JPS5811915B2 - コ−クス製造用原料炭の滑剤 - Google Patents

コ−クス製造用原料炭の滑剤

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JPS5811915B2
JPS5811915B2 JP53093693A JP9369378A JPS5811915B2 JP S5811915 B2 JPS5811915 B2 JP S5811915B2 JP 53093693 A JP53093693 A JP 53093693A JP 9369378 A JP9369378 A JP 9369378A JP S5811915 B2 JPS5811915 B2 JP S5811915B2
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JP
Japan
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lubricant
coal
hopper
coke production
coking coal
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Expired
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JP53093693A
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English (en)
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JPS5521434A (en
Inventor
五十嵐泰蔵
斉藤彰
樋口久夫
米倉靖彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KURITA KOGYO KK
NIPPON YUSHI KK
Original Assignee
KURITA KOGYO KK
NIPPON YUSHI KK
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Publication date
Application filed by KURITA KOGYO KK, NIPPON YUSHI KK filed Critical KURITA KOGYO KK
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Publication of JPS5521434A publication Critical patent/JPS5521434A/ja
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  • Coke Industry (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 従来、コークス炉への原料炭の装入量を増大させる目的
で、滑剤としてA重油、B重油、C重油および廃油など
の石油系油が用いられているが、原料炭の水分含量(以
下含水率という)が10%以上のときには原料炭の滑り
促進効果が低下する欠点があった。
すなわち、原料炭の貯炭場においては、粉塵防止や作業
環境改善のために散水するので原料炭の含水率が増加し
、通常8〜12%、降雨時には14%程度の含水率にな
ることがあり、そのため原料炭のコークス炉への移送時
に、ホッパーでの目詰りによる閉塞、ベルトコンベアか
らの脱落などの各種障害が多発している。
また、刺激臭による作業環境の悪化、作業性の問題、着
火、コンベアベルトの膨潤、コークス取出し時における
カーボントラブルなどの問題があり、さらに最近の価格
上昇による影響も伴って使用が限られている。
また、これらの石油系油に代るものとして、アルキルベ
ンゼンスルホン酸のナトリウム塩およびアンモニウム塩
のようなアニオン系の界面活性剤が知られているが、原
料炭が低含水率の場合滑り促進効果が重油より劣り、含
水率が高くなるに従ってその効果が低下する欠点があっ
た。
本発明は、原料炭の含水率が低くても重油よりも滑り促
進効果が高く、また原料炭の含水率が高くても十分な滑
り促進効果を有する滑剤を提供するものである。
すなわち、本発明はジアルキルスルホコハク酸塩を含有
するコークス製造用原料炭の滑剤である。
本発明の滑剤であるジアルキルスルホコハク酸塩は、コ
ハク酸のジアルキルエステルをスルホン化したものの塩
で、アルキル基としては炭素数が1〜20のアルキル基
とくに炭素数4〜18のアルキル基が好ましい。
また塩として、リチウム、ナトリウム、カリウム、カル
シウムなどのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩
、アンモニウム塩、メチルアミン、エチルアミンなどの
アルキルアミン塩、モノ、ジまたはトリエタノールアミ
ンなどのアルカノールアミン塩などが挙げられる。
本発明の滑剤を使用するには、ジアルキルスルホコハク
酸塩の単独または混合物の1〜20重量%範囲の水溶液
を、原料炭の粉砕からコークス炉装入までの間で原料炭
に適当な方法で噴霧すればよく、その使用量は原料炭の
含水率によって多少異なるが、原料炭の重量に対し滑剤
の純分として50〜11000ppの範囲でよい。
また、従来から滑剤として使用されている重油に添加し
て、これを散布して使用してもよい。
一般に界面活性剤が石炭の滑り促進効果を有するのは、
石炭粒子の表面に付着している水の表面張力を下げるこ
とと潤滑作用によるものとされており、その点本発明の
滑剤はそれらの作用が他の界面活性剤に比べてとくにす
ぐれている。
したがって、滑剤の上記噴霧程度は原料炭の表面がかる
く濡れる程度でよい。
滑剤水溶液の濃度が20重量%を越えると均一に噴霧す
ることができなく、1重量%未満では噴霧量を多く必要
としかつ滑り効果も少ない。
また滑剤の原料炭に対する使用量は純分として50〜1
1000ppの範囲に限られるものではないが、上記範
囲内では使用量が増すにつれて効果は上昇し、1100
0ppを越えると効果はそれほど上昇しない。
本発明滑剤は、従来の滑剤に比べて原料炭のホッパーに
おける目詰りによる閉塞、ベルトコンベアからの脱落な
どの防止に極めて有効で、原料炭のコークス炉装入量の
増加を達成することができ、また使用量も非常に少量で
すむため、運転経費への影響は殆どない。
本発明者らは、滑剤として公知の界面活性剤のほか各種
の界面活性剤を用い、含水率の異なる原料炭についてそ
れぞれ比較実験を行った。
これを次の実施例1に示す。
実施例 1 コークス製造工場における実装置の大きさの1/100
に当る口径20cm×7.6cm、高さ20.8cmの
円錐ホッパーを用い、このホッパーの直上にステンレス
製の貯炭箱を置いてこの中に600gの微粉炭を詰めた
のち、貯炭箱の底板を急速に引抜いて微粉炭をホッパー
に落下させた。
このときホッパーから落下する微粉炭量の割合を石炭通
過率とし、これを障害防止効果の判定基準とした。
その結果を表−1に示す。
表−1の実験結果から、各種界面活性剤はそれぞれ成る
程度の原料炭の滑り促進効果を示したがアニオン系界面
活性剤の中でも特殊なジアルキルスルホコハク酸塩は、
他のアニオン系界面活性剤に比べて原料炭の含水率が1
0%以上の場合とくにすぐれた滑り促進効果を奏するこ
とがわかる。
実施例 2 米国産炭、豪州産炭および内地産炭を常法のようにコー
クス製造用に粉砕して混合したものに、ジアルキルスル
ホコハク酸塩の10重量%水溶液を純分で200ppm
となるように添加し、これをホッパーへ8時間連続して
投入したときのホッパーでの閉塞回数を表−2に示す。
また比較のため、フランク、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウムおよびA重油の場合も併記した。
なお、ホッパーに微粉炭が詰ったときは人力によって閉
塞を解き、微粉炭をつづけて投入した。
上記の結果によると、本発明の滑剤は従来の滑剤に比べ
てホッパーでの閉塞回数が大巾に減少した。
実施例 3 実施例1と同じ装置を用い、コークス製造用に粉砕した
三池炭を原料として、実施例1と同様に試験を行なった
結果を表−3に示す。表−3よりジアルキルスルホコハ
ク酸塩は他の界面活性剤に比較してすぐれた滑り効果を
奏することがわかる。
実施例 4 コークス製造用に粉砕した米国産ビートリス(Beat
rice)炭を原料として、実施例1と同様に試験を行
なった。
結果を表−4に示す。表−4よりジアルキルスルホコハ
ク酸塩はすぐれた滑り効果を奏することがわかる。
実施例 5 コークス製造用に粉砕した豪州産すウスブリ(Sout
h Bulli)炭を原料として、実施例1と同様に試
験を行なった。
結果を表−5に示す。表−5よりジアルキルスルホコハ
ク酸塩はすぐれた滑り効果を奏することがわかる。
実施例 6 コークス製造用に粉砕したカナダ産バルマー(Balm
er)炭と国内産夕張炭の混合物を原料として、実施例
2と同様に試験を行なった。
結果を表−6に示す。
表−6よりジアルキルスルホコハク酸塩を用いた場合は
ホッパーの閉塞回数が少いことがわかる。
実施例 7 コークス製造用に粉砕した米国産イトマン(Itman
n)炭と豪州量ニューデル(Newdell)炭と国内
産三池炭の混合物を原料として用い、界面活性剤の10
重量%水溶液を純分で300ppmになるように添加し
て、実施例2と同様に試験を行なった。
結果を表−7に示す。表−7よりジアルキルスルホコハ
ク酸塩を用いた場合はホッパーの閉塞回数が少いことが
わかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ジアルキルスルホコハク酸塩を含有するコークス製
    造用原料炭の滑剤。
JP53093693A 1978-08-02 1978-08-02 コ−クス製造用原料炭の滑剤 Expired JPS5811915B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP53093693A JPS5811915B2 (ja) 1978-08-02 1978-08-02 コ−クス製造用原料炭の滑剤

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JP53093693A JPS5811915B2 (ja) 1978-08-02 1978-08-02 コ−クス製造用原料炭の滑剤

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JPS5521434A JPS5521434A (en) 1980-02-15
JPS5811915B2 true JPS5811915B2 (ja) 1983-03-05

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ID=14089474

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JP53093693A Expired JPS5811915B2 (ja) 1978-08-02 1978-08-02 コ−クス製造用原料炭の滑剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56100892A (en) * 1980-01-17 1981-08-13 Nippon Oil & Fats Co Ltd Bulk density enhancing agent of stock coal for preparing coke
JP5437595B2 (ja) * 2008-06-09 2014-03-12 関西熱化学株式会社 コークスの製造方法及び製造システム
JP6303308B2 (ja) * 2013-07-12 2018-04-04 栗田工業株式会社 石炭搬送方法

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JPS5521434A (en) 1980-02-15

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