JPS58124554A - 核燃料再処理用遠心分離機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発柄の技術分野〕 本発明は回転ボウルとその駆動部とが放射線遮蔽スラブ
によって隔離されている核燃料再処理用遠心分離機に係
る。

〔発明の技術的背景〕

°筬、処理用達心分離機としては、使用済核燃料の硝し
〜５液中から不溶性核分裂生成物等の固体微粒子を分離
除去する遠心清澄機や、清澄後の前記溶液中のウランや
プルトニウムと核分裂生成物を分離する几めの液々抽出
を行う遠心抽出機がある。

上記のよつな遠心分離機はきわめて高放射性の物質を取
扱うものであるから、処理液と接する回転ボウル部とそ
れを駆動するモータ、軸受等を含む駆動部とは、コンク
リート、鉛等から成る放射線遮蔽スラブによって隔離さ
れている。

すなわち、第１図において遠心清澄機につき例示したよ
うに、放射線遮蔽スラブ１の上方には、後に詳細を説明
する駆動部２が、また下方には後に詳細を説明する接液
部３がそれぞれ設けてあジ、両者間は放射線遮蔽スラブ
１によって隔離されている。

駆動部２の筐体４は内７ランジ５ａｉ有し、下面をスラ
ブ１上面に固定され九下方部材５と、その上面に固着さ
れ上面にモータ６をそなえた上方部材７とにより形成さ
れている。モータ６がらスラブ１を貫通してスラブ下方
に突出し、下端に回転ボウル８を吊下支持した駆動軸９
は、次の如くして首振り可能且つ回動自在に支持されて
いる。すなわち、内フランジ５ａ上面には、上開きの球
面座１０が取付けてあり１．ｆｌ　Ｑｉ軸９に４，４合
したボールベアリング１１を支持する姐受筒１２は、前
記球面座１０の凹球面１０ａと１２ａに係合摺接する凸
球面１２ａＱ有している。

なお、球面座１０の上部の７ランジ１０ｂと軸受筒１２
上部の７う／ジ１２ｂとの間は、ダンパー１３ヲ介して
連結されている。ま友、軸受筒１０下端には、球面座１
０の下部筒１０ｃに可摺動に装着され、ばね１４により
軸受筒中心に向ってばね力全印加した支持部材１５が併
合されている。なお、図中１５ａは支持部材１５外端の
ばね押えを示し、ばね１４は引張ばねとし、一端をばね
押え１５に固定したものとする。

接液部３は、回転ボウル８を同心的に包囲するケーシン
グ１５と、その上部に設けた受容器１７と、ケージング
１６上端からケージフグ内に入９回転ボｒ’フル内そ面
近傍に終端する給液管１８と、受容器底面に・−”口す
る排躯丙９と、スラブ１を貫通し回転ボウル８周壁内面
に平行な部分を有し前記内面に洗浄ノズル２０と、駆動
軸９の下端近傍に設けた分散板２１と、ケーシング１６
底面中心に開口するドレン２２とを有する。

上記構成の遠心清澄機において、給液管１８から供給さ
れた固体粒子に含む被処理液は、分散板２１より回転ボ
ウル８内周圃に飛ばされ、前記内周面に液層を形成する
。液層中の固体微粒子は遠心力により回転ボウル８内周
面に向って移動し、そこに付着する。一方、液体は回転
ボウル８の上端の内７ランジ８ａにおいてオーバフロー
し受容器１７に入り、排出管１９から回収される。また
、回転ボウル８内周面に付着した固体粒子は、遠心清澄
機の運転を定期ｔたは不定期的に停止し、洗浄ノズル２
０から洗浄水を噴射してこれと共に落下させ、ドレン２
２から排出させる。

〔背景技術の問題点〕

上記従来の遠心清澄機において、軸受筒１２ヲ球面座１
０により支持し、首振ｖｔ可能としているのは、調心性
を持たせることと、駆動軸９の弾性曲げ振動の固有振動
数を上げることとを目的としている。従って、駆動軸９
および回転ボウル８は、遠心清澄機の運転時に、凹球面
１０ａの曲率中心を中心として首ぶりを行うこととなる
。

ところが、固体微粒子の回転ボウル８内周面への付着の
進行により、回転不平衡量が増大し前記の首ふり量が増
大すると、駆動軸９とスラブ１の駆動軸貫通用の直円筒
状の透孔１ｓＩのスラブ１下面における開口縁とが接触
し、大きな事故を発生するおそれがある。このような事
故を生じないようにするには、透孔の径を大きくし駆動
軸９と透孔１ａとのギャップを大きくしてやればよいが
、このようにする時、接液部３側から駆動部２側に漏れ
る放射線量が増大し、安全上きわめて好ましくない。

〔発明の目的〕

本発明は上記の事情に基きなされたもので、回転ボウル
を含む接液部と、前記回転ボウルを駆動する駆動部とが
放射線遮蔽スラブによって隔離されたものであって、駆
動部から接液部に垂下し素側動軸が前記スラブを貫通す
るための透孔と接触するおそれがなく、しかも接液部側
から駆動部側への放射線の漏れを最小限となし得る核燃
料再処理用遠心分離機を得ることを目的としている。

〔発明の概要〕

本発明においては、放射線遮蔽スラブに設ける駆動軸貫
通用の透孔を、駆動部側から接液部側に向って次第に拡
開するテーパ面とすることにより前記目的を達成してい
る。

〔発明の実施例〕

以下、図面に示す本発明の実施例につき説明する。第２
図は本発明一実施例の要部を示すもので、この図におい
て凹球面１０ａ　ｔたは凸球面１２ａの曲率中心をＡ、
その曲率半径ｆｒ、スラブ１上面と前記曲率中心Ａとの
距ａをｔ、スラブ１上面がら透孔１ａ軸方向任意の周面
上の一点Ｂまでの距離をｙ、その位置での駆動軸と透孔
とのギャップｆ、ｔ、スラブ上面における透孔１ａの開
口と駆動軸９とのギャップをＣ１駆動軸の半径を勤とし
た時、ｘ’）　−（Ｃ＋　Ｒｏ　）　＋　Ｃ・・・・・
・・四囲・・・・叩・（１）が満足されるよう、透孔１
ａの形状を定める。

上記の如くすることにより、スラブ１上面でのギャップ
ｃｆ従来のままにしておいても、首ぷりの許容値を大き
くすることができる。さらに、スラブ１上面におけるギ
ャップを必要最小限のままとしておくことができるので
、放射線漏洩量の増大は最小限におさえられ、安全上有
利である。

第３図は本発明の他の実施例を示す。この実施例は駆動
軸９の径が透孔１ａ内において大としである場合に本発
明を適用した例である。この場合にあっては、大径部の
半径ｆｔＲとして が成立つよう、透孔１ａの形状を定めればよい。

なお、本発明は上記例示した遠心清澄機に限定されず、
遠心抽出機においても適用可能でおる。

〔発明の効果〕

上記から明らかなように、本発明によれば、遠心分離機
の運転時における回転ボウル駆動軸の首ふり許容量を大
きくすることができ、しかも放射線の接液部側から駆動
部側への漏洩量の増大を最低限となし得るので、安全上
有利である。また、上記の如く首ふ９許容号がＬｉ大さ
れるため、例えば遠心清澄機においては回転ボウルに付
着した固体粒子の除去間隔ｆ　Ｑ長することができ、稼
働率が向上されると共に、処理を必要とする放射性廃棄
物である洗滌廃水の発生ミラ減少させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の遠心清澄機の一例の断面図、第２図は本
発明一実施例要部の断面図、第３図は他の実施例要部の
断面図である。 １・・・放射線遮蔽スラブ、１ａ−・・透孔、２・・・
駆動部、３・・・接液部、８・・・回転ボウル、９・・
・駆動軸、１０・・・球面座、１０ａ・・・凹球面、１
２・・・軸受筒、１２ａ・・・凸球面、Ａ・・・曲率中
心、ｃ、ｘ・・・ギャップ。 出願代理人　弁理士　菊　池　五　部 第１ＩＩ 第２図 第３Ｗｉ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 放射線遮蔽スラブ上方に駆動部がま几下方に接液部が゛
   それぞれ設けられ、駆動部から垂下し前記スラブを貫通
   して接液部側に突出し下端に回転ボウルをそなえ次側動
   軸を有するものにおいて、前記スラブに設は友駆動軸貫
   通用の透孔を下方に向って拡開するテーバ面とし几こと
   を特徴とする核燃料再処理用遠心分離機。