JPS5812383Y2 - 蓄電池用触媒栓 - Google Patents

蓄電池用触媒栓

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Publication number
JPS5812383Y2
JPS5812383Y2 JP1977003425U JP342577U JPS5812383Y2 JP S5812383 Y2 JPS5812383 Y2 JP S5812383Y2 JP 1977003425 U JP1977003425 U JP 1977003425U JP 342577 U JP342577 U JP 342577U JP S5812383 Y2 JPS5812383 Y2 JP S5812383Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
catalyst
stopper
container
storage battery
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977003425U
Other languages
English (en)
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JPS5398931U (ja
Inventor
茂 佐々木
立己 村上
清 田畑
久蔵 西村
Original Assignee
日本電信電話株式会社
新神戸電機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本電信電話株式会社, 新神戸電機株式会社 filed Critical 日本電信電話株式会社
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Publication of JPS5398931U publication Critical patent/JPS5398931U/ja
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    • Y02E60/12

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、蓄電池内で発生した酸素及び水素ガスを化合
させる触媒を内蔵した蓄電池用触媒栓に関するものであ
る。
従来用いられていたこの種の触媒栓は、触媒容器を収納
した栓体容器の上部に未反応ガスを排出するための排気
口を設け、この栓体容器の上部に前記排気口を覆うよう
にして微多孔性防爆フィルタからなる覆蓋を冠着したも
のであった。
このような構造では覆蓋の上面に塵埃等の不純物が不着
した場合に若干の湿潤によってこの不純物が容易に堆積
結着し、ついには覆蓋の上面が汚損腐食されて微孔が漬
され、ガスの透過が妨げられて排気不能となる欠点があ
った。
そこで本考案者は先に、第1図に示したように。
微多孔性防爆フィルタからなる栓体外器1内に触媒容器
2を収納した栓体内器3を装置して栓体外器1と栓体内
器3との間にガス放出通路4を形成し、栓体内器3の上
部に設けたガス排気孔5から未反応ガスをガス放出通路
4内に導くようにした触媒栓を提供した。
この触媒栓によると、ガス放出通路4内に導かれたガス
は図に実線矢印で示したように栓体外器1の側壁部から
も外部に放散されるため従来の触媒栓に比してガスの透
過面積が大幅に広くなって排気不能になる慮れかなくな
り、しかもガスの外気放出は拡散稀薄されて行なわれる
ので防爆性が著しく向上する。
しかしながら反面、上記の構造では水素と酸素の反応が
行なわれる栓体内器3全体が栓体外器1で覆われている
ため放熱が悪くなって栓体内器の温度が高くなる傾向が
ある。
特に蓄電池から栓体内器内へ流入するガスの量が触媒の
能力の限界を超える程度に多くなって反応熱の発生量が
多くなり、触媒温度が上昇するようになると、触媒容器
及び栓体内器の温度が非常に高くなるため水蒸気が冷却
されなくなって還流性能及び触媒能力が低下し、ついに
は各部材の劣化或いは焼損等を招く慮れがある。
本考案の目的は、流入するガスの量に比例して触媒温度
が上昇するのを抑制して各部の温度を許容範囲に抑える
ことができるようにした蓄電池用触媒栓を提供すること
にある。
以下第2図及び第3図を参照して本考案の実施例を説明
すると、図中10は図示しない蓄電池に増付けられる支
持台で、この支持台は中央部にガス流入口11を備えて
いる。
支持台10の上にはエボナイト、ポリプロピレンの如き
耐酸、耐熱性を有する合成樹脂等からなる筒体12の下
端が接着等により接合されている。
筒体12の上端にはこの筒体と同様の材質からなる上蓋
13が接合され、これら筒体12及び上蓋13により栓
体内器14が構成されている。
栓体内器14の側壁部の上方には複数個の排気孔15が
放射状に設けられている。
栓体内器14内の下方には若干のガス流通孔16を有す
る触媒容器支持板1γが配設され、この支持板の上には
白金、パラジウム等を含む粒状の触媒18を収納した通
気性を有する触媒容器19が、栓体内器14の内面との
間に所定の間隔を保って配置されている。
この触媒容器19は適宜の手段により支持板17に固定
されている。
支持台10の上には更に、アルミナ、石英粉末等を焼結
させて作製したセラミック体の微多孔性防爆フィルタか
らなる栓体外器20が増付けられる。
この栓体外器は栓体内器14を囲むように配置されてそ
の下端20aが支持台10に接着等により接合され、栓
体内器14と栓体外器20との間にガス放出通路21が
形成されている。
渣た栓体内器14の上蓋13の上面にはアルミニウム、
鉛の如き栓体内器より熱伝導性が良好な材料からなる放
熱体22が取付けられる。
放熱体22は上蓋13の上面に伝熱的に接合された板2
3と、同心的に配置されて下端が板23に接合された円
筒状フィン24及び25とからなってp→、この放熱体
の外表面は合成樹脂等よりなる耐酸被覆により覆われて
いる。
放熱体22は栓体外器20の上部壁をきつく貫通して外
気に露呈している。
この放熱体22の貫通部は微多孔性防爆フィルタの通気
性よりも大きな通気性をもたない程度の気密性を有する
ようにする必要がある。
このような気密性を得るためには例えば放熱体22と栓
体外器20の貫通孔との間に接着剤を介在させればよい
上記の触媒栓において、蓄電池内で発生した酸素及び水
素ガスは、ガス流入口11からガス流通孔16を通って
栓体内器14内に流入し、破線矢印Aで示したように触
媒容器19に触れて反応し、水蒸気となる。
この水蒸気は栓体内器14の壁部で冷却されて水となり
、蓄電池内へ還流される。
蓄電池内で発生するガスが多量になり、触媒18の能力
を超えるようになると、ガスの大半は矢印Bで示すよう
に排気孔15を通ってガス放出通路21に流入し、栓体
外器20の壁部を通して外部に放散される。
触媒容器19で発生した熱は、広い面積を有する栓体内
器14の壁部より集熱さへ放熱体22を通して外部に直
接放散される。
ここで放熱体22はアルくニウムや鉛等の栓体内器より
熱伝導性の良好な材料からなっているので、冷却効率を
高めることができ、還流性能及び触媒能力の低下を防ぐ
ことができる。
尚上記実施例において放熱体22を触媒容器19の上面
に直接接触させることも考えられるが、このようにした
場合には、触媒容器19の温度が下がり過ぎるため、こ
の触媒容器19の表面で水蒸気が凝縮して水となり、触
媒容器190表面が水でぬれることになる。
このように触媒容器19の表面が水でぬれると、触媒容
器の通気孔がふさがれるためガスが触媒に触れることが
できなくなり、触媒を十分に活用することができない。
これに対して上記のように、放熱体を栓体内器に増付け
て栓体内器と触媒容器との間には間隔を保持する構造に
すると、触媒容器自体はそれ程冷却されないので、触媒
容器の表面で水蒸気が凝縮するのを抑制することができ
、触媒容器が水でぬれるのを抑制することができる。
以上のように本考案によれば、栓体外器自体が防爆フィ
ルタからなっているのでガスの透過面積が大幅に広くな
り、しかもガスの外気放出は拡散稀薄されて行なわれる
ので防爆性能が著しく向上する。
しかも栓体内器の頂部外面にこの栓体内器よりも熱伝導
性が良好な材料からなる放熱体を接合して、この放熱体
を栓体外器を貫通して外気に露呈しているので熱放散を
良好にすることができ水の還流性能を向上させるととも
に各部の劣化或いは焼損を防止して耐久性を向上させる
ことができる。
更に、本考案においては、放熱体が触媒容器との間に間
隔を保った栓体内器に取付けられているので、触媒容器
が直接冷却されて、その表面で直接水蒸気が凝縮するの
を抑制することができ触媒容器が水でぬれて触媒が無効
になるのを防ぐことができる利点がある。
尚上記の実施例では放熱体22の断面が円形に形成され
ているが、この放熱体の断面形状は任意である。
また放熱体22は栓体内器14に一体に形成することも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案者の提案になる触媒栓の断面図。 第2図は本考案の実施例を示す断面図、第3図は第2図
の■−■線断面図である。 14・・・・・・栓体内器、15・・・・・・排気孔、
18・・・・・・触媒、19・・・・・・触媒容器、2
0・・・・・・栓体外器、22・・・・・・放熱体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 触媒を収納した触媒容器が内部に配置された栓体内器を
    微多孔性防爆フィルタからなる栓体外器内に配置して前
    記栓体内器と栓体外器との間にガス放出路を形威し、前
    記栓体内器に設けた排気孔を通して前記栓体内器内と前
    記ガス放出路とを連通させて成る蓄電池用触媒栓におい
    て、前記触媒容器は前記栓体内器の内面との間に間隔を
    隔てて配置され、前記栓体内器の頂部外面に該栓体内器
    より熱伝導性が良好な材料からなる放熱体が接合され、
    前記放熱体は前記栓体外器を貫通して外気に露呈されて
    いることを特徴とする蓄電池用触媒栓。
JP1977003425U 1977-01-14 1977-01-14 蓄電池用触媒栓 Expired JPS5812383Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977003425U JPS5812383Y2 (ja) 1977-01-14 1977-01-14 蓄電池用触媒栓

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977003425U JPS5812383Y2 (ja) 1977-01-14 1977-01-14 蓄電池用触媒栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5398931U JPS5398931U (ja) 1978-08-10
JPS5812383Y2 true JPS5812383Y2 (ja) 1983-03-09

Family

ID=28690371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977003425U Expired JPS5812383Y2 (ja) 1977-01-14 1977-01-14 蓄電池用触媒栓

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JP (1) JPS5812383Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5045629U (ja) * 1973-08-11 1975-05-08
JPS5054523U (ja) * 1973-09-14 1975-05-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5398931U (ja) 1978-08-10

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