装置の使用状態の説明図
、第8図は異なる使用条件における使用状態の説明図、
第9図は従来の電線切断作業の説明図である。 P・・・・・・電柱、A・・・・・・腕金、W・・・・
・・電線(又はケーブル)、1・・・・・・ロープ、2
・・・・・・チャック(第1係止具)、3・・・・・山
在器、4・・・・・・第2係止具、5・・・・・・8字
環。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一定長の絶縁性のロープ1の基端1aに第1係止具2,
    5を取付け、該ロープの前記第1係止具近くを、板状本
    体30の食違い位置に3個のロープ挿通用の透孔31,
    32及び33を設けた自在器3の一端の透孔31と中央
    の透孔32に引通し、該ロープの引出し部1bを他方の
    第2係止具4のロープ挿通孔で折返し、該折返し部1C
    を前記自在器3の他端の透孔33に貫通させ、該ロープ
    の先端部1dを該透孔33から長く延長させてその先端
    に抜止め構造11を設けた電線端引止め装置。
JP7719777U 1977-06-15 1977-06-15 電線端引止め装置 Expired JPS5812490Y2 (ja)

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JP7719777U JPS5812490Y2 (ja) 1977-06-15 1977-06-15 電線端引止め装置

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JP7719777U JPS5812490Y2 (ja) 1977-06-15 1977-06-15 電線端引止め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS545099U JPS545099U (ja) 1979-01-13
JPS5812490Y2 true JPS5812490Y2 (ja) 1983-03-10

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JP7719777U Expired JPS5812490Y2 (ja) 1977-06-15 1977-06-15 電線端引止め装置

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