JPS58118749A - 関節摺動部材およびその製造方法 - Google Patents
関節摺動部材およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS58118749A JPS58118749A JP57000681A JP68182A JPS58118749A JP S58118749 A JPS58118749 A JP S58118749A JP 57000681 A JP57000681 A JP 57000681A JP 68182 A JP68182 A JP 68182A JP S58118749 A JPS58118749 A JP S58118749A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon fiber
- fiber cloth
- mold
- polyethylene
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Prostheses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、関節摺動部材、特に生体内において人工骨頭
に対する摺動座を与えるべき関節摺動部材(ソケットな
いしカップ)ならびにその製造方法に関する。
に対する摺動座を与えるべき関節摺動部材(ソケットな
いしカップ)ならびにその製造方法に関する。
生体内に用いるべき人工関節の歴史は、1891年にG
luckが象牙の人工骨頭(ゼール)とソケット(カッ
プ)を使用したのがはじめとされている。
luckが象牙の人工骨頭(ゼール)とソケット(カッ
プ)を使用したのがはじめとされている。
その後、種々の材料が試験されてきたが、石油化学の発
達とともに金属材料と高分子材料の組合せにより比較的
良好な結果が得られるようになり、1961年Cher
nlyがステンレス・スチール製骨頭とポリエチレン製
ソケットとの組合せを開発して以来、実用的なものとし
て普及してきた。特に、100万以上の分子量を有する
超高分子量ポリエチレンは、自己潤滑性と生体適合性な
らびに機械的強度夕方し優れたソケット材料として知ら
れている。
達とともに金属材料と高分子材料の組合せにより比較的
良好な結果が得られるようになり、1961年Cher
nlyがステンレス・スチール製骨頭とポリエチレン製
ソケットとの組合せを開発して以来、実用的なものとし
て普及してきた。特に、100万以上の分子量を有する
超高分子量ポリエチレンは、自己潤滑性と生体適合性な
らびに機械的強度夕方し優れたソケット材料として知ら
れている。
しかしながら、このような超高分子量ポリエチレン製ソ
ケットも、未だ耐久性の点では満足なものとは云い難い
。すなわちソケットを構成する超高分子量ポリエチレン
成形体は、優れた機械的性質を有するが、それでも繰り
返し荷重を受けるに際してクリープ変形を免れず、長期
間使用した場合には骨頭との間の密着性が損なわれて脱
臼の原因にもなっている。また、このようなりリープ変
形のため、人工関節の装着は、体重90に9以下、身長
は180c1rL以下、年令は開穿以上の、できれば活
動量の少ない女性に行うのがよいとされている。しかし
ながら、実際に人工関節の装着夕しなげればならないの
は、関節の欠陥による痛みの除去や、活動量の回復を必
要とする場合であり、この意味で若年層への装着も可能
な人工関節が必要とされている。
ケットも、未だ耐久性の点では満足なものとは云い難い
。すなわちソケットを構成する超高分子量ポリエチレン
成形体は、優れた機械的性質を有するが、それでも繰り
返し荷重を受けるに際してクリープ変形を免れず、長期
間使用した場合には骨頭との間の密着性が損なわれて脱
臼の原因にもなっている。また、このようなりリープ変
形のため、人工関節の装着は、体重90に9以下、身長
は180c1rL以下、年令は開穿以上の、できれば活
動量の少ない女性に行うのがよいとされている。しかし
ながら、実際に人工関節の装着夕しなげればならないの
は、関節の欠陥による痛みの除去や、活動量の回復を必
要とする場合であり、この意味で若年層への装着も可能
な人工関節が必要とされている。
本発明の目的は、基本的には自己潤滑性と生体適合性に
優れた超高分子量ポリエチレンを基本材料としながら、
その耐クリープ変形性ケ改善した複合関節摺動部材、特
にクリープ変形による雄部材との間でのそ着件の低下な
いしはゆるみの発生を防止した関節雌部材(ソケット)
ならびにその製造方法を提供することを目的とするもの
である。
優れた超高分子量ポリエチレンを基本材料としながら、
その耐クリープ変形性ケ改善した複合関節摺動部材、特
にクリープ変形による雄部材との間でのそ着件の低下な
いしはゆるみの発生を防止した関節雌部材(ソケット)
ならびにその製造方法を提供することを目的とするもの
である。
本発明者らは、上述の目的で研究した結果、超高分子量
ポリエチレン成形体からなる関節摺動部材の摺動面にほ
ぼ平行に炭素繊維布を埋め込むことによりその耐クリー
プ変形性を著しく改善できることが見出された。すなわ
ち本発明の関節wi動部材は、凹状摺動面を有する分子
量100万以上のポリエチレンの成形体からなり、該摺
動面にほぼ平行に炭素繊維布層が埋め込まれていること
を特徴とするものである。また本発明の関節摺動部材の
製造方法は、上記摺動部材を圧縮成形法により製造する
ものであり、より詳しくは少くとも2つの部分に分けた
分子量100万以上のポリエチレン粉末の間に炭素繊維
布を挾みコア型とキャビティ型との間で加熱圧縮成形す
ることを特徴とするものである。
ポリエチレン成形体からなる関節摺動部材の摺動面にほ
ぼ平行に炭素繊維布を埋め込むことによりその耐クリー
プ変形性を著しく改善できることが見出された。すなわ
ち本発明の関節wi動部材は、凹状摺動面を有する分子
量100万以上のポリエチレンの成形体からなり、該摺
動面にほぼ平行に炭素繊維布層が埋め込まれていること
を特徴とするものである。また本発明の関節摺動部材の
製造方法は、上記摺動部材を圧縮成形法により製造する
ものであり、より詳しくは少くとも2つの部分に分けた
分子量100万以上のポリエチレン粉末の間に炭素繊維
布を挾みコア型とキャビティ型との間で加熱圧縮成形す
ることを特徴とするものである。
炭素Q1維布は、より好ましくは、延伸力が付与された
状態でポリエチレン中に埋め込まれていることが好まし
く、このためには、圧縮成形に際して、キャピテイ型の
温度をコア型の温度より高くして成形することならびに
圧縮成形を二段階以上に分けて成形することが好ましい
。
状態でポリエチレン中に埋め込まれていることが好まし
く、このためには、圧縮成形に際して、キャピテイ型の
温度をコア型の温度より高くして成形することならびに
圧縮成形を二段階以上に分けて成形することが好ましい
。
以下、図面を参照して本発明を実施例について更に詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は、不発、明の関節摺動部材の一例として大腿骨
頭支承用(大腿骨つげ機関節用)に骨盤に取り付けられ
るソケットの断面図を示すものであり、ソケット1は半
球座面をなす摺動面2ン有する超高分子量ポリエチレン
の成形体3からなり、その摺動面2の直下近傍には、該
摺動面2とほぼ平行に炭素繊維布4が埋込まれている。
頭支承用(大腿骨つげ機関節用)に骨盤に取り付けられ
るソケットの断面図を示すものであり、ソケット1は半
球座面をなす摺動面2ン有する超高分子量ポリエチレン
の成形体3からなり、その摺動面2の直下近傍には、該
摺動面2とほぼ平行に炭素繊維布4が埋込まれている。
またソケットの摺動面と逆側の面には図示しないが、骨
盤との接合強度を高めるために必要に応じて凹凸ないし
突起が設けられる。
盤との接合強度を高めるために必要に応じて凹凸ないし
突起が設けられる。
このようなソケット1の取付構造は第2図に示す通りで
ある。すなわちソケット1は骨盤を構成する寛骨臼6に
ボーンセメン)77a′介して接合固疋される。一方、
大腿骨近位部8に挿入されたたとえばステンレススチー
ル製の人工大腿骨9の骨頭10が、ソケット1に対しそ
の摺動面2と摺動可能なように嵌合固定される。
ある。すなわちソケット1は骨盤を構成する寛骨臼6に
ボーンセメン)77a′介して接合固疋される。一方、
大腿骨近位部8に挿入されたたとえばステンレススチー
ル製の人工大腿骨9の骨頭10が、ソケット1に対しそ
の摺動面2と摺動可能なように嵌合固定される。
ソケット1の主材料としての超高分子量ポリエチレンは
、チーグラー法により製造された、光散乱法による分子
量がIX]、06〜8刈08.特に2刈06〜6刈06
のものが好ましく用いられる。
、チーグラー法により製造された、光散乱法による分子
量がIX]、06〜8刈08.特に2刈06〜6刈06
のものが好ましく用いられる。
使用する炭素繊維布は、径5〜10μ程度のフイラメン
) 1000〜6000本からなる糸を織ったもので、
タテ糸、ヨコ糸とも炭素繊維のものを使用し、織物組織
としては、平織、8朱子織、4朱子織がよい。織物密度
は、タテ、ヨコとも同一のものが好ましく、重t 50
g/m2〜480117m2のものが好ましい。また
炭素繊維布は1枚でもよいが、好ましくは2〜3枚を積
層して用いる。1枚の厚さは約0.1〜Q、5+u8度
である。また積層する場合の各層は、隣接層との間で織
方向が約45°(2層構造)または30°(3層構造)
ずつずれるように配置するのが均質な耐クリープ性向上
効果7与える上で好ましい。炭素繊維布4は、摺動面2
の直下近傍、特に0.5〜3.0隨の範囲に、摺動面と
ほぼ平行に配置するのがよい。
) 1000〜6000本からなる糸を織ったもので、
タテ糸、ヨコ糸とも炭素繊維のものを使用し、織物組織
としては、平織、8朱子織、4朱子織がよい。織物密度
は、タテ、ヨコとも同一のものが好ましく、重t 50
g/m2〜480117m2のものが好ましい。また
炭素繊維布は1枚でもよいが、好ましくは2〜3枚を積
層して用いる。1枚の厚さは約0.1〜Q、5+u8度
である。また積層する場合の各層は、隣接層との間で織
方向が約45°(2層構造)または30°(3層構造)
ずつずれるように配置するのが均質な耐クリープ性向上
効果7与える上で好ましい。炭素繊維布4は、摺動面2
の直下近傍、特に0.5〜3.0隨の範囲に、摺動面と
ほぼ平行に配置するのがよい。
次に、このようなソケットの製造法ケ説明する。
第3図は、最終成形時の金型の状態を示す一部切欠正面
図である。金型は、基部11、キャビティ型12および
コア型13からなる。キャビティ型12は、から構成さ
れている。
図である。金型は、基部11、キャビティ型12および
コア型13からなる。キャビティ型12は、から構成さ
れている。
上記ソケット1は、本発明の関節部材の製造法に従い、
このような金型7用いて圧縮成形により以下のようにし
て製造される(なお、中間工程の図示は省略する)。圧
縮成形法が用いられるのは、超高分子量ポリエチレン(
以下、単にポリエチレンという)の溶融粘度が高く、通
常の射出成形、押出成形等の溶融成形法の適用が困難だ
からである。
このような金型7用いて圧縮成形により以下のようにし
て製造される(なお、中間工程の図示は省略する)。圧
縮成形法が用いられるのは、超高分子量ポリエチレン(
以下、単にポリエチレンという)の溶融粘度が高く、通
常の射出成形、押出成形等の溶融成形法の適用が困難だ
からである。
本発明に従い、まずキャピテイ型12中にソケット1乞
構成する全ポリエチレン量の司〜50%(重量%、以下
特に断らない限り同様とする)、好ましくは2!5〜4
0%のポリエチレン粉末を装入する。
構成する全ポリエチレン量の司〜50%(重量%、以下
特に断らない限り同様とする)、好ましくは2!5〜4
0%のポリエチレン粉末を装入する。
ぼりエチレン粉末の粒径は、特に駆足されないが、通常
60〜150μ程度のものが用いられる。
60〜150μ程度のものが用いられる。
次いで、円形に切断した炭素繊維布を上記ポリエチレン
粉末の上に載せる。もちろん、予め摺動面2に沿うよう
な曲面に賦形した炭素繊維布も用いられないではないが
、平らな炭素繊維布を用い製品中において延伸力7作用
させてポリエチレン成形体中に固定することが耐クリー
プ変形性の向上のために好ましい。上述したように、こ
の際炭素繊維布は、1枚よりは2〜3枚を重ねて用いる
方が効果的である。また炭素繊維布とポリエチレンとの
結合力を高めるために、炭素繊維布は、予め湿式酸化処
理しておくことが好ましい。湿式酸化処理は、たとえば
重クロム酸ナトリウム5〜20%溶液、好ましくは7〜
14%溶液でまず処理し、次いで硫酸15〜40%溶液
、好ましくは17〜35%溶液で処理するとよい。各工
程の処理時間は、通常はy等しく合計で2分〜(イ)分
、好ましくは15〜45分程度である。このような表面
処理により、処理7行なわない場合に比べて約2倍の剥
離強度が得られる。
粉末の上に載せる。もちろん、予め摺動面2に沿うよう
な曲面に賦形した炭素繊維布も用いられないではないが
、平らな炭素繊維布を用い製品中において延伸力7作用
させてポリエチレン成形体中に固定することが耐クリー
プ変形性の向上のために好ましい。上述したように、こ
の際炭素繊維布は、1枚よりは2〜3枚を重ねて用いる
方が効果的である。また炭素繊維布とポリエチレンとの
結合力を高めるために、炭素繊維布は、予め湿式酸化処
理しておくことが好ましい。湿式酸化処理は、たとえば
重クロム酸ナトリウム5〜20%溶液、好ましくは7〜
14%溶液でまず処理し、次いで硫酸15〜40%溶液
、好ましくは17〜35%溶液で処理するとよい。各工
程の処理時間は、通常はy等しく合計で2分〜(イ)分
、好ましくは15〜45分程度である。このような表面
処理により、処理7行なわない場合に比べて約2倍の剥
離強度が得られる。
さらに炭素繊維布の上に、全ポリエチレン量の2D〜3
5%、好fL<は25〜32%のポリエチレン粉末を入
れる。
5%、好fL<は25〜32%のポリエチレン粉末を入
れる。
次いで、上記のようにしてキャビティ型12中に装入′
、した原料をコア型13との間で加熱加圧して圧縮成形
することにより予備成形体を得る。この際、原料中のポ
リエチレン粉末量は全ポリエチレンに対して70〜45
%、体積は最終製品ソケットの105〜90%程度が好
ましい。成形のための金型温度は125〜iso”c、
特に140〜160℃の範囲が好ましい。
、した原料をコア型13との間で加熱加圧して圧縮成形
することにより予備成形体を得る。この際、原料中のポ
リエチレン粉末量は全ポリエチレンに対して70〜45
%、体積は最終製品ソケットの105〜90%程度が好
ましい。成形のための金型温度は125〜iso”c、
特に140〜160℃の範囲が好ましい。
上記で得られた予備成形体乞一旦金型より取り出し、キ
ャビティ型12中に、全ポリエチレン量の30〜45%
のポリエチレン粉末を加え、予備成形体をその上に載せ
、さらに全ポリエチレン量の1〜4%のポリエチレン粉
末を載せて再度圧縮成形を行い最終成形体を得ろ。この
際、金型温度は、キャビティ型温度ケコア型温度よりも
高くすることが好ましい。より具体的には、キャビティ
型温度が160〜210℃、特に180〜200℃であ
り、コア型温度が120〜160 ’C,特に130〜
1..50℃であることが好ましい。
ャビティ型12中に、全ポリエチレン量の30〜45%
のポリエチレン粉末を加え、予備成形体をその上に載せ
、さらに全ポリエチレン量の1〜4%のポリエチレン粉
末を載せて再度圧縮成形を行い最終成形体を得ろ。この
際、金型温度は、キャビティ型温度ケコア型温度よりも
高くすることが好ましい。より具体的には、キャビティ
型温度が160〜210℃、特に180〜200℃であ
り、コア型温度が120〜160 ’C,特に130〜
1..50℃であることが好ましい。
予備成形、最終成形を通じて、圧力は400〜700
Ky/cJ、特に500〜5QQ K17cm2の範囲
が好ましく、成形時間は予備成形の場合0.5〜1.5
時間、最終成形の場合1.5〜3.0時間程度が適当で
ある。
Ky/cJ、特に500〜5QQ K17cm2の範囲
が好ましく、成形時間は予備成形の場合0.5〜1.5
時間、最終成形の場合1.5〜3.0時間程度が適当で
ある。
上述したような成形方法をとると、金型内でポリエチレ
ンが溶融するときに、その流動が発生し、炭素繊維布を
コア側に押しつけ、さらに円形に切り出された炭素繊維
布の外周部はコア型に沿ってまきつくようになり、炭素
繊維に延伸力をかげる。
ンが溶融するときに、その流動が発生し、炭素繊維布を
コア側に押しつけ、さらに円形に切り出された炭素繊維
布の外周部はコア型に沿ってまきつくようになり、炭素
繊維に延伸力をかげる。
このような効果はポリエチレンが熱によっても架橋を起
し、その架橋が進行する途中で高粘性流体になるために
もたらされるものである。上記のように、最終成形に際
して、キャビティ型温度7コア型温度よりも高くすると
、この効果が助長される。
し、その架橋が進行する途中で高粘性流体になるために
もたらされるものである。上記のように、最終成形に際
して、キャビティ型温度7コア型温度よりも高くすると
、この効果が助長される。
圧縮成形に際してポリエチレン粉末を、複数の部分に分
け、予備成形−圧縮成形の逐次成形工程を取るのは、−
回の成形で最終成形ン行うと、成形中の容積収縮が大き
く寸法製度が低下すること、及び炭素繊維布を所足の位
置に配置することが困難であるからである。このような
逐次成形に際して、上記のようにキャビティ型とコア型
との間に温度差7設けろのは、最終成形工程においての
み行えばよい。
け、予備成形−圧縮成形の逐次成形工程を取るのは、−
回の成形で最終成形ン行うと、成形中の容積収縮が大き
く寸法製度が低下すること、及び炭素繊維布を所足の位
置に配置することが困難であるからである。このような
逐次成形に際して、上記のようにキャビティ型とコア型
との間に温度差7設けろのは、最終成形工程においての
み行えばよい。
予備成形用の金型と最終成形用の金型とは冥質的に同様
なものが用いられ、同一の金型を両方に用いろこともで
きろか、実用的な製造のためには別型とすることが好寸
しい。
なものが用いられ、同一の金型を両方に用いろこともで
きろか、実用的な製造のためには別型とすることが好寸
しい。
上記においては、本発明乞−例として、股関節用のソケ
ットおよびその製造方法について説明した。しかし、本
発明の関節摺動部材は超高分子量、41Jエチレンの生
体適合性および自己潤滑性を利用して生体内の他の部分
の関節においてはもちろ上述したように、本発明によれ
ば、超高分子量ポリエチレンの生体適合性と自己潤滑性
ならびにその他の優れた性質を維持しつつ、生体内関節
雌部材(ソケット)としての使用において問題であった
、耐クリープ変形性の不足による脱臼等の不都合ケ、好
ましくは延伸力乞付与した炭素繊維布を摺動面の近傍に
配置して耐クリープ変形性を向上することにより解決し
た関節M動部材およびその製造方法が提供される。
ットおよびその製造方法について説明した。しかし、本
発明の関節摺動部材は超高分子量、41Jエチレンの生
体適合性および自己潤滑性を利用して生体内の他の部分
の関節においてはもちろ上述したように、本発明によれ
ば、超高分子量ポリエチレンの生体適合性と自己潤滑性
ならびにその他の優れた性質を維持しつつ、生体内関節
雌部材(ソケット)としての使用において問題であった
、耐クリープ変形性の不足による脱臼等の不都合ケ、好
ましくは延伸力乞付与した炭素繊維布を摺動面の近傍に
配置して耐クリープ変形性を向上することにより解決し
た関節M動部材およびその製造方法が提供される。
以下、本発明の関節摺動部材の実際の製造例Z説明する
。
。
実施例
ヘキスト社製の超高分子量ポリエチレン、ホスp −V
7 (Ho5talen) GUR412(平均粒径
100μ)と東し社製の炭素繊維布トレカクロス+63
43(径7μのフィラメント、3,000本からなる糸
を平織したもの。織物密度200g/m2)とから本質
的に上記した方法に従って股関節用ソケット乞製造した
。
7 (Ho5talen) GUR412(平均粒径
100μ)と東し社製の炭素繊維布トレカクロス+63
43(径7μのフィラメント、3,000本からなる糸
を平織したもの。織物密度200g/m2)とから本質
的に上記した方法に従って股関節用ソケット乞製造した
。
すなわち圧縮成形用金型キャピテイに上記ポリエチレン
粉末6−5gV入れ、径40fi11の円形に切断した
上記炭素繊維布2枚乞上にのせ、更にその上にポリエチ
レン粉末5.2 gYのせコア型、キャビティ型ともに
150℃の温度で圧力400 K?/Cm2G1.5時
間の予備成形を行った。
粉末6−5gV入れ、径40fi11の円形に切断した
上記炭素繊維布2枚乞上にのせ、更にその上にポリエチ
レン粉末5.2 gYのせコア型、キャビティ型ともに
150℃の温度で圧力400 K?/Cm2G1.5時
間の予備成形を行った。
上記で得られた予備成形体を金型より一旦取出し、同一
金型のキャビティに更に上記ポリエチレン粉末6゜4g
を入れ、予備成形体乞のせ、更にポリエチレン粉末op
s yをのせて最終成形を行った。
金型のキャビティに更に上記ポリエチレン粉末6゜4g
を入れ、予備成形体乞のせ、更にポリエチレン粉末op
s yをのせて最終成形を行った。
金型温度は、キャビティ型190℃、コア型140℃と
し、圧力600 KP/1L2Gで2.0時間保持した
。
し、圧力600 KP/1L2Gで2.0時間保持した
。
得られたソケットにはその摺動面下約0.81111の
位置にほぼ摺動面と平行に炭素繊維布が埋め込まれてい
た。このソケットに、関節シミュレータで400にν抛
2の繰り返し荷重を6X106回かけ、摺動面の沈み込
みによる変形量を測定したところ、変形量はo、ot*
gとなり炭素繊維布を埋め込んでいない従来品のそれに
比べて約1/3と低下した。
位置にほぼ摺動面と平行に炭素繊維布が埋め込まれてい
た。このソケットに、関節シミュレータで400にν抛
2の繰り返し荷重を6X106回かけ、摺動面の沈み込
みによる変形量を測定したところ、変形量はo、ot*
gとなり炭素繊維布を埋め込んでいない従来品のそれに
比べて約1/3と低下した。
第1図は本発明の関節摺動部材の一実施例である股関節
用ソケットの断面図、第2図は同ソケットの人体への取
付は状態を示す部分断面図、第3図は同ソケットの製造
工程における金型の一部切1・・・ソケット(関節摺動
部材)、2・・・摺動面、3・・・ポリエチレン成形体
、4・・・炭素繊維布、6・・・寛骨、7・・・ゼーン
セメント、9・・・人工大腿骨、10・・・骨頭、12
・・・キャビティ型、13・・・コア型。 出願人代理人 猪 股 清(15)
用ソケットの断面図、第2図は同ソケットの人体への取
付は状態を示す部分断面図、第3図は同ソケットの製造
工程における金型の一部切1・・・ソケット(関節摺動
部材)、2・・・摺動面、3・・・ポリエチレン成形体
、4・・・炭素繊維布、6・・・寛骨、7・・・ゼーン
セメント、9・・・人工大腿骨、10・・・骨頭、12
・・・キャビティ型、13・・・コア型。 出願人代理人 猪 股 清(15)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、凹状摺動面を再する分子量100万以上のポリエチ
レンの成形体からなり、該摺動面にほぼ平行に炭素繊維
布が埋め込まれていることを特徴とする関節摺動部材。 2、炭素雀維布が摺動面の直下に配置される上記第1項
の関節摺動部材。 3、複数の炭素繊維布が、その繊維方向が交叉するよう
に積層され、ポリエチレン中に埋め込まれている上記第
1項または第2項の関節摺動部、 材。 4、炭素繊維布に延伸力が付与されている上記第1項な
いし第3項のいずれかの関節摺動部材。 5、摺動面が半球座面乞な丁上記第1項ないし第4項の
いずれかの関節摺動部材。 6、少くとも2つの部分に分けた分子z1oo万以上の
ポリエチレン粉末の間に炭素繊維布を挾みコア型とキャ
ビティ型との間で加熱圧縮成形することを特徴とする関
節摺動部材の製造方法。 7、前記ポリエチレン粉末の2つの部分の間に炭素繊維
布を挾みコア型とキャビティ型との間で加熱圧縮成形し
て予備成形体を得、更に前記ポリエチレン粉末の2つの
追加部分の間に予備成形体を挾みコア型とキャビティ型
との間で加熱圧縮成形して最終成形体を得る上記第6項
の方法。 8、最終成形体ケ得るための加熱圧縮成形において、キ
ャピテイ型の温度火コア型の温度より高くする上記第6
項または第7項の方法。 9、炭素繊維布を予め、湿式酸化処理してから成形に用
いる上記第6項ないし第8項のいずれかの方法。 10、炭素繊維布が、最初にポリエチレン粉末間に挾み
込まれる時点で平らである上記第6項ないし第9項のい
ずれかの方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57000681A JPS58118749A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 関節摺動部材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57000681A JPS58118749A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 関節摺動部材およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58118749A true JPS58118749A (ja) | 1983-07-14 |
JPS618698B2 JPS618698B2 (ja) | 1986-03-17 |
Family
ID=11480494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57000681A Granted JPS58118749A (ja) | 1982-01-06 | 1982-01-06 | 関節摺動部材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58118749A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59174161A (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-02 | 呉羽化学工業株式会社 | 生体適合性プラスチツクス複合材 |
US4747990A (en) * | 1985-03-12 | 1988-05-31 | Cie Oris Industrie S.A. | Process of making a high molecular weight polyolefin part |
EP0529264A2 (en) * | 1991-07-12 | 1993-03-03 | Dentsply International, Inc. | Self-lubricating abrasion resistant material and products for use in dentistry |
WO2022158487A1 (ja) * | 2021-01-21 | 2022-07-28 | 藤森工業株式会社 | 積層フィルムおよび包装袋 |
-
1982
- 1982-01-06 JP JP57000681A patent/JPS58118749A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59174161A (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-02 | 呉羽化学工業株式会社 | 生体適合性プラスチツクス複合材 |
JPH0318901B2 (ja) * | 1983-03-23 | 1991-03-13 | Kureha Chemical Ind Co Ltd | |
US4747990A (en) * | 1985-03-12 | 1988-05-31 | Cie Oris Industrie S.A. | Process of making a high molecular weight polyolefin part |
EP0529264A2 (en) * | 1991-07-12 | 1993-03-03 | Dentsply International, Inc. | Self-lubricating abrasion resistant material and products for use in dentistry |
WO2022158487A1 (ja) * | 2021-01-21 | 2022-07-28 | 藤森工業株式会社 | 積層フィルムおよび包装袋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS618698B2 (ja) | 1986-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5064439A (en) | Orthopedic device of biocompatible polymer with oriented fiber reinforcement | |
US6075180A (en) | Carvable PTFE implant material | |
US5192330A (en) | Orthopedic device of biocompatible polymer with oriented fiber reinforcement | |
JP3243679B2 (ja) | インプラント材料 | |
US9615919B2 (en) | Implantable valve prosthesis and method for manufacturing such a valve | |
US4454612A (en) | Prosthesis formation having solid and porous polymeric components | |
US5507814A (en) | Orthopedic implant with self-reinforced mantle | |
US4280233A (en) | Bone connective prosthesis comprising a reinforcement element carrying a polymer layer having a varying modulus of elasticity | |
US4055862A (en) | Human body implant of graphitic carbon fiber reinforced ultra-high molecular weight polyethylene | |
US5609638A (en) | Reinforced polyethylene for articular surfaces | |
JP5908961B2 (ja) | 複合材料およびそれを含むインプラント | |
WO1998012994A1 (en) | Orthopedic device | |
US20110282451A1 (en) | Medical component | |
US4195368A (en) | Surgical repair pad for disease-damaged joints and method of implanting the same | |
US4356571A (en) | Prosthetic device | |
WO1985004323A1 (en) | Orthopedic device and method of making the same | |
US20090143864A1 (en) | Process for manufacturing a prosthetic joint | |
CA1135005A (en) | Bone connective prosthesis comprising a reinforcement element carrying a polymer layer having a varying modulus of elasticity | |
JPS58118749A (ja) | 関節摺動部材およびその製造方法 | |
US10376611B2 (en) | Multilayered bone graft and method of making same | |
US20140005784A1 (en) | Textured prosthesis with reduced capsular contracture response | |
JPH06339521A (ja) | インプラント材料 | |
WO2022209633A1 (ja) | 人工血管 | |
ABDULAZEEZ et al. | A REVIEW OF: THE ROLE OF POLYMER COMPOSITES IN THE FABRICATION OF ARTIFICIAL HUMAN ARMS. | |
JPS58192544A (ja) | 関節摺動部材およびその製造方法 |