JPS58119434A - メカニカルシ−ル摺動材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はメカニカルシール摺動材に関するもので、摺動
面が高硬度になシ、かつその他の部分が加工容易な金属
特性を有するメカニカルシール摺動材を提供することを
目的とするものである。

従来、メカニカルクールに使用する金属材は摺動材とし
て必要な硬度を得るために特殊元素を配合した特殊鋼や
、焼入処理をした焼入鋼がある。

しかし、これらの金属材は硬度を必要としない摺動面以
外の部分までも高硬度になってしまう問題を有しておシ
、後加工がきわめて困難であった。

このため、高硬度物質を摺動面に溶着して女る構成のも
のも有るが、結合部の強度や濡れ性等の問題を処理する
ことができなかった。

本発明は上記問題に鑑み、摺動面のみが高硬度になシ、
加工が簡単にできるメカニカルシールの摺動材を提供せ
んとするもので、チル鋳鉄の特性を利用して摺動材を製
造するもので、鋳型の一部に冷し金をおくことによ）で
きるチル鋳物は、冷し金に接する部分が高硬度で、その
他砂型に接する部分および鋳物中心部はねばカ強いとい
う特性を持つ鋳鉄である。

以下、本発明メカニカルシールの摺動材を、製造工程の
一例を示す図面にしたがってさらに詳細に説明する。第
１図は冷し金（１）の上面に鋳砂によって砂型（２）を
構成したもので、この時抄部（２）に形成され九摺動材
状の中空腔部（３）は上端に流し込み孔（４）および抜
気孔（５）を穿設するとともに腔部（３）の一端を上記
冷し金（１）の上面によって構成する。尚該腔部（３）
の一端を形成する冷し金（１）部分は摺動材半製品（６
）の摺動面に該当するものである。

上記鋳型の腔部（３）に鋳鉄の鋳湯を流し込んで鋳込ん
だ摺動材半製品（６）は鋳型から外すと第３図に示すよ
うに、冷し金（１）に接していた摺動面（７）表面層の
みが硬く耐摩耗性のある白銑にな）、砂型（２）に接し
ていた部分および鋳鉄の深部は靭性のあるパーライト鋳
鉄（８）になる。

つぎに、上記鋳湯から取り出した半製品（６）を゛　仕
上加工寸法に機棹加工し、摺動材（９）を形成するもの
である。

上述のようにして成型加工されるメカニカルシール摺動
材（９）は、鋳鉄を鋳込む際、摺動面に該当する鋳型面
を冷し金（１）にしたため、摺動面（７）のみが高硬度
になシ、その他の部分は加工性の良好な軟質鋳鉄部（８
）を形成するもので穿孔、周形シ、溝切およびネジ孔加
工等の追加工がきわめて間単になるものである。

（３１ また、鋳鉄はチル化することによシ、その部分の結晶が
緻密になるもので、しだがって本発明によれば摺動面（
７）が果の少ない滑らかな摺動面になるものである。

さらに、上述した摺動面（７）のチル層は冷し金（１）
による冷却速度および炭素含有量を変えることによシ、
その深さと硬さを調整することができるものであシ、ま
た特殊元素を加えることによシ全体の硬度を調節するこ
ともできる。

加えて、本発明のメカニカルシール摺動材は、上述した
特性から製造加工が簡単にな）、生産性の向上が計れる
ため、比較的安価に提供できる等の特徴を有するように
なシ、本発明の効果はきわめて犬である０

【図面の簡単な説明】

（４） 図面は本発明のメカニカルシール摺動材の製造工程の一
実施例を示すものであシ、第１図は鋳型の正断面図、第
２図は鋳湯を流し込んだ状態の正断面図、第３図は鋳型
から外した状態の摺動材の正断面図、第４図は追加工仕
上を完了した摺動材の正断面図である。 （１）冷し金　　（２）砂型　　（３）中空腔部（４）
流し込み孔　　（５）抜気孔 （６）摺動材半製品　　（７）摺動面 （８）軟質鋳鉄部　　（９）摺動材 特許出願人　　イーグル工業株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）鋳砂型中に形成するメカニカルシール摺動材の組
   型腔部の摺動面該当座を、冷し金を当接して鋳型を構成
   し、上記腔部に鋳鉄の湯を鋳込んだ後、該銑造体を機械
   加工して形成されるメカニカルシール摺動材〇
2. （２）前記鋳鉄の湯に種種の元素を添加してなる特許請
   求の範囲第１項記載のメカニカルシール摺動材。