JPS5812475B2 - 地下タンク内配設ポンプ類交換方法 - Google Patents

地下タンク内配設ポンプ類交換方法

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JPS5812475B2
JPS5812475B2 JP51048519A JP4851976A JPS5812475B2 JP S5812475 B2 JPS5812475 B2 JP S5812475B2 JP 51048519 A JP51048519 A JP 51048519A JP 4851976 A JP4851976 A JP 4851976A JP S5812475 B2 JPS5812475 B2 JP S5812475B2
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JP
Japan
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casing pipe
gas
water
tank
petroleum gas
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Application number
JP51048519A
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English (en)
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JPS52132402A (en
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小野勇司
森江勉
石崎秀武
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Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5812475B2 publication Critical patent/JPS5812475B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は地下岩盤内に掘削した空胴の地下タンクにプ
ロパン等の液化石油ガスを地水湧水を用いて水封式に貯
蔵する場合、次段処理に該液化石油ガスを送給するポン
プ類の保守整備、故障等による修理のため交換(以下単
に交換という。
)するに際し、先端U字型のケーシングパイプを設置し
石油ガスの漏出が無い様に安全裡に且つ簡易に交換出来
る様にした方法に関するものであり、特に該ケーシング
パイプ中に不活性ガスと水を注入することにより液化石
油ガスは勿論のこと石油ガスも排出して行う様にした方
法に係るものである。
従来、液化石油ガスを含めて石油類の備蓄、精製等のコ
ンビナート類は臨海工業地帯に集中的に建設され、需要
の増大、要備蓄量の拡大等に伴う貯蔵能力の拡充が望ま
れる様になって来た。
さりながら、これまで、一般に該石油類の貯蔵設備は鋼
板製等の地上タンクが多かった〜めに建造上の制約、敷
地等の占有空間の問題、施工コストの高騰等のためにユ
ニットタンクは勿論、タンクプラント建造も限度を来た
す欠点があり、地震、火災等による油流出による公害問
題の発生、風致環境破壊による生活環境破壊の問題によ
り新設が難しい難点があった。
これに対処するに近年臨海適切地下岩盤内等に地下空洞
を掘削し、該空洞内底部に湧出する地下水を張設し、該
地下水上に石油類を水浮上式に貯蔵する水封式石油類貯
蔵地下タンク技術が開発される様になって来た。
そして、該地下タンクには石油類がポンプによりタンカ
ー等から送給され、又、貯蔵石油類は地下タンク内に配
設されたポンプにより適宜次段処理プロセスに送給され
ていく。
従ってタンクに対してそれらの石油類送給ポンプ等は極
めて重要な機能を有しており、その限り保守整備、故障
交換が必要となって来る。
ところで、上記地下タンクはその規模の大型化、運転の
安定恒常化、実質的メンテナンス不要のためーたん建造
後運転状態に入ると該タンク内での人為作業は不必要且
つ不可能な状態となる。
従って、地〒〉ンク内への供給ポンプ等はタンカー又は
設計上地上に配設されるため上記保守整備が極めて容易
であり、交換もスムースに行われるが、上記タンク内ポ
ンプ類は上記人為作業不可能性に障害されて容易には交
換作業が出来ない問題点がある。
就中、貯蔵石油類のうちでも液化石油ガス類は蒸発性が
強く、タンク内での石油ガス圧が最も大きく、従って、
地下部から単にオープン状態でポンプ類を引き揚げるこ
とは該石油ガスの系外逸散による環境汚染、誘爆の危険
性が伴うために解放が出来ない。
この発明の目的は上記地下タンクに於ける水封式石油類
貯蔵に伴う油ポンプ等の交換の問題点、就中、液化石油
ガス貯蔵の場合の問題点に鑑み、ポンプを内装したケー
シングパイプを地上からタンク内の液化石油ガス域に臨
ませ先端をU字状に形成し、このU字部内に最初不活性
ガスを注入して下部の液化石油ガスと上部の石油ガスを
該ケーシングパイプ内から排除して、続いて水を注入し
て常に該ケーシングパイプ下部に水とその上部に不活性
ガスの存在を許容し、その状態でポンプ類を安全、且つ
簡易に地上に引き揚げ、交換して先端U字ケーシングパ
イプに配設し再び不活性ガスにより水を排除し、不活性
ガスを減圧して該先端U字ケーシングパイプ内に液化石
油ガスを侵入することにより該ポンプを安全裡に容易に
交換することが出来る優れた地下タンク内配設ポンプ類
交換方法を提供せんとするものである。
次に上記目的に沿5この発明の実施例を図面に基づいて
説明すれば以下の通りである。
1は地下岩盤2内に掘削された空洞2から成る地下タン
クであり、その上部にはコンクリートプラグ3が設けら
れて該タンク2が密封状態にされ、該コンクリートプラ
グ3を貫通して図示しない排水処理装置に連絡する排水
パイグ4が下延され、そのタンク下部には排水ポンプ5
が配設されている。
一方、該コンクリートプラグ3を貫通してケーシングパ
イプ6が下延されており、その下部は折返して図示する
如くU字状に立上り、その先端は吸引口7とされている
そして、該ケーシングパイプ6の上部コンクリートプラ
グ3上にはバルブ8を介して高圧水の送水管9が、バル
プ10を介して不活性ガスの送ガス管11が連結されて
おり、又、バルブ12を介してガス処理装置への排ガス
管13が設けられている。
そして、該ケーシングパイプ6内には下端に油送用の油
ポンプ14を吊下したデリバリパイプ15が例えば、図
示しないフランジ連結等の手段を介して長連、解離自在
にユニット連接されて介装され、垂下状態では該油ポン
プ14が前記ケーシングバイプ6のU字管部の底部近傍
に位置する様に該ケーシングパイプ6の頂部に支持7ラ
ンジ16を介して支持吊下されており、交換等に際して
は該支持7ランジ16を解離してデリバリパイプ15を
引き揚げることにより油ポンプ14を地上に取り出すこ
とが出来る様にされている。
尚、17はデリバリバイプ15の地上チェック弁であり
、18はU字部であり、その立上り量Lは貯蔵液化石油
ガスの種類、ポンプ能力により適宜設計される。
上記構成の地下タンク1に於て、該地下タンク1内に地
下水19が所定量底床水として封水された状態で、図示
しない給油パイプからプロパン等の液化石油ガス20を
供給し、比重差により貯蔵運転されると、当然のことな
がら地下水19上に液化石油ガス20が水浮上式に貯蔵
され、更に該液化石油ガス20下にプロパン蒸気等気化
石油ガス21が充満される。
而して、該プロパン蒸気21は前記の通り地下タンク1
の密封状態のため6〜7kg/cm2の圧力に保たれ、
従って、ケーシングパイプ6内はその先端の吸引口7が
液化石油ガス20域に臨まされていることにより該液化
石油ガス20が侵入し、それにより該ケーシングパイプ
6内底部には液化石油ガス液化プロパンガス20が、そ
の上部には石油ガスの蒸気プロパン21′が同圧6〜7
kg/cm2存在する様になる。
そして、その状態でタンク運転を行い、所望に油ポンプ
14を作動してその先端の吸引口7から液化石油ガス(
冫ロバン)20を吸引してデリバリタイプ15により図
示しない次段処理に送給する。
従って、該油ポンプ14の稼動はかなり激しいものにな
るが、それによって故障、保修の要が発生し、そのため
該油ポンプ14な交換しなくてはならない。
そして、その場合直接支持フランジ16を解離してデリ
バリパイプ15を引き揚げたのでは前記充満石油ガスの
蒸気プロパン21′が系外逸散して前記問題を生ずるの
で、まず、バルブ10を開き、送ガス管11から図示し
ない供給源より炭酸ガス、窒素等の不活性ガスをケーシ
ングパイプ6に送給すると共にパルブ12を開き、該ケ
ーシングパイプ6内蒸気プロパン20を置換しながら排
ガス管13により図示しないガス処理装置に送給し、又
、パルブ12の開閉等の圧力調整をしながらケーシング
パイプ6内の下部液化石油ガスのプロパンを下方押圧し
て吸込口7より地下タンク1内の液化石油ガス20域へ
圧送し、該ケーシングパイプ6内を不活性ガスで充満さ
せる。
次いで、その状態でバルブ8を開き、図示しない供給源
から圧力水を送水管9を介して該ケーシングパイプ6内
に連続的に送水すると、該圧力水は下降して吸込口7よ
り液化石油ガス20域に流出され、比重差により下降し
て地下水19と合流して封水となる。
そのプロセスに於て、供給する圧力水と不活性ガスの供
給量及び圧力を調整してケーシングパイプ6内の水面上
の圧力を第2図に示す様に不活性ガスによる大気圧状態
にしてバルブ10,12を閉じる。
但し、送水管9からは圧力水を供給し続けてケーシング
パイプ6の少くともU字状部18を満水させ、吸込口7
からオーバーフローさせ、該ケーシングパイプ6内の水
頭と地下タンク1の内圧とをバランスさせる様にしてお
く。
その状態で、前記支持フランジ16を解離すると該ケー
シングパイプ6内上部は不活性ガスの大気圧にされてい
るため圧力変動はなく、そこで、デリバリパイプ15を
適宜手段で引き揚げ、ユニットごとに分離していくと図
示する如く油ポンプ14はケーシングパイプ6内を上昇
して最後に地上に引き揚げられる。
その間、該油ポンプ14のケーシングパイプ6内通過上
昇により該ケーシングパイプ6内の水圧に多少の変動が
あっても、送水管9から連続的に圧力水が供給されてい
ることによりケーシングパイプ6の先端吸込口7から常
時水がオーバーフローしているため液化石油ガス20が
ケーシングパイプ6内に逆流侵入し、その結果石油ガス
21が発生して系外に逸散するおそれがなく、従って、
油ポンプ14は安全裡且つ容易に引き揚げられ、新油ポ
ンプ14と交換されて再びデリバリパイプ15の連接を
介してケーシングパイプ6内を降下させて設定位置に在
らしめる様に支持フランジ16を固定する。
次いで、バルブ8を閉じ、圧力水の供給を停止してバル
ブ10を開き、再び不活性ガスを送ガス管11よりケー
シングパイプ6内に供給することにより該ケーシングパ
イプ6内の水を吸込口7からタンク1内に圧送押出した
後バルブ10を閉じ、バルブ12を開き該ケーシングパ
イプ6内の不活性ガスを通常運転圧に減圧すると、タン
ク1内の液化石油ガスの液化プロパン20は吸込口7か
らケーシングパイプ6内にU字部を通り連通し第1図に
示す如く油ポンプ14に対して被送給可能状態となり、
又、ケーシングパイプ6上部には石油ガスの蒸気プロパ
ン21′が経時的に満たされることになる。
上記の様にこの発明によれば、地下タンクに水封式に貯
蔵する液化石油ガスの運転に際し稼動されるポンプ類を
U字状ケーシングパイプ内に設置し、必要時の交換に於
てまず不活性ガスを圧入して該ケーシングパイプ内液化
石油ガスと蒸発石油ガスを追い出し、続いて、圧力水を
送給し続けて該ケーシングパイプ内へのタンク液化石油
ガスの侵入を防止すると共に該水上に不活性ガスの大気
圧とする圧力バランス状態を現出させることにより該ケ
ーシングパイプを大気に解放しても蒸発石油ガスは系外
に逸散せず、従って、公害問題も発生するおそれがない
又、その状態でポンプ類な引き揚げて交換しても圧力水
の連続供給のためケーシングパイフ沖に液化石油ガスが
逆流侵入せず、従って、交換中該侵入液化石油ガスから
の蒸発石油ガスが発生するおそれもない。
従って、ポンプ類は極めて安全に且つ簡易に交換出来る
利点がある。
そして、交換後はケーシングパイプ内の注入水を不活性
ガスで追い出しても該注入水はタンク内で比重差により
降下し、地下水として封水となり、何ら問題は無く、又
、追い出しに用いる不活性ガスは逸散しても別段問題は
無い。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例の概略説明図であり、第1図は
ポンプ設置中の説明図、第2図はポンプ類交換中の説明
図である。 1田ψ地下タンク、20田…液化石油ガス、18……U
字(部)、6……ケーシングパイプ、14……ポンプ、
10,11……不活性ガス(注入)、21,21’…w
石油ガス、8,10…田水(注入)、7……(溢出)、
7…田ケーシングパイプ先端。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 地下タンク内に水封式に液化石油ガスを貯蔵運転す
    るに際し該地下タンク内に設置されたポンプ類を交換す
    る方法において、タンク内に地上から液中に達するケー
    シングパイプを配置し、その下端をU字形に屈曲して折
    返し先端を液化右油ガス域に臨ませ、該U字型ケーシン
    グパイプに先ず不活性ガスを注入して該ケーシングパイ
    プ内の液化石油ガスをタンク内に帰還させると共に石油
    ガスをガス処理に排出し、次いでケーシングパイプ内に
    水を注入して上記ケーシングパイプ先端より該注入水を
    溢出させると共にケーシングパイプ内の該水面上に大気
    圧不活性ガスの存在を現出維持させ、その状態の許にケ
    ーシングパイプ深部のポンプ類を引揚げて交換し、降下
    し、次いで不活性ガスにより水をケーシングパイプ先端
    より溢出させ、最終に該不活性ガスを減圧してU字ケー
    シングパイプ内に液化石油ガスを逆流導入する様にした
    ことを特徴とする地下タンク内配設のポンプ類交換方法
JP51048519A 1976-04-30 1976-04-30 地下タンク内配設ポンプ類交換方法 Expired JPS5812475B2 (ja)

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JPS52132402A JPS52132402A (en) 1977-11-07
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WO2003001501A1 (fr) 2001-06-21 2003-01-03 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Corps structural insonorise poreux et procede de fabrication du corps structural

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